1分で車を60万円値引きする裏技

ハリアー(ハイブリッド/ガソリン)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

「トヨタのハリアーって、乗り心地はどんな感じ? 走行性能とか車内の広さは?」

「ハリアーを買おうか迷ってるんだけど、実際に乗ったひとの意見が聞きたい!」

車を購入するかどうか決めるときに、すでにその車に乗っているひとの意見を参考にしたいですよね。

そこで、トヨタ・ハリアーの試乗をしてきました。

実際に乗ってみた感想から、ハリアーの乗り心地や走行性能について、写真つきでわかりやすく解説します。

ハリアー フロント

なお試乗は「メガウェブ」というトヨタの大型ショールームにて行いました。詳細は以下の記事で解説しているので、トヨタ車を試乗したい方や展示を見たい方はこちらも参考にしてみてください。

メガウェブの建物メガウェブライドワンの試乗レポート!駐車場や料金を調査してきました!

ハリアーの外装・エクステリア

まず、外装から見ていきましょう。グレードはHYBRID PREMIUM “Metal and Leather Package”です。

ハリアー サイド

ボディーはSUVのイメージからするとやや小さめ。街中で乗っていても違和感のないサイズですね。

ハリアー サイド

ボディーカラーは6色から選択可能で、写真に写っているのはダークブルーマイカメタリック。

青系の色は好き嫌いが分かれますが、私はハリアーによく似合っていてかっこいいと思いますね。

ハリアー 給油口

給油口は車体の左側についています。

ハリアー バック

リヤ部分はハッチバック式で、荷物が積みやすそう。テールランプのデザインもシンプルで、万人向けですね。

ハリアー エンブレム

バックドアについている、トヨタのエンブレム。

ハリアー ロゴ

おなじくバックドアについている、ハリアーのロゴマークです。

ハリアー フロント

ハリアー エンブレム

フロントにはトヨタのエンブレムではなく、チュウヒという鳥を描いたエンブレムがついています。これを見れば一目でハリアーだとわかりますね。高級車っぽくてかっこいいです。

なおハリアーが高級車かについては以下の記事で考察しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハリアー エンブレムハリアーは高級車じゃない?大衆車?世間的にはどうなのか解説!
MEMO

もしハリアーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ハリアーの乗り心地

それでは、ハリアーHYBRID PREMIUM “Metal and Leather Package”の車内空間について解説していきます。

運転席は広くて快適

まずは運転席に乗ってみましょう。

ハリアー 乗り降り

床の位置がやや高いので、脚をこのように大きく上げて乗り込む形になります。

健脚の私には乗り降りしやすいですが、足腰が弱いひとや身長の低い女性・子供は乗るのが大変かもしれません。

ハリアー 運転姿勢

プレミアムナッパ本革のシートは硬め。でも、すわり心地は良好です。

ハリアー 運転姿勢

身長177cmの私がすわっても、頭から天井までのスペースにこれだけの余裕があり、上下からの圧迫感はなし。

ハリアー 運転姿勢

ヘッドレストが頭をしっかり支えてくれて、首に負担がかかりにくい形状ですね。

センターコンソール(運転席と助手席を隔てる部分)の位置が低いので、左右からの圧迫感もないです。

ハリアー 運転席足元

ヒザやつま先に何かが当たるようなこともなく、足元も広々とした、快適な運転席ですね。

後部座席は大人2人なら快適、3人は不可能に近い

つづいて後部座席に乗ってみましょう。

ハリアー 後部乗り降り

後部座席もヒンジドア(外側に向かって開くドア)になっていて、私には乗り降りしやすいです。

が、やはり床の位置が高いので、大きく脚を上げて乗り込む形になり、足腰が弱いひとや身長の低い女性・子供は乗り降りが大変かもしれません。

ハリアー 後部席姿勢

後部座席は天井が低く、上下からの圧迫感が少しあります。

ハリアー 後部席姿勢

運転席を私にちょうどいい位置にした状態で後部座席にすわると、ヒザが前のシートにぶつからず、前後からの圧迫感はありません。この点は快適ですね。

ただ、忘れちゃいけないのは、ハリアーは5人乗りだということ。

定員いっぱい乗る場合は、後部座席に3人すわることになりますが、真ん中の席はシートが山のようにポコッと出っ張っており、私がすわると天井に頭がつきます。

ハリアー 後部席姿勢

ひとつ前の写真は右端の席にすわった様子、この写真は真ん中の席にすわった様子です。

頭が天井についているのがわかるでしょうか?

