レクサスLSは日本の高級車ブランド、レクサスのフラッグシップセダンです。
トヨタ御用達の大排気量ハイブリッドや走行性能と環境性能を両立させるダウンサイジングターボエンジンなど、日本の高級車らしいパワートレインが魅力的です。
セダンボディながらも圧倒的な居住性を誇る後部座席や高級感のあるインテリアはショーファードリブンとしても十分な素質があり、運転手を抱える人にとっても最適な車でしょう。
現行モデルではさらに流麗になったボディラインや特徴的な6ライトウィンドウなど、高級車らしい風格を表しています。
大幅なダウンサイジングで環境性能を重視して登場したレクサスLSですが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここではレクサスLSの良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。
レクサスLSの2ch(5ch)での良い評価
参考:lexus.jp
レクサスのフラッグシップモデルとして注目されやすいレクサスLS。掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。
外観
実物はど迫力でありながら単純にかっこいい、そう思わせる存在感満点の車でした。
そして全体の迫力は欧州高級車にはまったく存在しない世界感でデザインでは欧州をほぼ抜き去ったといってもいいと思った。
レクサスLSはいまや代名詞となったスピンドルグリルがフロントマスクの中央に鎮座し、左右に躍動的にラインを描くヘッドライトユニットが特徴的です。
ボディも全長5mを超えるボディに6ライトウィンドウなど高級セダンらしい最新のテイストを取り入れた、高級車らしいスタイルをしています。
ボディサイズもセダンの中では最大級で迫力や存在感があり、高級車といえばアウディやBMW等といったラインナップが思い浮かびますが、それらのどれにもないデザインテイストは国産高級車のデザイン力の高さを演出しています。
LSのフロントフェンダー下部後端からリアへむかいリアエンブレムまでつきぬく
シャープな直線ライン(ランボデザインをひしひし感じる)、
対抗するノーズからリア方向は写真や映像では把握できない美麗でのびやかな曲面・・・
フロントフェンダーのデザインはトヨタで過去最高の出来だと思った。
フラッシュサーフェスもガラスの厚みは変更せずサッシュ部分を新開発で達成して素晴らしい。
ドア開閉ノブのデザインもかっこいいデザインになっていて神経が注がれている。
特徴的なのはフロントマスクばかりではなく、ボディデザインにも現れています。
フロントフェンダーからはテールランプまで一気に伸びるボディラインは勢いと高級感を感じさせ、ドアガラスのサッシは新技術で段差を見せないツルッとした一体感のあるひとかたまりのデザインです。
グリルからのボンネットラインやドアハンドルも作り込まれており、すきのないデザインをしています。
個人的には今回のLSの顔はとてもカッコイイ・洗練されていると思う。
レクサスのフラッグシップとして堂々としたデザインのLS。
現行モデルではスピンドルグリルやボディデザインも従来のものをより洗練する形で登場しています。ひと目で凄みとかっこよさを感じる優れたボディです。
エクステリアデザインは、フロントは精悍さが増したのに、リアビューが貧弱。マークXかと見間違うレベルなので、おそらくマイチェンでリアデザインは大きく変更されると思われます。
内装
参考:lexus.jp
LS500 グラファイトブラック
内装はブラックです
バージョンLは比較してもらえば分かりますが
シートのキルティング仕上げステッチは良いですよ
あとハンドルの皮&ウッドの組合せは絶品です
勿論シートはマッサージ機能付き
レクサスLSの内装は、横のラインを基調とした緩やかな広がりと包まれ感を感じさせるダッシュパネルです。
柔らかな印象のソフトパッドや大胆な柄の本杢をつかったパネル、そしてユーザーの好みに合わせていくつもの種類を用意しており、自分だけの空間を作り上げることができます。
そんな中でも人気が高いのはブラックです。一般的な乗用車に多いインテリアカラーですが、素材の質感やステッチなどの仕上げの良さ、本物の素材を感じられるインテリアは上質そのものです。
LS500の内装は、すごく落ち着いてていいと思う。
最近の欧州車みたいに安っぽい、ネオンサインみたいな照明もないし、いい雰囲気を醸し出してる
横基調のインテリアはどこかクラシカルな要素も感じさせ、最新のデザインテイストで迫力のある欧州車とは一味違う雰囲気です。
走行性能の高さを売りにしている欧州の高性能車と国産の高級車の違いが、ここに出ています。
