イグニスの後部座席(2列目)の広さは狭い？倒す方法(リクライニング)も解説！

スズキ イグニスはコンパクトカーのクロスオーバーSUVでそのデザインが特徴の車になっています。

今回はこのイグニスの後部座席について見ていきましょう。

イグニスの後部座席の2列目・セカンドシート

参考：www.suzuki.co.jp

スズキ イグニスは2016年に初めて登場した車種で、他のスズキのコンパクトカーをベースとしながらもクロスオーバーSUVらしい力強いデザインと、遊び心のあるポップなアイコンで一躍人気になった車です。

まずはこのイグニスの大まかなサイズをご紹介しましょう。

イグニスは近年のコンパクトカーとしては全高が控えめな5ドアハッチバックカーで、スーパーハイトワゴンほど高くないもののある程度の高さとSUVらしいどっしりとしたフォルムで、スクエアボディの多いコンパクトカーの中でも一際目立つ車になっています。

イグニスはコンパクトカーといっても軽自動車よりわずかに大きいぐらいのサイズ感であり、全幅は広めですが全長が非常に短くまとまりのあるデザインとなっています。

しかし室内長はコンパクトカーの標準的なサイズよりも広く確保されるなど居住性は十分確保してあり、その分ラゲッジスペースが軽自動車並みの小さなものに抑えられています。

こういったサイズ感を持つイグニスですが、後部座席について詳しくご紹介します。

イグニスの広さ・居住性

参考：www.suzuki.co.jp

イグニスは一見すると軽自動車のように小さな車に見えますが、しっかり普通車規格なので5人乗りが可能となっています。

イグニスの後部座席の横幅はコンパクトカーにしては少し短めのものとなっており、イグニスが室内幅が狭い車なので後部座席もあわせて小さめとなります。

そのため後部座席に2名乗車までなら隣の人と肩がぶつからずに楽に座れるのですが、3名のフル乗車となると非常に窮屈となり緊急時になんとか3名座れるといったサイズになります。

一方でイグニスの後部座席に座ったときの前後スペースは結構広く確保することができ、標準的なシートポジションにおいて前席シートとの間のニースペースは拳1個〜2個分ぐらいはしっかり確保できます。

しかも後述で詳しくご説明しますがイグニスは珍しく後部座席が前後スライド可能となっており、これによってニースペースを広げたり逆に後部座席の後ろのラゲッジスペースを広げたりと使い分けることができます。

なおイグニスの後部座席への乗降性は良好で、イグニスは後部ドアを持っている5ドアハッチバックなので後部座席へは大きな開口部を持つドアから乗り込み出来ます。

ドアのサイズ自体は小さめなものの開閉角度が大きいので、イグニスクラスの小さな車とは思えないほど乗り込みやすいです。

イグニスの後部座席のチャイルドシート対応

イグニスの後部座席ではチャイルドシートへの対応もしっかり可能となっており、小さな車ながらファミリーカーとしても運用できます。

チャイルドシートは子供専用の小型のシートのことで、車のシートの上に乗せて利用する製品です。

車の通常のシートは子供の体には大きすぎて安全に保護できないため、ある程度の年齢まではチャイルドシートの利用が義務付けられています。

チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用などさまざまな年齢や体の大きさにあわせた製品がありますが、ほとんどの製品は安全性の高い後部座席に搭載するようになっています。

またチャイルドシートの固定にはシートに備え付けのシートベルトを利用するのが基本ですが、近年は「ISOFIX」というチャイルドシート専用の固定規格が制定されているので、これに車が対応していればより安全性の高い確実な固定が可能となります。

イグニスは小型の車ではありますが後部座席のスペースが広いのでチャイルドシートの搭載にはそこまで不便はなく、左右席を両方使えば後部座席に2つまでチャイルドシートを固定できます。

ただイグニスの後部座席の横幅が狭めなので2つもチャイルドシートを搭載するとその間のセンター席には座るのは厳しく、このあたりは小型の車という感じです。

なおチャイルドシートにはさまざまなサイズがありますが各メーカーが車への適応表などを備えており、これを確認すればイグニスに搭載できるかどうかはすぐに分かるでしょう。

またスズキにはメーカー純正のチャイルドシートもありますので、こちらも活用すると良いでしょう。

イグニスの座り心地

イグニスの後部座席の左右席は座り心地は結構良好ですが、センター席については多少座りづらいシートになります。

イグニスは後部座席の足下空間は広くなるので、旅行などの際に乗り込んでも4名乗車までならば快適に移動できます。

一方でセンター席はそもそもの座面や背もたれ部分が左右席に比べると狭くなっており、加えて腰のあたりに背もたれのリクライニングをするためのアームがあるので座った感触は固いものになります。

