国内で唯一水平対向エンジン開発を続け、予防安全装備のアイサイトやトラクション性能に定評のあるシンメトリカルAWDによって安全な車というイメージが定着しつつあるスバル。
インプレッサやレガシィのようなスポーツカーとしてのネームバリューのある車も多く排出しています。
こうしてブランド力を高めてきているスバルですが、周りからはどのようなイメージなのでしょうか。ここではスバルのイメージを解説していきます。
スバルのコンセプト
スバルは他メーカーと一風変わった車作りをしており、スバリストと呼ばれるスバル信者のような人がいるくらい影響力のあるメーカーです。
そこにはスバル独自の機構やデザイン、その他にも車漫画などの影響もあります。
現在のスバルは安心で楽しい車をコンセプトに、デザインもダイナミック&ソリッドといった機能美を表すデザインを作り上げ開発しています。
それではスバルのコンセプトを解説していきます。
何はともあれ安全性の高い車
スバルはもともと航空機を開発していた会社が自動車の開発を始めたメーカー。機械的な美しさや性能はもとより、人を守るためには安全に乗ることができなければいけません。
スバルは車に関わる人を守るための車作りがコンセプトになっています。
近年一番代表的なのが予防安全装備であるアイサイトでしょう。緊急ブレーキがまだ日本で馴染みが少なかった頃からスバルはステレオカメラを採用し、独自の技術でぶつからないクルマを作り上げてきました。
現在では各社さまざまな工夫をこらしてスバル並に性能を高めてきました。
それでもアイサイトは唯一色を認識できるカメラであったり、その他にも歩行者エアバッグを採用し歩行者の保護まで考えるなど、安全性に関しては各社の一歩先を行く、そういった車作りが特徴的です。
総合性能の高い車
スバルのアイコン的な存在なのが水平対向エンジンです。

世界的に見てもポルシェとスバルしか採用していないこのエンジンは航空機開発時代からの名残で、現在まで廃止することなく開発が続いています。
ボクサーサウンドというスバルの独特なエンジン音に惚れている人もいますね。

そして水平対向エンジンとならぶスバルの一番の武器がこの4WDです。
水平対向エンジンは左右にピストンを出す構造で重量配分がちょうどよく、左右均等にトラクションをかけることができ、それと4WDを合わせることでシンメトリカルAWDといわれる構造になっています。
このシンメトリカルAWDをもとに、ラリーなどで鍛え上げた機械的な4WDシステムとの組み合わせにより、砂漠のような場所だけでなく雪道などにも非常に強い走破性の高い車となりました。
動画サイトなどでご覧になった方はいるかと思いますが、雪のすごい日にスタックした自分より大きなトラックを牽引するインプレッサの姿が見られました。非常に強力な4WDシステムもスバルのアイコン的な存在です。(インプレッサの雪道性能の詳細は以下の記事をご参照ください。)

安心で楽しい車
スバルはこうして独自の安全性と総合力の高い車を作り上げることで、1ランク上の安心で楽しいクルマを作り上げています。
それはデザインコンセプトのダイナミックアンドソリッドという言葉にも現れており、スポーティでハイパフォーマンスな運転の楽しみはダイナミック、シンメトリカルAWDなどの機能に裏付けされた美しさを表現するソリッドがあります。
堅実な車作りの上にでき上がる安心で楽しい車というのがスバルのコンセプトになっています。
なおスバル車の特徴については以下の記事でも詳しく解説しています。詳細まで知りたい方はこちらもご参照ください。

スバル車の一般的なイメージ
現在のスバルの企業コンセプトは運転して安心で楽しい車です。
しかし以前スバルはレガシィRSやインプレッサWRXなどのラリーカーのイメージや水平対向エンジンの独特な音やターボエンジンなど車自体にも特徴があり、いろいろな歴史のあるメーカーです。
では一般的には一体どんなイメージが持たれているのでしょうか。解説していきます。
スポーツカー
やはりイメージで出てくるのはスポーツカーです。
先代のインプレッサが発売されたときにターボエンジンがなくなったことによる落胆の声が多かったことは記憶に新しくあります。

スバルに代表されるWRXは2.0Lターボの水平対向エンジンによる圧倒的なパワーと低重心、そして独特の4WDによる類まれなる走破性をもち、ラリーでは世界的に高い評価を受けています。