BMW5は外装も内装もデザイン洗練されてて好きだったけど、
新LS乗った後だと一気に古臭く感じるようになった
インテリアの感じ方も人それぞれで好みはあると思いますが、同じクラスの欧州車と比較しても全く引けを取らないどころか、作りの良さを再確認できるほどよくできているという意見もあります。
BMWとは方向性が違うという部分もありますが、高級感がほしいのであればレクサスが良いでしょう。
走行性能
参考:lexus.jp
試乗時、一般道にて
LS500 モードはNormalもしくはコンフォートで充分だよ
sportsモード・sports+でアクセルベタ踏みのフル加速して
ある程度のスピードまでベタ踏み出来たら大したもんだよ
怖くてビビるから
本当は高速とかで100キロからのフル加速を試して欲しいけどね
レクサスLSには3.5LV型6気筒ツインターボエンジンと3.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2つのパワートレインがあります。
先代までは4.6LのV型8気筒エンジンを搭載していたモデルということもあって大幅なダウンサイジングに懸念を示す人もいますが、ターボの組み合わせでより過激な走りを見せます。
ツインターボエンジンで低回転から高回転までしっかりと加給がかかり、圧倒的なパフォーマンスを見せる現行エンジン。
スポーツモードでの加速は凄まじいようで、アクセルのベタ踏みでビビってしまうほどです。ですから普段からコンフォートモードで十分なようです。
私もV6ターボに試乗しました。
トルクも太いし加速もスムーズで良かったです。460からこちらに乗り換えようと思います。
先代モデルに乗っている人もこのように納得の走りで、現行モデルに乗り換えの決意が固まるほどの走りです。
安全性能
LS高速試乗したけど運転支援システム本当に賢くなったね
大型HUDも未来的でカッコ良い
こりゃ東京-大阪500kmぐらいの距離なら新幹線よりLSで行きたくなる
レクサスLSの予防安全装備には単眼カメラとミリ波レーダーで周囲をセンシングするレクサスセーフティシステム+が採用されています。
もちろん前後の踏み間違い防止やアダプティブクルーズコントロールなどの先進システムもしっかり採用されています。
現行モデルではより直感的に状況がわかるように大型のカラーヘッドアップディスプレイを搭載しており、直感的にわかるだけでなく未来的な印象でかっこよさもあります。
回避性能や操舵性の良さが重視される予防安全装備ですが、このように見た目重視というのもなかなか良いですね。
乗り心地
LS500が丁度いい
酔わないし、疲れないし、腰も楽ちん
レクサスLSはフラッグシップモデルだけに乗り心地も非常に優れています。柔らかいだけの乗り心地とは違い適度なしっかり感もあり、腰痛や疲労の軽減効果も高く乗り心地は抜群です。
LS500は静粛性高いよ、外の音がほぼ聞こえないので危険レベル
最近ES300hバージョンLしばらく、乗ってたけど
断然LS500のほうが静か。
乗り心地も、やっぱりLS500のほうがいい。
確かにESも乗り心地いいけど、
LS500(コンフォート時)のようなエアサス特有の優雅さがない。
ESをしばらく乗っていて、LSに乗ったらやっぱ全然違うなと実感した。
乗り心地だけでなく、静粛性においても高いレベルを保つレクサスLS。
外部からの音がほぼ遮音されているような感覚で逆に怖く感じるようです。トヨタの高級車の静粛性の高さは、むかしから非常に評判がよく聞かれます。
こちらの方はLSのエアサスの出来が非常に気に入っているようで、優雅に車体の振動や突き上げをいなしてくれ、同じレクサス車の中でも格の違いを感じられるようです。
いや。。。。普通にLS500いいぞ。
細部まで作りも、走りも、乗り心地も、次元が違う。
他の車いろいろ乗ってるけど、LS500に乗るとよくわかる。
やっぱ、乗り心地も、ゆったりしてるし
エンジンパワー、豊かなトルク、すごく楽に走れる。
レクサスは他メーカーのようなエンジンの官能性能や走破性の高さ、安全性への意識の高さなどはありません。
しかし車の作り込みやインテリアデザインや静粛性などの乗り心地、そして十分余裕のあるパワーや必要十分な安全性など、トータルバランスに優れる車です。
特出しているものはありませんが欠点もないのり味というのが、レクサスLSの高い次元でのバランスの良さを表していますね。
燃費
まあ、ベダルをぐっと踏めばLS500のツィンターボが半端じゃないってわかるけど、
それを感覚できるのは高速の料金所を抜けた時ぐらいだな。
でも高速は燃費12kmくらいいくだろ?
