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ロードスターにロータリーが搭載されない理由!載せ替えは費用をかければ可能?!

マツダ自動車には伝統的に2つのタイのプスポーツカーがあり、ライトウェイトスポーツのロードスターと、ロータリーエンジン専用車のRX-7およびRX-8があります。

ロータリーエンジンはマツダのスポーツカーを代表するエンジンなのですが、これまでロードスターには搭載されていません。

今回はなぜロードスターにロータリーエンジンが搭載されなかったか、その理由をご説明しましょう。

ロードスターにロータリーが搭載されない理由

マツダ ロードスター

ロータリーエンジンは世界の自動車メーカーのなかでもマツダだけが実用化に成功したエンジンで、普通のレシプロエンジンよりパワフルでスポーツカー向けのエンジンです。

しかも小型で軽量、高出力と性能面ではかなりのものがあり、量産車としてはコスモスポーツやRX-7といったスポーツクーペの車に搭載されてきました。

その反面排気ガス規制に対応が難しく、また燃費もレシプロエンジンより悪かったことで現在は生産されておらず、最後のロータリーエンジン搭載車は2012年に生産終了となったRX-8でした。

1967年に生産開始されてから45年の歴史をもつエンジンでしたが、その間マツダのもうひとつのスポーツカーであるロードスターには搭載されてきませんでした。

ロードスターはRX-7よりも軽量で小型の2シータースポーツカーで、1t弱しかない軽い車には1.5L~2.0Lクラスのレシプロエンジンが組み合わされ、非常に軽快な走行性能が売りです。

しかしマツダの代名詞でもあるロータリーエンジンがロードスターに搭載されてこなかったのには、次のような3つの理由が考えられます。

スペック過多

まず第一にマツダがこれまで持っていたロータリーエンジンは非常にパワフルなエンジンなのですが、スペック的にロードスターのようなライトウェイトスポーツカーには少々オーバーすぎるものがあり、ロードスターという車種に合わなかったことが考えられます。

マツダの2ローターのロータリーエンジンは排気量的には1.3L程度なのですが、ロータリーエンジンは同排気量の4ストロークエンジンに比べて1.5倍~2.0倍の出力を出せるエンジンで、馬力的には250馬力~280馬力を発生させるハイパワーユニットでした。クラス的にはマツダのフラッグシップ級のスペックです。

それに対してロードスターはこれまで150馬力~170馬力クラスの直列4気筒エンジンが搭載されており、スペック的にはミドルクラスの性能の車です。

RX-7などより最高出力という点では低いのですが、ロードスターという車はRX-7より軽量で軽快なスポーツ走行を目指す車がコンセプトですので、ロータリーエンジンのスペックはロードスターにはオーバースペックすぎるのです。

もしロードスターのような軽量スポーツカーに大パワーのエンジンをそのまま乗せると、加速や最高速度という点ではスペックが高い車には仕上がりますが、ロードスターには過剰すぎてパワーに振り回されてしまうでしょう。

ロードスターという軽量で軽快な車にはそれにふさわしいスペックがあり、ロータリーエンジンはあまりにパワフルすぎるエンジンです。

エンジンが高コスト

ロードスターの魅力はもうひとつあり、スポーツカーでありながら価格面では比較的低価格で購入しやすい車であるということです。

この魅力があるのでロードスターは日本だけではなく世界でも人気があり、RX-7やRX-8とは価格帯がずいぶん違うのです。

ロータリーエンジンは軽量コンパクトで部品点数も少ないエンジンなのですが、マツダではRX-7やRX-8以外の車はすべてレシプロエンジンであり、台数的にはレシプロエンジン車が圧倒的に多いです。

そのためロータリーエンジン自体のエンジン価格は量産効果の面でレシプロエンジンより高額となっており、車両価格を押し上げる要因にもなります。

ロータリーエンジンにはプレミアム性があるのでフラッグシップモデルなら価格でカバーできるのですが、ロードスターの価格帯ではコストがカバーできません。

ロードスターにはこれまでもマツダの他車種と共用のレシプロエンジンが搭載されることで価格を抑えることも考えられていますので、ロータリーエンジンにはないコストメリットがあるのです。