そのことからさまざまな車漫画などにも登場し、車好きの間の中でも非常に知名度の高く、非常に人気のある車です。中古車市場では現在でも非常に高価で取引されている珍しい国産車の一つです。
安心して乗れる車
スバルの車といえばアイサイトと言われるくらい代名詞的な存在になってしまったアイサイト。
これはCMの影響も非常に大きいと思いますが、国産メーカー各社がまだまだ緊急ブレーキに力を入れていなかった頃からずっと緊急ブレーキの必要性と効果をうたってきたスバルだからこそ成り立たせることのできたイメージです。
このわかりやすい愛称と本来持っているスバルの4WDのがっちりした走破性もあいまって、スバルの車は安心して乗ることのできる国産車だというイメージは、車に詳しくない人たちにも定着しました。
その後各社も自動ブレーキは◯◯のようなCMをはじめましたがアイサイトほど印象のあるネーミングはありません。
燃費が良くない
スバルは走行性能や走破性など、車としての総合性能は非常に高くできていますが、燃費はそれほど良くないというのも、実は定着したイメージです。
しかし、スバルに乗る人達は燃費をそこまで気にしないというのが本音で、燃費なんかよりも車の実用性や安心感を取るという人が乗っています。
ちなみに燃費を気にするよりも、車を購入する際の値引き交渉のやり方をこだわった方が経済的ですよ。
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青色
スバルといえばボディカラーがブルーのイメージが強くあります。
これはスバルが競技車両として採用する車には、ほぼ必ずブルーカラーが採用されており、スバル車といえばブルーというイメージを作り上げた結果なのです。
なぜブルーなのかは諸説ありますが、一時期スバルロゴの6連星を黄色にそして空の色の青を合わせてイメージを仕上げて宣伝していたことから、ボディカラーにもそれを採用し、ブルーのイメージをつけていったという話があります。
ちなみにブルーのインプレッサにこだわって乗る人は、車オタクが多いとも言われています。
なおスバルのデザインについては、以下の記事でも詳しく解説しています。興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

熱烈なファンがいる
スバルには他のメーカーよりも熱狂的なファンがいます。俗に言うスバリストと言われる人たちで、異常なまでにスバルというメーカーを崇拝している人たちです。
たしかにスバルは国産車の中では特殊な生い立ちで、飛行機の開発から車の開発が始まり、水平対向エンジンという他メーカーが扱わないエンジンを作り続けるなど、誰も作らないようなスバルならではの車を作り上げています。
そういったところに惹かれて、スバルこそが至高であったり、もうスバルにしか乗らないといった極端な考え方の人が多くいるのも事実です。ある意味カリスマ性のあるメーカーです。
ボクサーサウンドはいい音ではなかった
スバルといえば”ボボボボボ”という特徴的なボクサーサウンドをイメージする人も多いと思います。事実、スバルも自社のエンジンをボクサーエンジンと名付けています。
しかし現在のスバル車からはその独特なエンジン音を聞くことはほぼできません。
というのもあの音は、エンジンから出ているエキマニの長さが不均等であったため、排気がそれぞれ干渉しあい、あの独特な音が出ていました。
ただこのままでは出力の低下などもおきるので、良い状態ではありませんでしたが、当時のスバルではそこを調整する力がなかったため、あのような音が出ていたのです。
幸運にもそれが逆に特徴となりボクサーサウンドが確立されたのです。
現在ではその問題も解消されたため独特のボクサーサウンドは聞かれなくなりました。
なおボクサーサウンドの詳細は以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。