身長が高いひとは右端か左端の席にすわるように、席順を工夫する必要があります。もし大人だけで乗るつもりなら、ハリアーは4人乗りだと思って購入しましょう。

車体の大きさ

ハリアーの車体の大きさは、以下のようになっています。

  • 全長4,725mm
  • 全幅1,835mm
  • 全高1,690mm
  • 乗車定員5人

全長がやや大きいものの、実際に運転してみるとそこまで長くは感じませんでした。

全幅はかなり大きい印象。私はミニバンの運転にも慣れているので急カーブやS字クランクでも問題なく走れましたが、コンパクトカーしか運転したことがなかったら怖いと思います。

車高が高いことで運転席の位置も高く、道路を上から見渡す感じの視点になっていて、前方視界は良好。そのおかげで、車体が大きくてもある程度運転しやすくなっています。

乗車定員の5人乗る場合は前部座席に2人、後部座席に3人すわることになりますが、先ほど解説したように、後部座席の真ん中にすわるひとは本当にキツいでしょう。実質4人乗りだと思ってください。

平坦な道ならどこを走っても快適。ハリアーに乗った感想

それでは、ハリアーに試乗した感想を解説していきます。

ハリアー 乗り降り

(※先ほど解説したのはHYBRID PREMIUM “Metal and Leather Package”ですが、試乗するのはPROGRESSのガソリンエンジンモデル・2WDです)。

アクセルペダル→ブレーキペダルの踏み変えがしにくい

ハリアー アクセル、ブレーキペダル

ブレーキペダルが足元のかなり手前のほうについていて、踏みにくいですね。

ブレーキをかけるときは、アクセルペダルから足を離してから大きく足首を引っ込めてブレーキペダルを踏むことになります。

アクセル→ブレーキ→アクセル→ブレーキと踏み変えるのに足首の動きが大きくなると運転が大変なので、長時間運転するときや渋滞に巻き込まれたときにすごい疲れそう。

加速はスポーツモードにするとかなり速い

ハリアー 運転

加速はノーマルモードでもそこそこ速く、スポーツモードに切り替えるとさらに速くなります。

ポイント

試乗コースは40km/h制限でしたが、スポーツモードの加速性能はここでは活かしきれてないと思いますね。

高速道路を走って初めて活かされる感じ。暴れたりない感じが車からヒシヒシと伝わってきました。

スポーツモードからエコモードに切り替えると、加速性能が極端に下がったのがよくわかります。エコモードでは加速は物足りないです。

一般道ではノーマルモード、高速道路ではスポーツモード、住宅街ではエコモードというふうに使い分けると、どこを走ってもストレスなくドライブできるでしょう。

なお加速性能については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハリアー 運転ハリアーの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?

ステアリングは重すぎず軽すぎず、操作しやすい

ハリアー 運転

ステアリングは重くもなく軽くもなく。ノーマルモードからスポーツモードに切り替えても、体感上の重さに変化はありませんでした。

感動する気持ちよさとかではないですが、ふつうに運転しやすいハンドルの回し心地だと思います。

悪路走行時の突き上げ・振動はイメージに反して強い

でこぼこ道を走ったときの突き上げや振動は、思ったより強いです。

「SUVだから悪路走行は得意分野で、さぞかし静かなんだろう」と期待してたんですが、ぜんぜんそんなことはありませんでした。

後輪が段差を越えた瞬間に、ガクッと後ろに落ちるような感覚があります。以前に試乗したクラウンのほうが、断然突き上げや振動は少なかったです。

クラウン フロントから新型クラウン(ハイブリッド/ターボ)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

エンジン音はある程度あるけどまったく気にならない

試乗したのはガソリンエンジンモデルだったので、エンジン音はある程度ありました。

でも試乗中にうるさくて気になるようなことは一切なく、自然に溶け込んでいます。

車に乗ったらまぁこれぐらいはするよね、という程度のノイズ。そういう意味では快適な車内空間ですね。

アイドリングストップ機能がついている

残念ながら、アイドリングストップ機能がハリアーにもついていました。

アイドリングストップ機能とはブレーキを踏んで停車した際にエンジンが自動的に停止し、ブレーキを離すと再始動する機能です。

運転していて違和感が強く、この機能がついていることは大きなマイナスポイントです。

車種によってはブレーキの踏みかたで作動しないようにできたりしますが、ハリアーのアイドリングストップ機能は、軽く踏んでもしっかり踏んでもおなじように機能してしまいます。