郊外で7~8km
市内で6いくかいかないか
レクサスLSのターボモデルは街乗りで6~8km/L、高速道路で12km/Lほどと大排気量らしく高速走行での燃費の伸びが優れています。
高級車ですからそれほど燃費を重視する人もいないと思いますが、4.0Lクラスの大型ボディの車として考えれば、十分すぎるほどの燃費性能です。
レクサスLSの2ch(5ch)での悪い評価
最新安全装備やパワートレイン、そしてフラッグシップらしく洗練されたレクサスLS。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。
外観
参考:lexus.jp
正直な感想を言うと、安全装備は充実したものの、LSならではのラグジュアリー性が薄れて、スポーティーな仕上がりになった印象を受けました。
VIPクラスが後席に乗る車としては、品が無くなった感じですね。
現行モデルはターボエンジンやランフラットタイヤなどスポーティな印象の強い車となりました。
そこにトヨタらしい尖ったフロントデザインも相まって先代までのラグジュアリー性は薄れてしまっています。
ショーファードリブンとして後席に乗る車にしてはちょっとヤンチャ臭くなっており、落ち着いた雰囲気がほしいという意見もあります。
Fスポーツのフロントデザインついてだけど・・・
スピンドルグリル内のあのメッシュ部分+縦平面、
顎部分からバンパー下面に突き抜ける黒いガーニッシュ・・・
どこをどうみればかっこよく感じるか、
レクサスの代表的なモチーフとなってきたスピンドルグリルですが、やはり一部では評判が悪いようです。
そのゴリ押しデザインもそうですが、すべてメッシュなのかと思えばレーダーのために平面部分を埋め込んであるなど、中途半端なところも気になるという意見があります。
安全性のためには仕方ありませんが、中途半端感は否めません。
なんか軽いんよね、悪い意味で重厚さに欠けるというか
実際の車重はかなり重いのだが苦笑
斜め後ろからISかなぁと思ったら新型LSだったこともあった
実際より小さく見えるのはデザインの妙でもあろうが、
フラッグシップモデルの場合にはもっと堂々たるオーラが欲しいとも思う
デザインがスポーティに洗練されたレクサスLSですが、現行モデルはLSらしい重厚さが足りないという意見があります。
後ろから見ると一見クラス下のISにも見えてしまうほどで、フラッグシップカーらしいオーラが感じられない部分が残念なところです。
先進的なデザインアプローチは流行りものということもあって、車の車格を落としてしまう一面もあります。
だからといって古いデザインが良いというわけではありませんが、重厚さと洗練のバランスを取るのはなかなか難しい部分ですね。
内装
LSの実車もみたけど内装はとてもSクラスのレベルには及ばないね。。
LSはセンターコンソールやステアリングのスイッチ部分がプラスチッキーで安っぽい。
Sクラスはこの辺メタルを上手く使ってLSより明らかに高級感がある。
重厚感と質感の高さでクラシカルな高級感をもつレクサスLSのインテリア。ただ見る人によってはそれでも安っぽい部分を見つけられるようです。
同じクラスのベンツのSクラスは、ステアリングやコンソールのツイッチ部分がメタル調でしっかりしているのに比べ、LSのスイッチ類はプラスチック丸出しで安っぽい印象があります。こういった部分にまで気を使えるかどうかが重要ですね。
内装の質感はどれだけ下がるんだろうな。ユーザーにわからないようにコストカットするのは仕方ないが、ユーザーにモロバレするようなコストカットは駄目だろ。自称とは言えプレミアムブランドなんだし。
その他にも先代に比べて内装の質感が低下しているという意見も上がっています。
先代までと違って独特な造形でレクサスらしさが感じられるLS内装。しかしながらドアトリムなどの樹脂部品の質の低下、そしてプレミアムサルーンながらもスポーティさに振ったインテリアが、質感の低下を感じさせるようです。
内装と言えば、先代LSのLーselectは上品かつ上質でとても良かったけど、なんでやめちゃったんだろう?
