スズキ アルトはコンパクトなハッチバックタイプの軽自動車で、最もベーシックな車といえます。
今回はそんなあるとの給油口についてご説明します。
アルトの給油口の位置
スズキ アルトはスズキのラインナップの中でも最も小型のエントリーモデルで、コストパフォーマンスの高さが特徴です。
ここに文章アルトはかなり以前からスズキがラインナップしている車種で、現行モデルで9代目を数えます。
9代目アルトは2021年に登場した非常に新しい車種で、スズキの軽自動車の中でも最も新しい車種の一つとなっています。
それまでのアルトはスポーティなハッチバックモデルという側面もあって車高が低めの軽自動車でしたが、9代目からはコンセプトを大きく変更して車高を少し高めに設定したファミリーカー向けの車内の広いワゴンタイプになっています。
またエンジンにはハイブリッドエンジンが基本として搭載されており、環境性能も高い車種となっています。
そんなアルトはハイブリッドエンジンですがガソリンの給油ももちろん必要で、そのための給油口は車の後方左側にあります。
アルトは前席、後席、テールゲートのある5ドアタイプですが、後席の左側のドアのすぐ後ろにある丸いフタの部分が給油口となっています。
この給油口のフタを開いて給油を行うと、車の下面にある燃料タンクまでつながっているのでガソリンを補給することができます。
アルトはエクステリアデザインが丸みを帯びた柔らかなデザインとなっているのですが、丸形の給油口はそのデザインにはマッチしており目立った違和感はありません。
アルトの給油口の開け方
次にアルトの給油口の開き方と給油の方法をご紹介しましょう。
なお給油の前にはしっかりと車のドアやウインドウを閉めておき、またエンジンはしっかり切ってパーキングブレーキもかけておきましょう。
アルトの給油口の開閉方法
アルトの給油口の開閉方法はレバー式のものとなっており、簡単に車内から操作することができます。
車の給油口の開き方は昔から現在までいくつかの変遷があるのですが、最初期には給油口のロック方式は鍵穴式でした。
給油口のフタの周りに鍵穴が設定してあり、そこに車のキーを差し込んで回すことで給油口のロックを開いて開けることができました。
その後にもっと簡単に給油口を開く方法としてレバー式が登場し、車内のレバーを引くとワイヤーなどでつながった給油口のロックが外れる構造となっています。
しかし初期にはレバー式の構造の信頼性に対してフェールセーフとして鍵穴も残っており、どちらでもロックを外せるタイプもありました。
ですが現在では信頼性も向上したため鍵穴は廃止されているのが一般的で、防犯性の観点からも基本的には車外からは給油口は開けられず車内からのみ開くことができます。
アルトの給油口もこのレバー式の給油口開閉方式となっており、レバーであるフューエルリッドオープナーはあるとの運転席のシートのさらに足下にあります。
シートレールの右脇あたりに位置しているフューエルリッドオープナーはドアを開くとよく分かるのですが、このフューエルリッドオープナーを上に引き上げることで給油口のロックが外れます。
あとは車の車外に出て、給油口が僅かに開いていますのでそこを手動で開いて開ければ給油するための燃料口が出てきます。
尚この操作方法に関してはアルトの車内のダッシュボード内に入っている取扱説明書にも記載されていますので、初めてアルトを運転するときなどは目を通しておいても良いでしょう。
フューエルリッドオープナーの位置なども記載されているのでこちらを見れば場所がわからないことはないでしょう。
アルトの燃料給油方法
アルトの給油口が開いたあとにはその中に燃料口があり、まずは燃料口にかぶさっている燃料口キャップを外します。
燃料口キャップは燃料口にネジ式で取り付けられているのですが、燃料口キャップを手でつまんで左に回すと簡単に開けることができます。
燃料口キャップを開けると燃料口が開きますので給油を開始することができ、ガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を実施しましょう。
なお取り外した燃料口キャップは給油口に紐状の部分でつながっており、燃料口キャップの紛失防止になっています。
さらにこの紐状の部分は給油口の蓋の裏に引っ掛けられるようになっているので、しっかり固定しておくと便利です。
