ミドルSUV市場の人気を牽引するホンダ ヴェゼルは、コンパクトに見える外観に反して必要充分な室内空間の広さが魅力で、幅広いユーザー層から人気を得ている車のひとつです。
車選びの中で重要視したいポイントは人それぞれいろいろあるとは思いますが、そのひとつに加速性能がどれくらいのものなのか、という点が挙げられるでしょう。
例え見た目や使い勝手が好みであっても、車本来の「走る」という性能においてストレスが溜まるようなものでは勿体無いですよね。
ヴェゼルには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類のパワートレインがあり、それぞれで加速性能も異なります。
ここでは、そんなヴェゼルの加速性能の実力について深掘りして解説していきます。
ハイブリッド・ガソリンモデルのヴェゼルの加速性能
先ほども少し触れましたが、ヴェゼルには1.5Lのガソリンモデルと1.5Lのハイブリッドモデルの2つのパワートレインが存在しており、日本市場ではおよそ「7:3」の割合でハイブリッドモデルの方が人気となっています。
ここではまず、それぞれ加速性能の実力がどれほどのものなのか、実際の数値なども交えて解説していきましょう。
ちなみに、ヴェゼルはガソリン・ハイブリッドモデル共にグレード構成は基本的に同じで、FFモデルと4WDモデルの両方がラインナップされています。
ただし、より走りの良さに重点を置いたRSと呼ばれるグレードはFFモデルのみのラインナップとなっています。
ハイブリッドモデルの加速性能
まず、エンジンそのものの実力を測る目安として「馬力」「トルク」というものが用いられますが、ハイブリッドモデルではエンジンの馬力が132PS、トルクが15.9kgf・m、モーターの馬力が29.5PS、トルクが16.3kgf・mとなっています。
ただ、車重やAT(CVT)の性能、最大馬力・トルクを発生するエンジン回転数等によって、実際の走りは大きく変わってくるので、この数字だけを見ても加速性能の実力がどんなものなのか想像がつかないですよね。
そこで分かりやすい目安の数値として、カー雑誌等でも取り上げられるものとして0-100km/hの加速タイムというものが挙げられます。
これは停車状態から加速して100km/h出るまでにかかった時間を指すもので、実際の走行シーンにも役立つ分かりやすい指標となっています。
ヴェゼル ハイブリッドで、スポーツモードを使用した際の加速タイムはおよそ7.5〜8.0秒となっています。
これが通常走行時のノーマルモードだと8.5〜9.0秒となり、エコモードだとこれよりさらに遅い結果となります。
日本を代表するスポーツカーであるトヨタの86が公式に公表しているのが6.8秒。(実際の加速感の詳細は以下の記事をご参照ください。)
トヨタ86(ハチロク)の試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!86の数値を踏まえると、ヴェゼル ハイブリッドの加速性能はスポーツカーにも引けを取らないレベルと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、ハイブリッドモデルは
- 燃費を重視した「エコモード」
- 通常走行時の「ノーマル」
- 高回転型でアクセルレスポンスも良くなる「スポーツモード」
の3つのモードを切り替えることができるようになっています。
お察しの通り、加速性能において1番優れているのは「スポーツモード」使用時となっています。
ヴェゼル ハイブリッドが優れた加速性能を持つ理由
ヴェゼル ハイブリッドがスポーツカーに負けず劣らずの加速性能を発揮できることの要因として、ハイブリッド車はエンジン単体に加えてモーターのアシストがあることで、より力強い加速が得られるということが第一に挙げられるでしょう。
ハイブリッド車はもともとはトヨタ プリウスに代表されるように、モーターの力でエンジンをアシストすることでエンジンの負担を減らし、燃費の向上を目的として普及したシステムです。(プリウスの燃費の詳細は以下の記事をご参照ください。)
プリウスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!その特性から近年では速さを競うモータースポーツの世界にも応用される程になっています。