そして中でも特別上質な雰囲気を持っていたL-selectは現行モデルでは廃止になってしまっています。
正直なところ乗り心地や内装の質感以外でこれと言った魅力のないレクサスがインテリアの質感を落としてしまうと、他社との差別化ができなくなり魅力は半減してしまいます。
走行性能
LS試乗したけど、居住性は悪く無かったよ。
ミッション?キックダウンが遅い。
ブーストとの立ち上がりが遅くてトルクが出てこない。
追い抜き加速がきつい。
ツインターボエンジンで4.6Lエンジンにも負けない出力を持つ現行型エンジンですが、それなりに不満も出ています。
中でもよく出てくるのがターボラグです。低回転からトルクのでるツインターボですが、キックダウンの遅さと相まって追い越しなどの操作が思い通りにならないという意見が出ています。
ダウンサイジングターボエンジンはNAエンジンのようにスムーズな吹け上がりは期待できませんから、そういった点では我慢が強いられるエンジンです。
ただこれも大衆車なら問題ありませんが、高級車ブランドのフラッグシップモデルということを考慮するといささか疑問がでてきます。
500hは、何かとうるさい。
外もファンの音?ものすごくうるさい。
500は、うるさくないんだよね。
なんで、ハイブリッドのほうがうるさいだ!て感じ。
試乗せずに買った人は、かわいそうすぎる。
もう一つのハイブリッドシステムは不満の声が非常に多いです。こちらの方は走るたびに音がうるさいと感じています。
電子的な音からファンの音まで、静粛性を重要視するレクサスLSとしては有るまじき自体ですね。
その他にも車体のパワーが足りなくて加速性能がだめだったりと、ハイブリッドモデルは散々な言われようです。
安全性能
安全性までは疑いたくないが、みんなの想像の上を行くレベルの完成度の甘い新型だっただけに
セーフティシステムも甘かったのかと思いたくなる。
死亡者だしたのは救えないが、障害物検知が全くされず見事にガードレールや建物破壊とるのがヤバい。
しかも乗員の衝突安全性も保証されないとくれば、これはな。。。
レクサスLSは発売当初レクサスの最高峰の安全装置を搭載し、世界で一番安全な車を目指したという程の意気込みでした。
しかし残念ながらそれを使用する人の意識が低いとこのように死亡事故も起きてしまいます。
LSとしては最悪の宣伝となってしまいましたが、どれだけ優れたシステムも人の扱い方一つで全く無駄になってしまうということです。
乗り心地
参考:lexus.jp
スポーツにするにしても最低限の乗り心地と静粛性.乗り心地を守って欲しかっなぁ
正直新型LSはオーナーの期待する快適性を下回ってる
コンフォートモードでは従来以上の快適性スポーツモードでは従来以上のスポーツ性とかなら良かったと思うんだけど新型は全体的に乗り心地が硬すぎる
試乗せずに買った初期受注が終わると販売激減するんじゃない?
前LSオーナーがこの乗り味を好むとは思えない
レクサスLSはクーペのような流麗なスタイルで、スポーティな印象です。ただ本質はサルーンなのですから、実際に運転してスポーティな印象では肩透かしです。
現行モデルの乗り心地は思いの外路面の状況をひろって伝えてきますし、ターボエンジンはがさつな音が、ハイブリッドシステムはシステムノイズが多く静粛性もイマイチと言われています。
LSのイメージだけで注文する初期受注が終わってしまうと、実際に乗ってから注文する人はこののり味を好まず、販売が激減してしまうのではないかと憂慮してしまうほどです。
先代600h後期乗りだが500h試乗してきた
エンジンかかると音うるさい…
人乗せたときにさすが高級車は静かだねって言われたいので、これは買い替えの対象からは完全に外れた
乗ったのはたぶんマイナーチェンジ前のだと思うけどマイナーチェンジでだいぶ改善されてる?
