ジープ グランドチェロキーはアメリカ製の大型SUVで、メーカーではプレミアムSUVに位置付けられるモデルです。

しかし輸入車は故障が多いというのが通説となっていますが、グランドチェロキーはそのあたりはどうなのでしょうか。

今回はグランドチェロキーの故障率についてご説明しましょう。

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グランドチェロキーの故障率

ジープ グランドチェロキー

グランドチェロキーは長らくジープの高級SUVとしてラインナップされている車で、初代は1993年に発売されました。

日本車にはない大柄なボディと高級感のある内装デザインから日本でも結構人気があり、少ないながらも輸入車を見かけることもあります。

現行車は4代目となりますが、初代や2代目でみられたクロスカントリーSUV風のデザインは鳴りを潜め、より都会的なクロスオーバーSUVとなり、オフロード走行よりは一般道の走行に適したラグジュアリーカーとなっています。

車の構造もジープ ラングラーのようならだーフレーム形式でなくモノコック式が採用されているところからも、オンロードに焦点を当てた車ということがわかります。

ではそんなグランドチェロキーの故障率を調べてみましょう。

ジープの故障率データ

車の故障率は車種単体でのデータが公開されることはまずありえないことで、そのデータはメーカーの重要機密となっています。

しかしメーカーのデータとは別に民間調査会社であるJ.D. パワー社が車の故障率を調査しており、一般にもそのデータが公開されています。

この調査は「自動車耐久品質調査」と呼ばれており、実際の自動車の故障件数をユーザーに聞き取り調査したデータをまとめており、メーカーごとのランキングとして発表しています。

ジープは日本では台数が少なくこの調査には乗らないので、ジープの本国である米国市場のデータを参考にしてみます。

2018年 米国自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 レクサス 99
2 ポルシェ 100
3 ビュイック 116
4 インフィニティ 120
5 キア 122
6 シボレー 124
6 ヒュンダイ 124
8 BMW 127
8 トヨタ 127
10 リンカーン 133
10 日産 133
業界平均 142
28 ジープ 188

参考:J.D. Power 2018 U.S. Vehicle Dependability Study

米国市場のランキングには日本メーカーも数多くランクインしており、日本の大メーカーであるトヨタ(レクサス)、日産(インフィニティ)、は10位以内に入っています。

しかしジープはかなり下位の28位となっており、残念ながら日本メーカーほどの信頼性はないことがわかります。

また故障件数の少なさを表すスコアはトヨタや日産が業界平均にたいしてよいスコアをあげているのに対し、ジープは業界平均の1.5倍程度と故障件数も多めです。

グランドチェロキーの故障件数はわかりませんが、日本市場でも日本車よりは信頼性が低いのは確かでしょう。

グランドチェロキーの信頼性は上がってはいる

グランドチェロキー オフロード

グランドチェロキーは3代目までは結構故障の報告が多い車のようですが、現行型の4代目は比較的故障は少なくなったようです。

というのも現行車はダイムラーとの共同開発車となっており、車の基本構造であるプラットフォームをはじめとする30%をメルセデス・ベンツMLクラスと共用しています。

メルセデス・ベンツはジープより信頼性の高いメーカーで、前述のランキングでも14位と日本メーカーに次ぐ順位です。

そのベンツと基本設計と共用しているからこそ信頼性は増しており、それまでのモデルに比べれば故障率は減っているといえるでしょう。

とはいえ日本車に比べればやはり故障率は高いと言わざるをえず、後述する故障実例に注意する必要があります。

また海外メーカーの信頼性設計は日本メーカーとは考え方が違っており、海外メーカーでは軽度な故障は部品交換で対応すればよいという考えで、日本メーカーの部品よりも経年劣化が早めという特徴があります。

そのためエンジンからのオイル漏れなどは輸入車の方が多い傾向にあり、グランドチェロキーでもその点は同じです。

およそ走行距離でいえば50,000km以降がトラブルの増えてくる時期にあたり、色々な部品の交換が発生してくるでしょう。

中古のグランドチェロキーの故障しやすさ

グランドチェロキーの中古車は数は少ないもののそれなりに販売されており、輸入車にしては中古車価格の下落しにくい人気車でもあります。

しかしそれでも故障に関しては走行距離に応じて増えていくことは当然で、中古車の方が可能性は高いでしょう。

日本車では車の寿命を10年100,000kmとよく言いますが、グランドチェロキーではもう少し早い時期をターゲットにしたほうが無難です。

5年50,000kmを超えているような中古車はトラブルが発生しやすくなっていますので、それなりの維持費を考えて購入するようにしましょう。

グランドチェロキーは日本では高級車の部類に入りますが、日本車の感覚で安い中古車を買うとトラブル続きで購入費用よりも修理費が高い、なんてことも結構あるので、激安中古車にも注意が必要です。

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グランドチェロキーオーナーの評判

グランドチェロキーは国内で乗っている人が少なく故障事例の話があまり多くないのですが、Twitterには実際のオーナーさんの体験談が投稿されており参考になります。

今回はその中から3件ご紹介します。

故障が多くて手放した体験談

この方は以前グランドチェロキーに乗っていらっしゃったようですが、あまりの故障のおさから手放されたそうです。

2010年のツイートなので現行の4代目ではないので、まだ故障が多い時代のグランドチェロキーだったようです。

しかしそれでも内装の豪華さなどは素晴らしかったそうで、クオリティの高い車なのもたしかです。

エアサスは弱点のひとつ

この方のグランドチェロキーは修理から帰ってきたところだそうですが、故障箇所はエアサスだったようですね。

後程詳しくご説明しますが、乗り心地を良くするエアサスはアメリカ車の弱点のひとつであり、走行距離が増えるとトラブルが増えます。

それ以外にも冷却水漏れなどもあって、維持費は結構かかる車のようです。

意外なトラブル

車のトラブルというとエンジンや車体など機械的な部分を想像してしまいますが、グランドチェロキーのように本皮シートを採用している車の場合にはシートの皮が擦れて劣化するトラブルも起こります。

