「レクサスのLSを買おうと思ってるんだけど、内装はどんな感じ?」
「レクサスLSの内装を、メーカーサイトに載ってないような細かいところまで見たい!」
車を購入するとき、見た目や走行性能も大事ですが、内装がかっこいいかどうかも気になりますよね。
そこで、レクサス・LSのすみずみまで写した内装写真を紹介します。
ハンドルやメーターまわりはもちろん、乗車口ドアやシートの質感といった細かいところまで、徹底的にお見せします。
なおこのレビューはレクサスのショールーム「レクサスミーツ」にて取材を行い執筆しました。「レクサスミーツ」の詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
レクサス体験型施設/レクサスミーツのレポート!試乗可能車種や予約方法、かかる時間まで解説!レクサスLSの内装:前部座席(運転席/助手席周り)
それではさっそく紹介していきます。グレードはLS500h “Version L”です。
運転席周り
コックピットの全体の様子です。内装色はノーブルブラウン、オーナメントパネルはアートウッド(ヘリンボーン)。
全体的にはこげ茶色を基調としながら、ドアトリムの一部に木目模様が入っています。
まずは運転席から見ていきましょう。
運転席から見えるコックピットの全体です。
茶色いレザー部分からも木目部分からも、高級感がにじみ出ています。乗った瞬間に高級車であることがつたわってきます。
ハンドルは、本木目+本革ステアリング(ソフトレザーパッド・ステッチ・パドルシフト付き)&本革シフトノブです。
本革部分、本木目部分ともにさわり心地がよく、つるつるしていながらも無骨さがありません。本革部分はどこかやわらかみを感じます。
ほかの車種とはあきらかに違う、考えうるなかで最高のハンドルだと思います。
ハンドル右側の、ステアリングスイッチです。
マルチインフォメーションディスプレイの表示内容や、レーンディパーチャーアラート(ウィンカーを出さずに車線をはみ出してしまいそうなときに鳴る警告)のON・OFFをこれで切り替えます。
レーダークルーズコントロール(先行車と適切な車間距離をたもってくれる機能)の希望車間距離の設定も、このスイッチで切り替えます。
ハンドル左側の、ステアリングスイッチです。オーディオの音量変更や、ハンズフリーで電話をかけたり受けたりするのに、この左側のスイッチを使います。
ウィンカーレバーです。ウィンカー点滅のほか、クリアランスランプの点灯・ヘッドライトの点灯・ハイビーム・ロービームの切り替えを行います。
オートモードにすると、対向車のヘッドライトを検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
手前の+と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ワイパーのコントロールスイッチです。ウィンドーウォッシャー液による窓清掃も、このレバーで行います。
手前の-と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ハンドルの後ろには、「インストルメントパネル照度スイッチ」と「オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチ」があります。
インストルメントパネル照度スイッチとは、メーター照明の明るさを調節するスイッチです。
オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチとは、マルチインフォメーションディスプレイの表示内容を切り替えるスイッチで、「外気温」や「平均燃費」といったさまざまな内容に変更できます。
2つのスイッチの下に、パーキングブレーキスイッチがあります。
ハンドルの位置調節スイッチです。
VSCオフスイッチです。VSCとは、車両の挙動を安定させるシステムのことで、オンにしているとカーブを曲がるときや右左折時にスムーズなステアリング操作をアシストしてくれます。
ギアを2nd状態で発進させるようにする「スノーモード」への切り替えも、このスイッチで行います。
ドライブモード切り替えスイッチです。スイッチを押す(もしくは回す)ことで、
- ノーマルモード
- カスタムモード
- コンフォートモード
- エコモード
- スポーツモード
- スポーツ+モード
のなかから自分の好きなモードに切り替えられます。
ハンドルよりも奥まった位置にあるので、走行中に左手を伸ばして回すには少し操作しにくいです。
なお実際に試乗した感想をまとめた記事もございますので、詳細が気になる方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスLSの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!LSのメーターです。スピードはアナログとデジタルの両方で表示されます。
見やすいメーターではありますが、個人的にはアナログ表示だけにしたほうがかっこいいと思います。LSの車内でゆいいつ高級感を感じられないのがこのメーターです。
マルチインフォメーションディスプレイがメーターのまんなかとまわりに付いていて、時計や走行距離、外気温を表示しています。
左右の水温計とガソリンメーターはアナログ表示されています。
もしレクサスLSを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!センターコンソールやスイッチ関連
