「21世紀に間に合いました」

この革新的なキャッチコピーで登場したプリウス。

圧倒的な販売台数を稼ぎ、今ではハイブリットカーの代表的なモデルです!

そんなプリウスですが、意外と知られていない点が多々あります。

その内の一つが、今回テーマである「ナンバーの分類」について。

3ナンバーは小さい車、5ナンバーは大きい車という具合に、なんとなくナンバーのイメージってありますよね?

どちらかといえば、プリウスは3ナンバーという印象が多いはずです。

というわけで、プリウスのナンバーに焦点を当てて、詳しく解説していきましょう!

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プリウスのナンバー

トヨタ プリウス

プリウスの歴代モデルを振り返ってみて、何ナンバーに設定されているのか見ていきましょう!

登録番号が意味するもの

プリウスのナンバーについて解説する前に、まずは「ナンバープレートの分類番号が何を示しているか?」を簡単に復習しましょう!

所在地の右隣に、3桁の番号が記されていますよね? これが、今回の主役にあたる分類番号で、数字によって自動車の大きさを識別しています。

分類番号が「5〇〇」なら5ナンバー、「3〇〇」なら3ナンバーというわけですね。5ナンバーは「小型自動車」、3ナンバーは「普通自動車」という分類。

「〇〇」の部分については、車種の登録状況に応じて自動で振り分けられますが、先頭の「5」「3」は車種ごとに決まっている数字です。エアロパーツなどを装着しない限り、メーカーの公称値を見れば何ナンバーかわかるということ。

「5」や「3」以外の数字も使用されておりますが、一般的な自家用車には、まず割り振られることはありません。

「普通自動車」「小型自動車」の分類は、以下の数値が基準です。下回る場合は5ナンバー、いずれか一つでも超過していれば3ナンバーとなります。

  • 全長:4,700mm
  • 全幅:1,700mm
  • 全高:2,000mm
  • 排気量:2,000cc

ボディの寸法には、アンテナやドアミラーなどは含まれません。全幅はドアからドアまで、全高は床(タイヤ)からルーフまでを採寸します。

また、排気量に関しては、ガソリンエンジンのみが考慮されます。ディーゼルエンジンの場合、たとえ2000cc以上であっても、ボディが5ナンバーサイズなら5ナンバーに分類。

「簡単な説明でしたが、ナンバーによる分類が何を示しているか、復習できましたか?」

歴代モデルのナンバー

次世代を牽引するために開発されたプリウス。その名の通り、ハイブリットカーの先駆け(purius)となり、このジャンルを語るうえでは欠かせない存在ですね。

ハイブリットということで、なんとなく「最近の車」というイメージですが、実は初代モデルの登場は1997年ということで、かれこれ販売から20年が経過しているんです!

2代目モデル以降はすべて3ナンバー

初代 2代目 3代目 4代目
全長 4,275mm 4,445mm 4,460mm 4,540mm
全幅 1,695mm 1,725mm 1,745mm 1,760mm
全高 1,490mm 1,490mm 1,490mm 1,470mm
排気量 1,496cc 1,496cc 1,797cc 1,797cc
分類 5ナンバー 3ナンバー 3ナンバー 3ナンバー

「えっ、5ナンバーじゃないんだ!?」

こう思った方が多いんじゃないかと思います。そうなんです、初代は5ナンバーということで、小型自動車に登録されますが、2代目モデル以降は3ナンバー。つまり普通自動車の類なんですよ!

「ハイブリット」という印象が強いので、なんとなくコンパクトカーというイメージが定着していますよね。

2代目モデル以降は、全長・全高・排気量は3ナンバーの基準内に収められているのですが、車幅が1700mmを超えているため、3ナンバーに分類されます。

初代モデルでさえ車幅1695mmなので、ギリギリ5ナンバーということですね。

モデルが進むにつれ大型化

2代目 3代目 4代目
前モデルとの全長差 +170mm +5mm +90mm
前モデルとの全幅差 +30mm +20mm +15mm
前モデルとの全高差 +0mm +0mm -20mm

こちらの表は、先代モデルとの寸法の差を表しているものです。モデルチェンジが施行されるたびに、どんどん大型化しているのがわかりますね。

初代と現行の4代目モデルを比較すると、長さ26.5cm、幅6.5cmずつ増加しているのです。

さらに4代目モデルに限っていえば、全高が2cm下がって、大胆にエクステリア変更。かなりワイド&ローな印象になりました。

「まあ、デザインについては『攻めすぎ!』との声も上がっており、賛否両論なところでありますが…」

プリウスが3ナンバーの理由

「では、なぜ3ナンバーになったのでしょうか?」

プリウスに限ったことではなく、最近では3ナンバーにサイズアップするのが流行っています。その理由を3つの観点から解説してまいりましょう。

安全性の向上

プリウスのドア

車幅が広げることによって、ドアや外装に厚みを持たせ、衝突安全性能を高めることができます。

3ナンバーサイズを保ったまま厚みを持たせようとすると、室内空間を犠牲にする必要がありますよね。いくら安全性が高くなっても、圧迫感が増してしまうのでは、もったいないです。

「3ナンバー化すれば多少の操縦性は減りますが、室内空間を損なうことなく、安全性を高めることができるのです!」

居住性の向上

先ほども触れましたが、プリウスの全長は初代モデルから26cmも増えているんです。これには、居住性や実用性を改善することが狙いがありました。

もし、車幅を1,695mmに保ったまま全長を増やしたら、外観のバランスが悪くなってしまいますよね?

