スズキ ジムニーは日本が誇る軽自動車クロカンの代名詞的な車で、軽なのに力強さのあるカッコイイクルマです。

しかしジムニーは非常にバリエーションが多く、中古車で買うときにどの車種がいいか、なにか注意点はあるかなど、わからないことも多いですよね。

今回はスズキ ジムニーについて、車種と購入する際の注意点をご説明します。

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スズキ ジムニーってどんな車?

スズキ ジムニーは軽自動車規格の4輪駆動クロスカントリーSUVで、初代の登場はなんと1970年に遡る非常に歴史の長い車です。

2017年現在でも新車の製造販売は続いており、世界的にも人気のある小型SUVとして有名です。2018年には4代目となる新型ジムニーが登場し、ますますジムニー市場は活性化しています。

ジムニーの最大の特徴は本格的なオフロード車に使われるラダーフレームと、リジッド式サスペンションを採用している点です。

この2つはどちらも剛性が高くハードなオフロード走行にも耐えうる構造で、以下のような車にも使われています。

  • トヨタ ランドクルーザー
  • 日産サファリ
  • (アメリカ)Jeep

ジムニーは40年近く製造販売されていますが、初代から4代目の最新型ジムニーに至るまで基本的な構造は初代から変わっていません。

しかしエンジンやギアボックス、装備など細かく仕様変更があり、中古車を探すときには次の表を参考にして下さい。

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初代ジムニー:1970年~1981

初代のジムニー

初代ジムニーの特徴は2サイクルエンジンが搭載されていることです。

現在は排気ガス規制に対応できず車に限らずバイクなどでも使われなくなりましたが、中古車として購入するのであれば車検を通すことができます。

しかし、いかんせん年式が古く、車の安全基準や衝突基準は旧式です。

1期~3期までマイナーチェンジを行いましたが、3期の最期の型であれば中古車市場でもまだ見かけるでしょう。

1期 1970年~1972年 2期 1972年~1976年 3期 1972年~1981年
型式 LJ10型 LJ20型 SJ10型
乗車店員 3人 2人、3 2人、3
エンジン 空冷直列2気筒FB

2サイクル 359cc

水冷直列2気筒 L50

2サイクル 359cc

水冷直列3気筒 LJ50

2サイクル 539cc

最高出力 25PS/6,000rpm 28PS/5,500rpm 26PS/4,500rpm
最大トルク 3.4kg・m/5,000rpm 3.8kg・m/5,000rpm 5.3kg・m/3,000rpm
駆動形式 パートタイム4WD
ギアボックス 4MT 4MT 4MT
サスペンション リーフリジッド
全長 2,955mm 2,955mm 3,170mm
全幅 1,295mm 1,295mm 1,395mm
全高 1,670mm 1,670mm/1,615mm 1,845mm
車両重量 600kg 850kg - 990kg 675kg-710kg
ボディタイプ
  • 幌付きオープン
  • 幌付きオープン
  • バン
  • 幌付きオープン
  • バン

2代目ジムニー:1981年~1998

ジムニーの2代目

2代目ジムニーは20年近く製造されており、中古車市場でもまだまだ台数がかなりあります。

外観も変わっていますが、エンジン、ギアボックス、サスペンションなどに変更が多く、同じ2代目ジムニーでも結構な違いがあります。

2代目となって大きな変更点は次の二つで、現行車まで使われている近代的な構造になりました。

4サイクルエンジンの登載

2サイクルエンジンはパワーはあるものの排気ガス規制に対応できず、2期より排気ガスのきれいな4サイクルエンジンになりました。

ターボが装備されたことでパワーも上がり、3期には現在の軽自動車の馬力上限である64PSになりました。

コイルスプリング式サスペンションへの切り替え

4期からサスペンションがコイルスプリング式のリジッドサスとなり、乗り心地が向上しました。

3期までのサスペンションはリーフスプリング式といって、多数の金属板を重ねたスプリングです。

トラックなどにも使われていて最も壊れにくい形式ですが、どうしても乗り心地が悪いのです。

しかしコイルスプリング式で壊れやすいということではなく、技術の向上により採用できるようになったのです。

オートマチックトランスミッションの採用

ジムニーでは初めてオートマチックトランスミッションが採用されました。

これにより運転が得意ではない人でも簡単にあつかえるようになり、AT限定免許でものれるようになりました。

1期 1981年~1984年 2期 1984年~1990年 3期 1990年~1995年 4期 1995年~1998年
型式 SJ30型 JA71型 JA11型 JA12型
乗車店員 2人、4
エンジン 水冷直列3気筒 LJ50