今回はその修理前後の写真を投稿されていますが、修理前は結構激しく生地が痛んでいるのがわかりますね。

中古車のグランドチェロキーなどで注意すべきポイントのひとつです。

グランドチェロキーの故障事例

グランドチェロキーの実際の故障事例はいくつかありますが、その中から代表的なものをご紹介しましょう。

オイル漏れのトラブル

Tetsuto Numataさん(@te210sw)がシェアした投稿 -

輸入車に多いトラブルとしてオイル漏れがあり、グランドチェロキーでも頻発するものです。

オイル漏れはエンジン内部のオイルがシリンダーブロックとオイルパン、もしくはシリンダーヘッド、ロッカーカバーなどのシール部分から漏れる現象です。

日本車でも起こりうるトラブルですが、グランドチェロキーではそれより発生頻度が多く、またオイル漏れがひどくなることも多いです。

最初はオイルがわずかににじむ程度ですが、放置しておくとエンジンを伝って滴るほどになってしまいます。

こうなるとエンジン内部のオイルはどんどん減少していき、最終的にはエンジンの潤滑や冷却に影響を及ぼします。

オイル交換時に気づくこともありますが、年1回の定期点検の際に発見されることが多いです。

その際に修理してしまうのがよく、修理費用としてはシール材の交換とオイル交換で50,000円〜100,000円の間です。

オイル漏れはエンジンのトラブルの中では比較的頻度の多いものではありますが、オイル漏れがひどくなり漏れたオイルが排気管などにかかると車両火災に繋がる可能性もあるものですので、発見されたらすぐに修理するようにしましょう。

エアサスの故障

グランドチェロキーのような高級車はSUVとはいえども乗り心地が重要で、とくにアメリカでは非常にスムーズな乗り心地を持つエアサスペンションが好まれます。

しかし複雑な機構を持つエアサスペンションは経年劣化に弱く、年式が古くなった車では発生頻度が多くなるものです。

エアサスペンションは普通のサスペンションのバネに当たる部分がエアシリンダーとなっており、空気がバネがわりとなっています。

空気の圧力を調整することでさまざまな路面に柔軟に対応することができ、最高級の乗り心地を実現できます。

しかしそのシステムは複雑で、可動しながら密閉度も必要なエアシリンダーを始め、シリンダーに空気を送るコンプレッサー、ホース類などが複雑にいり組んでいます。

そのためコストが高くて高級車にしか採用されないものですが、複雑なシステムには付き物のトラブルもまた多いのです。

とくにエアシリンダーのゴムの蛇腹部分やゴムホースなどは経年劣化に弱く、年式の古いグランドチェロキーではエアシリンダーのエア抜け等も起こります。

またエアコンプレッサーも内部の油圧回路やモーターなどが故障することがあり、トラブルが起こる箇所が多いのです。

修理には故障した部位によって費用はさまざまですが、どの部分でも修理費用は高額で維持費がかかります。

エアシリンダーの交換には1台分で300,000円〜500,000円、コンプレッサーでも100,000円〜200,000円は覚悟しておかなくてはならず、エアサスペンションの性能は素晴らしいのですが長く乗っていると維持費が必要なのです。

この高額修理の危険もあって、日本ではエアサスペンション搭載車以外のグランドチェロキーを選ぶ人も少なくありません。

乗り心地は多少劣るものの、余計なリスクを抱えなくてよいことのほうが重要です。

また中古車ではエアサスペンションの劣化が進んでいますので、年式の古い車は注意しなければいけません。

パワーウインドウ故障

グランドチェロキーの経年劣化で起こるトラブルで多いもののひとつにパワーウインドウの故障があります。

パワーウインドウは最近の車にはほぼすべて採用されているものですが、案外負荷の高い部分であり、重量のあるドアガラスを上下させる機構は経年劣化が進むと結構トラブルが起こります。

パワーウインドウの機構であるパワーウインドウレギュレータが故障すると、窓ガラスが降りたままとなってしまい常に窓が空いた状態で止まってしまいます。

いわゆる窓落ちといわれるトラブルですが、防犯上でも危険がありますので即刻修理が必要です。

パワーウインドウレギュレータに使われているモーターや樹脂部品などは、10年程度経過すると劣化して部品の破損やモーター故障が起こります。

しかし修理にはパワーウインドウレギュレータ全体の交換が必要で、費用的には100,000円〜200,000円もかかる高額修理となります。

こういった高額修理が多発するのが年式の古いグランドチェロキーで、とくに前型車以前のものに起こりやすいです。

グランドチェロキーは買っても大丈夫か?

グランドチェロキーはアメリカのゆとりある高級車を味わうのに最高の車のひとつで、スタイリッシュなデザインと高級感のある内装が高い魅力を持たせています。

しかしやはり故障は多く、年式が古くなるごとに故障の発生頻度は高くなってきます。

ですが3代目までのグランドチェロキーに対して現行型の4代目は信頼性は高くなっています。

また近々フルモデルチェンジの噂もありますので、新型グランドチェロキーでは更なる信頼性の向上もなされていることでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。