「LSを買おうと思ってるんだけど、ちょっと迷ってるんだよね」
「LSの長所と短所について、評価がどうなってるかくわしく知りたい!」
車を購入するとき、長所と短所をよく調べてから購入したいですよね。
購入後に致命的な欠点に気づくと、ショックはかなり大きいです。
レクサス LSにはどんな長所があって、どんな短所があるんでしょうか?
実際に試乗してきた経験から、LSの魅力と欠点について、写真つきで辛口評価・レビューします。
なお試乗はレクサスミーツで無料で行いました。レクサスミーツについては以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
レクサス体験型施設/レクサスミーツのレポート!試乗可能車種や予約方法、かかる時間まで解説!レクサスLSの魅力・長所
それではまず、魅力・長所の解説です。
外装は男性向けでかっこいい
LSの外装デザインは、良くいえばかっこいい、悪くいえば厳ついです。荒い網状になったフロントグリルや、アルファベットのZのような形をしたヘッドライトがとくに刺々しいですね。
高級車ブランドのフラッグシップモデルが可愛くても仕方ないので、個人的にはこれぐらい男らしいほうが良いと思います。まわりを寄せ付けないビシッとした雰囲気がただよってますね。
ボディーカラーは13色から選択可能で、写真に写っているのはマンガンラスター。13色のなかには赤系や青系のカラーもふくまれていますが、明るい色よりもこっちのほうがLSのイメージに合っていると思います。
王様がすわる席のような後部座席
LSの後部座席はめちゃくちゃ広いです。運転席の位置を身長177cmの私にちょうどいい位置にした状態でも、ヒザが前のシートにぶつからないどころか、脚を組めるぐらいの余裕があります。
まんなかにアームレストがついていますが、じつはこのように窓側にもアームレストがついているんです。ふつうの車ではなかなか無いですよね。
まんなかのアームレストには、オーディオ操作やエアコンの設定変更ができるパネルがついています。
すわり心地もとても良く、王様がすわる席のような最高の後部座席です。私はふだん車に乗るときは運転席にばかりすわっているんですが、「好きな車の後部座席に乗っていいよ」といわれたら、LSの後部座席に乗りたいですね。
LSの乗車定員は5人なので、定員いっぱい乗る場合は後部座席に3人乗ることになります。まんなかのアームレストを収納すれば、大人3人でも快適にすわれるだけのスペースがありますよ。
車中泊したい場合は前部座席をたおして大人2人寝て、後部座席に大人1人寝るのが限界です。
子育てに使う場合は、子ども3人すわっても後部座席のスペースは有り余るでしょう。
車体の大きさは運転してみれば気にならない
LSは車内空間が広いぶん、車体も大きめです。具体的には以下のサイズになっています。
- 全長5,235mm
- 全幅1,900mm
- 全高1,450mm(グレードによっては1,460mm)
全長がかなり長いですが、実際に運転してみると長さはそこまで気になりませんでした。ミニバンのような、大きめの車の運転に慣れていなかったら少し怖いかもしれませんね。
全幅も大きいものの、車内が広くて快適になっていることは感じますが、街中で走るのに車線をはみ出してしまうようなことはなかったです。
全高は運転しやすい程度に低く、運転中に気になることはありません。乗り降りもしやすいです。
走行中も車内は静かで快適、それでいて車に乗っている感じがちゃんとする
ここからは、LSの静粛性・走行性能について解説します。
心地よいモーター音とエンジン音
走行中は音がものすごく静かです。アクセルを踏むと、出だしはハイブリッドカー特有のモーター音がして、そのすぐあとに心地よいエンジン音がします。
エンジン音の音量が絶妙で、「うるささは感じないけど車に乗っている実感がわく」ぐらいの音量です。振動も同じく、心地よい程度にします。
遮音性が超優秀
ドアを開け閉めするとわかるんですが、遮音性が優秀で、ドアを閉めると外の雑音がほとんど聞こえません。このあたりがいかにも高級車! って感じですね。
加速は街中では活かしきれないほど速い
加速は、ノーマルモードだと少し遅いですが、スポーツ+モードにしたらめちゃくちゃ速いです。ちょっとアクセルを踏むと、あっという間に40km/hを超えます。
街中でこの走行性能を活かす機会はあまりなさそうですが、高速道路で試したら気持ちいいんじゃないかと思いますね。
ふつうのスポーツモードにすると、ノーマルモードよりは多少速くなりますが、スポーツ+モードほどの圧倒的な速さはありませんでした。
