スズキ ジムニーは言わずと知れた軽自動車クロカンの代名詞ともいう車で、小型車ながら本格的なオフロード走行のできる最強の車と言われています。

しかしどのあたりが最強なのかってあんまりご存じありませんよね。

今回はジムニーが最強と言われている理由についてご説明しましょう。

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ジムニーは最強と言われているのか?

ジムニー

ジムニーは結構昔から最強、最強と言われ続けている車ですが、まずはどのあたりが最強だと言われているかをTwitterで探ってみましょう。

こんな崖でもなんのその

一見すると崖に落ちたような写真に見えてしまいますが、実はこれでもまだまだジムニーは走れる状態です。

普通車はもとよりクロスオーバーSUVなどでは到底無理な山の斜面ですが、ジムニーの走破性ならばなんとかなるのが最強と言われるゆえんでしょう。

同じ状況で走れる車は普通車ならいくつかありますが、軽自動車ほどの小さな車ではジムニーが唯一です。

なお詳細はわかりませんがこのジムニーは足回りに一定のカスタムが入っているようですので、ノーマルジムニーで同じ状況はオススメしません。

大水でもジムニーなら安心

これはどこかの駐車場で、大雨か何かの影響で大水が起こっているようです。

大半の車が大水に巻き込まれまいと移動するなか、見事にジムニーだけが残っていますね。

水かさをみてもジムニーのタイヤの大きさなら問題なく走行できそうで、普通の乗用車ではちょっと無理だと思ってしまいますよね。

ジムニーのすごいところは悪い状況でも結構安心感を持てるところです。

ジムニーなら雪道も楽しくなる

普通の車だったら「どうやって帰ろう…」と頭を抱えてしまうような雪道ですが、ジムニーならこんな道でも楽しくなるというから驚きです。

実際これぐらいの雪であれば、無理をしないなら十分走れる状況です。

雪で元気になるなんてなんだかわんぱく坊主のようですが、ジムニーはまさしくそんな存在ですね。

ジムニーが最強と言われる理由

さてTwitterを見てもジムニーがすごい状況で走れる車だということはお分かりいただけたと思いますが、ジムニーがこれだけ最強の車になったのにはいろいろと理由があるのです。

ただ注意していただきたいのは、ジムニーはたしかに普通の車に比べるとハードな使い方が出来るとはいえ、あくまで軽自動車で一般車ということを忘れないようにしてください。

いくらジムニーとはいえ、ノーマルの状態ではほかのクロカンSUVに比べて出来ることは限られますし、壊れない車というわけでもありません。

あくまで常識の範囲内でなら最強といえる車であり、それ以上の特殊な状況に対応しようとするなら後述するカスタムパーツは必須です。

では次はその理由を一つづつご説明していきましょう。

圧倒的な耐久性を持つ構造

ジムニーのフレーム

ジムニーという車が最強たるゆえんは、まずはその構造の特徴であるラダーフレームであるでしょう。

ラダーフレームはいわゆるクロカンSUVの大きな特徴で、ハイラックスやランドクルーザーなどの中型、大型クロカンにも使われている構造です。

その利点はなんといっても頑丈で耐久性が高いことであり、車に大きな力がかかるクロカンSUVにもってこいの構造です。

ラダーフレームとは車のベース部分に頑丈なフレーム構造を使う方式で、エンジンやサスペンションなどの車の主要部品はすべてラダーフレームに固定されています。

そして人の乗るボディはフレームとは別構造で、フレームの上にボディが乗っかっている状態です。

普通の乗用車はラダーフレームではなくモノコックボディという構造で、ボディがそのまま車の構造体も兼ねています。

モノコックボディも一般的な使い方であれば十分な強度と耐久性を持っているのですが、サスペンションなどの足回りが直接ボディに固定されているのでオフロード走行となると少々不安な点が出てきます。

モノコックボディでも設計によっては結構な強度は出せますが、同サイズの車ならやはりフレームのほうが強度的にも剛性的にもしっかりした構造にできるのです。

ジムニーのラダーフレームも軽自動車としては破格の耐久性をもっており、このしっかりとした構造がジムニーが最強と言える大きな理由です。

またラダーフレームには後述する冗長性の点でも利点があります。

多少の破損はものともしない冗長性

ジムニーのラダーフレームには強度や耐久性とは別の利点として、多少破損しても走行が可能な冗長性もあります。

冗長性とは簡単に言えば一部が故障してもなんとか稼働できるシステムの安全率の高さを言い、普通の車では稼働できなくなるような状況でも動ける車であるということです。

普通車のモノコックボディはもし過剰な力がサスペンションに入ったりすると、サスペンションが固定されているボディが曲がったり破損したりして、車全体が歪む結果となります。

