8代目アルトのフルモデルチェンジから1年遅れで登場したアルトワークスは、アルトの本格スポーツモデル。
ファンの期待の答えて15年ぶりに復活したアルトワークスは、歴代のアルトワークスにも劣らない韋駄天ぶりを発揮します。
今では珍しくなってしまった安価な維持費で所有できる軽スポーツモデルのなかで、アルトワークスはその決定版として存在価値を高めています。
アルトワークスを実際に所有したとするといくらくらいの維持費がかかるのでしょうか。
スズキ アルトワークスの月間と年間、長期的にかかる費用をライバル車と比較して、アルトワークスの維持費を検証します。
アルトワークスの月、年間の維持費
スズキ アルトワークスを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。
スズキ アルトワークスとは
2014年にフルモデルチェンジを果たして8代目となったアルトに、およそ1年遅れで追加された本格スポーツモデルがアルトワークスです。
歴代のアルトワークスは、小さな排気量軽自動車のエンジンからどれだけパワーを引き出せるか試したような高出力が特徴。そのあげくに軽自動車の64馬力規制をつくった張本人。新型アルトワークスは、歴代アルトワークスにも劣らない優れた走行性能が与えられます。
8代目アルト譲りである600kg台の軽量ボディに、ワークス専用チューンがほどこされたターボエンジンは、軽自動車としては異例の100N・mのトルクを発揮。
ターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!トランスミッションは専用のギア比に設定され、サスペンションにもKYB製の専用サスペンションが与えられます。スポーツカーとしてより洗練されたのが新型アルトワークスの特徴です。
アルトワークスのグレードごとの維持費の違い
パワートレインは2WDと4WDが選択可能。さらに、マニュアルトランスミッションと、パドルシフト搭載の自動変速5速MT「5AGS」が用意され、それらを組み合わせた全4種類のラインナップです。
2WDはエコカー対象となりますが、4WDは対象とはなりません。また、5AGSには自動ブレーキ機能が搭載されるぶん車両価格は35,000円ほど高くなりますが、維持費に大きな違いはなく、維持差はわずかな税金額面と燃費性能の差のみになります。
今回は「アルトワークス 5MT 2WD」をサンプルに維持費をシミュレーションしていきます。
アルトワークスの月ごとにかかる費用
アルトワークスを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,824円 |
合計 | 11,824円 |
駐車場代
駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。
燃料代
エンジン種類 | JC08モード平均燃費 | 実燃費 | 走行500kmあたりの燃料代 |
5MT 2WD(4WD) | 23.0km/L(22.0km/L) | 18.4km/L(17.0km/L) | 3,527円(3,824円) |
5AGS 2WD(4WD) | 23.6km/L(22.6km/L) | 19.0km/L(16.81km/L) | 3,255円(3,867円) |
今回サンプルに使うアルトワークス 5MT 2WDの実燃費はで18.4km/L。仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ガソリン代を130円/lとすると、3,527円と算出できます。
通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ707円増えると考えましょう。
ちなみに、アルトワークスをはじめとする軽自動車は、スポーツモデルとはいえレギュラーガソリンを使用します。
なお燃費については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
アルトワークスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!アルトワークスの1年ごとにかかる費用
次に1年間にかかる費用を解説します。
種類 | 費用 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
合計 | 76,800円 |
自動車税
毎年4月1日に課税される軽自動車の「軽自動車税」は一律10,800円です。
任意保険料
万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月5,000円として年間で60,000円ほどになります。軽自動車の料金は、リッターカーよりも3割ほど安価になります。
ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年60,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。
また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。
消耗品代
エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。
なおターボエンジンのオイル交換については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ターボ車のエンジンオイルの交換時期は?おすすめのオイルはこれ!アルトワークスの数年ごとにかかる費用
新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。
種類 | 費用 |
自動車重量税 | 車検ごと5,000円(新車購入時は3年分7,500円) |
自賠責保険料 | 車検ごと25,070円(新車購入時は3年分34,820円) |
車検基本料 | 車検ごと36,000円 |
12ヶ月点検費用 | 車検から1年ごと5,000円 |
合計 | 71,070円 |
自動車重量税
車検時に納める軽自動車の重量税はエコカー対象車であるため、5,000円です。4WDは、エコカー対象外のため6,600円になります。
自賠責保険料
交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。
軽自動車の保険料は、翌2年間分で25,070円。新車購入時は次の車検までの3年分で34,820円です。
車検基本料
車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、アルトワークスの場合は2年分でおよそ36,000円ほどかかります。
ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。
また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、36,000円の金額は目安としてお考えください。
12ヶ月点検費用
法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。