先代モデルと比較している人もハイブリッドシステムのエンジン音がうるさいと嘆くほどです。
こちらの方のように、高級車といえば静粛性に優れているというのが日本人の一般的なイメージなのですから、ここを蔑ろにしてしまっては元も子もありません。
不思議なのは街中では凸凹を割と正直に拾うくせに、
歩道から車道に出る大きめな段差は、いかにもエアサスというふんわりとしたショックしか伝えてこないこと。
実験で特定の項目はクリアできるようにしてある感。
リアルな道でのテストが足りてない感。
なかでも不思議なのが路面の凹凸はコツコツと拾うことが多いのに、歩道から車道に出るなどといったシチュエーションではふんわりとしたショックになっているということです。
こちらの方が言うように乗り心地はある程度コンピューターなどでシミュレートしてあり、想定された路面では乗り心地が良く、それを外れると急に対応できてない印象です。マイナーチェンジなどで改善されることを望みます。
確かに新型LSになってワインディングや高速域での走行性能は格段に向上したのだろうけど
日本の市街地をまったり走る分には静かで柔らかい乗り心地の車が一番快適なんだよな・・
現行モデルは高速道路やワインディングなどのスポーツ走行という面ではしっかり進化しています。
しかし定速でゆったり走る場面が多い国内道路ではもうすこし柔らかめの乗り心地が好まれやすく、引き締まった足回りはあまり適した乗り心地とは言いにくいようです。
価格
いくらSクラスより安くても内装の疾患や走行性能も低かったら売れない。
レクサスの最高級セダンとして必要な性能や機能は何かを明確にして作り直さないと。
エモーショナル(笑)なクルマとか、いつまで迷走するつもりなんだよ。
レクサスLSはベンツのSクラスなどと比べれば多少は値段も抑えめで購入しやすいです。
とはいえ現行モデルのように内装の質感が低下してしまうと、もともと走行性能もそれほど高いわけではない車ですから、いくらブランド力で車を買うという人にとっても見放されてしまいます。
レクサスも自信のブランドを再認識し、新たな戦略を練る必要がありそうです。
壊れにくい車が欲しいならトヨタでいいじゃんw
なんでブランド力もデザインもパワートレインも平凡なレクサスなんかにカネを払うの?
レクサスを選ぶ人の意見として、外車にくらべ壊れにくいからという意見もあります。ただそれならば普通のトヨタ車を選んでも変わらないと言われてしまうのがレクサスの現状です。
豪華なトヨタ車という印象を払拭するほどの魅力を見せなければ、今後も欧州車にはかなわないでしょう。
レクサスLSは買いなのか?
