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VTECエンジン音サウンドの特徴!切り替わり音が最高すぎる?!

ホンダはさまざまな先進的な技術をいち早く取り込むことで有名ですが、エンジンにも「VTEC」と呼ばれる可変バルブシステムがあります。

このVTECは走行中にバルブのセッティングを切り替えられるのですが、それによってエンジンサウンドが大きく変わるのです。

今回はそんなVTECのサウンドについてご説明します。

VTECエンジンの音の特徴

VTECエンジン

VTECの構造や音の理由をご説明する前に、まずはサウンドをお聞きいただきましょう。

以下のYoutubeの動画はいくつものVTECエンジン搭載車のサウンドをまとめたものであり、VTECエンジンの特徴的なサウンドがいくつもでてきます。


この動画では低速から高速に加速している場面が多いと思いますが、加速の途中で急にエンジンサウンドが変わったことにお気づきでしょうか?

最初は低くこもったような音だったエンジンサウンドが、あるところを境に急に甲高いサウンドになっていると思います。

実はこのサウンドが切り替わるところがVTECというシステムが可動したところであり、その切り替わりはエンジン回転数があるところに達した時に起こります。

VTECエンジン音の仕組み

VTECは正式名称を「Variable valve Timing and lift Electronic Control system」といい、エンジンのバルブのリフト量とバルブタイミングを可変できるシステムです。

VTECについては別の記事で詳しくご説明しているので概要だけご説明しますが、VTECでバルブシステムを切り替えることでエンジンを低中回転向けのセッティングから高回転向けのセッティングに変更することができます。

切り替えにはエンジン内部の油圧システムで行っており、エンジン回転数がある回転数になったところで油圧がONとなってVTECが切り替わります。

VTECのない普通のエンジンはセッティングによって低中速回転用か高回転用のどちらかに限られますので、エンジンの回転数が上がっていっても基本的なエンジンサウンドはかわりません。

ですがVTECは切り替わりの前と後ではエンジンの性格ががらっと変わり、切り替え後の高回転セッティングはより甲高いサウンドとなるのです。

それに伴い車の最高出力や最高速度も伸びるので、サウンドの切り替わりとともに、よりスピード感のある走行感覚が得られます。

VTECの切り替わりは車種によって違いますが、おおよそ5,000rpm~6,000rpmで切り替わり、最高回転数は8,000rpm~9,000rpmに達する超高性能エンジンとなります。

ホンダは2.0L前後の中型エンジンをメインとしていますが、VTECの採用によりワンランク上の排気量の車と勝負できるほどパワーが向上しています。

VTECエンジンの音の評価と魅力

VTECサウンドはあまたある自動車用エンジンの中でも際立って特徴のあるもので、非常にファンの多いのがうなずけます。

今回はそんなご意見をTwitterからいくつか集めてみました。

VTECサウンドが聞けて幸せ

スポーツカーが好きな車乗りの方は甲高い吹け上がりのサウンドが何よりたまらないものなのですが、VTECエンジンは市販車では珍しいほどの高回転域のサウンドを響かせてくれるエンジンです。

たとえホンダ車以外に乗っていたとしても、街中であの特徴的なサウンドが聞こえたら楽しくなってしまいます。そしてVTECエンジンが欲しくなってしまう気持ちもよくわかります。

切り替わりはよく分かる

VTECサウンドの切り替わりは音だけの違いではなく、運転感覚も劇的に変わります。

高回転型のエンジンになるので速度の伸びが鈍らず、どこまでも加速できそうなほどの吹け上がりを見せるのです。

エンジン音もそれに伴って甲高くなるので、ドライバー至福の時といえるでしょう。

VTECサウンドは官能的

VTECサウンドを表現する言葉はいくつもあるのですが、一番しっくりくるのはこの方のおっしゃる「官能的」という言い方ではないでしょうか。

VTECエンジンはどこまでも吹け上がる加速を音だけでも非常に気持ちよく、ドライバーの感覚にぴったり合うサウンドでもあります。あの気持ちよさは一度聞いたらたまらなくなりますね。

VTECエンジンサウンドを楽しめる車種

VTECエンジンを搭載した車種は非常に多くあるのですが、VTECサウンドを一番楽しみたければ、やはりスポーツカー系が一番でしょう。

セダンなどにもVTECを搭載した車はありますが、車の性格から音が静かになっていたりします。

VTECの魅力を最大限味わいたければ、スポーツカーでなおかつ過給機を搭載しないNAエンジンが一番です。そんな車種をいくつかご紹介することにしましょう。

ホンダ S2000

ホンダ S2000

まず最初はホンダを代表する2シータースポーツカーの一つ、S2000です。S2000はそれまでFFばかり作っていたホンダが本気を出して作ったFR車で、1960年代のホンダS800以来2車種目のFR車です。