2サイクル 539cc

・水冷直列3気筒 F5A

4サイクルターボ 543cc

・インタークーラー付4サイクルターボ 543cc

水冷直列3気筒 F6A

4サイクル IC付きターボ 657cc

水冷直列3気筒 F6A

4サイクル IC付きターボ 657cc

最高出力 28PS/4,500rpm ・水冷直列3気筒 F5A

4サイクルターボ

42PS/6,000rpm

インタークーラー付4サイクルター52PS/5,500rpm

改良により変動

  • 55PS/5,500rpm
  • 58PS/5,500rpm
  • 64PS/6,000rpm
64PS/6,000rpm
最大トルク 5.4kg・m/2,500rpm ・水冷直列3気筒 F5A

4サイクルターボ 5.9kgm/4,000rpm

・インタークーラー付4サイクルター 7.2kgm/4,000rpm

改良により変動

  • 8.7kgm/3,500rpm
  • 8.8kg・m/3,500rpm
  • 10.0kg・m/4,000rpm
10.0kg・m/4,000rpm
駆動形式 パートタイム4WD
ギアボックス 4MT 5MT 5MT/3AT
サスペンション リーフリジッド 3リンクリジッド+コイルスプリング
全長 3,195mm 3,195mm 3,295mm 3,295mm
全幅 1,395mm 1,395mm 1,395mm 1,395mm
全高 1,710/1,690/1,690/1,700mm 1,670/1,680mm 1,670/1,680/1,825 1,670/1,680/1,700mm
車両重量 690/730/740/750kg 780/810kg 820/850/860kg 860kg/930kg
ボディタイプ
  • 幌付きオープン
  •  ハーフメタルドア
  •  フルメタルドア
  •  バン
  • フルメタルドア
  • バン
  • フルメタルドア
  • バン
  • パノラミックルーフ
  • 幌付きオープン
  • ハードトップ
  • バン

3代目ジムニー:1998年~2018年

3代目のジムニー

3代目となったジムニーは外観がより都会的になり、女性でも乗れる丸みを帯びたデザインになりました。

最新の安全装備も充実し、現在まで新車販売されている仕様ですので、中古車として探すのであればこのタイプとなるでしょう。

3代目の大きな変更点は次の点です。

安全性の向上

最新の軽量化技術と衝突安全技術で車体の新設計を行い、安全性が向上しました。

またABSやエアバッグが全車標準装備され、安全装備が充実しているのも良いところです。

ボディタイプの統一化

2代目までは幌付きやハードトップなどさまざまなタイプがありましたが、3代目からは3ドアワゴン一種類に統合されました。

3代目ジムニー、といえばデザインはほぼ一緒だと考えてよいです。

型式 JB23型
乗車店員 4人
エンジン 水冷直列3気筒 K6A

4サイクル IC付きターボ 658cc

最高出力 64PS/6,500rpm
最大トルク 10.8kg・m/3,500rpm
駆動形式 FR/パートタイム4WD
ギアボックス 5MT/4AT
サスペンション 3リンクリジッド+コイルスプリング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,680-1,715mm
車両重量 970kg-1,000kg
ボディタイプ 3ドアワゴン

4代目ジムニー:2018年~現行

新型ジムニー

最新型のジムニーについては中古車はまだありませんので、新型車の変更点や改良点を詳しくご紹介しましょう。

4代目となる最新型ジムニーは2018年の7月に登場したピカピカの新型車であり、これまでのジムニーの特徴をしっかり継承しながらもデザインと性能は現代に合わせた進化を遂げています。