排気ガス規制対応

現在マツダのラインナップにはロータリーエンジン搭載車がありませんが、それは性能面での問題ではなく主に排気ガス規制への対応が難しくなったのが理由です。

そのため現行のロードスターにロータリーエンジンを搭載しようとしてもなかなか難しい面もあり、対応に高コストがかかるのでそもそも現在の車には搭載が難しいのです。

ロータリーエンジンはその構造から燃焼室形状が複雑で、その中で燃焼されるガソリンを完全に燃焼させるのが難しいのです。

特に燃焼室の端のほうには燃焼が伝播しにくく、不完全燃焼による有害物質の発生が増えてしまいます。

スパークプラグを増やしたり燃焼室形状を改善したりさまざまな改良が加えられても年々厳しくなる排気ガス規制には対応が難しくなっていきました。

有害物質を浄化する触媒を増やせば対応もできるでしょうが、触媒は貴金属を大量に使うためコストがどんどん高まっていって現実的ではありません。

こういった理由でRX-8などの上級車種にも採用が難しくなったロータリーエンジンですので、量産車としてロードスターに採用するのは無理があるのです。

ロードスターにロータリーエンジンを換装できるか

マツダの量産車種としてロードスターにロータリーエンジンを搭載するのは難しいのですが、それでもロータリーエンジンの高出力でコンパクトなエンジンというのは魅力もあり、一部の自動車工場ではロードスターにロータリーエンジンを載せ替えるカスタムが行われています。

ロードスターにもともと搭載されていたレシプロエンジンは容積的にはロータリーエンジンより大きく、ロータリーエンジンを載せ代えることはエンジンルームのスペース的には難しいことではありません。

普通の車で大型エンジンへの換装は車両改造も伴うものが多いのですが、ロードスターへロータリーエンジンを載せる場合は比較的難易度が低いと言えるでしょう。

しかしスペースがあるからといって載せ替えは決して簡単なことではなく、エンジンを固定するマウントをはじめとしてさまざまな部品を専用に作成しなければなりません。

またロードスターにロータリーエンジンを載せるためには当然ながらエンジンを用意しなければなりませんが、エンジン単体での販売はされていないので中古のRX-7やRX-8から取り外した中古エンジンを使うこととなります。

新品のエンジンなどありませんので、メンテナンスが重要なロータリーエンジンの中古エンジンはそれなりの部品交換と修理やメンテナンスが必要となります。

またエンジンの補機やターボチャージャー、インタークーラー、冷却系などの搭載位置の変更、配管経路の変更や部品の追加など、さまざまな変更も加えなければならないのです。

もちろん個人で改造するのは容易なことではないのでエンジン載せ替えを専門としている自動車工場にお願いする必要があり、中にはロータリーエンジンの載せ替えを専門としている業者もあります。

専門業者であれば載せ替えのノウハウから、中古エンジンや必要な専用部品の在庫もあり、ベース車両と費用を用意すればロードスターにロータリーエンジンを載せ替えた車を作成することは可能です。

ロードスターにロータリーエンジンの載せ替え費用

ロードスターへロータリーエンジンを載せ替えする費用はベース車両の状態や中古エンジンの状態でかなり上下しますが、専門業者ではそれなりにコストが提示されており、およそ1,500,000円〜2,000,000円がその費用です。

これにはベース車両のコストは入っていませんので、単純に改造費用だけで中古の状態のよいロードスターが買えるほど費用が必要です。

業者によっては部品持ち込みによってその費用を一部軽減することは可能なので、自分で載せ替え用のエンジンなどを準備すればもう少し費用は抑えられるでしょう。

費用は結構かかりますが、完成した暁には軽量ハイスペックの車が完成します。

また完成した中古車としてロータリーエンジンを搭載したロードスターも台数は少ないですが存在しており、そのほうが費用的には抑えられるでしょう。

車の状態はさまざまなので見極めは必要ですが、一番簡単に手にいれられる方法でしょう。