この機能に気づいたとき、ここまでの試乗で上がっていたテンションが一気に下がりました。

パワーウィンドウスイッチの操作感が気持ちいい

ハリアー パワーウインドウスイッチ

ハリアーは、パワーウィンドウスイッチの操作感が特殊です。ふつうの車は「カチッ」って感じですが、ハリアーは「カカッ」と細かく2段階で動く感じ。

これが地味に気持ちよく、無駄に窓を開け閉めしたくなります。特殊というかトヨタの新型モデルは、今後みんなこういう作りになっていくのかもしれませんね。

メーターがアナログなのが嬉しい

ハリアー メーター

ハリアーのメーターは、針でスピードを表示するアナログメーターです。個人的にデジタルメーターはかっこいいと思えないので、ここは嬉しいポイント。

真ん中のマルチインフォメーションディスプレイも、きれいで見やすいですね。

実燃費は7.0km/l

15分程度の試乗でしたが、実燃費は7.0km/lでした。

今回試乗したハリアーの燃費は、メーカー発表で16.0km/lなので、実際は43%程度しか走れていないことになります。

そこまで悪い数値ではないですが、低燃費とはいえないですね。燃費最重視で車をえらぶとしたら、ハリアーはえらばないほうがいいでしょう。

エアコンをいちばん弱い風量でつけていたので、夏や冬でもっと強い風量でつければ、さらに悪くなります。

ドライブモードはエコモード・ノーマルモード・スポーツモードを1:5:4程度の割合で使用しました。

一時停止や信号待ちもあり、20km/h~40km/h程度で走行した実燃費です。一般道路に近い条件での数値なので、参考にしてください。

なお燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハリアー メーターハリアーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!
MEMO

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スポーツカーに乗っている「雰囲気」が味わえる。ハリアーに乗った感想

つづいて、ハリアーELEGANCE “GR SPORT”(ガソリンエンジンモデル・4WD)に試乗した感想を解説していきます。

ハリアー 乗り降り

ブレーキペダルはやはり手前のほうにある

ブレーキペダルはやはり手前のほうにあり、アクセルからブレーキに踏み変えるときは、足首を大きく動かす必要があります。

長時間運転するときや、渋滞に巻き込まれたときにすごい疲れそうですね。

走行性能はPROGRESSとまったく変わらない

ハリアー 運転

体感としては、走行性能はPROGRESSとまったく変わりません。

エコモードはおなじ「エコモード」、ノーマルモードは存在せず、スポーツモードが「パワーモード」に名前変更されていました。

エコモードでは加速が物足りないので、基本的にパワーモードで走るのがいいと思います。

ステアリングの操作感もPROGRESSとおなじ

ハリアー 運転

ステアリングの操作感もPROGRESSとおなじです。

ハンドルに使われている革がつるつるしているのと、ハンドル自体の形が違うからさわり心地は違いますが、重さはまったくおなじ。

86のハンドルのようなさわり心地と形ですね。個人的にゴツゴツしすぎていてあまり好きではないです。

86の外観トヨタ86(ハチロク)の試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!