総評
デザイン
レクサスLSはスピンドルグリルやキリッとしたヘッドライトなど大胆なフロントマスクと大柄なボディスタイルで、ひと目でレクサスとわかるスタイルです。
大胆なボディラインや6ライトウィンドウなど最新のデザインで、ひと目で高級車だと感じさせます。
ただ先代と比べてラグジュアリーさが減少した、デザインが軽くなったなど、フラッグシップらしい風格が弱くなっているという印象です。重厚さを大事にする人には物足りないでしょう。
内装は独特の造形でひと目で高級車と感じるようなデザインです。落ち着きのあるデザインや仕上げの良さ、本杢パネルなど内装の作りの良さは非常に良くなっています。
その他にも内装のパターンをいくつもの中から選ぶことができ、自分好みのインテリアが作れるのも特徴です。
しかしながらスイッチ類の仕上げやドアパネルなど、細かい部分を見ていくとプラスチック感があって質感の低さが出ています。
その他にもラグジュアリーの中に半端にスポーティさを入れるなどバランスも微妙で、これではコストカットだと言われてしまっても仕方がありません。
先代レクサスLSから乗り換えを考えている人は、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
走行性能
エンジン性能はハイブリッドモデルが本命のようですが、ハイブリッドモデルは加速性能の悪さやシステムノイズの多さなど意外に不評です。
エンジンノイズやファンの音などダウンサイジングされたことで様々な弱点が露呈しています。
ターボエンジンの方も先代と比べてノイズが大きかったり、ターボラグで思い通りの加速にならなかったりという不満が出ていますが、ハイブリッドモデルよりは好評です。
消去法のようになってしまいますが、レクサスLSはターボモデルを選んだほうが良さそうです。
安全装備はレクサスの最高峰のレクサスセーフティシステム+を搭載しており、安全性は十分です。ACCの制御なども急な動作が少なく、長距離ドライブにおいても安心して任せられることができます。
ただ残念ながら発売後に人身事故があったこともあり、システムの欠陥が騒がれているのも事実です。
いくらシステムが優秀であってもそれを責任持って操作するのはドライバーです。安全運転にしっかり努めましょう。
乗り心地は従来に比べて引き締まった印象で、スポーティな乗り心地となっています。静粛性もよく、ドライバーズカーとしては最適な印象です。
しかし引き締まった足回りはこれまでの柔らかで乗り心地が良い印象とは大きく違い、柔らかな乗り心地を好んでいた人にとっては誤算のようです。
静粛性が高い分エンジンノイズが気になり、これまでのV8エンジン独特の音を楽しんでいた人にとっては、V6エンジンのがさつな音やハイブリッドのシステムノイズが気になると言われています。
かなりキャラクターが変わっているようですから、しっかり確認しておいたほうが良いでしょう。
その他
燃費性能はターボエンジンモデルが市街地走行で6~8km/L、高速走行では12km/L程度と大排気量エンジンにしては十分な性能です。
ちなみにハイブリッドモデルの燃費は検証サイトによると13km/L前後となっており、それほど大きな差はありません。
レクサスはトヨタの高級ブランドという印象ばかりで、独特の魅力はあまりありません。そのため外側だけ取り繕ったトヨタ車という印象も多く、価格メリットを感じられない人もいます。
ベンツSクラスと比べて価格は安いですが、質感の低さや走りの悪さなどが目立ち高級車を求める人には物足りないようです。
買いかどうか
ここまで総評をしてきましたが、レクサスLSは買いなのでしょうか。結論としてはレクサスブランドに安心感を持つ人や内装の質感の良さを求める人は安心して購入して良いでしょう。
レクサスLSの魅力はやはりそのブランド力でしょう。海外で肩を並べるBMWやアウディなどと言った車とは違い、トヨタ車をベースに作られている車体は故障が少なく、メンテナンスが容易なのがメリットです。
それでいながら高級車ブランドとして他と肩を並べられるのはレクサスの魅力でしょう。
その中のフラッグシップモデルなのですから一定以上の支持があり、ステータス性を享受できる安心できる車です。
そして内装デザインも非常に優れており、乗り込んですぐに高級感を感じられるインテリアはまさに高級車です。
質感が落ちた、作りのバランスが悪いなどと言った意見もありますが、これはLSのよりも高額な高級車ブランドと比べた場合で、十分に満足できる内装の質感が有ると言ってよいでしょう。
逆におすすめできないのは走行性能や乗り心地を最優先するユーザーです。パワートレインはダウンサイジング化によりエンジン性能に陰りが出ています。
ハイブリッドモデルは加速性能や静粛性において不満が多く、現行のパワートレインの中ではおすすめできないレベルです。
かと言ってターボエンジンの方もパワーはありますが、ターボラグやがさつなエンジン音は高級車らしくなく、我慢を強いる部分が多い不満要素の多いエンジンです。走りに関しては妥協が必要でしょう。
そして先代までのしなやかで乗り心地の良い走りを期待している人にとって、現行モデルは大きく方向性をかえています。
引き締まった足回りはワインディングや高速道路などの走行には向いていますが、市街地でのゆったりした走りには違和感があります。
先代と同様な乗り心地を期待する人にはおすすめできません。ですので、走行性能や乗り心地最優先のユーザーにはおすすめできません。