ボルボは北欧はスウェーデンの自動車メーカーですが、決してマイナーなメーカーではなく世界的にも評判の高い車を作っています。

日本にも輸入車として入ってきているのですが、輸入車は故障しやすいといわれている中でボルボはどうなのでしょうか。

今回はボルボの故障率についてご説明しましょう。

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ボルボの故障率

ボルボ XC90

ボルボグループはスウェーデンで1927年に創業した古い会社で、乗用車の設計生産の他に大型トラックや船舶の分野でも高い評判を得ている複合企業です。

しかし経営危機が続いたことでボルボの乗用車部門は別会社として切り離されており、ボルボカーズという社名で他のメーカーの傘下として経営を行っています。

今回の記事ではこのボルボカーズ(以下ボルボ)の乗用車のみを対象とします。

ボルボは2000年ごろにはアメリカのフォードやフランスのルノー傘下にいましたが、現在は中国の自動車メーカーである吉利(ジーリー)の傘下となっています。

中国メーカーというとあまり良い印象が無い人が多いと思いますが、ボルボの車の設計自体はスウェーデンで行われていますし、車の生産拠点も基本はスウェーデンです。

中国資本が入ったあとでも車の評価は落ちるどころか年々上昇を続けており、日本の輸入車販売台数は毎年の販売台数は15,000台前後と決して多くないものの、年々増加していることからもそれは確実です。

そんなボルボの故障率がどの程度なのか、実際のデータで見てみましょう。

ボルボの故障率は想像以上?

故障率のデータというのは各自動車メーカーが収集して開発に活用していますが、そのデータはメーカーの最重要機密であり消して公開はされません。

そのため一般では車の故障率が具体的に数字で見れないのですが、実はメーカー以外にも車の故障率を調査している会社がありこちらが参考にできます。

米国のJ.D.パワー社はさまざまな事柄を独自に調査する調査会社で、そのうちのひとつに車の耐久信頼性調査という故障率調査があります。

この調査では各国ごとに実際の自動車ユーザーに車の故障やトラブルの件数を聞き取り調査して、故障が少ないメーカーからランキングとなっています。

調査対象は新車購入から3年~5年が経過した車なので、ある程度故障が発生し始める時期と言えるでしょう。

日本車市場でも毎年調査が行われているのですが、ボルボは日本市場では台数が少なくてここ1、2年は調査対象外となってしまっていますが、2015年の調査にはボルボも含まれていますのでこちらを参考にしましょう。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 レクサス 54
2 ダイハツ 66
3 ホンダ 69
3 三菱 69
3 トヨタ 69
業界平均 72
6 スバル 73
7 マツダ 74
8 日産 75
9 スズキ 77
10 BMW 85
11 メルセデス・
ベンツ
93
15 ボルボ 143

参考:2015年 日本自動車耐久品質調査(VDS) J.D. Power

この年のランキングは全15メーカーだったのですが、ボルボはなんとその中で最下位となっており、日本市場の主要なメーカーの中では故障が多いメーカーということになりました。

ランキング上位はすべて日本メーカーで占められておりトップのレクサスのスコアは54でしたが、ボルボはそのほぼ3倍の143と大きく離されています。

また輸入車の代表格であるメルセデス・ベンツやBMWも国産車よりランキングは下なのですが、スコア的にはボルボよりもかなり改善しており、ボルボは輸入車の中でも故障率が多いということです。

ボルボって頑丈じゃないの?

