ジープ ラングラーはアメリカ生まれの本格的なクロスカントリーSUVで、SUVの持つ力強さを体現したような車です。

構造も頑丈なラングラーですが、一方で故障については結構心配な車といわれています。

そこで今回はラングラーの故障率についてご説明していきましょう。

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ラングラーの故障率

ジープ ラングラー

ラングラーは長年ジープ社を代表する主力車種のひとつとしてラインナップに乗っており、1987年から3代続くモデルです。

その特徴はクロカンSUVの特徴であるラダーフレームやフルタイム4WDシステムをしっかり備えている点で、近年クロカンから都会的なクロスオーバーSUVへの転向が進むなかにおいては貴重な存在となってきています。

また最近では内装の高級感を持たせることにも積極的であり、クロカンSUVながら乗用車としてのクオリティもあがってきています。

日本にもジープの正規輸入車として導入されており、日本車にはない力強さを体現したモデルとして根強い人気があります。

アウトドアが趣味の男性はもちろん、普段使いとして女性にも人気のある車です。

そんなラングラーの故障率を実際のデータをもとに調べてみることにしましょう。

ジープの信頼性調査

ラングラーの故障率を調べるために自動車メーカーが収集しているデータを見られるといいのですが、実はそのデータは重要な企業秘密のものであり決して調べることはできません。

そこで私たちが車の故障率などを調べる際にはメーカーとは関係ない民間調査会社の調査結果を参考にするほうがよく、その中でも長年調査結果を公表している米国J.D.パワー社の「自動車耐久品質調査」が参考になります。

この調査では実際に新車を購入したオーナーから故障件数を聞き取り調査しており、なおかつ新車購入から3年~5年経過した車を対象としているのでそれなりにトラブルが増えてくる時期をとらえている調査です。

その結果をもとにメーカーごとの信頼性ランキングとして発表されていますので、ジープが他社と比べてどのぐらい故障が多いのか、少ないのかがわかります。

日本市場でもこの調査は実施されているのですが、ジープは日本では販売台数が少ないために対象外となっており、今回は米国市場での調査結果を参考にします。

2018年 米国自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 レクサス 99
2 ポルシェ 100
3 ビュイック 116
4 インフィニティ 120
5 キア 122
6 シボレー 124
6 ヒュンダイ 124
8 BMW 127
8 トヨタ 127
10 リンカーン 133
10 日産 133
業界平均 142
28 ジープ 188