よって、以前から車種を問わず「ハイブリッド車はよく走る」「速い」…といった声が聞かれていましたがヴェゼルの場合、燃費はもちろんのこと動力性能を重視するウェイトも大きいので、このような優れた加速性能が実現できていると言えます。
具体的には、エンジンそのものがパワーを重視した直噴エンジンになっている点、トランスミッションに7速DCTと呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションを採用している点が挙げられます。
直噴エンジンとは?メリット3つとデメリット4つ!不具合と耐久性が欠点?!この7速DCTを簡単に説明すると、ドライバーとしては通常のAT車に乗っている感覚となんら変わりはないのですが、機構としてはMT車のギヤチェンジを自動で行ってくれるというものです。
実はATやCVTはその性質上どうしてもエンジンの力を伝達するのにロスが生まれますが、MTはクラッチがつながってしまえばエンジンの力をそのままトランスミッションへと伝達することができる仕組みになっています。
このようにヴェゼル ハイブリッドは、決して燃費性能のみに傾倒しない、車本来の走る楽しみというものも重視することで、優れた加速性能を実現できていると言えます。(燃費の詳細は以下の記事をご参照ください。)
ヴェゼルの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!ガソリンモデルの加速性能
ハイブリッドモデルの加速性能の実力が分かったところで、より一層もう一方のガソリンモデルの加速性能の実力も気になるところです。
モーターのアシストが無い分、加速性能は不利になるのでしょうか?
そんなガソリンモデルのエンジンの馬力は131PS、トルクは15.8kgf・mとなっており、数値上ではハイブリッドモデルよりわずかに低いながら、ほぼ同等レベルとなってます。
そして気になる0-100km/hの加速タイムはXまたはGというグレードでおよそ9.5秒となっており、ハイブリッドモデルのタイムを聞いた後では「やっぱり遅いな〜」と感じてしまいそうですが、さまざまな普通乗用車と比較する中で、実は十分に優秀なタイムを叩き出してくれているのです。
この辺りの詳細は、のちほどライバル車との比較も含めて紹介したいと思います。
なおガソリンエンジンについての特性は以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもご参照ください。
ガソリンエンジンのメリット3つとデメリット5つ!仕組みと将来性の特徴を解説!ヴェゼルのガソリンモデルも優れた加速性能を持つ理由
ガソリンモデルも十分に優れた加速性能を持つ理由として、まずハイブリッドモデルと同様に出力を重視した直噴エンジンを採用している点が挙げられます。
また、ガソリンモデルには「スポーツモード」のスイッチが無いのですが、その代わりにガソリンモデルのRSのCVTには特別なチューニングが施されており、アクセルペダルの踏み込みに対してダイレクト感のある加減速が味わえるようなセッティングになっています。
とくに加速性能に関わる部分として「全開加速ステップアップ制御」と呼ばれる、アクセルペダルを大きく踏み込んで加速した際に、CVTのギヤのローレシオ使用領域を拡大し、更にエンジンをしっかりと高回転まで回してステップアップシフトを行うという制御が組み込まれています。
さらに、各同グレードのハイブリッドモデルと比較して車両重量がおよそ100kgも軽いというのも、加速性能における大きなメリットとなります。
これは車の走る・曲がる・止まるという基本性能において、特殊な状況を除いて基本的には車両重量が軽い方が優れているからです。
これは、パワーウエイトレシオと呼ばれる指標でも示されており、ヴェゼル RSで「9.24kg/PS」、ヴェゼル ハイブリッド RSで「9.92kg/PS」という数値になっています。
パワーウエイトレシオは、エンジンのパワーと車両重量を組み合わせて加速性能を示すもので、数字が小さいものほど優れていると言え、ヴェゼル RSの「9.24kg/PS」の場合、1馬力(PS)あたりが負担する重量は9.24kgという意味を持ちます。
ハイブリッドのモーター駆動のメリットもあり、ヴェゼルの実際の加速性能はハイブリッドモデルの方が上ですが、パワーウエイトレシオという数値上ではガソリンモデルの方が上だということは、ガソリンモデルも優れていることを示す根拠としては充分でしょう。