そのまま走れたとしても車がまっすぐ進まなかったりする場合もあり、また修理するにしても複雑なモノコックボディでは車体の歪みを完璧に修正するのはほぼ不可能です。

しかしラダーフレームの場合たとえ多少破損してもフレーム自体が頑丈なので走行不能になることは少なく、またボディが別ですのでフレームの破損にとどまります。

しかもラダーフレームは構造が単純なので修理もしやすく、ボディなどを外してしまえばフレームだけで修理が可能となるのです。

このように過酷な状況で車が破損したとしてもジムニーは自力で走行して帰ってこられる確率が高く、またその後の修理も比較的容易という点がラダーフレームの利点です。

税金も安い!経済性の高さ

ジムニーが最強なのはなにも性能だけではなく、経済性の面でもほかのクロカンSUVにはないメリットがあります。

普通のクロカンSUVは排気量も大きく車重も大きな車が大半です。

性能はジムニー以上のものがあるのですが、その反面税金や燃費など経済性が悪いのがクロカンSUVの泣き所です。

その点ジムニーは軽自動車ですのでエンジンは660ccと小さく、車重もせいぜい1t程度と軽い車です。

小さなエンジンはまず燃費が良いのが特徴で、14.0km/L~16.4km/LとクロカンSUVとしては良燃費です。

普通のクロカンSUVは10km/Lを切る車が多く、またハイオクガソリンを使うのでジムニーが圧倒的に燃費が良いのがわかります。

また税金の面でもジムニーはメリットがあり、軽自動車なので自動車税が安く、重量が軽いので自動車重量税も安くなります。

こういった経済的なメリットのあるクロカンSUVはジムニーだけなので、最強と言われる理由のひとつです。

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崖でも沼でもおかまいなしの走破性

ジムニーの走り

ジムニーが最強な理由はその走破性の高さにもあるでしょう。

とくにジムニーのサスペンションに採用されているリジッドサスペンションが大きな力を発揮します。

普通車の大半は独立懸架という形式で、4本のタイヤがすべて別々に稼働するので乗り心地がよい形式です。

それに比べてリジッドサスペンションは左右のタイヤが連結されている形式で、乗り心地自体はあまりよくありません。

しかしオフロード走行にはなにより駆動力が大事であり、リジッドサスペンションは片側のタイヤがなにかに乗り上げた場合、反対のタイヤは繋がっているので地面にタイヤを押し付ける形になり強力な接地圧をかけることで駆動力をより多く伝えることができます。

独立懸架ではこういう機能はなく、でこぼこ道を走るジムニーにはもってこいです。

またクロカンSUVでは当然ですが、4WDシステムも駆動力を4輪すべてで発生できるので走破性の高さに磨きをかけています。

リジッドサスペンションと4WDというクロカン伝統の組み合わせがジムニーの走破性を支えているのです。

豊富なカスタムパーツも大きな魅力

ジムニーはノーマルのままでも十分な走破性を発揮する車ですが、豊富に発売されている社外のカスタムパーツを組み合わせることでさらなる性能を獲得できます。

ジムニーのカスタムパーツはほかに類を見ないほど種類が多く、外観を変えるパーツから、大径タイヤ、強化サスペンション、デフロック装置など、走行性能を向上させるパーツも多数あります。

こういったカスタムはジムニーを所有する上の楽しみのひとつで、ノーマルのジムニーではちょっと厳しい場面でもカスタムすることで対応させることが可能となります。

またジムニーのカスタム専門のショップなども数多くあり、専門家にカスタムを任せることもできるのです。

ジムニーの最強さはカスタムすることでさらに際立たせることが出来、自分だけのジムニーを作れるというのが大きな楽しみのひとつでもあるでしょう。

ジムニーの最強モデル

ジムニーは1970年の登場から現行型までわずか3代しかモデルチェンジしておらず、ひとつのモデルの期間が非常に長いのが特徴です。

その間ジムニーの基本構造であるラダーフレーム+リジッドサスペンションは受け継がれてきているものの、その他の点はさまざま変わってきており、モデルごとにいろいろな特徴があります。

その3代のなかでも最強といえるのは、やはり現行型のジムニーでしょう。

初代、2代目には、幌つきモデルがあったり、またエンジンに軽量でパワーがある2ストロークエンジンがあったことなど特別な点があるのですが、それを差し引いても現行型ジムニーのほうが進化しており、最新技術が使われているのでオフロード車としての完成度はもっとも高いでしょう。

肝でもあるラダーフレームの強度はやはり現行が一番ですし、そもそも車自体が比較的新しいのでサビなどの劣化も少ないはずです。

またエンジンの馬力やトルクも過去のジムニーより上で軽自動車の上限レベルにありますので、走行性能も高いのです。

なおここ1年、2年ぐらいのうちに4代目ジムニーが登場すると言われており、ハイブリッド技術を組み合わせた最新のエンジンが搭載される見込みです。

車体構造も大きく強化されるようですので、登場後の最強ジムニーはこの4代目になりそうですね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。