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ロードスターは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

唯一無二のスタイリングで「人馬一体の走る歓び」が味わえるモデル、それが「ロードスター」です。

オープンスタイルと洗練されたエクステリアに目が行きがちですが、それゆえに実用性はあまり期待されていないように思います。

とくに、「FRだから雪が降ったら乗れない」というイメージが強いんじゃないでしょうか?

というわけで今回は、ロードスターについて「雪道でもちゃんと走れるのか?」分析してみました。

ライバル車とも比較してみたので、購入について悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

ロードスターは雪道での走行はどうなのか?

マツダ ロードスター

雪道での走行性能を評価するには、いくつかのパートについて考えるとわかりやすいです。

というわけで、ざっくりと「走行性能」「コーナリング性能」「ブレーキ性能」の3項目にわけて、公称スペックを参考に評価したいと思います。

まずは、ロードスターの各諸元をご覧ください。

項目諸元(ベースモデル)諸元(RF)
種類水冷直列4気筒DOHC16バルブ水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量1,496cc1,997cc
最高出力132PS/7,000rpm184PS/7,000rpm
最大トルク15.5kgf・m/4,500rpm20.9kgf・m/4,000rpm
車重990kg1,100-1,300kg
全長×全幅×全高3,915×1,735×1,235mm3,915×1,735×1,245mm
最低地上高140mm145mm
駆動方式FR

※水冷、直列4気筒、DOHCエンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

ポルシェ 水冷エンジン水冷エンジンのメリット5つ!バイクだけでなく車にも搭載されてる?! BMW 直4エンジン直列4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介! エンジンDOHCエンジンとは?仕組み/構造は?ツインカムとの違いとは?!

走行性能の評価

まず気になるのは「雪の上を進むことができるのか?」ということ。

路面が凍結しているときは発進が困難ですし、轍(わだち)が酷いときは足をとられてしまいます。

積雪が多いときは、雪に埋もれて動けなくなることだって…。ただ走るだけでも、雪道にはさまざまな障害がありますよね?

雪道でも安全に走れる車とは、どんな能力が求められるのでしょうか?チェックポイントとして、以下3点を挙げてみました。

  • 駆動方式
  • 最低地上高の高さ
  • トルクの大きさ

まず「駆動方式」ですが、雪道では「4WD>FF>FR」の順番に有利です。

とくに発進時の挙動に大きく影響しており、駆動輪に荷重の乗りにくいFRは雪道発進が大の苦手。ロードスターはFRのみの設定ですから、かなり不利ですね…。

次に見るのは「最低地上高」です。一般的には150mm以上が、雪道でも楽に走れるラインといわれています。ロードスターはというと、やや車高が足りないですね。

雪道では「トルク性能」も大事。これは氷上というよりも、雪が深い状況で求められます。その点、ロードスターは軽量なわりにトルクが優れているのですが、後輪駆動というのがネックなので、スタックしたら抜けるのに一苦労です…。

まとめると、「雪上・氷上での発進に苦戦する車」ということになります。荷重が乗らないので、スタックしたときも大変…。

冬に走るなら、「牽引ロープ」「スコップ」「スタックラダー」は必需品でしょう。

なおスピードという意味での走行性能については、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はこちらも目を通してみてください。

マツダ ロードスターロードスターの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?

コーナリング性能の評価

走っているロードスター

雪道では「コーナリング性能」も大切です。

北海道の峠道なんかでは、路肩に突っ込んでいる事故現場をたびたび目にしますよね。1箇所のコーナーで、軽自動車が4、5台横転している状況も珍しくありません…。

ロードスターは安定して曲がれる車なのでしょうか? この2点を評価してみましょう。

  • 車重の軽さ
  • 重心の低さ

コーナリングでも4WDが有利な気がしますが、実際にはそう大差ありません。

このように感じるのは、強くて重いボディを持つ四駆車のほうが、路面を強くグリップできるため。ようするに、車体がコーナリングフォース(遠心力)に負けないからなのです。