また、最近のトールワゴンタイプの軽自動車でも1000kg近い車重があるということを考えると、最も軽いモデルで1180kgというヴェゼルの車両重量が如何に優れているか分かっていただけるかと思います。
もしヴェゼルの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!ヴェゼルの実際の加速感
数字の上での加速性能がどうなのか分かったところで、実際にヴェゼルを運転した人は加速性能に関してどのような印象を持ったのでしょうか。
twitterでのツイートやYouTubeの動画からいくつか紹介してみましょう。
ハイブリッドモデルの加速感に関するツイート
ヴェゼルHVに2週間乗って分かったこと。
・1.5L+モーター、車重もそこそこ軽いので加速が俊敏。
・エンジン音がしょぼい。ディーゼルみたい。
・ハンドルが少し小さいので高速での直進には気を遣う。
・一昔前の車と違ってアクセルオフの際の抵抗が小さいので長く走る。追突注意。— ヲフロスキー🐄スキー (@ofroskiski) April 1, 2018
ホンダのヴェゼルHVを試乗してきました。写真はMC後のですが試乗車はMC前です。
結論から言うと音良し走り良しラゲッジ良し。これは凄い。出てかなり経つ車ですが全く見劣り無し。何より加速が力強いと思ったのが強烈な印象です。バッテリーに電力さえあれば0-100km/hも7秒台だとか…。驚きですね pic.twitter.com/NSOX3JUpkh
— ダディー@ティーダと温泉めぐり (@daddy_in_cars) February 24, 2018
ヴェゼルのSPORTモード初めて使ったけど、スピードメーターのランプが青から赤に変わって””力””を解放した感あるし加速が楽しすぎて街中で意味も無く使っちゃった。
— 小林 (@kobasos777) March 19, 2018
やはり、ハイブリッド=エコな走りのイメージがあるからか、ヴェゼル ハイブリッドの加速性能の良さに驚く人は多いようですね。
ハイブリッドモデルでも車両重量は充分に軽い部類に入るので、その点も加速感の良さにつながっていると言えます。
また、スポーツモードを使うとノーマル時とは感覚的にも加速感が全然違うことは誰しもが体感できるところのようです。
メーター内の演出が変わるところも遊び心があって面白いですね。
ガソリンモデルの加速感に関するツイート
1ヶ月たったので感想を。
良い買い物でした。○よいところ
ガソリン車でも十分な加速、燃費
見た目が好き
ACCすごい便利○わるい?ところ
収納が少ない
黒はやはり汚れが目立つ
左折時の視界が良くない#VEZEL#ヴェゼル pic.twitter.com/t5lMsd8ZKJ— すかいさん (@skywing0320) June 26, 2017
ヴェゼルRS乗ってきた!(2回目)
二回目で分かったこと。
・夜はフォグ意外と明るい
・ガソリンは意外と燃費いいし、加速も良い
・夜だとマップランプからの間接照明がある
・ハイブリッドよりはエンジン音は大きい
・オートブレーキホールド便利だけどアイドリングストップはしない— mabu@ (@mabu1214) December 8, 2016
紹介したツイート以外で「さすがにハイブリッドと比べると確かに劣るけども…」という声もありますが、アクセルの踏み込みに対するレスポンスの良さもあり、おおむねガソリンモデルの加速性能でも充分に満足している人が多いことがツイートからも分かります。
なおヴェゼルの口コミ・評判は以下の記事でもまとめているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
ヴェゼルの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ハイブリッドモデルとガソリンモデルの加速の比較動画をYouTubeから紹介
ここで、それぞれの加速性能にどれほどの差があるのかとても分かりやすい動画があったので紹介しておこうと思います。
やはりハイブリッドモデルのスピードメーターの立ち上がりの速さには目を見張るものがありますね。
これだけの加速性能があれば高速道路や幹線道路の側道からの合流の際にも、ストレスなくスピードにのって合流することができそうです。