標準装備のカーナビです。12.3インチのワイドディスプレイで、ダッシュボードのやや奥に設置されています。
理由は、ふつうのカーナビのように指で直接さわって操作するのではなく、専用のスイッチをつかって操作するように作られているからです。
新車もしくは認定中古車で購入した場合はG-Linkというサービスも利用でき、エンジンをかけてボタンを押すだけで、最新の地図に更新できます。
G-Linkは新車なら登録から3年間、認定中古車なら購入から2年間無料で利用できます。
なお認定中古車については以下の記事で詳細を解説しているので、ご存知ない方はこちらもあわせてご参照ください。
実は違いが大きい?レクサスの認定中古車の5つのメリットと1つのデメリット!カーナビの下の、エアコン吹き出し口です。ナノイーが出ます。
イグニッションスイッチ(スタートボタン)がエアコン吹き出し口の右側についています。
吹き出し口のすぐ下がエアコン操作パネルです。
設定温度の変更や、フロントガラス・リヤガラスのくもり止めのON・OFFを切り替えたり、内気循環モードと外気導入モードの切り替えも行います。
設定温度は、運転席側と助手席側で別々に設定可能です。
エアコン操作パネルの下は、ディスク挿入口とブレーキホールドスイッチです。
ブレーキホールドスイッチを押すと、停車中にブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ状態が維持されます。
LSのシフトレバーです。
大きさは手のひらでにぎり込める大きさなんですが、操作はガコガコと動かすのではなく、プリウスのようにちょこちょこっと動かすタイプ(Dの位置にレバーを動かしても戻ってくる)で、操作感がイマイチです。
ただ、ここにも本革がつかわれており、見た目が上品でかっこいいので、高級感は損なわれていません。
さわり心地もハンドル同様、レザー部分がつるつるしていてやわらかみがあり、最高です。
シフトレバーの手前には、カーナビの操作スイッチがあります。
タッチパネルですが、指をスライドさせるのではなく、ポンポン押して操作します。
ほかのレクサス車(スイッチをスライドさせるタイプ)とくらべると、いくらか操作感はマシですが、それでも少し使いにくさを感じました。
カーナビ操作スイッチの手前には、左から、
- 「シートスイッチ」
- 「リヤサンシェードの開閉スイッチ」
- 「EVドライブモードスイッチ」
- 「車高選択スイッチ」
シートスイッチとは、運転席以外のシートの位置を調整するスイッチです。操作画面はカーナビに表示されます。
EVドライブモードスイッチを押せば、エンジンを停止させて電気モーターのみで走行することが可能です。
車高選択スイッチを押せば車高が上がり、もう一度押すと下がります。
シフトレバーの横には、開閉式のドリンクホルダーがついています。ふたの開きかたがカチャッと音を立てて開くのではなく、そっと静かに開く感じで、上品です。
ドリンクホルダーから手前に下がると、ヒジ掛けがあります。LSの乗り心地の良さを大きく上げ、長時間の運転でもつかれにくくしている、重要装備です。
ヒジ掛けのなかは収納スペースになっています。シガーソケットとUSBポートもついています。
運転席窓側の、エアコン吹き出し口です。
エアコン吹き出し口の下には、左から、
- 「ヘッドアップディスプレイスイッチ」
- 「パノラミックビューモニターメインスイッチ」
- 「車両接近通報一時停止スイッチ」
ヘッドアップディスプレイとは、フロントガラスに映像を投影することで、現在のスピードを表示したり、カーナビと連携して進行方向を表示したりする機能のことです。
パノラミックビューモニターメインスイッチとは、「車のフロント・サイド・後方に取り付けられたカメラの映像を合成し、車を見下ろす視点の映像をディスプレイに表示して、駐車の補助をしてくれる機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。
車両接近通報一時停止スイッチを押すと、「エンジンが停止した状態で静かに走行している際に、音を発生させて周囲に車がいることを知らせるシステム」がオフになります。
3つのスイッチから下に下がると、給油口のオープンスイッチと、トランクのオープンスイッチ。
さらに下には、ボンネットのロック解除スイッチがあります。
ブレーキペダルとアクセルペダルです。
フロアマットにレクサスのロゴがあります。
前部座席のドア周り
運転席のドアトリムです。
運転席ドアトリムのアップ。こげ茶色の部分はやわらかく、ポリエステルのようなさわり心地です。
運転席ドアの、インナーハンドル。
上のSET・1・2・3と書いてあるのは「マイコンプリセットドライビングポジションシステムスイッチ」で、事前に運転席の位置・ハンドルの位置・ドアミラーの角度を登録しておくと、このスイッチを押すだけで同じ位置に自動調節してくれます。
運転席ドアの、ドアロックスイッチとパワーウィンドウスイッチです。
運転席ドアのスピーカー。
助手席のドアトリムです。
助手席ドアの、インナーハンドルです。LSは助手席にも「マイコンプリセットドライビングポジションシステムスイッチ」がついています。
助手席ドアの、パワーウィンドウスイッチです。
助手席ドアのスピーカー。
シートの質感とその他の内装
助手席ドア側から見たコックピット全体です。
写真の内装色はノーブルブラウンですが、LSにはこのほかに、
- 「ホワイト」
- 「ブラック」
- 「クリムゾン&ブラック」
- 「キャメル」
- 「ブラウン」
- 「アイボリー」
- 「トパーズブラウン」
- 「ブラック&ホワイトグレー」