悪路走行時の突き上げ・振動もPROGRESSと一緒

でこぼこ道を走行すると、後輪が段差を越えた瞬間にガクッと落ちるような感覚があります。これもPROGRESSと共通する乗り心地ですね。

まぁ、スポーツモデルであって悪路走行時の揺れを軽減するモデルではないので、ここが変わらないのは当然といったところでしょうか。

エンジン音ももちろん変わらず、しっかり響いてきますが運転していれば気にならないレベルです。

アイドリングストップ機能がついている

なんとまさかのアイドリングストップ機能がGRモデルにもついていました。

しかもパワーモードにしてもしっかり機能します。走りを優先するモデルだから絶対ついていないと思ってたんですけどね。これは悪い意味で意外。

赤いメーター照明がスポーツカーっぽい

ハリアー メーター

メーター照明が赤く光っているのはPROGRESSと違う点ですね。

PROGRESSは白く光っていましたが、赤のほうがスポーツカーっぽい印象を受けます。やはりここも86っぽい。

シートのすわり心地が硬くて疲れる

シートのすわり心地が、PROGRESSとはだいぶ違います。

あちらはファブリック+合成皮革だったのでやわらかいすわり心地でしたが、ELEGANCE “GR SPORT”はスエード調合成皮革が使用されており、硬いです。

PROGRESSのほうが私的には好きですね。この硬さは長時間乗っていたら疲れそう。

実燃費は7.5km/l

15分程度の試乗でしたが、実燃費は7.5km/lでした。

今回試乗したハリアーELEGANCE “GR SPORT”の燃費は、メーカー発表で16.0km/lなので、実際は46%程度しか走れていないことになります。

PROGRESSと比べて0.5km/l良くなっていますが、短時間の試乗では誤差の範囲ですね。

エアコンをいちばん弱い風量でつけていたので、夏や冬でもっと強い風量でつければ、さらに悪くなります。

ドライブモードはエコモードとパワーモードを5:5程度の割合で使用しました。

一時停止や信号待ちもあり、20km/h~40km/h程度で走行した実燃費です。一般道路に近い条件での数値なので、参考にしてください。

なお燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハリアー メーターハリアーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

ハリアーの価格は高い

さて、ハリアーは価格に見合った車なんでしょうか? それぞれのグレードの価格は下の表のようになっています。

車名グレード駆動価格
ハリアー(ガソリン車)特別仕様車PROGRESS ”Metal and Leather Package・Style BLUEISH/PROGRESS “Style BLUEISH”2WD3,810,240円
4WD4,004,640円
PROGRESS “Metal and Leather Package”2WD4,129,920円
4WD4,324,320円
PROGRESS2WD3,780,000円
4WD3,974,400円
PREMIUM “Metal amd Leather Package”2WD3,599,640円
4WD3,794,040円
PREMIUM2WD3,249,720円
4WD3,444,120円
ELEGANCE2WD2,949,480円
4WD3,143,880円
ハリアー(ターボ車)特別仕様車PROGRESS ”Metal and Leather Package・Style BLUEISH/PROGRESS “Style BLUEISH”2WD4,080,240円
4WD4,274,640円
PROGRESS “Metal and Leather Package”2WD4,380,480円
4WD4,574,880円
PROGRESS2WD4,050,000円
4WD4,244,400円
PREMIUM “Metal amd Leather Package”2WD3,850,200円
4WD4,044,600円
PREMIUM2WD3,519,720円
4WD3,714,120円
ELEGANCE2WD3,380,400円
4WD3,574,800円
ハリアー(ハイブリッド)特別仕様車PROGRESS ”Metal and Leather Package・Style BLUEISH/PROGRESS “Style BLUEISH”4WD(E-Four)4,634,280円
PROGRESS “Metal and Leather Package”4,953,960円
PROGRESS4,604,040円
PREMIUM “Metal amd Leather Package”4,424,760円
PREMIUM4,074,840円
ELEGANCE3,774,600円
ハリアー(GR SPORT)ELEGANCE “GR SPORT”(ターボ)4WD3,996,000円
ELEGANCE “GR SPORT”(ガソリン車)2WD3,398,760円
4WD3,593,160円

ガソリンエンジンモデル・ターボモデル・ハイブリッドモデルが6グレードずつ用意されていて、そのほかにGR SPORTモデルが2グレードあります。

私が試乗したPROGRESS(ガソリンエンジンモデル・2WD)は3,780,000円、ELEGANCE “GR SPORT”(ガソリンエンジンモデル・4WD)は3,593,160円ですが、どちらも高いと思います。

ポイント

実際に乗り比べてみた感想を正直にいうと、GRモデルは「スポーツ走行を楽しめるモデル」というよりは、「スポーツカーに乗っている雰囲気を味わえるモデル」って感じですね。

走行性能がぜんぜん違うのかと思ってたけどそんなことはなく、内装デザインの見た目やさわり心地が違うだけ、という印象。

PROGRESSのほうは加速性能は優秀なものの、意外と悪かった悪路走行時の突き上げ・振動や燃費を考慮すると、この金額を出してまで購入する価値はない気がします。

ここまで書いてきましたが、通常モデルとGRモデルの違いは、高速走行すれば感じられるのかもしれません。

これはあくまで私が試乗した感想なので、おなじ感想を持つかどうか、購入前に試乗してみてくださいね。

なおハリアーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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