ラダーフレームやリジッドサスペンションといったような基本構造は継承しているものの、設計的には新開発のものとなっておりさらに剛性を高めたフレームとなりました。

4代目の大きな変更点は次の点です。

新型剛性フレームの採用

最新型のジムニーではラダーフレームの剛性が前型より大幅に向上しており、よりクロカン性能の高い車となりました。

ラダーフレームは2本の前後に長いフレームを左右の桁で繋ぐような構造からラダー(梯子)と呼ばれるのですが、新型フレームはさらにX字型のクロスフレームを追加することでねじりにも強い高剛性フレームとなっています。

エンジンの変更

先代ジムニーでは当時スズキの軽自動車によく採用されていたK6Aエンジンが搭載されていましたが、新型ジムニーでは最新型のスズキの軽自動車用エンジンであるR06Aに変更されました。

新型ジムニーの噂がささやかれていた頃にはR06Aのハイブリッドエンジンが登場していたのでジムニーもハイブリッドか? と囁かれていたのですが、結局ハイブリッドなしとなりました。

しかし高トルクのターボエンジンとなり、さらにはR06Aの特徴である可変バルブシステムが搭載されています。

R06Aは他の車種でCVTと組み合わせるためにトルクが少し控えめで、K6Aより1kgfほどスペック上ではトルクが下がっています。

しかし可変バルブによって低回転時の発生トルクと高回転時の出力を両立できるようになっているので、数字上のスペックには表れない加速とトルクの太さが感じられるでしょう。

デザインのスクエアボディ化

新型ジムニーはデザインも大きく変更されており、先祖帰りともいえるしっかりしたスクエアデザインとなりました。

3代目ジムニーはシティユースや女性へのアピールなどのためにある程度曲線を持たせたボディだったのですが、新型はそういった面を一切排除して非常に力強いボディデザインとなったのです。

まるでメルセデス・ベンツGクラスやハマーの小型版のようなそのデザインはかなり大好評を泊しているようです。

この大きなデザイン変更にはクロスオーバーSUVという車種が増えてきたことにあり、先代のジムニーに求められていた役割をスズキ ハスラーなどに任せることができたのでジムニーはしっかりしたクロカン車として原点回帰できたわけです。

ブレーキLSDトラクションコントロール標準搭載

LSD(Limited Slip Differential)はタイヤの空転を防ぐ装備でクロカンでは片方のタイヤが浮いたときなどに有用なのですが、先代まではオプション装備だったLSDが別のシステムで標準装備されました。

それまでの機械式LSDではなく、ブレーキの電子制御で擬似的なLSDの働きをさせるシステムとなっており、コストが下がったことで標準装備となったのでしょう。

また標準的な安全装備としても非常に有用なシステムです。

型式 JB64型
乗車店員 4人
エンジン 水冷直列3気筒 R06A型

4サイクル IC付きターボ 658cc

最高出力 64PS/6,000rpm
最大トルク 9.8kg・m/3,500rpm
駆動形式 FR/パートタイム4WD
ギアボックス 5MT/4AT
サスペンション 3リンクリジッド+コイルスプリング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,725mm
車両重量 1,030kg-1,040kg
ボディタイプ 3ドアワゴン

ジムニーを中古車で買う際の注意点

前述の通り、ジムニーは非常にバリエーションが多く、ひとくちに中古車といっても年式や装備の違いで注意点が違います。

初代、2代目、3代目、それぞれのジムニーの中古車について注意点をまとめました。

なお4代目ジムニーについては現時点で中古車がありませんので、説明は省略します。ただ新型が出たことで、3代目ジムニーの中古車価格が下がり始めているのは注目すべき点でしょうね。

どの世代のジムニーにも共通する2つの注意点

どの世代のどの種類のジムニーにも共通する注意点が二つだけあります。

東北や北海道で使われた車は避ける

東北や北海道など、豪雪地帯で使われていた車は車体のサビや腐食の危険性があるので、できるだけ避けましょう。

東北や北海道では冬季に凍結防止剤が道路に撒かれ、これが車体を劣化させます。

特に車の下部のパネルが傷みやすいので、重点的に確認しましょう。

ジムニーの派生モデルとの混同に注意

ジムニーにはさまざまな派生モデルがありますので、車名だけで探していると軽自動車ではないジムニーと混同してしまいます。

次のモデルは軽自動車ではありませんので、注意が必要です。

型式 主な違い
ジムニーワイド JB33型
  • エンジン:1.3L搭載
  • 車体のワイド化
ジムニーシエラ

(3代目ジムニーベース)