参考:J.D. Power 2018 U.S. Vehicle Dependability Study J.D. Power

この調査においてジープは残念ながらかなり低い位置にランキングされており、全部で31メーカー中28位となっています。

故障件数を表すスコアも188ポイントと業界平均を上回っており、トップのレクサスと比べると実に倍近い開きがあるのです。

またこの調査では主要車種ごとの信頼性評価を4種類にわたって5段階で行っており、ラングラーもそこにあります。

しかしながら全体的評価、パワートレインの二つは平均の3点、ボディとインテリアは平均以下の2点ということで決して評価はたかくありません。

唯一ナビなどのアクセサリー関係は5点と最高評価ですので、この評価でラングラーが唯一アドバンテージがある点でしょう。

ちなみにトップはシボレーのエキノックスで、すべての項目が5点満点です。

参考:2018 Vehicle Dependability Study: Compact SUV J.D. Power

結果、ジープというメーカーの信頼性がいまいち振るわないのに加えて、ラングラー自体もそこまで信頼性が高くないのがデータで実証された形となりました。

頑丈なラングラーでも故障は起こる

ラングラーはさすがにクロカンSUVだけあって、悪路を走破できる頑丈さを備えた車です。

普通のクロスオーバーSUVなどでは走っただけで車を壊してしまいそうな道でも、ラングラーなら楽々走破してしまうことでしょう。

しかしながら構造が頑丈だからといって故障が少ないというわけではなく、ラングラーもそのひとつと言えます。

車の故障は設計的な問題が原因なこともありますが、大半は部品が古くなる経年劣化が原因であることが多く、設計的というよりは部品の保証の考え方が色濃く現れてきます。

日本車は故障が少ないといわれる理由もここにあり、私たち日本人が車は故障しないもの、と思い込んでいるのを必死に設計に織り込んだ結果でしょう。

しかし海外では、軽微なトラブルで部品交換で済むようなら故障と見なさない場合も多く、日本とは少し考え方が違います。

交換時期のきた部品はどんどん交換するためひとつの部品の保証距離が短い場合もよくあるのです。

おおむね50,000km走行ぐらいからトラブルが出始めることが多く、日本車ではあまりそういうことはないので、輸入車と日本車の大きく違うところでもあります。

そんなラングラーなので、山道は無理なく走れたとしても、その帰りに一般道でちいさなトラブルに見舞われることだって決して少なくないのです。

中古のラングラーの故障しやすさ

ラングラーは中古車市場でも人気の車種で、かっこいい車が手頃な値段で購入できると手を出す人もいるのですが、新車でも故障の多いラングラーですので中古ではなおさらです。

前述した部品の経年劣化は中古車のほうが当然ながら進んでおり、走行距離が50,000kmを越えている車はいろいろと交換部品が出てくると思っておいた方がよいです。

また年式も日本車なら10年以内といわれますが、ラングラーの場合は5年~8年ぐらいでもトラブルは増えてくるでしょう。

さらにラングラーはその人気の高さから中古車価格が下がらないことでも有名で、新車から3年後の残価値を示すリセールバリューが70%程度と圧倒的に高いです。

国産車でも60%前後、ベンツなど輸入車だと50%程度が相場の中にあっておなじ輸入車のラングラーが圧倒的によいのは近年のアウトドアブームも一役買っているでしょう。

しかし裏を返せば値段の高いラングラーを購入したとしても故障に関しては改善するわけではなく、結局維持費はそれなりにかかることになるでしょう。

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ラングラーオーナーの評判

ラングラーの故障についての評判はTwitterにも多数投稿されていますので、参考にいくつかご紹介しましょう。

次々と故障が発生

この方のラングラーは故障が多発しているそうで、自動車工場への入院が絶えないようです。

故障事例はハンドルのブレから油圧計の故障などさまざまな箇所にトラブルが表れているようで、ラングラーの故障の多さがよくわかりますね。

冷却水がなくなる

こちらのラングラーは冷却水がリザーバータンク内にも無くなってしまっており、どこからか水漏れが起こっているようですね。

ひとまず冷却水を継ぎ足してなんとかされているようですが、早めに修理しなければ被害はどんどん増えていってしまいます。

とくに冷却水が少ない状態ではエンジンの冷却にも大きな影響があるので、オーバーヒートなどの問題が大きいですね。

O2センサー交換も高い

この方はO2センサーの故障で修理されたそうですが、O2センサー自体は国産車でも比較的故障しやすい部品です。

しかし費用が高いのは気になる点で、国産車で同様の修理をする場合より何割か高めですね。

輸入車ということで部品費が高いのが原因でしょう。

ラングラーの故障事例

それではラングラーの故障事例をいくつかご紹介しましょう。

冷却水漏れのトラブル

ラングラーの故障事例はいくつもありますが、冷却水漏れのトラブルはその中でも出やすいトラブルのようです。

冷却水はエンジンや車体のさまざまな箇所を流れているので、冷却水漏れと一口にいってもいくつも原因が考えられます。

しかし大半はゴム部品の経年劣化によるシール性の悪化が問題であり、部品劣化なので交換による修理が必要です。

まず起こりやすいのはウォーターポンプの固定部分からの水漏れで、ウォーターポンプ周辺のシール切れによるものです。

これはシール部品の交換で対処できるので修理費用は控えめで数万円で直ります。

ほかには冷却水が流れるゴムホースの接続部分などからも漏れますが、こちらもゴムホースの交換で対処できるのでやはり一ヶ所数万円程度ですみます。

冷却水漏れで高額修理となるものにラジエーターからの水漏れがあり、大きな部品ですのでこの場合は100,000円以上の修理費用がかかります。

ラングラーのラジエーターには純正でラジエーターコアを挟む上下の部分が樹脂製のものがあり、樹脂と金属をカシメで固定している箇所から漏れてくるのです。

とくにラジエーターは常に高温の冷却水が流れてくる箇所なので、樹脂が熱で少しずつ劣化するのも原因でしょう。

そのためか交換部品を注文するとすべて金属製になっていることもあるようです。

ラングラーのオーナーさんで軽度な冷却水漏れならそのまま乗っている方も結構多いのですが、少しでも漏れがある場合にはあまり甘く考えずすぐに修理した方が無難です。

冷却水が漏れて車全体の冷却水量が減ってくると、車全体には熱が溜まりぎみになります。

その状態で急な気温上昇や、坂道などラジエーターの冷却が弱くなる状況に陥ると、とたんに冷却水温度が上昇して、最悪の場合はエンジンのオーバーヒートに繋がる可能性があります。

