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アルトワークスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

15年ぶりの復活で話題となったアルトワークス。

アルトの軽量な車体をメーカーならではのチューニングを施し、その走行性能の高さは驚くばかりです。

アフターパーツも多くのメーカーから出ており伸びしろも大きく、カスタムも楽しめます。

そんなアルトワークスですが燃費は良いのでしょうか。

ここではアルトワークスの燃費について解説していきます。

アルトワークスの燃費・実燃費

スズキ アルトワークス

まずはアルトワークスのカタログ燃費と実燃費の差をチェックしていきます。アルトワークスはJC08モード燃費が採用されていますので、実燃費はカタログ値の7割程度の数値が目安です。

燃費に不利なターボエンジンを搭載したアルトワークスの燃費は、カタログ値がMTモデルで23.0km/L、5AGSモデルで23.6km/Lです。では実燃費はどのような数値になるのでしょうか。

燃費の種類MT5AGS
カタログ燃費23.0km/L23.6km/L
街乗り燃費16~19km/L17~20km/L
高速燃費19~23km/L20~22km/L

ユーザーの燃費を見ていくとこの様になります。カタログ燃費達成率はなんと8割に近い数値となっています。高速燃費でもカタログ値に非常に近い数値が出ており、非常に優秀な燃費性能です。

ターボエンジンやスポーツチューンのコンピューターなど、燃費に不利になりそうな要素が多いアルトワークスですが、十分すぎるくらいの燃費性能を誇っています。

アルトワークスの燃費の口コミ

アルトワークスの燃費についてユーザーはどう感じているのでしょうか。ここではツイッター上からアルトワークスの燃費に関する口コミをご紹介していきます。

アルトワークスはユーザー側のライトチューンを施しても20km/Lぐらいは走るそうです。スポーツカーで燃費がこれだけ期待できるものは少ないですね。

こちらの方も21km/Lという優れた数値を出しています。速さを求めると空力性能や車体の接地感などが高まるので、その分走行効率が良くなるのかもしれませんね。

こちらの方は17.7km/Lという数値を出しています。吸気で静電気の発生しやすい部分にアルミテープチューンを施すことで多少燃費が伸びているのかもしれませんね。

なお口コミ・評判については以下の記事でさらに詳しく取りあげているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

アルトワークス 外装アルトワークスの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

アルトワークスの歴代の燃費・実燃費

ユーザーの評判も良いアルトワークスですが、歴代のアルトワークスの燃費はどうだったのでしょうか。ここでは歴代の燃費を検証していきます。

初代アルトワークスの燃費・実燃費

 

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初代アルトワークスは10・15モード燃費で17.0km/Lという数値です。30年以上前の車でありながらもなかなか優秀な数値です。実燃費は13~16km/Lとターボモデルの軽自動車としては良好な燃費性能といえるでしょう。

燃費の種類数値
カタログ燃費17.0km/L
街乗り燃費13~16km/L

2代目アルトワークスの燃費・実燃費

 

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2代目アルトワークスのカタログ燃費は初代より若干伸びて19.4km/Lとなっています。しかし実燃費は13~16km/Lと初代とほとんど変わらない数値でした。

燃費の種類数値
カタログ燃費19.4km/L
街乗り燃費13~16km/L

3代目アルトワークスの燃費・実燃費

 

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3代目アルトワークスは可変バルブタイミングやバイワイヤタイプのアクセルを導入するなど、軽自動車としては異例の高性能化が図られ他モデルです。

カタログ燃費は22.5km/Lと大きく伸びています。とはいっても実燃費は街乗りで14~16km/Lとあまり変わりませんでした。

燃費の種類数値
カタログ燃費13.2km/L
街乗り燃費14~16km/L
高速燃費15~17km/L

アルトワークスはアルトをベースにスポーツチューンがなされ、軽自動車ではじめての馬力の自主規制を作り上げたモデルです。

一時期は過度にエコを求める時代で消えてしまいましたが、アイドリングストップや5AGSなど最新の技術をもって再び復活してまいりました。

アルトワークスの燃費の理由

アルトワークス エンジン

現行のアルトワークスは優れた燃費性能をしています。これらはどういった技術から達成されているのでしょうか。解説していきます

軽量化されたボディ

アルトワークスのボディはなんと670kgと現代の車とは思えないくらい軽い車重です。最近は安全性を高めるために鉄板を厚くしたりセンサーなどが多く積まれているため、車重は重い傾向があります。