JB43
  • エンジン:1.33L搭載
  • 車体のワイド化
ジムニーシエラ

(4代目ジムニーベース)

JB74
  • エンジン:1.5L搭載
  • 車体のワイド化

これらの車種は普通車扱いとなりますので、税金などが代わることに注意しましょう。

しかし車体がそう大きく変わらず、パワーは上がっていますので、軽にはない力強さが大きなメリットになっています。

自分にあった方をしっかり知識をつけた上で、選びましょう。

初代ジムニーの3つの注意点

初代のジムニー

まずは初代ジムニーの注意点を3つ解説します。

年式が古い

初代ジムニーは結構人気のある車種なのですが、最後のモデルから30年以上経過しており、車自体の劣化、故障の増加が一番の注意点でしょう。

構造自体は単純なのですが、部品が無かったり、車体自体のサビなどで修理が困難なこともあります。

初代ジムニーを購入するなら車体、エンジンともガタガタであることを前提にして、アフターケアに費用がかかることを覚悟しましょう。

オーバーホールされている車であれば、多少は安心です。

サイクルエンジンの問題

2サイクルエンジンは排気ガスの問題のほかに、燃費が悪い、エンジンオイルの消費が多いなどのデメリットがあります。

2サイクルエンジンはガソリンと一緒にエンジンオイルを燃やすので、4サイクルエンジよりオイルを消費しますし、黒煙が結構出ます。

駐車場が地下だったりすると黒煙が問題となるかもしれません。

安全性が現代の基準にない

車体の設計や安全装備などは1970年代当時の設計ですので、事故などでの安全性はかなり低いことにに注意しましょう。

スピードを出したり無理な運転は控えるほうがよいでしょう。

2代目ジムニーの3つの注意点

ジムニーの2代目

2代目ジムニーに関しても3つの注意点を解説します。

年式の古さ

初代ジムニーほどではありませんが、2代目ジムニーも20年以上経過しているクルマですので、やはり経年劣化による故障やトラブルが多発する懸念があります。

車体やエンジン部品にサビがひどくないか、ホースやゴム部品などの劣化が激しくないかなど、現車を良く確認するようにしてください。

消耗品の交換や、オーバーホール去れているかどうかがチェックポイントです。

JA12型を狙う

2代目ジムニーは年代によってかなり仕様が違いますが、購入するなら最終型のJA12型を探すようにしましょう。

エンジンは4サイクルとなり馬力も64PSにあがっていますし、何よりサスペンションが乗り心地のよいコイルスプリングになっているのがメリットです。

改造履歴を確認する

2代目ジムニーは昔からカスタマイズが盛んにおこなわれてきた車種ですので、車にどんな改造が施されているかをきちんと確認しましょう。

多くはデザイン的な変更でパーツが付いているものが多いのですが、中にはサスペンションの変更やタイヤの大型化など大幅な改造がされていることがあります。

改造履歴を中古車屋さんに確認し、問題のない範囲であるかどうかをみましょう。

3代目ジムニーの2つの注意点

ジムニーの3代目

最後に現行型の3代目ジムニーの注意点を2つ紹介します。

走行距離が70,000㎞以内の車を探す

ジムニーの場合、中古車の走行距離が70,000kmまでなら問題なく乗れますので、それ以下の走行距離の車を探しましょう。

一般的に車は50,000㎞以内で探すのがベストですが、ジムニーは頑丈に作られているため、70,000㎞程度であれば問題ありません。

100,000㎞を越えてもトラブルのない車も多くあります。

3代目ジムニーは走行距離の少ない車も多く、中古車は走行距離は少なければ少ないほどよいですが、そこは値段と比較して選びましょう。

2004年以降の中古車を狙う

3代目ジムニーは2004年のマイナーチェンジで駆動系の信頼性があがりましたので、中古車で狙うなら2004年以降のものにしましょう。

これ以降のモデルはエンジンの信頼性も上がり、故障や不具合の少ない車となっています。

しかし中古車市場では人気が高いため、それ以前のモデルと比べると価格が300,000円近く違ってきますので、注意が必要でしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。