バイク乗りにとって、積載用に車を持つのは一種のステータスです。この車を、トランスポーターが転じて、「トランポ」なんて呼んだりしますよね。

トランポといえば、これまでは「ハイエース」や「キャラバン」といった大型のバンが主流でしたが、最近では軽キャブバンが流行ってるんです!

「軽自動車はイマイチ信用できない。本当にトランポとして機能するの?」

ですが、こう考える方も多いはず。私もその手の人間でしたから、気持ちはわかります…。

そこで今回は、軽キャブバンの中でも評判の高い「エブリィ」が、トランポとしてしっかり機能するのか、徹底検証してみました!

トランポにエブリィを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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エブリィはトランポとして使用できるか?

スズキ エブリィ

はじめに、キャブバンとはキャブオーバー型(前部席の下にエンジンを配した構造)のバンのことです。トラックやバスなど、積載性・乗車性を高めるための手法ですね。

軽キャブバンクラスの中でも、エブリィはトランポとしてかなり使える車です。同クラスで最も積載性に優れており、個人的にはハイエースよりも重宝するのではないかと。

その理由について、段階的に解説していきましょう。

クラストップの積載性

まずは、トランポとして欠かすことのできない、荷室の広さから見ていきましょう。エブリィという車を簡単に説明すると、こんな感じ。

「荷室スペースの広さ、積載性の高さに加え、優れた燃費性能を備えた軽商用車」

この文句だけで、優れた車ということが垣間見えますよね。

荷室スペースとは、後部座席を倒して後部をすべて荷室にした空間。エブリィのカタログ数値は、以下です。

長さ 1,910mm
1,385mm
高さ 1,240mm
開口部 高さ 1,165mm
開口部 幅 1,340mm
荷室面積 2.645㎡
荷室体積 3,280L

これだけではピンと来ないときませんよね。そこで、この諸元を踏まえて、軽キャブバンの「荷室面積ランキング」を見てみましょう。

順位 車種 長さ × 幅 × 高さ(mm) 面積(㎡)
1位 スズキ エブリイワゴン 1,910×1,385×1,240 2.645
マツダ スクラムワゴン
三菱 タウンボックス
日産 NV100クリッパーリオ
2位 ダイハツ ハイゼットワゴン 1,860×1,375×1,235 2.557
スバル ディアスワゴン
3位 ホンダ バモス 1,940×1,220×1,180 2.366

ダントツの1位です。2位は「ダイハツ ハイゼットワゴン」、3位は「ホンダ バモス」となっております。同じ規格にも関わらず、0.3㎡も差があるというのは物凄いことなんですよ。

同率1位として「マツダ スクラムワゴン」、「三菱タウンボックス」、「日産 NV100クリッパーリオ」などもランクインしていますが、これにはカラクリがあります。

実はこの3車種はすべて、スズキが開発したもの。そのため、中身はほとんどエブリィです。いわゆるOEM(他ブランドの車種を製造すること)というやつですね。

トランポとして抜群の機能性

エブリィ ラゲッジ

室内空間だけではなく、エブリィは車としての性能も優れています。49~64psの高出力と16~20km/Lの低燃費を誇る「R06A型エンジン」を採用し、クラストップクラスの運動性能です。

ベースグレードはFRですが、ターボ+4WDのハイパワーモデルも用意。

スズキは、高性能コンパクトカーに定評があり、これまでにも「アルト ワークス」「ジムニー」「スイフト」といったヒット作を生み出しています。

特に、ジムニーの走破性は世界中から認められるほどのクオリティで、「世界最強の軽4WD」として存在感を放っています。デモンストレーションの「崖登り」は、あまりにも有名。

「エブリィは実質オフロードマシン」

こんな口コミも、よく目にします。

エンジンやシャシーに直接的な関連はありませんが、ジムニーやアルトワークスで培った経験が、エブリィにもしっかりフィードバックされていることが見て取れます。

ゆえに、軽キャブバンというジャンルの中では、スズキが覇権を握っているような状態。強いて言うなら、ダイハツが並ぶくらいでしょうか?他ブランドの軽キャブバンは、OEM販売ですからね。

積載できるバイク

エブリィをトランポとして利用する場合、どれくらいのサイズまで許容できるのか気になりますよね?口コミなども参考にして、一通りまとめてみました。

車種名 全長 × 全幅 × 全高(mm)
Kawasaki Ninja250 2,020 × 715 × 1,110
Kawasaki ZX-10R 2,090 × 740 × 1,145
YAMAHA YZF-R25 2,090 × 720 × 1,135
HONDA CBR1000RR 2,065 × 720 × 1,125
HONDA GB250 2.015 × 650 × 1.035
DUCATI Superbike 1299
Panigale
2,070 × 745 × 1,105
APRILIA RSV1000R 2,035 × 730 × 1,145

見てわかるように、けっこうな大柄なモデルも積めちゃうんです。パガーニとRSVに関しては参考となる口コミがあったので、詳細は下記をご覧ください。

なお、こちらの車種は積めなかったそうなので、参考までにどうぞ。

  • SUZUKI DR-Z400(2,310mm × 875mm × 1,225mm)
  • HONDA CB400(2,080mm × 745mm × 1,080mm)

ユーザーの感想

エブリィが有能なことは、なんとなく伝わりましたか? ええ、この情報だけでは、まだ具体的にイメージできませんよね。というわけで、実際にトランポとして使っている方の感想をご紹介したいと思います。