しかし、雪道のコーナーでは単純に「重ければ有利」とはいえません。摩擦が極端に少ないため、コーナリングフォースがグリップを超えやすいためですね。

つまり、雪道では「重いほどスリップしやすい」ということになります。ロードスターは軽量ですから、雪道のコーナーでもアンダーステアになりにくいでしょう。

次に「重心」についてですが、コーナーにおいては重心が低いほど有利。重心が高いと、コーナー旋回中に踏ん張りが効かず、横転しやすくなります。背が高くて足が弱いスペース系の軽自動車は、峠のコーナーは要注意ですよ。

ロードスターは乗用車に比べてかなり低重心ですから、コーナーで横転する心配もないでしょう。というわけで、雪道のコーナリング性能については問題なさそうですね。

ブレーキ性能の評価

雪道でもっとも怖いのは、「ブレーキを踏んでも止まれないこと」です。周りに車がいなければいいですが、大きな道路でやってしまったら一大事ですよ…。

ブレーキシステムの制動力や、タイヤの性能も重要ではありますが、他にもこんなものが関連しています。

  • 車重の軽さ
  • 駆動方式

通常、車重と制動距離の間には大きな差がありません。

なんとなく、重い車のほうが止まりにくい気がしますよね?たしかに重い物を静止させるには、大きなエネルギーを必要とします。

しかし、大きな荷重が加わる分、タイヤのグリップ力も増えるんです。重い車はタイヤサイズが大きいですし、そもそもブレーキシステムが強力だったりしますしね。つまり、車重はブレーキの制動距離に対して、大きく影響していないということ。

これに関しては、国土交通省が実施した「ブレーキ性能試験」からも判断することができます。

参考 ブレーキ性能試験結果一覧自動車総合安全情報

しかし、これはあくまでもドライ路面における話。雪が積もった道路では適用されません…。

コーナリングの話と同じ理屈で、雪の上では推進力がグリップを超えやすいんです。


少し長い話になりましたが、ようするに「軽い車のほうが止まりやすい」ということ。

ロードスターの軽さなら、ちゃんとしたスタッドレスを履いていれば、アイスバーンでも止まれるでしょう。ただし、MTに乗る場合はエンジンブレーキには注意が必要です。4WDならともかく。

FR車のエンジンブレーキは後輪にしか減速力が働かないため、普段ほど効きません。場合によってはスリップする恐れもあるので、丁寧にブレーキングしてください。

MEMO

もしロードスターを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ロードスターの雪道走行での評価

ロードスターの雪道走行については、みなさんどう思っているのでしょうか?

Twitterから感想をいくつかピックアップしてみました。

私が北海道に住んでいたとき、友人がロードスターに乗っていましたが「ロードスターでも意外と走れる」といっていたのをよく覚えています。たしかに、冬でもロードスターけっこう走っていました。

発進でリアを振りやすいので、アクセルワークには気を使うようですが、走りだせば大丈夫なのだそうです。ただし、あまり深い雪の日は走れないので、外出の際は見極めが大切です。

先ほど少し触れましたが、北海道の冬でもロードスターはけっこういるんです。軽量な分、扱いやすいんですよね。重量級ならこうはいきません。

余談ですが、ロードスターって意外にも最低地上高が高いんですよね。あのルックスで140mmもあるので、車体下がセダンよりも高かったりするんです。

低重心でありながら、下のクリアランスが確保されているのが扱いやすさの秘密かもしれません。

でも、さすがにノーマルタイヤでは走れません。これは雪道に強い車でもいえることですが…。

雪の運転が経験ない方は、車の性能ばかりを気にしますが、実は一番重要なのはタイヤの性能なんですよ。

国産モデルを履いたロードスターと、外国製スタッドレスを履いた四駆車なら、もしかするとロードスターのほうが走れるかもしれません。

正直、どんな車でもある程度は走れますからね。見方を変えると、国産スタッドレスの高級品を履いていれば、ロードスターでも問題なく走れるということ。

ロードスターとほかの車の雪道性能を比較

ここで気になるのは、「ライバル車と比較すると、どうなのか?」ということ。

というわけで、2.0L以下のスポーツモデルと雪道性能について比べてみましょう。今回、比較対象に選んだのはBMW「Z4」、トヨタ「86」、スズキ「スイフト スポーツ」です。