費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。
また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの際の査定にプラスに働きます。
もしアルトワークスを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!アルトワークスの月ごと、年ごとの維持費平均
スズキ アルトワークスの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。
月ごとの維持費
アルトワークスを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,824円 |
自動車税/軽自動車税 | 900円 |
任意保険料 | 5,000円 |
消耗品代 | 500円 |
自動車重量税 | 208円 |
自賠責保険料 | 1,045円 |
車検基本料 | 1,500円 |
12ヶ月点検費用 | 417円 |
合計 | 21,393円 |
年ごとの維持費
アルトワークスを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,882円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,717円 |
アルトワークスのその他の費用
基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。
タイヤ代
アルトワークスタイヤサイズは165/55R15。タイヤ価格は1本あたり4,000〜10,000円とスポーツカーとしては非常に安価です。
ただし、燃費重視のエコタイヤでは、アルトワークスのパワーに耐え切れずホイールスピンの誘発や挙動が乱れる怖れがありますので、装着するならある程度のグリップ性能を確保したスポーツタイヤが望ましいでしょう。
ローン金利
ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。
参考までに、アルトワークスの売れ筋グレードである「アルトワークス 5MT 2WD」の車体価格151万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。
借入先 | 金利 | 費用 |
ディーラーローン | 年 5%~7% | 75,500〜105,700円 |
銀行 | 年 2%~4% | 30,200〜60,400円 |
信販会社 | 年 1.9%~8.4% | 28,690〜126,840円 |
高速料金
軽自動車でも高速道路は問題なく走行することができます。交通料金は、普通車の料金にの8割で済むため、この点でも財布にやさしいのが軽自動車のメリットです。
一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で3,990円。ちなみに普通車では4,950円かかります。
軽自動車の高速道路交通料金は、100kmあたり2,000円前後と覚えておけば、利用の際の目安になるでしょう。
修理代・部品交換代
エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。
消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。
費用項目 | 費用(部品代+工賃) |
エアクリーナー | 3,000円~ |
ブレーキパッド | 20,000円~ |
ブレーキフルード | 5,000円~ |
補機バッテリー | 15,000円~ |
ワイパーブレード | 4,000円~ |
アルトワークスの維持費に関する注意点
ここでは劣化しやすい部品や故障しやすい箇所など、車種特有の特別な維持費について解説します。
アルトワークスの製造元であるスズキは、トヨタ・ホンダに次ぐ故障率の低さです。ベースとなるアルトもとくに壊れやすい部分はないため、アルトワークスも安心して乗ることができます。
トヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!ホンダは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!ただしチューニングをする場合は注意が必要です。アルトワークスといえば、少し手を入れただけで100馬力に手が届くことが知られていますが、それは旧アルトワークスに搭載されていたK6AやF6Aエンジンでの話です。
新型アルトワークスに搭載されたR06Aエンジンは高出力に耐えられる構造にはなっていません。エンジンブロックはアルミ製で軽量・小型化・コストダウンが進められ、低回転でトルクを稼ぐロングストロークエンジンに変更されています。
過度のパワーアップはエンジンの耐久性を著しく縮めてしまうため、パワーアップしたとしても90馬力程度にとどめておくのが無難でしょう。
アルトワークスの旧型(中古)の維持費
アルトワークスを中古で購入した場合の維持費を検証します。
過去のアルトワークスはすべて登録から18年を経過しているので、自動車重量税は20%増額された8,800円。自動車税は12,900円です。
軽量ボディと高出力エンジンのおかげで、排気有害ガスの濃度は現在の車よりも高いものの、実燃費で15〜18km/Lと良好な燃費性能をマークするため、維持費に関しては新車を購入するのと大きな差はありません。
初代アルトワークス
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2代目アルトのスポーツモデルとして追加されたのが1982年に登場した初代アルトワークスです。
エンジンは550ccのF5Aターボエンジンを搭載し64馬力を発生。危険なまでの加速力のため、現在の軽自動車64馬力規制のきかっけをつくった元凶です。年式が古すぎるため、中古車ではほぼ在庫がありません。
2代目アルトワークス
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1988年のアルトのフルモデルチェンジにあわせて、アルトワークスも2代目へとモデルチェンジ。
ノーマルアルトと差別化をはかるために目丸のヘッドランプに変更され、ながらくアルトワークスのアイコンとして定着することになりました。
搭載エンジンは550ccのF5Aから、モデル途中で排気量が拡大された660ccのF6Aに載せ替えられました。中古車ではまだわずかに在庫が残っていますが、経年劣化により、エンジンよりもボディの状態が深刻でしょう。
3代目アルトワークス
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2代目アルトワークスと外観はほぼ同じながら、全面刷新された3代目アルトワークス。
最上級グレードの「RS/Z」は、アルミ製の新型K6ADOHCターボエンジンを搭載。カタログ値の64馬力に疑問を感じてしまうほどの加速性能を発揮します。
給排気とブーストアップで100馬力をゆうに超えるポテンシャルは非常に魅力的。中古車ではまだまだ在庫がありますので、よいコンディションの個体があったら買っておきたい名車です。
4代目アルトワークス