FR車はスポーツカーのベーシックな形式で、エンジンをフロント、駆動輪がリアに分かれている車種です。

S2000はオープンカーということもあり、フロントのエンジンサウンドをダイレクトに聞くことができます。

スペックS2000 前期型S2000 後期型
エンジン型式F20C型 2.0L 直4 DOHC VTECF22C型:2.2L 直4 DOHC VTEC
最高出力250PS/8,300rpm242PS/7,800rpm
最大トルク22.2kgf·m/7,500rpm22.50kgf·m/6,500-7,500rpm

S2000は9年ほどで生産終了となりそれ以降ホンダはFR車を作っておらず、非常に貴重な1台となっています。

その間エンジン排気量を変更するマイナーチェンジを行っていますが、出力は2.0Lエンジンとしては破格の250馬力に達しています。

非常にスポーティな車でVTECサウンドを響かせて走るにはもってこいの車です。S2000で走る時は絶対オープンカーで走るべきですね。

ホンダ インテグラ TYPE-R

ホンダ インテグラ TYPE-R

ホンダのVTEC搭載車で有名な車種は2つあり、ハッチバックタイプのシビックと、2ドアクーペのインテグラです。

VTEC搭載はインテグラが初であり、シビックとともにいまでも根強い人気を誇ります。

中でもハイスペック仕様のTYPE-Rは人気が高く、生産終了から10年以上経ついまでもその魅力は衰えません。シビックより一回り大きなボディですが、走りの軽快さは変わっていません。

スペックインテグラ TYPE-R 2代目
エンジン型式K20A型 2.0L DOHC i-VTEC
最高出力220PS/8,000rpm
最大トルク21.0kgf·m/7,000rpm

S2000より少しおとなしめのスペックですが、それでも220馬力を発揮するエンジンは優秀で、トルクも十分です。

スポーツカーらしい加速とクーペならではの滑らかなボディラインは、ホンダの軽量スポーツカーの良さを味わえる車種となっています。

S2000より少しマイルドな乗り味なので、ゆとりを持ってサウンドを楽しめる車と言えるでしょう。

ホンダ 初代NSX

ホンダ 初代NSX

ホンダ最高のスポーツカーとして開発された車がNSXで、世界のスーパーカーに対抗するために生まれた希少な国産車でもあります。

エンジンが運転席の後ろに搭載されたMRエンジンレイアウトが特徴で、走りはまさにスーパーカーの素晴らしい特徴を受け継いでいます。

NSXは現在まで2車種登場しており、1990年~2006年まで生産された初代型と、現行車である2代目があります。

そのうちVTECエンジンを搭載しているのは初代型のみで、2代目はハイブリッド化などもあってVTECは非搭載となりました。

ですが初代NSXはVTECスーパーカーという唯一無二の魅力を持つ車であり、今でもその魅力は衰えるどころか、中古車価格が高騰するほどの車種となっています。

スペックNSX 後期型
エンジン型式C32B型 V6 3.2L DOHC VTEC
最高出力280ps(206kW)/7,300rpm
最大トルク31.0kgf・m(304N・m/5,300rpm

NSXの後期型にはV6 3.2LエンジンにVTECを組み合わせたエンジンが搭載されており、そのスペックは最高の一言です。

280馬力という最高出力は当時の国内規制上限であり、規制しなければもっとパワーが狙えたはずです。

トルクの高さも申し分なく、NAエンジンでここまでのスペックが発揮できるのはさすがVTECといえます。

NSXはエンジンが運転席のすぐ後ろに位置しているため、エンジンサウンドは車室内にとても良く聞こえてきます。

大排気量のNAエンジン独特の雑音の少ないサウンドと、VTECならではの高回転までの吹け上がりの音が運転席で最大限楽しめるのがNSXなのです。

NSXは新車価格で10,000,000円、中古車価格もまだまだ高いクルマなので簡単にサウンドを楽しめる車ではありませんが、一度でもよいのでその最高のVTECサウンドは聞くに値するものです。

試乗などでも乗る機会があったら、ぜひVTECの切り替わりを体感してみてください。