- 「フレアレッド」
- 「シャトー」
助手席から見たダッシュボードです。
ダッシュボードのアップ。レザー部分はシボ加工(しわのように見える加工)されています。
運転席ドア側から見た、前部座席の様子です。ほかの内装色を選ぶと、シートの色が変わります。
シート表皮は「セミアニリン本革」という、一部に合成皮革が混じった本革を使用しています。
助手席ドア側から見た、前部座席の様子です。LSのシートにはマッサージ機能がついていて、長時間の運転でも腰や肩がつかれにくくなっています。
実際に使用してみましたが、市販のマッサージチェアと変わらない感覚で、非常に快適でした。
助手席シートのアップ。
さらにアップ。表面はパーフォレーションレザー(穴あけ加工されたレザー)になっています。
前部座席のヘッドレスト。
前部座席の室内灯です。左から、
- 「リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチ」
- 「侵入・傾斜センサーOFFスイッチ」
- 「ヘルプネットスイッチパネル」
- 「室内灯点灯スイッチ(ドアオープン時)」
- 「リヤムーンルーフ開閉スイッチ」
リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチとは、リヤムーンルーフを上下に動かすスイッチです。上方向を押すと数センチ開き、下方向を押せば閉まります。
侵入・傾斜センサーとは、車上荒らしが侵入した際に超音波で検知して、アラームを鳴らす機能です。傾斜センサーがついていることで、車の傾きの変化も検知して、けん引車で盗難されそうになってもアラームを鳴らします。
ヘルプネットスイッチパネルとは、事故や急病といった緊急時に押すと、ヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してもらえるスイッチです。
リヤムーンルーフ開閉スイッチとは、リヤムーンルーフを後方に動かして開けるスイッチです。
室内灯の手前のふたを開けるとこのような収納スペースがあり、サングラスを入れておけます。
LSのルームミラーです。
助手席のサンバイザー(日よけ)です。
ミラーのふたを開けると、ライトが点灯します。
運転席側のサンバイザーです。
運転席側も、ミラーのふたを開けるとライトが点灯します。
前部座席天井のスピーカー。
サンシェードが閉じた状態の天井です。
サンシェードが開いた状態の天井です。昼間開けていると車内が明るくなります。
もしレクサスLSを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!レクサスLSの内装:後部座席(2列目)
後部座席に行ってみましょう。こちらは後部座席のドアトリムです。
後部座席ドアの、インナーハンドル。
後部座席ドアの、パワーウィンドウスイッチです。
後部座席ドアのスピーカー。
後部ドア側から見た、後部座席の全体です。とても広く、また、ヒジ掛けがまんなかだけではなく窓際にもついていて、王様がすわる席のような快適な後部座席です。
後部座席のまんなかには、オーディオ・エアコン操作パネルがついています。
オーディオ・エアコン操作のほか、シートの位置調整もこのパネルでできるんです。
操作パネルの前には、開閉式のドリンクホルダーがついています。シフトレバーの横のドリンクホルダーと同じく、ふたが音もなくスッ…と開く感じで上品です。
運転席と助手席の間に、後部座席用のエアコン吹き出し口がついています。これがあることで、定員いっぱいの乗客がいる場合でも、暑さ寒さの問題が起こりにくいです。
後部座席天井の、室内灯です。
「右側のみ点灯」・「左側のみ点灯」・「両方点灯」・「消灯」の4パターン使えます。
後部座席には、さらに右側と左側にもう1つずつ室内灯がついています。
後部座席にすわって見た風景です。後部座席まわりが広いので、前部座席がすこし遠くに感じます。
レクサスLSの荷室(トランク/ラゲッジ)
最後は荷室を見てみましょう。LSのトランクはこのように開きます。
LSはセダンタイプなので、乗車スペースとトランクルームは分かれています。
トランクルーム内にライトはついていません。
なおレクサスLSについては以下の記事でも批評しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスLSの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!レクサスLSの内装/インテリアの総評
LSの内装全体を見た総評としては、乗った瞬間に高級車であることがつたわってくる、ほかのレクサス車とはあきらかに別格の車内空間です。
たとえばハンドルのさわり心地は最高で、操作感も軽く、こげ茶色のレザーと木目部分の見た目からも高級感がにじみ出ています。
後部座席はとても広く、ヒジ掛けがまんなかだけでなく窓際にもついていて、足元は足を組めるぐらいの余裕があります。
極め付けはシートについたマッサージ機能で、運転中に腰にかかった負担を軽減する方法としては、まさに盲点をつかれたような機能です。
ほかのレクサスの内装については、以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
【画像/写真】レクサスGSの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!【画像/写真】レクサスLXの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!