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タントはトヨタで買うことができる?実はトヨタ版があった?!

ダイハツ タントはダイハツの軽自動車の中でも大人気モデルですが、そんな「タントをトヨタのディーラーで買える」という噂が聞かれます。

さて今回はタントはトヨタで買えるのかの真偽についてご説明しましょう。

タントはトヨタのディーラーで買える

ダイハツタントの白

最初に結論を述べてしまいますが、実はダイハツ タントはトヨタのディーラーで買うことができるのです。

なぜそんなことができるのかといえば、現在ダイハツ工業はトヨタの子会社となっており、ダイハツとトヨタのディーラーに密接な関係があるからなのです。

ダイハツとトヨタの関係

ダイハツ工業はもともとは独立した自動車メーカーでしたが、1998年にトヨタ自動車が株式の過半数を取得し、実質的にトヨタの子会社となりました。

それ以前からトヨタとダイハツは密接な関係があり、両社とも自動車の供給や共同開発などを行っていました。

その連携をさらに強化するためにトヨタ自動車はダイハツを連結子会社にしたわけです。まさにダイハツとトヨタは切っても切れない関係にあるというわけです。

これによりダイハツで開発した小型車をトヨタで販売したり、軽自動車のOEM供給を行ったりしています。

ちなみにOEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、別の会社の製品を自社製品として販売することです。

自動車業界でも一般的で他社の車の車名やバッジの変更、多少のデザイン変更などを行って、自社ブランドの車として販売しています。

ダイハツとトヨタの関係については、以下の記事でも解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

トヨタのロゴトヨタの傘下ブランド・会社の一覧!マツダやダイハツもそうなの?

タントがトヨタディーラーで買える理由

ダイハツからトヨタに供給している車種があるとはいえ、タント自体はあくまでダイハツのオリジナルブランドとしてトヨタには供給していません。

しかし前述した関係性から、トヨタディーラーでダイハツ タントが買えるという不思議な関係性が成立しているのです。

実際トヨタのディーラーに行くとダイハツ車のカタログが置いてある店もあり、こういったお店ではダイハツ車が買える証になります。

トヨタで購入した場合でも、その車はあくまで「ダイハツ タント」として販売されるので、決してトヨタの車ではありません。(タントの詳細は以下の記事をご参照ください。)

タントのフロントからタントの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

またダイハツとしてもトヨタで自社の車が販売されるのは本意ではありませんので、宣伝などもされていません。

もしトヨタディーラーでダイハツ車を購入したいなら、まずはトヨタディーラーの営業マンに直接問い合わせるのが良いでしょう。

(あまり良い顔をされないかもしれませんが・・・)

トヨタでタントを買って問題はないの?

トヨタディーラーでタントを買った場合でも、保証内容やアフターサービスなどは販売しているトヨタディーラーのサービスが受けられます。

トヨタもダイハツも信頼できるディーラーがほとんどですから、購入して問題が起こることはまずないでしょう。

しかし費用面で考えると、いくらか値引き額が違ってくるケースがあります。

値引き額はディーラーごとに独自に設定されているので、同じダイハツやトヨタでもディーラーごとに違っているのが普通です。

しかも今回のケースですと、トヨタはダイハツのディーラーからタントを仕入れて販売するため、利益率自体はあまりよくないはずです。

それにもかかわらず、実際にはトヨタディーラーのほうが値引き額が多いという話もあります。

しかしダイハツにしてもトヨタにしても、同じ系列同士で値引き合戦をしてもおいしいことは何もありません。

トヨタでダイハツより安く買えるとしたら、あくまでその時の値引き状況がトヨタのほうが良かったということでしょう。

費用面を細かく見るのであれば、両社のディーラーで見積もりをとって比較してみることをおすすめします。

MEMO

また正しいやり方で値引き交渉をすれば、もう少し安い価格でタントを購入できます。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

タントでトヨタのマークがあるのは本当か?

さてトヨタでタントが買えると言っても、車はあくまでダイハツの車です。

しかしネットの情報によれば、トヨタのマークの付いたタントが実際にはしっているようなのです。

これは一体どういうことなのか、考えてみましょう。

Twitterでの実例写真はいくつか出ている

タントにトヨタのマークがついているとはにわかに信じられませんが、次のツイートにあるように、実際にトヨタマークのタントがあるのは事実です。

しかしこの写真の車、トヨタのバッジ以外はタントそのものです。リアが写っている写真もありますが、車名はタントのままですね。

通常は別の自動車会社の車をOEMで売る場合車名は変更しますので、この車はあくまでダイハツタントでしょう。

バッジだけ付け替えられた可能性

さてどうしてこんなおかしな車があるのかというと、バッジだけがダイハツからトヨタに付け替えられているからです。

実は車に必ずついているバッジ(エンブレム)は部品としては接着剤で固定されているだけなので、外すことも不可能ではありません。

そしてバッジの部品自体も単体で販売されていて、社外品のバッジや中古車から取りはずしたバッジなどが、交換用として市場に出ています。

この交換用のトヨタバッジをダイハツ タントに付け替えたのが、件のツイートの車ではないでしょうか。

トヨタのバッジもダイハツのバッジも楕円形を基本としてますし、大きさも同じぐらいなので、付け替えたとしてもあまり違和感がでないはずです。

バッジの付け替え自体には違法性はなく問題はありませんが、中古車の買い取りに出した時などはマイナス査定が付く可能性もあります

ちなみにレクサスのエンブレムもよく別の車についていたりします。詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

アリスト レクサスエンブレムレクサスのエンブレムのアリストは偽物?左ハンドルだと本物?レクサスLC500hハイエースはレクサス仕様がある?エンブレムがレクサスなのはなぜ?

タントでトヨタ版のものがあるのか

ピクシスバン

ダイハツ タントがトヨタで買えるのは事実でしたが、トヨタブランドとしてタントを販売していることはありません。

しかし別の車であればOEMという形でトヨタがダイハツの車を販売しており、トヨタの軽自動車「ピクシス」シリーズとしてラインナップに入っています。

ピクシスシリーズには次のような車種があり、すべてダイハツの軽自動車をベースとしてフロントグリルのデザインやライトの形状、ボディカラーなどが専用品となっています。

トヨタの軽自動車ダイハツベース車種
ピクシススペースムーブコンテ
ピクシスエポックミライース
ピクシスメガウェイク
ピクシスバンハイゼット

これらの車種であれば、まさに「ダイハツの車にそっくりでバッジが違う軽自動車」になるでしょう。

余談ですがダイハツ タントのOEM車種も実は存在し、同じトヨタグループの一員であるスバルから販売されています。

スバル シフォンという名前のこの車はタントとはバッジの違いだけで、フロントグリルなど外観上の違いは全くありません。

ダイハツとスバルでこのようなつながりができたのなら、そのうちトヨタでも正式にタントのOEM車種が販売されるかもしれませんね。

これからタントを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。

ダイハツ タントタントの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ダイハツ タントタントの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!