走行動画でのガソリンモデルのグレードは現行ではラインナップにないSというものになっていますが、CVTにチューニングが施された現行のRSではもう少し良いタイムが出せるかもしれませんね。
ヴェゼルの加速性能をほかの車と比較
ヴェゼルが該当するミドルSUVクラスは、近年盛り上がりを見せている市場で、トヨタからはC-HR、マツダからはCX-3、スバルからはXV…と各社とも魅力ある車がラインナップされています。
ここではそれぞれの車の0-100km/hのタイムを取り上げながら、簡単に加速感や特徴について紹介していきましょう。
トヨタ C-HR
C-HRは基本的にプリウスと同じパワートレインで、98PSを発揮する1.8Lエンジンと、72PSを発揮するモーターを採用したFFのハイブリッドモデルが主力。
4WDを選ぶと必然的に116PSを発揮する1.2Lのガソリンターボモデルになるというようなラインナップになっています。(ターボエンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)
ターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!そんなC-HRの0-100km/hのタイムは、ハイブリッドモデルで11〜11.5秒、ガソリンモデルで12〜12.5秒程となっており、ヴェゼルと比較してもインパクトに欠けるタイムだと言えます。
数字を見て一目瞭然ですが、加速性能を比較するとハイブリッドモデル・ガソリンモデルのどちらもヴェゼルの圧勝ですね。
この結果にはさまざまな要因があるとは思いますが、ハイブリッドモデルはどちらかと言うと燃費に振った味付けなのが、加速性能にも結果として現れてきているということでしょう。
一方で4WDのガソリンモデルは決して燃費が優れている訳ではなく、ターボエンジンということもあるのでもう少し良いタイムを期待したかったところですが、ハイブリッドモデルと比較して30kg重い1470kgという車両重量が加速性能にも大きく影響していると言えるでしょう。
ちなみにヴェゼルの4WDモデルの場合はハイブリッドで1350〜1390kg、ガソリンで1270kgとなっており、加えてC-HRと同条件となるガソリン×4WDモデルは、C-HRよりも優れた燃費性能を持っています。
C-HRの加速性能については以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細が知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。
トヨタC-HRの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?マツダ CX-3
CX-3は105PSを発揮する1.5Lのディーゼルターボエンジン専用車として登場し、2017年の商品対策時に2.0Lの直噴ガソリンエンジンモデルが追加されました。(ディーゼルターボの詳細は以下の記事をご参照ください。)
ディーゼルターボとは?速いのがメリットで寿命がデメリット?搭載車種も紹介さらに、2018年の商品対策では1.5Lのディーゼルエンジンが廃止され、1.8Lへと排気量がアップされるようですが、ここでは実際の市場に今ある1.5Lディーゼルエンジンと2.0Lガソリンエンジンに的を絞って比較していきます。
CX-3は国内のこのクラスでは唯一のディーゼルエンジンを搭載していますが、ディーゼルエンジンの強みは何と言っても力強いトルクです。
馬力こそ105PSと至って普通ですがガソリンエンジンで例えると、排気量2.8Lクラスと同等レベルの27.5kgf・mという最大トルクを発揮するパワフルなエンジンと言えます。
そんなCX-3の0-100km/hのタイムはFFのディーゼルエンジンモデルで10.5〜11.0秒、ガソリンエンジンモデルで9.0〜9.5秒となっています。
排気量の差はあれどガソリンモデルでは、ヴェゼルと同等か少し速いくらいのタイムでそこそこの好タイムだと言えるのではないでしょうか。
一方でトルクの太さを売りにしているディーゼルエンジンは思いの外、タイムが伸びないようです。