なお実際に試乗もしており感想は以下の記事でまとめているので、詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
レクサスLSの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!高級車であることが伝わってくる内装
つぎは、LSの内装について解説します。
ハンドルのさわり心地が最高
LSはハンドルのさわり心地が最高です。
本革部分・本木目部分ともに、つるつるしていながらも無骨さがありません。本革部分はどこかやわらかみを感じます。
実際に路上で回してみると、操作感も軽い。ほかの車種とはあきらかに違う、考えうるなかで最高のハンドルだと思います。
シートにマッサージ機能がついている
驚くことに、LSの運転席と助手席のシートにはマッサージ機能がついています。市販のマッサージチェアーのように強弱や揉む範囲が細かく選べて、使ってみたら非常に快適でした。
長時間の運転でも、これなら腰や背中が疲れにくいかもしれません。ほかの車にはない、LSならではの魅力・長所のひとつですね。
ドリンクホルダーのふたがそっと静かに開く
LSのセンターコンソール(運転席と助手席を隔てる部分)には、ドリンクホルダーがついています。
ドリンクホルダーのふたは開閉式になっているんですが、ガチャッと音を立てて開くのではなく、そっと静かに開く感じで上品です。
これも安い車にはない、高級車ならではの細かい魅力・長所のひとつですね。
なお内装については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。詳細まで知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。
【画像/写真】レクサスLSの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!G-Linkの7つのサービスが利用できる
LSを新車もしくは認定中古車で購入した場合は、G-Linkというサービスが利用できます。具体的には以下のサービスです。
- エージェント(音声対話サービス)
- G-Security
- レクサス緊急サポート24
- ヘルプネット
- リモートメンテナンスサービス
- マップオンデマンド
- ハイブリッドナビ
それぞれの内容について解説していきます。
エージェント(音声対話サービス)
エージェント(音声対話サービス)とは、音声認識スイッチを押してカーナビに向かって話すことで、希望に合った目的地候補を挙げてくれるシステムです。
たとえば「お腹がすいた」といえば、近場の飲食店を複数、目的地候補として挙げてくれます。
「駐車場がある」や「いま営業時間中」といった細かい条件にも対応でき、挙げられた候補のなかからえらんでカーナビに話すと、自動で目的地設定されます。
このようなキーワード検索以外にも、施設名検索や電話番号検索も可能です。
G-Security
G-Securityとは、ドアロックやハザードランプの消し忘れをメールで通知してくれたり、車上荒らしに遭った場合にメールや電話で知らせてくれる機能です(※事前にメールアドレス登録が必要)。
盗難に遭った車の位置追跡をして、エンジン停止を確認し次第、警備員を現場に派遣することもできます。
レクサス緊急サポート24
レクサス緊急サポート24とは、路上で車が動かなくなってしまった場合に、音声通話で本来の目的地への交通手段を提案したり、近隣ホテルの手配をしてくれるサービスです。
目的地への交通費や近隣ホテルへの宿泊費用は、一定の条件でレクサスが負担してくれます。
条件の内容についてはレクサス緊急サポート24利用規約に書いてありますが、交通費は50,000円まで、宿泊費は30,000円までが上限です。
参考 レクサス緊急サポート24利用規約レクサスオーナーズサイトロードサービスもついており、自走不能になった車両は最寄りのレクサス販売店までレッカー移動されます。
ヘルプネット
ヘルプネットとは、事故や急病といった緊急時に車内のスイッチを押すことで、ヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してくれるサービスです。
先ほど解説したレクサス緊急サポート24は車のトラブルに対するサービスで、ヘルプネットは身体のトラブルに対するサービスです。
スイッチを押さなくても、車のエアバッグが作動した場合は自動的にヘルプネットに接続されます。
リモートメンテナンスサービス
リモートメンテナンスサービスとは、定期点検の時期が近づいたときに連絡してくれるサービスです。