エンジンがオーバーヒートすると内部が焼き付いておしゃかになってしまう場合もありますので、修理費用は高くても早めに修理することをおすすめします。

電気系統のトラブル

近年のラングラーは電子制御系の部品も次第に増えてきたこともあって、電気系統の故障も増えてきています。

車の電気系統の故障で起こりがちなものに、エアコンコンプレッサーやオルタネータなどの補機の故障がありますが、ラングラーでもここは弱点であり修理には一ヶ所で100,000円以上の修理費用がかかることがあります。

しかしラングラーの電気系統の故障は補かの部分でも結構起こりやすく、とくにエンジンには多数のセンサーや制御部品がつくようになっていますので、それらが故障することがあるのです。

一例をあげればツイートにあったO2センサーをはじめとして、カム角センサー、水温センサーなどさまざまな箇所にありますが、センサーであれば数万円の修理費用です。

また以外と見落としがちなものにヒューズ切れがあり、色々な箇所を調べてみても結局はヒューズが飛んでいた、などということもありがちです。

ラングラーは電気系統が弱いのでショートが起こることもあるのですが、そういった際にヒューズが飛びます。

いちおうヒューズを交換すれば車は動くようになるのですが、ヒューズが飛ぶということはどこかで電気系統のトラブルが起こっている証ですから、その原因を探って修理しなければなりません。

ソフトトップ、ハードトップからの雨漏り

ラングラーはクロカンSUVの伝統をいまでも体現した車になっており、最新のラングラーではなんと屋根をはずしてオープンにすることができます。

クロカンSUVの元祖足るジープは完全オープンの車でしたし、ラングラーもその流れを組んで初代ラングラーから幌がついている車でした。

現行のラングラーにはソフトトップタイプもありますがハードトップタイプもあり、ハードトップの場合は完全に脱着してオープンにします。

ラングラーのソフトトップやハードトップはアイデンティティなのでなくすことは考えられませんが、そういったものはゴムなどで水漏れをシールしているのでゴムが劣化してくるとそこから雨水などが染みてくることがあります。

ラングラー特有の経年劣化によるトラブルといえますが、車が雨漏りするというのは内装が濡れるので非常に大変です。

いちおうラングラーは内装がすべて防水仕様となっているので車の主要部分は大丈夫なのですが、中に乗っている人はそういうわけにもいきませんよね。

修理にはさまざまな方法があり、雨漏りを防いでいるウェザーストリップというゴム部品を交換すればなおることもありますが、それではダメな場合もあります。

ゴムの劣化だけでなく、車体の歪みが問題だったりゴム部品の取り付けが問題だったりと非常に原因になる箇所が多いトラブルです。

中には何度も何度も修理しても雨漏りが収まらない事例もあり、ラングラーの大きな弱点ともなっています。

ディーラーであろうとも完治させられないこともあるので、なんとも対策が難しいのです。

またゴムの劣化以外にも、幌に街路樹をひっかけた際に穴が開いたり、荷物などをぶつけてしまって穴が開いたりする場合もあり、幌の素材自体も古くなれば雨漏りに繋がるトラブルは増えてきます。

最終的には幌の一部か、もしくは全体の交換も必要となりますので、長くラングラーに乗るとずっと付き合っていくことになる弱点といえるでしょう。

ラングラーは買っても大丈夫か?

ラングラーはクロカンSUVとしては非常にかっこいい車で、アウトドアを趣味にしている人なら一度ぐらいは乗って見たいと思う車でしょう。

しかし故障に関する点についてはラングラーは弱点だらけで、維持費は結構かかる車であるのは間違いないです。

素晴らしく楽しい車であるのですが、現実的な面もある程度把握しておいた方がよいでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。