これはディーゼルエンジンのフィーリングはガソリンエンジンとは異なり、ディーゼル特有のアクセルを踏み込んだ時の初動のもっさり感や、高回転域での伸びがない点が影響していると考えられ、この感覚には違和感を感じる方もいるかもしれませんね。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違い3つ!比較すると熱効率や寿命が全然違う?!一方で低回転域からモリモリ出てくる力強いトルク感による加速力には驚かされ、加速感を感じやすいエンジン特性だと言え、単純な0-100km/hの加速力よりも実用域で扱いやすい加速性能を持ったエンジンと言えるでしょう。
また、ガソリンエンジンモデルにはスポーツモードスイッチが備わっており、ノーマル時と比べて高回転域を使い小気味よく走るようになるので、側道からの合流時や勾配のある登り坂を走る時には、スポーツモードをONにすることをおすすめします。
CX-3の加速性能については以下の記事でさらに詳しく解説しています。興味のある方はこちらもご参照ください。
マツダCX-3の加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?スバル XV
XVは115PSを発揮する1.6Lガソリンエンジン、154PSを発揮する2.0Lの直噴ガソリンエンジンの2種類のパワートレインで、いずれも4WDのみのラインナップとなっています。
どちらも排気量だけ見ればヴェゼルよりも大きいエンジンを搭載していることになります。
2LモデルにはSI-DRIVEが標準装備され、リニアで気持ちの良い加速を愉しめるスポーツモードをステアリングスイッチ部で選択できるようになっています。
ここで紹介してきた車のガソリンエンジンモデルでこうしたスポーツモードが選択できるのは、CX-3とXVの2車種となっています。
ヴェゼルもハイブリッドモデルではスポーツモードが選択できるだけに、ライバルと比べた時に物足りないポイントのひとつになってしまうかもしれませんね。
そんなXVの0-100km/hのタイムは2.0Lモデルで10.0〜10.5秒、1.6Lモデルで14〜14.5秒となっています。
4WDということもありますが、1400kgオーバーもある車重を考えると、1.6Lの自然吸気エンジンでは力不足であることが、ライバルと比べて最も遅い結果となってしまった0-100km/hのタイムから分かるかと思います。(自然吸気エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)
NAエンジン(自然吸気エンジン)とは?メリット5つ!音が最強の魅力?!一方で、2.0Lモデルは排気量の大きさもあり10秒台前半という好タイムを叩き出していますが、それでも1.5Lガソリンエンジンのヴェゼルよりは遅いということで、FFと4WDという駆動方式の違いはあれども、ヴェゼルの加速性能がいかに優れているかが分かるでしょう。
ライバルと比較してより際立つヴェゼルの加速力
こうしてライバルとなる車と比べると、特にヴェゼル ハイブリッドの加速性能が如何に優れているかがお分かりいただけたかと思います。
普段乗っている車、今まで乗ってきた車は人それぞれで、比較対象が変われば速い遅いの感覚も変わってはきますが、ヴェゼルに関して言えばハイブリッドモデルもガソリンモデルも、車そのもののスペックを踏まえた上で、間違いなく素晴らしい加速性能を持った車だと言えるでしょう。
しかし、そんなヴェゼルのライバルとなる車は、それぞれ排気量だけでなくエンジンの種類(パワートレイン)も異なり、非常にバラエティ豊かでそれぞれが個性を持った車ばかりです。
その分、0-100km/hのタイムだけでは分からない加速感や、ドライバーそれぞれに合った走りの好みの違いも出てくるかもしれません。
また、エンジンの力を路面に無駄なく伝えることができるということ(トラクション性能)においては、FFよりも4WDの方が優れている点なども考慮すれば、天候や条件によっては「安定した加速性能」「実用域で頼りになる加速力」…等々、好みに感じる車は人それぞれ変わってくるかもしれませんね。
これからヴェゼルを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひご覧ください。購入の参考になりますよ。
ヴェゼルは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!ヴェゼルはモテるか?モテる理由を徹底的に考察!