忙しくて点検の時期を忘れてしまっていても、通知してくれることでいつでもベストコンディションの車に乗れます。
マップオンデマンド
マップオンデマンドとは、エンジンをかけてボタンを押すだけで、カーナビの地図を最新の地図に更新してくれるサービスです。
つねに最新の地図でドライブすることで、目的地まで最短経路で到着できます。
ハイブリッドナビ
ハイブリッドナビとは、膨大な交通情報を持つG-Linkセンターから最適なルートを受信し、車内のカーナビに表示するシステムです。
たとえばふつうのカーナビは平均通過時間によってルート選択しますが、ハイブリッドナビは通過時間のばらつきを考慮して、ばらつきの少ないルートを選択します。
同じ区間でも進入方向や右左折の有無によって移動時間が変わってくるので、それも計算に入れて、もっとも時間効率の良いルートを選択してくれるんです。
圏外など、車の状況によって、車載器によるルート探索に切り替えることもあります。
7つのサービスについて紹介してきましたが、G-Linkは新車なら登録から3年間、認定中古車なら購入から2年間無料で利用可能です。
無料期間を過ぎると、年会費17,000円で加入できます。認定中古車以外の中古車で加入したい場合は、年会費と契約事務手数料8,000円を合わせた計25,000円で1年契約が可能です。
なお認定中古車については以下の記事で詳細を解説しているので、ご存知ない方はこちらもあわせてご参照ください。
実は違いが大きい?レクサスの認定中古車の5つのメリットと1つのデメリット!安全機能としてLexus Safety System +Aがついている
LSには安全機能として、Lexus Safety System +Aがついています。具体的には以下の機能です。
- プリクラッシュセーフティ(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)
- フロントクロストラフィックアラート
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能つき)
- レーントレーシングアシスト
- レーンチェンジアシスト
- ドライバー異常時停車支援システム
- 上下2段式アダプティブハイビームシステム
- ロードサインアシスト
- 先行車発進告知機能
それぞれの機能について解説します。
プリクラッシュセーフティ(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)
プリクラッシュセーフティとは、前方の車両や歩行者・自転車を検知して、衝突しそうになったときに自動的にブレーキが作動する機能です。
衝突前にブレーキを踏めた場合は、強力なブレーキアシストが作動します。
と、ここまではふつうのプリクラッシュセーフティと同じですが、LSの場合は「ブレーキだけでは回避できない」と判断され、かつ「操舵制御によって回避できる」と判断された場合、自動的に操舵制御をおこなって障害物を避ける機能もついています。
フロントクロストラフィックアラート
フロントクロストラフィックアラートとは、前方左右から接近する車両を検知すると、ヘッドアップディスプレイに表示して知らせてくれる機能です。
無視して進もうとすると、表示とブザー音でさらに警告されます。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能つき)
レーダークルーズコントロールとは、先行車を検知して、適切な車間距離をたもちながら一定の速度で追従する機能です。
LSのレーダークルーズコントロールは前方認識範囲が広く、とくに前方車両の割り込みにすぐれた認識性能を発揮します。
レーントレーシングアシスト
レーントレーシングアシストとは、レーダークルーズコントロールの作動中に車線維持に必要なステアリング操作を支援してくれる機能です。
車両に取り付けられたカメラで車線を認識して、自動的にレーンのまんなかを走行します。車線が消えていて認識できなくても、先行車に追従して走行可能です。
カーブ走行時はカーナビの地図データをもとにゆるやかに減速し、車線をはみ出さないようにステアリング操作を支援してくれます。
レーンチェンジアシスト
レーンチェンジアシストとは、車線変更を手伝ってくれる機能です。
高速道路や自動車専用道路を走行中にウィンカーを出すと、周囲の車を検知して、安全が確認された場合にステアリング操作を支援してくれます。
ドライバー異常時停車支援システム
ドライバー異常時停車支援システムとは、レーントレーシングアシスト作動中にドライバーからの操作がない状態が続いていると、身体に異変が起きたと判断して自動停車する機能です。