大型の長距輸送に貢献

真っ直ぐとはいっても、実際にはやや斜めに配置しますが、CBR600RR(全長2,030mm)ならラクラク1台積めます。普通乗用車なら、自転車でさえ容易ではありませんよね。

軽自動車なのに、大型バイクを1台収納できるなんて、冷静に考えたら物凄いことです。

加えて、「小回りの良さ&維持の安さ」という、費軽自動車のメリットも兼ね備えているのですから、かなりコスパ優秀です。

パワーに関しては、物足りなさを感じることは否めませんが、そこまで求めるのは贅沢というものでしょう。

ツアラー系やアメリカン系のバイクでも、長時間の移動はかなり疲れますよね。それを遥かに上回るほど、スーパーレプリカは疲労するんです。

友人の車両(ZX-10R?)に一度跨ったことがあります。走行こそしていないものの、ポジションの違いをはっきりと感じました。慣れた人は平気とは言いますが、あの姿勢でよく運転できますよね。

少し話が逸れましたが、タイヤを削らないという理由でも、競技車両にとってトランポは欠かせません。

ハイエースでもいいですが、エブリィならコストを抑えて、カスタム費用を捻出できますよ。長距離も移動できるし、まさに“神”です!

積み降ろしも容易

積載には道具が色々必要と思うかもしれませんが、積み降ろし用のラダーレール2本と、固定用のベルト4本あれば十分です。

脱輪を防ぐためにもラダーレールは2本用意しておくといいですよ。ホームセンターに売っているもので問題ありません。

バイクを乗せるにはちょっとしたコツが必要ですが、エブリィの積み降ろし作業は意外と簡単です。大型バンに比べ車高が低く、高低差が少ないので楽なんです。

走行性能だけでなく、こういった機能性も使い心地に大きく影響します。


積み降ろしに自信がない方は、福祉車両を入手するのもアリですね。車椅子などの積み込みを想定して設計されているので、普通のエブリィ以上にスペースが広がっています。

スローパーとは名前の通り、トランクルームから降りるスーロプのこと。ラダーレールと比べて、幅が広いので非常に作業がスムーズです。

エブリィ以外の選択肢

スズキ信者並みに褒めちぎってまいりましたが、同クラスの他車ではどういった感じなのか、比較してみましょう。

ハイゼットカーゴ

ダイハツ ハイゼットカーゴ

「荷室面積ランキング」2位のハイゼットワゴンですが、この車種が唯一、エブリィと競ると考えてよいでしょう。同率2位のスバル ディアスワゴンはダイハツのOEM車ですから、中身はハイゼットのようなものです。

荷室の各寸法を比較してみると、

1,910-1,860=+50(mm)

1,385-1,375=+10(mm)

1,240-1,235=+5(mm)

エブリィが各寸法すべて勝っています。面積・体積の差については、計算するまでもありませんね。

積載検証をしたところ、エブリィはビールケースを40ケース分、みかん箱を69箱分でした。ハイゼットワゴンがそれぞれ36ケース、65箱です。荷室が少し広いだけで、積載量にはっきり差がでるんです!

ハイゼットも優秀な軽キャブバンなので、エンジン性能や居住といった部分で目につく点はありませんが、機能性を考慮するとエブリィの方が上手でしょう。

キャリィ

スズキ キャリィ

あえて「スズキ キャリィ」を引き合いに出してみます。言わずと知れた、スズキの軽トラですね。なぜ「あえて?」なのかというと、エブリィはキャリィをバン型に変えて売られてる車だからです。

軽トラの強みは、荷台に高さの制限がないこと。ルーフがないので、車の全高より大きい物でも、積載することができます。トランポとして非常に優秀なので、農家や漁師の方は、必ず1台は持ってますよね。

ただ、ことバイクに関しては不安なところであります。理由は説明するまでもなく、安定性に欠けるという点です。壁や屋根を持たないというのは、広く使える分、抑えが効かないということですから。

バイクのトランスポートは、ほとんどの場合長距離です。近場なら、そもそもトランポを使いませんよね?バイクのトランポにはエブリィを使いましょう。

おそらく、軽トラは初めから候補には上がっていないと思いますが、一応キャリィの名前もだしてみました。

エブリィはトランポとしてアリ?

さて、エブリィの性能に関して解説してきましたが、「トランポとしてアリか?」答えは言うまでもなくアリです。

デザインの好みはあると思いますが、機能性で考えるなら軽キャブバンのなかではダントツでおすすめ。

バイク以外に、工具やキャンプセットなどをたくさん積むのであれば、ハイエースもいいですが、やはりコストが…。

その点、エブリィなら車体・税金・燃費など、維持にかかるコストは半分程度で済みます。

浮いたお金で、愛車にさらなるチューニングも可能。トランポとして買うなら、私ならエブリィ一択ですね!

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この記事を書いた人

庄司憲正
庄司憲正
工学部機械系学科出身、専攻は内燃機関。大学時代のサークルは自動車部、アルバイトはガソリンスタンド。卒業後は石油タンカーで機関士として働いていた経験があり、エンジンまみれの生活を送る。インプレッサWRX(GDB-C)→フェアレディZ(Z33前期)と乗り、現在はレガシィB4(BE5-D)が愛車。