これを防ぐために、車幅を3ナンバークラスに広げたのです。

空気抵抗の軽減

プリウスの空力

プリウスをはじめ、ハイブリットカーの究極の目標である「燃費」を追求していくと、ボディの空気抵抗が大きなポイントになってきます。

「3ナンバー化によってデザインの自由度が増したことで、空気を巧みに受け流すデザインを実現!」

ハッチバックスタイルのプリウスは、ルーフ頂点からリヤへと流れる緩やかなフォルムがデザインの象徴です。モデルチェンジの度に改良を重ね、シェイプされていきました。

空力を示すものに、「CD値」という指標があります。プリウスは業界でもトップクラスの「CD値=0.24」という優れたフォルムが完成し、燃費向上と優れた操縦安定性を獲得しました。

プリウスを買うとしたら

というわけで、プリウスって意外と大きい車なんです。コンパクトカーの気分で購入したら、車庫の大きさによってはドアを開けるのに苦労するかもしれません。

買う際は、あらかじめ頭に入れておきましょう。

気になる維持費

車の費用

プリウスの維持費については、ガソリン代よりも、税金や保険料の方が気になるかと思います。

ここで勘違いされる方が多いのですが、「3ナンバーだから税金が高い」ということはありません。少し踏み込んで解説しましょう。

重量税

新車購入や車検などのタイミングで支払う重量税。2、3年分をまとめて支払うので実状がわかりにくいですよね。

「重量税は、車重と経過年数で納める金額が決まります」

車重と年式が同じなら、3ナンバーも5ナンバーも同じ重量税が発生します。加えて、13年、18年経っている車なら増額されたり、エコカーであれば減額されたりするわけですね。

プリウスは、当然エコカー減税の対象なので、新車購入時と初回車検時の重量税が免除されます。

つまり5年分が免税されるということです。また、プリウスは自動車取得税も免除されますよ。

購入から5年後、2回目の車検時に支払う重量税を計算してみましょう。

エコカーは新車~12年経過まで、0.5トンにつき2,500円かかるので、プリウス(1,310~1,460kg)の1年分の重量税は以下のようになります。

  • 2,500円 × 3 = 7,500円

さらに、次の車検までの2年分をまとめて支払うので、重量税はこのようになります。

  • 7,500円 × 2 = 15,000円

自動車税

毎年支払う自動車税ですが、これは排気量ごとに定められている税金ですね。金額は以下のように割り振られています。

  • 1,000cc~:34,500円
  • 1,500cc~:39,500円
  • 2,000cc~:45,000円
  • 2,500cc~:51,000円
  • 3,000cc~:58,000円

3ナンバー車のほとんどが2,000cc以上なので、45,000円は発生することになります。

ところが、プリウスは車幅が理由で3ナンバーに分類されますが、排気量は1797ccですね。上記より自動車税は39,500円となります。

さらに、エコカー減税対象なので、グリーン化特例により翌年の自動車税は75%カット。金額にすると29,500円減税されるということなので、新車購入の翌年は1万円で済みます。

というわけで、自動車税もナンバーで決められているわけではありません。プリウスの場合は、5ナンバーと同じくらいの税額なのです。

保険料

自賠責保険は、自家用自動車はすべて同じ金額なので、このような金額になります。新車購入時なら36ヶ月、車検時なら24ヶ月をまとめて支払います。

  • 12ヶ月:15,520円
  • 13ヶ月:16,380円
  • 24ヶ月:25,830円
  • 25ヶ月:26,680円
  • 36ヶ月:35,950円
  • 37ヶ月:36,780円

任意保険についても、保険会社ごと(だいたいどこも同じ)に車両に点数をつけて評価しているので、ナンバーで左右されることはありません。5ナンバーでも高い車はありますし、3ナンバーで安い車もあります。

任意保険は「等級」「使用目的」「補償内容」などで変わりますが、アンケートによると、年間の保険料は最低額で10,900円、最高で144,490円という結果でした。

平均的な保険料の実例をいくつかご紹介しましょう。

保険料 運転者 免許の色 等級 使用目的 車両保障
61,150円 53歳
(男性)
ブルー 14等級 日常・レジャー
9,001~10,000km
車両保険:
一般
52,830円 48歳
(男性)
ゴールド 20等級 通勤・通学
10,001~11,000km
車両保険:
エコノミー
31,000円 45歳
(女性)
ゴールド 14等級 日常・レジャー
~3,000km
車両保険:
なし
30,720円 51歳
(男性)
ゴールド 12等級 日常・レジャー
~3,000km
車両保険:
なし

3ナンバーでも維持費は安い

他車と比較すると、プリウスのランニングコストは安く抑えることができます。これもハイブリットカーの美点といったところでしょう。

一番注意すべきなのは、維持費よりも整備費です。パーツ代が高いので、故障などを起こしたら、けっこうな金額がかかるかもしれません。

ですが、そう頻繁に起きることではないので、心配する必要はありませんよ。

これからの時代、環境的にも、経済的にも、ハイブリットカーの導入は賢明な判断ですね!

以上、プリウスについての解説でした!

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この記事を書いた人

庄司憲正
庄司憲正
工学部機械系学科出身、専攻は内燃機関。大学時代のサークルは自動車部、アルバイトはガソリンスタンド。卒業後は石油タンカーで機関士として働いていた経験があり、エンジンまみれの生活を送る。インプレッサWRX(GDB-C)→フェアレディZ(Z33前期)と乗り、現在はレガシィB4(BE5-D)が愛車。