まずは警報ブザーが鳴り、それでも操作がなければハザードランプを点滅させ、ホーンを鳴らしながら自分の車線内に停車します。停車後はヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してくれます。
上下2段式アダプティブハイビームシステム
上下2段式アダプティブハイビームシステムとは、対向車のライトや先行車のテールランプを検知して、対向車や先行車に当たる部分だけをロービームにする機能です。相手の視界を妨げずに、自分の視界を確保できます。
LSは上段8個、下段16個のLEDの消灯・点灯を制御することで、他車よりも細かく明るさ調整が可能です。発進時には左右のLEDランプを点灯し、側方の歩行者の発見にも役立ちます。
ロードサインアシスト
ロードサインアシストとは、前方のカメラで認識した道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示してくれる機能です。
道路標識の見落としが防げるほか、速度超過や追い越し禁止道路での車線はみ出しといった、交通違反をしてしまった場合に告知してくれる機能もついています。
先行車発進告知機能
先行車発進告知機能とは、信号待ちなどで先行車が発進しても自車が発進しない場合、ヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイ、また警報ブザーで告知してくれる機能です。
ここまで9つの安全機能について解説しました。さすがフラッグシップモデルだけあって、保護が手厚いですね。
もしレクサスLSを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!レクサスLSの欠点・短所
つづいて、LSの欠点・短所についての解説です。
使いにくい2つの機能
LSには使いにくい機能が2つついています。それぞれについて解説します。
カーナビ操作スイッチが操作しにくい
1つ目はカーナビの操作スイッチです。LSのカーナビは画面に直接さわるのではなく、このタッチパネルをポンポン押してカーソルを動かします。
ほかのレクサス車(スイッチをスライドさせるタイプ)とくらべると、いくらか操作感はマシですが、それでも少し使いにくさを感じました。
画面にべたべたさわるよりは確かに高級感がありますけどね。利便性よりも雰囲気を優先してるということでしょうか。私的には欠点・短所のひとつだと思います。
シフトレバーが操作しにくい
2つ目はシフトレバー。ハンドルと同じく本革が使われており、見た目が上品でかっこいいので、高級感があります。
さわり心地もハンドル同様、レザー部分がつるつるしていてやわらかみがあり、最高です。
しかし、操作感がイマイチ。大きさは手のひらでにぎり込める大きさなんですが、操作はガコガコと動かすのではなく、プリウスのようにちょこちょこっと動かすタイプ(Dの位置にレバーを動かしても戻ってくる)です。
ガコガコ動かすタイプであれば見た目・さわり心地・操作感ともに最高だったのに、残念ですね。ここは欠点・短所のひとつとして挙げます。
なお実際に試乗もしており感想は以下の記事でまとめているので、詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
レクサスLSの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!メーターがアナログ表示ではあるものの残念
LSのメーターは液晶画面になっていて、針でスピードを表すアナログメーターを表示しています。
スピードがアナログ表示されること自体はかっこいいと思いますが、そのまんなかにでかでかとデジタル表示されているのは、あまりかっこいいとは思えません。
アナログメーターならアナログ表示だけのほうがいいと思います。
なお内装については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。詳細まで知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。
【画像/写真】レクサスLSの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!燃費があまりよくない
LSは、燃費があまりよくないです。私が試乗したハイブリッドモデルの燃費はメーカー発表で15.6km/lで、1時間程度の試乗をしたときの実燃費は8.8km/lでした。
それほど悪い数値ではないですが、ハイブリッドカーであればもっと燃費の良い車種はたくさんあります。燃費重視で車を購入するなら、LSは選ばないほうがいいです。