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軽自動車寸法が改定され、大型化したアルトワークスです。大きく重くなったぶん、加速性能はやや鈍りましたが、K6Aの高出力とシャシーのバランスがとられた、もっとも扱いやすいアルトワークスです。
しかし、環境意識への高まりとフロントフェイスの不人気により、わずか2年程で販売修了。生産台数は少ないものの、比較的年式が新しく、よいコンディションの個体が多いことが特徴です。
中古のアルトワークスを買うなら
アルトワークスの中古車価格は年式問わず、30万〜80万円ほど。アルトワークスはその人気から、およそ20年以上前の軽自動車とは思えないほどの高額で取引されています。
状態もピンキリであるため、コンディションを見定めて購入しなければ、購入してから大きな修理代を負担しなければならない事態になります。
今や希少なスーパーライトウェイトスポーツの鋭い加速を楽しみたいなら間違いなく3代目アルトワークスをおすすめします。
しかし、日常生活でも使用するのであれば比較的年式が新しく、使い勝手もよい4代目がおすすめです。
ただし、どちらを購入した場合も、多額のメンテナンス費用とチューニング費用がかかることは覚悟しなければなりません。
なお正しいやり方で値引き交渉をすれば、上記の価格よりも大幅に安くアルトワークスを購入できますよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!アルトワークスの維持費を他の車と比較
スズキ アルトワークスのライバルとなる3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。
ダイハツ キャストスポーツ
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,882円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,717円 |
ダイハツ キャストは、1車種にセダン・SUV・スポーツの3タイプのセッティングとスタイリングが与えられた車です。
キャストスポーツは、ワゴンボディにターボエンジンを搭載し、快速ツアラーとしての性格が与えられたスポーツモデルです。
燃費性能はアルトワークスとほぼ同等で、全体の維持費も大きな差はありません。ただし、低負荷時の使用燃料を低減するアトキンソンサイクルエンジンを搭載するため、巡航燃費はキャストのほうが優れるでしょう。トランスミッションはスポーツシフト付きのCVTで自在に変速を楽しめます。
しかし、重めの車重と本格的なスポーツ走行には向かないCVTではアルトワークスのような加速はできません。スポーツに適した軽自動車を求めるならばスズキ アルトワークスをおすすめします。
ダイハツ コペン
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,882円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,717円 |
ダイハツ コペンは、高級車に搭載されるのと同じ電動アクティブトップを備えた軽オープンカー。外装の異なる「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」の3種のスタイルが選択できる特徴をもちます。
パワートレインは、ターボエンジンと5MTおよびCVTを搭載した前輪駆動。燃費性能も含め、維持費はアルトワークスと同額です。
ただし、オープンクーペであるため、最大乗員は2人まで。そのかわり低重心と剛性感ボディで本格的なスポーツ走行を楽しむことができます。
乗員が2人であることが割り切れるのなら、オープンスポーツを楽しめるコペンがおすすめです。圧倒的な加速力を誇り、4WDが選択可能で4人が乗れる本格軽スポーツカーの条件ならばアルトワークスしかありません。
なおコペンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
コペンの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?コペンは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しましたホンダ S660
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,882円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,717円 |
ホンダS660は、往年の名車ホンダ ビートの実質的な後継車。エンジンを運転席後ろに搭載したMR(ミッドシップレイアウト・リアドライブ)であり、タルガトップを採用する2シーターオープンスポーツカーです。
エンジンはMRでも扱いやすいように、出力よりもレスポンスを重視したターボエンジンが搭載され、トランスミッションは6MTと7速スポーツシフト付きのCVTが用意されます。
燃費性能・維持費はアルトワークスと同等ですが、絶対的な加速性能ではアルトワークスに一歩譲ります。
鋭い旋回性能と、後輪にエンジンの重さを受けて駆動するMRならではのスポーツドライブが魅力に映るならS660がおすすめです。対して、どんな道でもパワーとハンドリングでねじ伏せるドライビングを好むならアルトワークスをおすすめします。
なおS660については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
S660の加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?アルトワークスはコスパ抜群のホットハッチ
軽量ボディに高出力エンジンを搭載したアルトワークスは、排ガス規制による出力低下や、衝突安全性に配慮した車重増加を一途にたどる現代の車事情とは相反する性格の車です。
とくにパワーに余裕のない軽自動車は、車重の増加とCVTのスリップ感に加え、穏やかなエンジン出力特性により、どれだけアクセルを素早く踏み込んだとしても穏やかな加速しかしてくれません。
15年ぶりに復活したアルトワークスは、規制の厳しい現代にあっても、アクセルを踏み込めば目が覚めるような加速性能を発揮する、類まれな軽自動車です。
通勤・通学にも便利なハッチバック車で本格的なスポーツ走行をこなせるホットハッチであることがアルトワークスの信条。
軽自動車ならではの維持費の安さは大学生や新社会人でも楽に維持しつつ、ホットなドライビングとチューニングを楽しむことができるでしょう。
アルトワークスはコストパフォーマンス抜群で、非常にホットなハッチバックスポーツ。世界最小最速最安値のホットハッチです。
なおアルトワークスについては以下の記事で他の車種についても取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
アルトワークスの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!アルトワークスの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?