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ラングラーを1ナンバー登録するとお得?やり方まで解説!

ジープ「ラングラー」は、本格派オフローダーから長年に渡り愛され続ける4WD車です。

近年のアウトドア人気もあり、こうした車の人気が再燃していますね。

そんなラングラーの購入に際して中古車を探していると、1ナンバー登録されたラングラーを見掛けることがあります。

なぜ1ナンバー登録してあるのか?メリットやデメリットはあるのか?どうやってやるのか?気になることが沢山出てきます。

ここでは、ラングラーの1ナンバー事情を徹底的に解説していきます。

ラングラーを1ナンバーにできるか

ジープ ラングラー

本当に乗用車のラングラーを貨物自動車として1ナンバー登録できるのでしょうか。

もちろん1ナンバー登録は可能!そのために構造変更の必要があり

まず、結論から言うとラングラーを1ナンバー登録することはできます!

ポイント

詳細はのちほど解説しますが、1ナンバーである貨物自動車として登録する場合は、運転席より後方のスペースの過半数を荷室として使用できなければいけません。

なので、乗車定員やセカンドシートの使用方法について制限を受ける可能性が出てきます。

また、貨物自動車なので最大積載量表示のステッカーを車両後方の分かりやすい部分に貼る必要があります。

こうした1ナンバーとしての条件を満たしていることを陸運局にて認めてもらえれば、晴れて1ナンバー登録されたラングラーに乗ることができます。

もちろん、2年に1回から1年毎へ変更となる車検時にも、確実に1ナンバーの登録条件を満たしているのかチェックされます。

問題なければ、そのまま1ナンバー車両として乗り続けることができます。

1ナンバー化はしたほうがいいのか

1ナンバーにできることが分かったところで、それにはどのようなメリットやデメリットがあるのか?

また、結局のところ1ナンバー化にした方が良いのか?解説していきます。

ラングラー1ナンバー化のメリット

税金関係が安くなる点が1ナンバーの最大のメリットです。

詳しく解説していきましょう。

自動車税が安くなる

自動車税

自動車税は毎年納税しなければいけない税金で、毎年5月に車の所有者の元に納付書が届きます。

納税額は排気量毎に区分されており、ラングラーの排気量は以下の通りです。

初代(1987年〜1996年)
  • 2,500cc
  • 4,000cc
  • 4,200cc
2代目(1996年〜2006年)
  • 2,400cc
  • 2,500cc
  • 4,000cc
3代目(2007年〜)
  • 3,800cc

そして、通常の普通乗用車として3ナンバー登録した場合に、それぞれの排気量に該当する自動車税額は以下の通りです。

  • 〜2,500cc…45,000円
  • 〜4,000cc…66,500円
  • 〜4,500cc…76,500円

これが1ナンバー登録の場合は排気量ではなく最大積載量による区分となり、ラングラーの場合は以下のようになります。

  • 2人乗り…8,000円
  • 2人乗り以外…16,000円

4,500ccエンジンの場合は、最大で68,500円もの差額が出ます。かなり大きな違いですね。

また、グリーン化税制によって新車登録から13年(ディーゼル車は11年)経過した車は税率が高くなります。

この場合も1ナンバーの方が増税額が少なく済むので、メリットがあると言えます。

  • 1ナンバー…10%割り増し
  • 3ナンバー…15%割り増し

自動車重量税が安くなる

車検時に納める重量税額も1ナンバーと3ナンバーでは違います。

3ナンバーの場合は2年に1度の車検で、ラングラーの場合はモデルによって車両重量が2,000kgを超える場合と超えない場合があるので、以下の通りの税額となります。

車両重量13年未満13年経過18年経過
〜2,000kg32,800円45,600円50,400円
〜2,500kg41,000円57,000円63,000円

一方で、1ナンバーの場合は1年毎の車検でその際の重量税額は以下の通りです。

車両重量13年未満13年経過18年経過
〜2,000kg10,400円10,800円11,200円
〜2,500kg13,000円13,500円14,000円

2年合わせた重量税でも3ナンバーの場合より安くなります。

それ以上に新車登録から13年以上経った場合の増税額が3ナンバーの場合よりも、格段に少ないのは大きなメリットです。

MEMO

例えば18年越えで車両重量2,000kg以下の中古のラングラーを購入したとします。

3ナンバーだと2年に一度の車検で50,400円、1ナンバーだと毎年の車検で2年分の重量税は22,400円です。

ラングラー1ナンバー化のデメリット

1ナンバー化のデメリットもさまざまあります。それぞれ分かりやすく解説していきましょう。

使用制限を受ける

1ナンバーは貨物自動車として登録されますが、貨物自動車である条件の一部に以下のようなものがあります。

  • 運転席より後方部分の過半数以上が貨物を積載できるようにすること
  • シートのスライドやリクライニングにより、上記の条件から外れないようにすること

これらの条件により、ラングラーもモデルによっては2列目のシートを全て取り外して2名乗車に構造変更したり、4〜5人乗りのままで1ナンバー登録できても、セカンドシートはリクライニングできないといった制限を受ける可能性があります。