燃料の補給が完了したら燃料口キャップをまた閉めるのですが、燃料口キャップを回して締め付けていくときに「カチッカチッ」という音がしますので、この音がしたら締め付けは完了となります。
そして燃料口キャップが閉まったら給油口のキャップを手で押して閉め、ロックが完了したらボディと給油口のフタが平らになるのでそこまで押し込みましょう。
なお燃料口キャップを取り外したときに給油口に引っ掛けておくと、給油口を閉めるときにはこれが邪魔となって閉められなくなり、これが燃料口キャップの閉め忘れ防止になっています。
アルトの給油口が開かない場合の対処法
アルトの給油口は車内から簡単に開くことが出来る構造なのですが、もしフューエルリッドオープナーを引いても給油口が開かないときには故障の可能性が出てきます。
アルトのようなレバー式の給油口では前述したように現在は車内からしかロックを解除することができないのですが、フューエルリッドオープナーから給油口の間はワイヤーやリンク式のバーなどで機械的につながっています。
この機構は比較的シンプルで信頼性も高いので故障する可能性は低いのですが、それでも経年劣化によって故障する可能性はゼロではなく給油口が開かなくなることがあります。
故障の原因はいろいろありますが、つながっているワイヤーが切れてしまったりリンクの部分が錆などで動かなくなってしまうことで給油口のロックを外せなくなります。
給油口のロックが開かないことを発見するのは多くはガソリンスタンドで給油する時なのですが、そこで給油口が開かないとガソリンを補給できなくて長い距離を走行できなくなってしまいます。
ですが対処には修理が必要であり個人での対処は難しいため、まずは普段整備をしてもらっているディーラーや自動車修理工場に連絡して対処を相談しましょう。
ただ修理にはディーラーや修理工場まで車を移動させないといけないのですが、燃料が少ない状態では走行できる距離が限られており、距離によってはたどり着けないこともあるでしょう。
もし自走できない距離である場合には陸送などの手段も必要となります。
アルトの給油口レバーが壊れた場合の対処法
アルトの給油口が開かなくなったときには部品交換を含めた対処が必要で、即座に対処は難しいです。
アルトの給油口のロックが外れなくなったときには多くはつながっているワイヤーなどの機械部品が故障したときなのですが、これを修理するためには車内で大規模な部品取り外しが必要でありすぐに修理ができません。
フューエルリッドオープナーから給油口までつながっているワイヤーは車の車内のシートの下やパネル、カーペットの下に這うようにつながっており、これらを取り外さなければワイヤーの交換もできないのです。
当然ガソリンスタンドでその場で修理というわけにはいかず、ディーラーや自動車修理工場に持ち込んで部品交換による修理を行ってもらう必要があります。
なお乗用車で一部の車種には給油口が開かなくなったときのフェールセーフとして、車内のパネルを一部外すことで直接給油口のロックにアクセスして外すことができる車種があります。
ですがアルトにはそういったフェールセーフは用意されていないので、もし故障してしまったときの個人での対処はできません。
それほど故障の可能性が少ない箇所ではありますが、もし故障に遭遇したら落ち着いてディーラーや自動車修理工場に連絡しましょう。
また遠出などをしていて修理に持ち込めないときなどには、燃料切れになる前にJAFなどに連絡もしておいたほうが良いですね。
アルトの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にアルトの給油口をドレスアップするためのアフターパーツをご紹介しましょう。
まずこちらのドレスアップパーツはある程度汎用的なドレスアップ用のステッカーですが、アルト用としてステッカーに車名が入っているのでこれを給油口に貼り付けることで簡単にドレスアップが可能となります。
サイズ的には四角に合う形状ではあるのですが、うまく使えば現行アルトの丸い給油口にフィットさせて使うことができるでしょう。
ステッカーなので貼り付けも簡単で、個人でも十分に取り付けることができます。
こちらのアイテムも同様のステッカーなのですが、こちらは丸形のステッカーでアルトの給油口にフィットする形状です。
ステッカーにはデザイン的な文字でアルトの文字が入っているので、エクステリアデザインにアクセントを与えてくれます。
こちらもステッカーなので貼り付けがとても簡単で、価格も安いのでお手軽なドレスアップにオススメです。