1分で車を60万円値引きする裏技

プリウスのメンテナンスの費用はいくら?計算してみました!

トヨタ プリウスはトヨタの最新技術が常に盛り込まれている新世代の車ですが、車である以上メンテナンスは欠かせません。

今回はプリウスに必要なメンテナンスについてお話しします。

プリウスのメンテナンス

プリウスには最新のハイブリッドシステムが搭載されていますが、ハイブリッドシステムにはエンジンもあるので、普通のガソリン車と同じようなメンテナンスは必要です。

エンジンの消耗品である冷却水交換や消耗品であるタイヤ交換など、普通の車で行っているメンテナンスはハイブリッドカーといっても変わらず行います。

しかしハイブリッドカーならではのメンテナンスの注意点があり、今回はそのあたりをご説明しましょう。

プリウスのエンジンオイル交換

エンジンオイル交換

プリウスのエンジンも当然ながらエンジンオイル交換が必要ですが、普通のガソリン車に比べてトヨタの推奨する内容が違います。

エンジンオイルの種類

まずオイルの種類ですが、トヨタが推奨するオイルは通常のオイルより粘度の低いOW-20という種類です。

プリウスはモーターで走行する機会も多く、その分エンジンの動く頻度は通常のガソリン車より少ないです。

普通のガソリン車であれば、エンジンスタートしてからエンジンの温度は上がり続けるので、オイルの粘度がある程度あっても問題ありません。

しかしプリウスのエンジンは比較的冷たい温度のことが多く、オイルの粘度が高いと十分な潤滑作用が得られません。

ですのでトヨタの推奨するオイルは比較的低粘度のものとなっていますが、プリウスの取扱説明書には普通のガソリン車で使うオイルも使えるとなっており、別のオイルを入れたから問題が起こるというわけではなさそうです。

しかしわずかながら燃費に悪影響があるかもしれませんので、できれば推奨オイルのほうがよいでしょう。

なおプリウスのもともとの燃費については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウス サイドプリウスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

エンジンオイル交換の時期

エンジンオイル交換の時期については取扱説明書には15,000kmごととなっており、普通のガソリン車の10,000kmより長いインターバルになっています。

エンジンオイルは使用頻度が多ければ多いほど汚れていき、エンジン内部の金属ゴミやカーボンゴミなどが貯まっていきます。

そういったものがエンジンオイルの中に増えてくると性能が落ち、結果的に燃費が悪くなったりパワーがでなくなったりします。

しかしプリウスの場合はエンジンの使用頻度自体は普通の車より少なくエンジンオイルの汚れる頻度が少なくなるので、メーカー推奨のエンジンオイル交換インターバルが長いのでしょう。

もちろんエンジンオイルがキレイであることが望ましいので、この時期より早いインターバルで交換するほうがベストなことには変わり有りません。

気にする人は5,000kmぐらいで交換することもありますが、10,000kmごとでもよい気はします。

どちらにしてもメーカー推奨のエンジンオイル交換インターバルを守っていれば、エンジン自体に悪い影響が出ることはありません。

MEMO

もしプリウスの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

補機バッテリーをきちんと交換する

バッテリー

ハイブリッドカーにはモーターとバッテリーが搭載されていることは多くの人が知っていますが、実はプリウスには2種類のバッテリーが搭載されています。

プリウスに搭載されている補機バッテリー

一つはハイブリッドの駆動用モーターでモーターを動かすためのものですが、車に沢山使われている電装品の電力についてはもうひとつの補機バッテリーを使っているのです。

「ハイブリッドのモーターですべてまかなえばいいじゃない」とお思いかもしれませんが、ハイブリッド用のモーターは電圧が高く、車の電装品で使う12Vまで電圧を落とさなければ使えません。

そうするとエネルギーのロスが発生してしまい、結果的にそれは燃費に悪影響を与えるので、余計なロスを避けて補機バッテリーを別に搭載しているのです。

というわけで補機バッテリーにもメンテナンスが必要となっており、大体3年~5年ごとに交換が必要です。

プリウスの補機バッテリー交換費用

プリウスの推奨バッテリーは多少普通の車より高く20,000円程度となっており、ディーラーなどで替えてもらうと工賃込みで30,000円ぐらいです。

バッテリー自体は自動車用品店やインターネットでも販売しており、ある程度知識がある人なら自分で交換ができます。

そうすればバッテリー自体の値段も安いものが選べますし、工賃はタダになります。

もし自分で交換する場合の注意としては、プリウスのバッテリーはトランクルームにあるのでエンジンルームで探さないようにしましょう。

取扱説明書に交換方法が載っていますので、そちらをよく読んで交換しましょう。

プリウスのATフルード交換

ATフルードというのはオートマチックトランスミッションの駆動、潤滑用オイルですが、プリウスの場合はこれを使ってモーターと駆動ギアを冷却、駆動しているので、頻繁ではありませんがそのうち交換が必要になります。

ATフルードはエンジンオイルとは全く別のオイルで、エンジンオイルより交換インターバルは長いです。

トヨタではATフルードの交換は不要と推奨されていますが、100,000km~150,000kmぐらいで交換するのが車には良いでしょう。(走行距離の寿命の詳細は以下の記事をご参照ください。)

街にとまるプリウスプリウスの寿命の年数!走行距離の限界からバッテリーの寿命まで徹底解説!

とはいえそこまでプリウスを乗り続けることは今の日本では稀ですので、基本的に過走行な中古車を買わなければ不要となるでしょう。

プリウスのメンテナンス費用

メンテナンス

プリウスのメンテナンスにかかる費用は基本的に普通のガソリン車と変わりませんが、違う点は前述した補機バッテリーぐらいです。

費用と時期

プリウスに必要なメンテナンスとそれにかかる費用、メンテナンスの時期などをまとめてみました。

メンテナンス内容費用交換時期
エンジンオイル交換5,000円
~10,000円
15,000km走行ごと
補機バッテリー交換30,000円
~40,000円
3年~5年ごと
定期点検10,000円
~15,000円
12カ月ごと
ATフルード交換7,000円
~10,000円
100,000km
〜150,000km走行後
タイヤ交換30,000円
~50,000円
30,000km
~40,000kmごと
(タイヤの状態による)
ワイパーブレード5,000円程度10,000
~15,000km走行ごと

このほかにも冷却水やブレーキフルードなどの交換もありますが、車の使用頻度でかなり変わってくるので、定期点検で指摘されたら交換するぐらいで充分です。

なおメンテナンスしても故障してしまったら、また別に修理費用や部品交換費用がかかります。詳細は以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

タイヤのないプリウス壊れやすい?プリウスは故障が多いのか故障率の実態とは?!

トヨタのメンテナンスパック

なおトヨタにはこういったメンテナンスをすべて行うメンテナンスパックというサービスがあり、36カ月にわたって定期的なメンテナンスを受けられるものです。

36カ月というと車検のタイミングですので、ディーラーで車検をしてメンテナンスパックを付ければ次の車検までのメンテナンスが受けられます。

料金は36カ月分で100,000円程度と結構高額ですが、トヨタの試算では普通に同様の芽根ナンスを受けるより15,000円程度安くなるようです。

なお36カ月以外にも、30カ月、24カ月、18カ月プランが用意されています。

ただメンテナンス項目には期間ではなく距離ごとに交換するエンジンオイルのようなものがあるので、年間走行距離が少ない人にはメンテナンスパックの恩恵は少ないでしょう。

年間走行距離10,000km以上の人であれば、メンテナンスパックで多少のお得感はえられます。

なおプリウスの維持費については以下の記事でも考察しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウス エンブレムプリウスの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!