トヨタ タンドラは北米専用のフルサイズピックアップトラックで、日本ではほとんどお目にかかることがありません。

しかしどんな車にも熱狂的なファンがいるように、タンドラを日本で所有している人も少なからずおられます。

そこで気になるのは、北米の車であるタンドラは故障に関してはどれぐらい信頼性があるかということです。

今回はタンドラの故障率についてご説明します。

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タンドラの故障率

トヨタ タンドラ

タンドラは日本ではまず見ることのないフルサイズピックアップトラックというカテゴリーの車で、日本で言う商業用トラックとは違い、おもに乗用車として使われるトラックです。

そのサイズは非常にアメリカンなサイズであり、これまで2代を数える車種のなかでは全長5.8m~6.4m、全幅1.9m~2.0m前後と、日本車にはありえないサイズ感です。

日本の道路では扱いにくい車ではあるのですが、それでもそのダイナミックな車が気に入っている人も中にはおられ、少ないながらアメリカから逆輸入という形で日本に入ってきています。

トヨタ車ですが製造はアメリカなので純粋な輸入車といえますが、そんなタンドラは輸入車にありがちな故障しやすい車なのでしょうか。

タンドラの故障率についての実際のデータを参考に見ていきましょう。

アメリカでは高い信頼性をもつ

タンドラに限らず車の故障率は一般には決して公開されておらず、メーカーが社外秘の機密データとして保有しています。

故障率という言葉はよく聞きますが、その実態はデータとしては見れないのです。

しかしメーカーとは別に民間調査会社であるJ.D. パワー車が独自に故障率の調査を行っており、「自動車耐久品質調査」として毎年公開しています。

この調査では車の実際のオーナーから故障件数を聞き取り調査の形で収集しており、それをメーカーごとのランキング形式で発表されています。

タンドラはアメリカ市場の調査が実態にあっていますので、まずはアメリカ市場でトヨタがどのぐらいの信頼性なのかをみてみましょう。

2018年 米国自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 レクサス 99
2 ポルシェ 100
3 ビュイック 116
4 インフィニティ 120
5 キア 122
6 シボレー 124
6 ヒュンダイ 124
8 BMW 127
8 トヨタ 127
10 リンカーン 133
10 日産 133
業界平均 142

参考:J.D. Power 2018 U.S. Vehicle Dependability Study

最新の調査ではトヨタは8位でそこまで高くないのですが、故障件数の少なさを表すスコアでは4位のインフィニティから7ポイント差で大きな差はありません。

とはいえ米国メーカーや韓国メーカーのほうが上位にいるのでトヨタも平均的な信頼性ということでしょう。

しかしこの調査では各セグメントでの故障率が少ない車を上位3位まで発表しており、2018年の調査では惜しくも逃しましたが2017年の調査で2位にランクインしており、タンドラは大型ピックアップトラックのカテゴリーで信頼性の高い車といえます。

タンドラは2007年から現行モデルですので、前年でも車は変わっていません。

参考:2017年 米国自動車耐久品質調査

タンドラの設計は質実剛健

タンドラはビッグサイズでいかにも頑丈そうな見た目をしていますが、設計もまさに質実剛健であり、ピックアップトラックの分野でも世界的な評価の高いトヨタの設計が現れています。

タンドラはいわゆるヘビーデューティと呼ばれる車で、オンロードはもちろんのことオフロードでもしっかりした耐久性を持たせた車です。

日本の乗用車では少なくなったラダーフレーム式の車体を持っており、重量はあるもののその耐久性と頑丈さはかなりの性能を持っています。

トヨタの有名なSUVであるハイラックスやランドクルーザーも同様の構造であり、日本のみならず海外、とくに環境の過酷な中東などで高い評価を得ています。

タンドラはそういう車体の上に乗用車としての乗り心地のよいボディを乗せており、実用一辺倒のトラックではなく、多目的な常用トラックとしてまとまっています。

エンジンも大型ですが、このエンジンは長年設計が変わっていないトヨタの信頼性の固まりのようなエンジンであり、燃費などは少々悪いものの故障の少なさはかなり高いレベルにあります。

あまり先進的な設計の車ではありませんが、その分車の信頼性は高く、前述の調査で高評価だったのもうなずけます。

中古のタンドラの故障しやすさ

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タンドラの中古車はあまり市場には多くありませんが、少ないながらも見かけることはあります。

タンドラは輸入車とはいえ基本的な設計の考え方は日本のトヨタ車と何ら変わりはなく、日本で車の寿命と言われている10年100,000kmというのが目安とできるでしょう。

この寿命というのは車の各部の部品を交換しなければならない時期という意味で、維持費がかかることから中古車価格自体は下がりぎみになります。

タンドラもその目安に近くなれば故障も増えてきますので、維持費は増えてくるでしょう。

しかしタンドラに使われている部品は日本のトヨタと共用されていることも多く、他のトヨタ車の部品をそのまま使うことができる場合があります。

すべてではありませんが、消耗品関係はそういう部品が多く、そういう意味では一般的な輸入車よりも維持費は低く押さえられるでしょう。

また消耗品のひとつであるタイヤに関しては、車のサイズが大きいことから日本車には普通使われないサイズのタイヤであり、消耗していると交換する場合に費用が高くなります。

中古のタンドラを見極めるときにはタイヤの消耗度合いを見ておくとよいでしょう。

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タンドラオーナーの評判

日本ではタンドラのオーナーは少ないものの、故障の実態に関してはオーナーさんが一番わかっておられるのは間違いないでしょう。

そこでTwitterからそういったご意見をいくつか集めてみました。

ほぼ故障なしに1,600,000km

アメリカでのことですが、あるタンドラが1,600,000kmもの走行距離を大きなトラブルなく乗り越えたようですね。

日本車の故障の少なさは昔からいわれていましたが、こうして実例があると実感がわきます。

ただ車のメンテナンスはしっかりしてあることが前提ですね。

アメリカのリコールは通知が来ない?