そこで高剛性材を用いて軽量化させた新型のプラットフォームや、無駄な構造を省くことで非常に軽い車重を実現しました。その他にフェンダーなどボディ外板にも樹脂パーツを多く採用することで、この重量を実現しています。

重量は走行性能や燃費に直結する部分なので、非常にギリギリまで絞られているようです。

効率のよいミッション

アルトワークスのミッションには5AGSという自動マニュアルミッションが搭載されています。

自動でありながらもミッションへの動力分担が少ないので非常に効率がよく、伝達効率もマニュアルミッション並みでとても効率が良いミッションです。

その他にもミッションのクロス化によりエンジンのパワーバンドをうまく使い加速していくので、とても効率的な加速をしていきます。

変速比が悪い

クロス化されたミッションは加速には非常に良いのですが、巡航ギアも低いので高速巡航などの際にはエンジンの回転数が非常に高くなってしまいます。

時速100kmでは約4,000回転にまでなってしまうため、高速道路などでは燃費が伸びにくい原因となっています。

アクセルを踏みすぎる人が多い

アルトワークスは走って楽しめる車です。そのためふとした時にその加速の良さからアクセルを強めに踏んでしまいがちです。

もともと燃費性能を求めるような車ではありませんが、日常使用で少しでも燃費を良くしたい場合はアクセルワークは丁寧にする必要があります。

アルトワークスの燃費改善・向上方法

軽量スポーツにしては燃費の良いアルトワークスですが、さらに燃費を良くする方法はないでしょうか。ここではアルトワークスの燃費をさらに向上する方法をご紹介します。

ゆっくり発進しよう

アルトワークスはどちらもマニュアルミッションのような走り出しなので、発進時にアクセルをぐっと踏み込むと燃料が無駄になるどころかクラッチを痛めかねません。そこで走り出しから丁寧に踏み出しましょう。

まず発進時はアクセルで2,000回転を目安に徐々に前に出ましょう。これならばエンジンの回転も無駄になりません。

スピードが乗ってきたらアクセルを4割ほど踏み込んでしっかり加速します。目安はタコメーターで3,000回転です。

エンジンブレーキを使おう

次にアルトワークスの走行中の無駄を減らすためにエンジンブレーキを活用します。エンジンブレーキ中は燃料供給がカットされるので燃費は実質無限大です。

ほとんどの車のエンジンは1,500回転以上でアクセルが離された状態であれば燃料供給がカットされ、エンジンブレーキがかかるようになっています。

MTモデルも5AGSモデルも任意でギアを落とすことができるので、速度に合わせたギアでエンジンブレーキをしっかり使って減速していきましょう。

早めの変速をしよう

MTは高いエンジン回転を維持しながら走ると非常に気持が良いです。

しかしそれでは燃料の消費が大きくなるので、燃費優先で走るときはできるだけ早めに変速しましょう。特にアルトワークスは加速重視にセッティングされているミッションなので小気味よく変速できます。

5AGSの場合は普通のオートマチック(AT)と違い、変速のタイミングだと思ったときにアクセルを緩めるとギアが上がるようになっています。こうした特性を利用してエンジンの効率の良い部分で早めの変速を心がけましょう。

アイドリングストップを制御しよう

アルトワークスの5AGSモデルにはアイドリングストップが採用されています。燃費改善に役立つシステムですが、右左折時など状況によってはすぐにエンジンを作動させないと行けません。