スバル車の世間からのイメージ
スバルはWRXのようなラリーでも走り切るような高機能な車から、最新の技術で人を守る安心安全の車というイメージが有り、さらに熱狂的なファンがいます。
さてツイッター上ではスバルはどんな風に見られているのでしょうか。スバルのイメージをピックアップしてご紹介していきます。
走行性能、安全性、デザイン、サイズどれも良しで雪道にも強い
スバルに燃費言うのは野暮かもしれないけどインプの燃費だったら許容範囲だし— うっど🇭🇷 (@Wood_rim) 2018年7月8日
スバルは燃費以外はかなりの高評価なイメージのようです。たしかに雪道でのスバル車の安心感は何者にも代えがたいものがあります。
国産車ではスバルしか推してません!若しくはスズキ。
スバルは国産車でトップクラスの安全性、シンメトリカルAWDの走破性、街乗りSUVなのにガチ悪路でも走破性高い、WRCでの実績も満載ィィィィッ!
スズキは主に軽自動車で日本を制圧しようとしてますからねぇ。新型ジムニー、期待できますねぇ!!!— 🍣かじさん。 (@kajisanMCZ) 2018年7月7日
スバルに対してかなり熱い想いを持っているようです。やはり国産車ではトップクラスの安全性があるイメージが強いんですね。
スバルと三菱は燃費が極悪だからこれから新車で買うメーカーでは無いんだろうなぁ、一定水準の燃費が無いとまずもって選択肢に上がらないだろうし
— そら豆(甘党セロー) (@soramamecycle) 2018年7月14日
スバルは燃費が悪いイメージのようです。車の性能において燃費が最優先の人にとってはあまり選択肢に入れたくない車みたいですね。
安全性能や走破性など、国産車でトップクラスの安心感をもちつつも、燃費は他メーカーに一歩及ばない。そんなイメージが今のスバルにはあるようです。
なお他メーカーのイメージについては以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもご参照いただき比較してみてください。


スバル車に乗ってる人のイメージ
国産車でもトップクラスの安心感のあるイメージのスバル。ではそんなスバル車に乗ってる人はどのように見られているのでしょうか。
同様にツイッターからご紹介していきます。
スバル車乗ってる人ってめちゃくちゃスバル車好きなイメージあるわ。まあ、僕の父親のことなんですけど
— ふぅ。🎈🎈🎈 (@fuka314same) 2018年7月9日
スバル車に乗る人はスバルが好きで乗っている人が多いイメージというのはよくわかります。
トヨタやホンダなどは、知名度的にとりあえず乗っておけば良いという感じですが、スバルはその独特なものに惚れている人が多くいます。
なおホンダのイメージは以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

スバルのクルマはマニアックな人が乗るイメージ。わが家はプリウスですが😅#umore847
— みどり (@midori1818) 2018年7月13日
スバルにはマニアックな人が乗るイメージが有るようです。
車に興味があるだけでなく、さらに独自の世界観を持っているスバルならではでしょうか。
スバルは嫌いじゃないけどスバル車乗ってる人にキモオタが多いからスバル嫌いなの
— りこちんー (@Lico_1) 2012年7月20日
と思ったらスバルオーナーはちょっと嫌厭されがちなようです。変わった人が乗っているというイメージなのでしょうか。
スバルは水平対向エンジンなど他メーカーにないものを持っている珍しいメーカーですが、そこに惹かれる人もまた少数派のようで、世間的には、スバルに執着のようなこだわりを持つ人や変わった人が乗っているイメージが強いようです。
スバル車の女性からのイメージ
一風変わった人が乗っているイメージがあるスバル。では女性ユーザーからはどう見られているのでしょうか。
同じくツイッターからピックアップしてまとめていきます。
スバルの何がダメなのかわからない人に教えてあげよう!!
・乗ってる人がダメ
— とぉちん (@mochi_tohchin) 2018年5月18日
非常に辛辣な言葉ですが、ツイッター上ではこれぐらいしか女性から見たスバルの印象はありませんでした。
このことからもスバルに対しては女性の興味はあまりなく、女性からスバルに対する印象が薄いことがわかります。
ただスバルを知っている女性は、スバル車の安全性の高さや水平対向エンジン、走破性の高さのことを知っているなど、車のことが好きな女性が多いようです。
もしあなたの趣味が車で、彼女さんにもそれを理解してほしいという人はスバル好きの女性を見つけると良いかもしれません。
スバルは一風変わった人が乗っている
スバル車は予防安全装備のアイサイトや雪の日の走破性の高さなど、日常で乗っていると非常に安全性も高く、安心して乗れる車です。
しかしこだわりの水平対向エンジンやシンメトリカルAWDのようなシステムや、世界に誇る性能のWRXのような車や田園のポルシェと言われる軽トラックのサンバーのような、車オタクに受けるような車が多いのも事実で、変わった人が乗っているイメージも強くあります。
スバル車は非常に安心で楽しい車ですが、買うときにはそういった風評被害に負けない心も大事だといえるでしょう。
スバル車については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