さてボルボと聞いて多くの人がイメージするのは「安全な車」ということではないでしょうか。

確かにボルボは世界一安全な車という評価があり、それは設計上も性能的にも事実なのですが、安全な車というのは頑丈で故障しにくいのではないのかとお思いでしょう。

しかし車の頑丈さや安全性と、車の故障のしやすさというのは直接的な関係はないのです。

安全な車というのは簡単に言えば衝突しない車、もしくは衝突しても乗員に被害が及ばない車です。

ボルボはその点では世界的にもトップクラスの安全性を持っているのは確かであり、いまではどの車にも搭載されているエアバッグを最初に搭載したのもボルボです。

しかし故障しにくい車というのは車を運転する上でトラブルが少ない車のことであり、いくら車の構造が頑丈でも、その中に搭載されている部品が故障するのであれば、その車は故障率の高い車となります。

つまりボルボは安全性に関する性能は高いものの、そこに使われている部品に関しては故障の可能性が多い車なのです。

なおボルボが中国資本になってトラブルが増えたという人もいますが、提携以前の同様の調査でもボルボのランキングは低かったので、あまり関係なそうです。

そもそもボルボの設計はいまでもスウェーデンの本社で行われている訳ですし、故障以外は車のクオリティは上がっているのですから。

中古のボルボの故障しやすさ

ボルボ メンテナンス

先程の調査で新車から3年~5年ぐらいでもボルボの故障率は高いということでしたので、中古車でも故障の発生律は高いといえます。

国産車では年式10年経過か走行距離100,000kmが寿命のひとつの目安といわれていますが、ボルボの場合はもっと早い時期に故障が起こる可能性があり、一年10,000km走行と考えても、走行距離30,000km以降の中古車でも故障は発生します。

中古のボルボは割と価格が低く輸入車にしてはお買い得に見えるのですが、それは故障率の高さと背中合わせであり、トラブルの多い車なので価格が下がっているのです。

中古車価格の下落率を表すリセールバリューでも、国産車は3年で60%ぐらいの価格になるのに対し、ボルボは40%代と大きな差があり、これからもトラブルの発生が多いことがわかります。

中古でボルボを購入しようと考える際には、購入後にはトラブルが起こることをあらかじめ覚悟して維持費を考えておかなければ、買ったあとで修理費が高くて手放した、などということになりますので注意しましょう。

なお故障は多くてもボルボの車の頑丈さ自体は本物であり、世界でもっとも走行距離の多い車というのも実はボルボだったりします。

その走行距離たるや4,500,000kmというから驚きで、そこまで車の寿命が保つというのは車の主要部位には故障が少ないということの証明です。

ボルボの故障の発生はもっと細かい部品に多いのです。

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ボルボオーナーの評判

ボルボの故障の多さについては実際に乗っているオーナーさんが一番わかっていらっしゃるでしょう。

今回はTwitterからそういった意見を集めてみました。

日本の環境は過酷

ボルボが高速道路で停止しているという情報はよく見ますが、確かにボルボの本国であるスウェーデンと比べると日本の環境は車にとって過酷です。

スウェーデンはいくら夏といっても平均気温は15℃ぐらいで、しかもかなり乾燥している気候です。

それに比べて日本は高温多湿で、夏には40℃近くいくこともあり、湿度もかなり高いです。

車の部品は高温多湿な環境には弱く輸入車が壊れやすい理由のひとつでもあるのですが、世界でもっとも北の自動車メーカーの車が日本に適応していないのもうなずける話です。

新車で買っても故障は起こる

この方のお兄さんがボルボV40を新車で購入されたところ、わずか3年で故障の多さから手放されてしまったようです。

国産車では3年ぐらいではそう大きいトラブルも起こらないのですが、この辺りがボルボの信頼性の低さといえるでしょう。

しかしその後もおなじV40のディーゼルに乗り換えられているあたり、ボルボには素晴らしい魅力があるのも確かなのです。

中古のボルボは覚悟が必要

この方は10年落ちのボルボを購入されたようですが、故障はかなり多くて修理が大変だったようです。

エンジンや車体の大きな部分の故障ではないですが、内装や電気系統などいろいろな部分にトラブルが起こるものですね。

最近のボルボはデザインも垢抜けてきて非常にかっこよくなっており中古でほしくなるのもわかりますが、それなりに故障を覚悟して買わなければなりません。

ボルボの故障事例

ボルボの故障事例は非常に多岐にわたりますが、以外にもエンジン本体やトランスミッション本体が動かなくなったり、車体など主要部分のトラブルは少なかったりします。

しかしそれ以上に細かいトラブルがとにかく多いのがボルボです。

そんなボルボの故障事例をいくつかご紹介しましょう。

キーシリンダーの故障

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ボルボで以外に故障しやすい箇所にエンジンをかける時に使う鍵の部分があり、キーシリンダー自体が故障して動かなくなることがあります。