近距離であればそこまで気になることもないのですが、長時間センター席に座るのはかなり辛いのでできるだけフル乗車は避けたほうがよいでしょう。

またイグニスの後部座席にはヘッドレストが装備されているのですが、ヘッドレストも左右席だけとなっておりセンター席には装備されていません。

イグニスは後部座席が左右席で5:5に分割されているのでセンター席にヘッドレストを設けにくい構造的な弱点もあるものの、全くヘッドレストがないというのはかなり不安なのでセンター席は本当に緊急時に使うだけで十分でしょう。

イグニスの後部座席の装備

イグニスの後部座席の装備はコンパクトカークラスにしては充実しており、イグニス独自のデザインで装備されています。

左右席については後部座席のすぐ脇のピラー部分にシートベルトがあって手を伸ばしやすく、操作も標準的な構造なので迷うことなく装着できるでしょう。

センター席も席の向かって左側の背もたれ部分にシートベルトがあるので装着性自体は良いのですが、センター席についてはシートベルトからバックルまでの横幅が狭いセンター席に合わせて非常にタイトになっているため、締め付けの強い感じで装着することになるでしょう。

その他の装備についても小さな車ながら使い勝手の良いものが揃っており、限られたスペースの中で収納が各所にあります。

まず左右の後部ドアにはリアスピーカーがあるとともにドリンクホルダーがあるのですが、ドリンクホルダーはちょうど500ml ぐらいのペットボトルが斜めにすっぽり収まるサイズとなっており、室内幅が狭めな中でも使える装備として設けられています。

またリアセンターアームレストなども装備がありませんが、後部座席の横幅が狭いのでアームレストを設けるスペースもなかなかなかったのでしょう。

イグニスのリクライニング・シートアレンジ

イグニスの後部座席ではコンパクトカークラスの車にしては珍しく前後スライド機能やリクライニング機能があり、それに加えてシートアレンジも活用すれば非常にフレキシブルな後部座席の活用が出来ます。

さらに後部座席の背もたれを後ろに何段階か倒すリクライニング機能も備わっており、シートの前後スライドに合わせて適切に調整すればどっしりと快適に座ることができます。

後部座席は左右分割式で独立してスライドやリクライニングが出来ますが、別れて動かしたときにはセンター席が座席として利用できないのでこういった面でもあくまでセンター席は補助座席といえるでしょう。

またイグニスの後部座席の背もたれは前側に大きく倒すことでシートアレンジとして収納することができ、ほぼフルフラットになるところまで倒すことが出来るのでより大きな荷物や長い荷物を便利に載せることができます。

なおシートの前後スライドやリクライニングはシートの型あたりにあるレバーで行うことができ、操作しやすい位置にあってラゲッジスペースからでもアクセスできるのがうまい構造となっています。

イグニスの後部座席の評価・口コミ

イグニスの後部座席についてはtwitterにもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。

スズキ イグニスの後部座席に全員が座るとちときちぃな

— Himonono (@MAJOR_NJG5) November 16, 2016

この方はイグニスの後部座席にどうやらフル乗車で乗っていられるようなのですが、かなり窮屈できついとおっしゃっています。

イグニスの後部座席に3人でもなんとか詰め詰めで座れはするのですが、長時間座れるほどのゆとりがないのでできるだけ近距離でとどめておきたいところです。

イグニスの後部座席に今日乗ったんだけど扉が低過ぎて頭何回も打った

— もっさん (@mossan1220) December 8, 2017

こちらの方はイグニスの後部座席へ乗り込むときに頭をぶつけてしまったそうなのですが、天井が低いことで乗り込むときに大変だったことが原因のようです。

イグニスはSUV系にしてはかなり低いフォルムになっているので、小さな車でもあって上下方向はどうしても窮屈なのは仕方ない面もあります。

総評

スズキ イグニスは扱いやすいコンパクトカーサイズのボディにSUVらしいテイストを各所に設けている車で、遊び心のある面白い車に仕上がっています。

後部座席のスペースも小さい車にしては居住性の良いサイズになっていますし、機能面も充実しているので普段使いでも旅行のときなどさまざまなシーンで活躍する車です。
価格も控えめな車なのでエントリーモデルとしてもおすすめできる車です。

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