この方のタンドラはエアポンプの故障で修理されたようなのですが、問題なのはこれがリコール対象だったということでしょう。(実際には保証延長での対象のようですが)

故障の内容については後程ご説明しますが、タンドラはディーラーではなく専門の輸入業者が日本に持ち込んでいるので、アメリカでリコールがあっても日本のオーナーにまでは通知が来ません。

それもあって逆輸入車というのは一定のリスクがありますので、自分の車の情報は常に調べておかないといけないでしょう。

修理したくてもしてもらえない

この方のタンドラはエアコン配管からの冷媒漏れがあったようで修理工場に持ち込んだのですが、輸入車ということで3店舗すべてに入庫を拒否されてしまったそうです。

最終的には修理してくれるところが見つかったそうですが、トヨタといっても逆輸入車の珍しい車となると修理してくれるところが限られてきてしまうようですね。

タンドラの故障事例

タンドラの故障事例は国内ではあまり知られていないものの、探すといくつかトラブルが多い箇所が見つかります。

今回はそんな故障事例をご紹介しましょう。

エンジンオイル漏れ

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信頼性の高いタンドラとはいっても起こりやすいトラブルのひとつがエンジンからのオイル漏れです。

日本のトヨタ車でもオイル漏れ自体は起こりやすいトラブルですが、アメリカの環境にあわせて設計されたタンドラのエンジンでは日本の環境では少々オイル漏れの頻度が高くなります。

高温多湿でエンジンのシール部品などの劣化が早まるのが原因だと思われますが、それに加えてアメリカ人のドライバーはあまりオイル漏れを気にしないということもあるでしょう。

タンドラのエンジンはV6およびV8の大型で複雑なエンジンであり、オイルシールの箇所も多く、漏れが起こる可能性はあちこちにあります。

最初はオイルがにじむ程度ですが、放置しておくと漏れはひどくなり、最終的にはオイル量が減ってエンジンの潤滑や冷却に問題がでてきます。

修理にはオイルシールやガスケットの交換ですむものの、エンジンの分解が必要で工賃が高めです。

部品費と合わせると100,000円前後が費用相場となるでしょう。

オイル漏れは走行距離の増えてきたエンジンには付き物のトラブルですので、定期点検の際などに見つかったら早めに修理しましょう。

補機類の高額修理

エンジン部品の中で交換が必要になるものに、エアコンコンプレッサーやオルタネータなどの補機類がありますが、タンドラの場合正式にはアメリカから部品を取り寄せるので高額修理が発生することがあります。

補機類は走行距離80,000km~100,000kmぐらいで交換時期が来る部品で、日本のトヨタでも同様の交換頻度の部品です。

補機はエンジンの動力で回転しかなりの高速回転を伴う部品なので、長く使っていると回転部分のベアリングの劣化によって異音や異常振動などがでてきますので、そうなったら即座に交換しなければなりません。

日本車ではエアコンコンプレッサーもしくはオルタネータの交換には100,000円ぐらいの費用で済むのですが、タンドラのような輸入車では部品を海外から取り寄せるので部品費だけで200,000円近く、工賃を入れると300,000円ぐらいになることも珍しくありません。

また前述のツイートにあったようにそもそも修理を断られる可能性もあり、タンドラ購入時からしっかりメンテナンスを任せられる修理工場も探しておかなければなりません。

もし日本のトヨタの大型車の部品でタンドラに使用可能なものがあれば、比較的安く修理が可能な場合もあります。

修理工場がそういったことに慣れているところだと積極的に費用を抑えられる提案をしてくれるでしょう。

エアポンプの故障

これは前述のツイートにあったものですが、タンドラの故障事例でエアポンプのトラブルはけっこう多く、さすがに保証延長されただけのことはあります。

エアポンプといっても実は排気ガス処理システムの一部で、排気管に空気を送ることでコールドスタート時の有害物質を減らすシステムのようです。

そのためのポンプがエンジンに取り付けられているのですが、故障事例としてはポンプの回転部分がガタガタになったり、ポンプのインペラが破損したり、モーターが焼き付いたりするようです。

また同じエアポンプが2個搭載されておりV型エンジンの各バンクについているのですが、どちらか故障しただけでもエンジンチェックランプが点灯して修理の必要が出てきます。

修理はポンプの部品交換が必要で、まともに正規部品を取り寄せて修理となると片側だけでも150,000円〜200,000円の修理費用となります。

しかし同様のシステムがランドクルーザーにも搭載されており、ランドクルーザー用の部品が流用できる場合もあるようですので、そうなれば100,000円程度の修理費用で済むようです。

なおこのトラブルはアメリカでは保証延長の対象となっており10年の延長保証がありますが、逆輸入された車は基本的には保証の対象外となっている場合が多いですので、保証延長での無償修理は受けられない場合が多いです。

このあたりも逆輸入のリスクといえるでしょう。

参考:Toyota Warranties Air Injection Pump System Reimbursement Available

ツンドラは買っても大丈夫か?

ツンドラはアメリカからの輸入車とはいえ、基本的にはトヨタの信頼性のある設計から故障の少ない車といえます。

日本で乗る輸入車として考えれば、故障のリスクが少なく悪い選択肢ではないでしょう。

しかしひとたび故障すると輸入車にありがちな高額修理が待っており、珍しい車なので作業ができるところも限られてきます。

またベンツやBMWなどと違って米国トヨタの正規ディーラーはありませんので、保証やリコール対応の面で劣る面もあります。

故障の可能性自体は少ない反面、もしもの際のリスクが結構高い車といえるでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。