キーシリンダーは要は鍵穴なので機械的な故障ですが、内部が磨耗することなどにより動かなくなることがあります。

最近のボルボはプッシュスタート式になったのでキーシリンダーはなくなってきましたが、少し前のボルボでは多かったトラブルです。

修理はキーシリンダーの交換で済むとはいえその取り外しには結構な手間が必要で、整備費は高いようです。

そもそも簡単にはずせるようでは防犯にならないのですから当然ではありますが。

費用は100,000円程度と割と高額で、期間もそれなりにかかります。

国産車ではあまり見かけないトラブルですが、ボルボでは注意すべき箇所です。

ラジエーターなどからの冷却水漏れ

ボルボの走行距離が増えてくると多くなるのが冷却水漏れで、多くはラジエーターのコアの一部から漏れが起こります。

ラジエーターには常時エンジンからの冷却水が流れており、圧力もかかりますしそれなりに高温になります。

経年劣化によってコアの接続部や溶接部が劣化することによって冷却水漏れが起こり、最初はわずかな漏れであっても次第に漏れの箇所が増えてしまい、最終的には冷却水をいくら補給してもすぐになくなってしまうほどのトラブルになります。

そして冷却水が少なくなるということはエンジンの冷却ができなくなるということで、エンジンのオーバーヒートが起こってしまいます。

冷却水漏れは定期点検などの際に見つかるのですが、修理費が200,000円以上と高額なため軽微なら放置してしまう人も少なくありません。

しかしそのままにしていると思わぬところでエンジンのオーバーヒートに至ってしまい、とくに温度が高くなる高速道路では顕著です。

こういったことが、ボルボが高速道路で立ち往生している原因です。

電気系統の故障

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ボルボのトラブルには電気系統も多く、センサーであったりスイッチであったり、ひどい場合はコンピューター自体の故障だったりと非常にさまざまな部分に起こります。

近年はボルボは電子制御化がとくに進んでおり、衝突安全性のシステムや自動運転システムなど複雑で精密な電子部品が増えていることも故障を増やしています。

日本の高温多湿の環境では電子部品のトラブルは増える傾向にあり、電子部品のショートや断線、錆びなどにより機能が失われます。

大きな部品ではオルタネータなどのエンジン補機類、ABSユニットなどがあり、修理費用は200,000円以上です。

細かい部品ではエンジンのO2センサーや各種センサー類、温度センサーなども壊れやすい部品です。

走行距離が少なくてもこれらのトラブルは発生することがあり、とにかく頻繁な点検とメンテナンスが必要です。

また年式の古いボルボではエアバッグのユニットが故障することなどもあり、ボルボの売りである安全性能に関わる箇所の電子部品にも故障は発生します。

安全性能に関わる点であるといっても部品自体の信頼性は他の部品と変わりませんので、故障の可能性は相変わらず高いのです。

ボルボの安全性能を100%維持するためにはメンテナンスは不可欠です。

ボルボは買っても大丈夫か?

ボルボは故障の観点からいうと避けるべき車であり、決して国産車とおなじような感覚で乗れる車ではありません。

国産車より頻繁な点検が必要ですし、維持費もかなり高額だからです。

しかしボルボは安全性能では世界一の性能は間違いなくあり、またデザインは独特でエレガント、とくに内装は北欧デザインを纏っていて素晴らしいものがあります。

ボルボの魅力を十分に享受するためにはメンテナンスがもっとも重要です。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。