アイドリングストップ採用車は3秒以上アイドリングストップしていると燃費の改善に貢献すると言われていますので、これではアイドリングストップが無駄です。

そこでアイドリングストップをうまく制御しましょう。普段はアイドリングストップをオフにしておき、ここは停止時間が長いぞというときにスイッチをオンにするとエンジンを止めることができます。

手動での作業は不便ですが、こうした具合でアイドリングストップをブレーキ操作などで自分の思い通りに制御し、3秒以上停車しそうなときにアイドリングストップをするように制御してみてはいかがでしょうか。

MEMO

もしアルトワークスを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

アルトワークスの燃費を他の車と比較

アルトワークスの燃費性能はなかなか優秀です。ではアルトワークスのライバル車たちの燃費はどうでしょうか。

ここでは比較に上がりやすいダイハツのコペン、ホンダのS660、ダイハツのキャストスポーツと比較していきます。

ダイハツ コペン

ダイハツ コペン

コペンは長い歴史を持つダイハツの軽スポーツです。特徴的なスタイルも魅力ですが、外装をカスタムして好みのデザインに変更できたりもする、自分だけの軽スポーツが作り出せます。

そんなコペンのカタログ燃費はMTモデルが22.2km/L、CVTモデルが25.2km/Lです。では実燃費を見ていきましょう。

燃費の種類MTCVT
カタログ燃費22.2km/L25.2km/L
街乗り燃費15~18km/L13~16km/L
高速燃費18~21km/L17~21km/L

燃費性能をみていくとアルトワークスの圧勝です。車重はアルトワークスのほうが200kgも軽いのが大きな要因でしょう。

デザインはピュアスポーツのような2シーターボディのコペンのほうが走りそうですが、ここはアルトワークスの勝利です。

なおコペンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

加速しているコペンコペンの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?ダイハツコペンコペンは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ホンダ S660

ホンダ S660

ホンダビートの生まれ変わりとして登場した軽スポーツS660。リアエンジンリア駆動(RR)のピュアスポーツカーのようなレイアウトが魅力的な、高い走行性能を持つ車です。

そんなS660のカタログ燃費はMTモデルで21.2km/L、CVTモデルで24.2km/Lです。実燃費を見ていきます。

燃費の種類MTCVT
カタログ燃費21.2km/L24.2km/L
街乗り燃費16~19km/L14~17km/L
高速燃費20~22km/L18~21km/L

こちらもアルトワークスのほうが燃費の数値が良いという結果になりました。同じ軽自動車企画で排気量も同じなので、こちらも200kgほど重い車重が不利な結果を招いていると言えるでしょう。

とはいえRRレイアウトやスポーツカーらしいデザインは非常に魅力的です。単純な燃費勝負であればアルトワークスの勝ちです。

なおS660については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ S660S660の加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?

ダイハツ キャストスポーツ

ダイハツ キャストスポーツ

キャストスポーツはコペンと同じくダイハツが販売する軽自動車です。

ターボエンジンを搭載してスポーティな外観にまとめたライトチューンな車で、これまでの車に比べるとスポーツテイストは薄いですが、乗りやすさは抜群です。

カタログ燃費は24.8km/Lという数値です。では実燃費を見ていきましょう。

燃費の種類数値
カタログ燃費24.8km/L
街乗り燃費13~16km/L
高速燃費17~19km/L

燃費性能はこちらもアルトワークスの勝利です。走り屋仕様のアルトワークスのほうが燃費が悪そうですが、こちらも車両重量の差が大きいのでアルトワークスのほうが燃費では有利なようです。

アルトワークスはコスパが高いスポーツカー

アルトワークスはスポーツカーのような走行性能をもちながらもライバルに比べて実用性が高く、軽自動車ならではの維持費の安さで非常に魅力的な軽自動車です。

燃費性能も持ち前の軽量ボディで、圧倒的な性能を示しています。実用性も走行性能も維持費もというすべてがほしいという人にはうってつけの車です。

なおアルトワークスについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

スズキ アルトワークスアルトワークスの加速性能を解説!0-100km/h加速タイムはどのくらい?スズキ アルトワークスアルトワークスの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!