車の質を考えれば妥当だけど手を出しにくい価格
LSは価格が高いです。下の表に各グレードの価格をまとめたので、見てください。
グレード | 価格 |
LS500h “EXECUTIVE” | 16,405,000円 |
LS500h “version L” | 14,605,000円 |
LS500h “F SPORT” | 13,105,000円 |
LS500h “I package” | 11,805,000円 |
LS500h | 11,214,000円 |
LS500h “EXECUTIVE”(AWD) | 16,805,000円 |
LS500h “version L”(AWD) | 15,005,000円 |
LS500h “F SPORT”(AWD) | 13,505,000円 |
LS500h “I package”(AWD) | 12,205,000円 |
LS500h(AWD) | 11,614,000円 |
LS500 “EXECUTIVE” | 15,005,000円 |
LS500 “version L” | 13,205,000円 |
LS500 “F SPORT” | 12,005,000円 |
LS500 “I package” | 10,425,000円 |
LS500 | 9,814,000円 |
LS500 “EXECUTIVE”(AWD) | 15,405,000円 |
LS500 “version L”(AWD) | 13,605,000円 |
LS500 “F SPORT”(AWD) | 12,105,000円 |
LS500 ”I package”(AWD) | 10,825,000円 |
LS500(AWD) | 10,214,000円 |
ぜんぶで20グレード用意されていて、私が試乗したのはLS500h “version L”です。
14,605,000円という価格で、車内空間の広さや高級感のある内装・走行性能・機能性・アフターサービスなんかを考えると、この金額は妥当だと思います。
ただ、現実に購入するとなると、さすがに簡単に手を出せるものではありません。一流の車はやはり取る金額も一流ですね。
中古車市場でも、どんなに安くても10,000,000円~12,000,000円程度で出回っています。どうせそんな金額をはらうなら新車を買ったほうが良さそうな気がしますね。
車1台に出せる金額ではない価格設定も、LSの欠点・短所のひとつです。
なおレクサスの中古車については、以下の記事でも詳しく解説しています。興味のある方はこちらもご参照ください。
なぜこんなに安い?!レクサスの中古が安い6つの理由総評:お金に糸目を付けないなら最高の車
LSの長所・短所を見てきた総評をズバリいえば、「お金に糸目を付けないなら最高の車」。
パワーボム(著者)
走行性能からハンドルのさわり心地といった細かいところまで、乗り心地は「最高」のひと言でした。
燃費の悪さもお金に関わることなので、それもふくめてお金に糸目を付けないなら、間違いなく購入後に満足できる車でしょう。
ただ、シフトレバーの操作感やカーナビ操作スイッチは、好き嫌いが分かれるところです。致命的な欠点というよりは、慣れが必要なクセの強い機能って感じですね。
結論として、LSをおすすめできるひととできないひとは、以下のようなひとです。
- お金に余裕がある
- 静かで快適なドライブがしたい
- 加速の速い車が欲しい
- 最新の安全機能を搭載した車に乗りたい
- 燃費の良さを最重要視する
- 高級感よりコストパフォーマンスの良さを求める
- タッチパネルでカーナビをリモート操作するのがめんどくさい
- レクサスのアフターサービスに興味がない
4つずつ条件を挙げましたが、おすすめできるひとの条件4つすべてに当てはまり、なおかつおすすめできないひとの条件に1つも当てはまらない場合に購入しましょう。
とくにおすすめできない条件に1つでも当てはまっていると、購入後に後悔することになってしまうので注意してください。
ここまで書いてきましたが、LSに慣れてしまうともう他の車には乗る気がしなくなるかもしれません。
ある意味欠点・短所のひとつですね。この記事を読んだことで、LSを購入するかどうかの判断材料のひとつになれることを願っています。
ほかのレクサスについては以下の記事で辛口レビューを書いているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスGSの辛口レビュー/評価!欠点・短所と魅力・長所をすべて暴露!レクサスLXの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!