1ナンバー化にあたっての乗車定員については、のちほど改めて触れたいと思います。

1年毎の車検

1ナンバーは毎年車検を受けなければいけない点もデメリットのひとつです。

面倒でもあり、 車検時にかかる点検費用が1年毎だからと安くなる訳でもありません。

任意保険料が高くなる

1ナンバーの任意保険は3ナンバーの場合と比較して高くなることがほとんどです。

これには以下のような理由があるからです。

  • 家庭用ではなく事業用の車ということで、保険料率が高くなる
  • 等級(割引)の引き継ぎができない
  • 運転者の年齢条件による割引が適用されない

免許を取ってばかりで、年齢もまだ20歳前後かつ保険等級がまだ低いユーザーであれば、1ナンバーの方が保険料が安くなる可能性もありますが、それも少しだけの間でしょう。

自賠責保険料が高くなる

1ナンバーは自賠責保険料も割高です。自賠責保険は車検時に更新するのが一般的です。

1ナンバーのラングラーの場合は以下の2通りとなります。

  • 車両重量2,000kg以下…23,970円 / 12ヶ月
  • 車両重量2,000kg超え… 28,720円 / 12ヶ月

一方で3ナンバーの場合は車両重量問わず、「25,830円 / 24ヶ月」となります。

1ナンバーの自賠責保険料を3ナンバーに合わせて2年で計算すると5万円前後となり、およそ2倍かかる計算になります。

2,000kg以下の場合で1ナンバーの方が22,110円高くなるので、税金関係で得した分保険関係でマイナスとなることを理解しておく必要があります。

高速道路料金が高くなる

高速道路料金所

1ナンバーは高速道路料金が中型車扱いとなります。

普通車料金の3ナンバーと比較して、約1.2倍割高な高速道路料金を支払わなければいけません。

さらに、中型車区分はETCの休日割引が適用されないので、休日割引適用時だと3ナンバーの普通車と比べて、更に割高な通行料金を支払わなければいけません。

ラングラーを1ナンバー登録するかは高速道路の利用頻度と任意保険料がポイント

車両重量2,000kg以下で、18年以上経ったエンジン排気量4,000cc・4〜5名乗車の中古のラングラーを購入するとしましょう。

その場合、1ナンバーと3ナンバーそれぞれの2年間での維持費は以下の通りです。

車検時の整備費用・代行料・検査機器使用料などは一律5万円として計算しています。

1ナンバーの場合
  • 自動車税…17,600円×2年=35,200円
  • 自動車重量税…11,200円×2年=22,400円
  • 自賠責保険料…23,970円×2年=47,940円
  • 車検費用…50,000円×2年=100,000円

→合計205,540円+任意保険料

3ナンバーの場合
  • 自動車税…76,475円×2年=152,950円
  • 自動車重量税…50,400円
  • 自賠責保険料…25,830円
  • 車検費用…50,000円

→合計279,180円+任意保険料

ここまでで分かる2年間での維持費の差額は73,640円で、1ナンバーの方が得だと言えます。

しかし、ほとんどのユーザーの場合で1ナンバーの方が任意保険料が高くなるので、この差額は小さくなります。

MEMO

等級によりますが、同じ条件で比較した時に年間で数万円変わってくることもあり、車両保険も付けると維持費の差額分はあっという間に埋まってしまう可能性もあります。

加えて、もし頻繁に高速道路を利用するのであれば、トータルでの出費が逆転してしまう人もいるかもしれませんね。

ちなみに3ナンバーで5万円分の高速道路料金を支払う場合、1ナンバーだと約6万円〜でその差は1万円〜です。

余程遠出を繰り返さない限りは気にする必要はないかもしれません。

このように1ナンバーと3ナンバーでどちらが絶対に得なのかは、使用環境や購入を考えているラングラーの年式やエンジン排気量によって変わってくるので一概に言えません。

1ナンバーの税金関係の安さは確かに大きな魅力ですが、見落としがちな任意保険料が幾らかかるのかを考慮した上で、1ナンバーと3ナンバーどちらにするべきかよく検討する必要がありそうです。