比較しやすいように価格も載せておきましたので、よかったら参考にしてみてください。ちなみに、ロードスターはベースモデルで255~325万円、RFで337~381万円となっています。

BMW Z4

BMW Z4のフロント

2015年に生産が終了したモデルですが、2018年にアメリカで新型が発表されたことで話題のBMW「Z4」。日本での販売は未定ですが、2019年が濃厚です。

価格は518~596万円ということで、ロードスターよりもずいぶん高価ですが、スタイルが似ているので比べてみたいと思います。

2.0Lモデルの「sDrive 20i」と、雪道性能を比較してみましょう。

項目諸元
種類直列4気筒DOHCターボ
排気量1,997cc
最高出力184PS/5,000rpm
最大トルク27.5kgf・m/1,250-4,500rpm
車重1,500kg
全長×全幅×全高4,250×1,790×1,290mm
最低地上高125mm
駆動方式FR

※ターボエンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

ゴルフ ターボエンジンターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!

こちらもFRモデルのみとなっておりますが、車重・最低地上高のアドバンテージより、ロードスターのほうが圧倒的に雪道を走れることがわかりますね。

最低地上高125mmはかなり気を使いそう…。

トヨタ 86

トヨタ 86

国産車で一番キャラクターが近い現行モデルは、このトヨタ「86」でしょう。

オープンカーではありませんが、ベースモデル262~342万円、GRスポーツ378~385万円という価格帯といい、スタイリングといい、意外にも共通点が多いんです。

雪道性能についても気になるところですね。

項目諸元
種類水平対向4気筒DOHC
排気量1,998cc
最高出力200PS/7,000rpm
最大トルク20.9kgf・m/6,400-6,600rpm
車重1,270kg
全長×全幅×全高4,240×1,775×1,320mm
最低地上高130mm
駆動方式FR

※水平対向4気筒エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

スバル 水平対向エンジン水平対向4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!

ご存知のとおり、86も駆動方式はFRのみのラインナップとなっています。

ただし、車重と最低地上高はロードスターのほうが雪道に対しては優れていますね。雪道ではロードスターのほうがよく走ってくれそうです。

86でも走れないことはありませんが、ロードスター以上に気を付ける必要がありそう…。とくにブレーキと轍には要注意ですね。

86については試乗記事もございますので、86に興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

86の外観トヨタ86(ハチロク)の試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!

スズキ スイフトスポーツ

スズキ スイフトスポーツ

スズキを代表するコンパクトスポーツといえば「スイフト スポーツ」ですよね。

ロードスターとはキャラクターが全く異なりますが、コンパクトスポーツ業界を牽引するモデルとして比べる人も多いでしょう。

価格は、スポーツモデルとしては廉価な183~199万円。それでは、雪道性能について比較してみましょう。

項目諸元
種類水冷直列4気筒 1.4L ターボ
排気量1,371cc
最高出力140PS/5,500rpm
最大トルク23.4kgf・m/2,500-3,500rpm
車重990kg
全長×全幅×全高3,890×1,735×1,500mm
最低地上高120mm
駆動方式FF

スイスポの駆動方式はFFのみに設定されています。

走行性能の項で解説したとおり、雪道ではFFのほうが発進時・ブレーキ時に有利。加えて、車重も互角の勝負なので、雪道ではスイスポのほうが優れているといえます。

最低地上高はスイフトのほうが低いですが、これを補っても余りあるくらいFFのほうが有利に働きます。個人的には、スイスポにはヒートシーターも装備されていますしね。

スイフトの雪道性能は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

スイフトの走行スイフトは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

ロードスターは雪道走行する車としては買いか?

というわけで、ロードスターの雪道走行についての解説は以上になります。

まとめると、『ひどいアイスバーンでなければ、意外と走れる車』といった感じですね。

もちろん、雪道において「ベストな選択」とはいえませんが、けっして走れないことはありません。

このスタイルのモデルとしては雪道にもわりと対応しているので、選択肢としては悪くないと思いますよ。

ロードスターについてはほかに以下の記事でも解説しているので、これから買おうと思っている方はあわせて参考にしてみてください。

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