結局どちらが良いのかということですが、基本的には以下のような認識で良いでしょう。

  • 新しい年式のラングラーであれば、普通に3ナンバーのまま乗る
  • 年式が古く排気量の大きいラングラーを車両保険を掛けずに乗るのであれば、1ナンバー登録(実際に1ナンバー仕様の中古車も多く、構造変更する手間も省ける)

ラングラーの1ナンバー登録のやり方

ここまで、ラングラーの1ナンバーと3ナンバーでのメリット・デメリットを中心に解説してきました。

モデルによっては3ナンバーのままの方がおすすめの場合もあります。

それでもラングラーを1ナンバー登録したい場合にはどうやるのか?解説していきます。

2列目シートの取り扱い

ラングラー シート

先ほども触れた通り、1ナンバー車の2列目は後方にリクライニングしたり、スライドさせることが禁止されています。

注意

ラングラーの2列目は元々、どちらもできないようになっているのでそのままで問題ないのですが、2列目シートにリクライニング機構を持たせる用品が販売されているので、そういった用品が装着されている場合は必ず外す必要があります。

また、割り切って2名乗車にして1ナンバー登録したい場合に、2列目シートを取り外してしまうことは問題ありませんが、その後2列目シートを戻すことは法令違反となり禁止されています。

素人が1ナンバー化する場合は、2列目シートを取り外してしまう方が、荷室空間が1ナンバーの条件を満たしていると判断しやすいのでおすすめです。

その他にも1ナンバー登録する為の条件は、厳密にここには書ききれないほど細かく多岐に渡ります。

「道路運送車両法」に全て記載されているので、自身のラングラーが条件を満たすことができるのか、陸運局で構造変更する前に一読しておく必要はあるでしょう。

1ナンバーへの変更は各都道府県管轄内の陸運局で行う

自動車の登録事項の変更手続きは陸運局で行う必要があります。

まずは事前に書類審査を受ける必要があり、以下の書類を提出する必要があります。

  • 車検証のコピー
  • 改造自動車等届出書
  • 改造等概要説明書
  • 改造箇所の添付書類

通常は1週間程で審査は完了するようです。

書類による事前審査が無事に終われば、いよいよ実際に車を持ち込んで1ナンバーの条件を満たしているのか、確実に計測・検査されます。(構造変更)

貨物自動車の証でもある車両後部の最大積載量は、検査の後に通達されたものを確実に表示しなければいけません。

ラングラー1ナンバー化の実情

ラングラーの1ナンバー化には賛否両論あります。

MEMO

モデルによっては実際に1ナンバー化ができるか?できないのか?…どちらの意見もありますし、2人乗りにしなければ無理という意見もあります。

これには理由があり、平成11年7月以降に1ナンバーに変更する際の要件のひとつとして、貨物車両としてのブレーキ性能試験を公的な機関にて行い、パスする必要が出てきた為です。

もし同一モデルに貨物車があれば、同じブレーキシステムを用いていることを、パーツリスト等で証明できれば試験を受ける必要はりません。

また、この試験を受けるには数十万円を要します。

こうした理由から、平成11年(1999年)以降の新車を主に、3ナンバー車両の1ナンバー化は基本的にすることができない、または肝心の費用面でメリットがないという意見があります。

また、積載量は車両総重量から車両重量を差し引いた数値となるという考えから、2列目シートを取り外したことで減る乗車定員分を、そのまま積載量にスライドさせなければいけないという意見もあります。

運転席後方スペースの過半数が荷室でなければいけないという法令があることも、2列目シートを取り外さなければいけないという意見の元になっています。

しかし、ラングラーの中古車を検索してみると2000年以降に新車販売され登録されたモデルでも1ナンバーの車両が流通していますし、乗車人数も正規に4〜5人のままのものがあります。

1ナンバー化はショップに任せるのが◎

先ほども少し触れましたが、1ナンバーの条件を満たす為の法令は細かく多岐に渡ります。

また、実は法令の一語一句の認識は陸運局の検査官によって多少のズレがある場合もあります。

専門家ですら認識が統一されない部分があるのに、専門用語も多く出てくる法令を素人が正確に理解するのは簡単なことではありません。

ネットなどで調べても「ラングラー 1ナンバー化」の詳しい情報はあまり出てこないでしょう。

よって、ラングラーの1ナンバー化は、ラングラーを始めとするランドクルーザー等の本格派4WDや、アメ車の取り扱いを専門とするショップに相談して代行してもらう方が、手間賃はかかるもののリスクが少なく確実です。