世間的にどう思われてるのか?
また異性からどう見られるのか…等、自分の乗っている車のイメージってどんなものなのか気になりますよね。
ここでは外車メーカー「プジョー」のイメージを徹底的に調査し解説していきます。
プジョーのコンセプト
プジョーはフランスで19世紀にすでに誕生していた歴史ある自動車メーカーです。
そんなプジョーはどのようなイメージでクルマ作りをして、どのようなコンセプトでクルマを売り出しているのでしょうか。徹底的に解説していきましょう。
プジョーのエンブレムに込められた意味
プジョーのエンブレムは、後ろ足2本で立ち上がったライオンがモデルです。
このライオンのエンブレムが使われるようになったのは、プジョーが車を作るよりも昔の金属製造業を営んでいた時代にまで遡ります。
プジョーの公式HPでもこのことについて触れられており、当時販売されていた鋸の刃の品質の高さと百獣の王ライオンが連想付けられ、プジョー製の鋸にはライオンの刻印が施されたものが一般化的になりました。
その刻印には以下の3つの宣伝メッセージが込められていました。
- 鋸の刃の堅牢さは、ライオンの歯のごとく
- 鋸の刃のしなやかさは、ライオンの強靭な肉体のごとく
- 鋸の刃の切れ味の良さは、獲物に飛びかかるライオンのごとく
その後に、プジョーが自動車メーカーとしても歩んでいくようになってからも、プジョー=ライオンのマークというイメージは受け継がれました。
そして、ライオンマークの姿形は時代と共にさまざまな変化を遂げ、現在のエンブレムは2010年に誕生したものです。
ライオンに例えられた品質の高さを追い求める姿勢は、作るものは違っても現在でも大切に受け継がれています。
なおプジョーの歴史については、以下の記事でも解説しているのでこちらもあわせてご覧ください。
プジョーはどこの国の車?国産車との違いはこの3つだ!モータースポーツに意欲的なメーカー
プジョーはモータースポーツが盛んな欧州のメーカーというだけあって、モータースポーツ史参戦の歴史は古く、1894年に行われたの世界初のレースと言われる「パリ・ルーアン・トライアル」にも参戦しました。
1981年にはモータースポーツ担当部門「プジョー・スポール」が創設され、F1を除く参戦したカテゴリ全てで優勝という輝かしい成績を今日まで残してきています。
最近の活躍の場はラリーが主で、2017年にはダカールラリーで「プジョー 3008 DKR」が総合1〜3位まで独占するという快挙を成し遂げました。
ダカールラリーは総走行距離が8,000kmを超える「世界一過酷なモータースポーツ」とも言われている競技なので、この結果が如何に凄いものかご理解いただけるはずです。
2018年にもプジョーは総合優勝を勝ち取り3連覇を達成したのですが、残念ながらこれを最後にダカールラリーから撤退することが発表されました。
しかしこれからもラリークロスをはじめとした世界各地のモータースポーツで、プジョーの車が活躍する姿を見ることはできます。
プジョーは今までもこれからも、モータースポーツを通して車の耐久性、走破性、信頼性の高さ示すのと同時に、そこで得たノウハウを市販車へと活かしていくでしょう。
プジョーの代名詞ネコ足、ネコ目とは
プジョーのしなやかに動くサスペンションはネコ足と呼ばれ、自動車ジャーナリストやユーザーから高い評判を得ています。
このネコ足と呼ばれるサスペンション特性について分かりやすく解説しましょう。
もともとフランスは石畳が敷かれたでこぼこな道が多く、そういった環境でも快適な車移動ができるように、しっかりとストローク量が確保され、柔らかくしなやかに動いて路面を捉えるサスペンションの味付けが主流でした。
また、コーナリングで車体がロールしてサスペンションストロークが大きい状態でも、路面に吸い付くようにしっかりと曲がっていく走行性能の高さも兼ね備えています。
このように快適性能と走行性能を高い次元で両立させたプジョーのサスペンションを、1980年代の日本の自動車ジャーナリストが、エンブレムのライオンから取ってネコ足と例えたのが、ネコ足の起源だと言われています。
プジョーの性能については以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
プジョーの決定的な特徴7つ!魅力から欠点まですべて解説します!またネコ目はプジョーの車の見た目の通りで、切れ長で精悍なヘッドライトデザインをネコの目に例えた言葉です。
これも元はエンブレムのライオンが元になっていて、モータースポーツでの活躍がスポーティーな外観でも表現されています。
プジョーのコンセプトまとめ
ここまで細かくジャンルを区切って解説してきましたが、プジョーの車のコンセプトを簡単にまとめてみました。
- ライオンマークに例えらる質の高い車作りをモータースポーツを通して立証
- モータースポーツで培われたスポーツ性能と快適性能を兼ね備えた魅力を持つ
プジョーの車はシンプルで決して高級な車ではありませんが、モータースポーツでの実績や、ネコ足と呼ばれる自社製サスペンション等から、一般市民の足として信頼されるクルマ作りをしてきたことが分かります。
プジョーの世間からのイメージ
メーカーがどういったクルマ作りをしているのか分かったところで、一般的に世間の人々はプジョーの車にどのようなイメージを持っているのでしょうか。
そこには「フランスの車」ということが大きく関わってきます。
ネガティヴなイメージ
日本国内ではメルセデス、BMW、アウディのドイツメーカー御三家の人気が高く、車に詳しくない人からもこれらのメーカーは認知されています。
一方でフランスの車であるプジョーは、どうしてもドイツ車の影に隠れて認知度も人気も低いです。
外車には高級志向を求める日本人が多く、あえて外車の大衆車を買うという選択肢を持つ人は少ないようです。
また外車はよく壊れるというイメージも未だにあるようで、アルファロメオやプジョーといった日本人にとってまだまだマイナーな部類の外車メーカーの車は、特にそのようなイメージが根強く残っています。
プジョー、アルファロメオの故障の詳細は以下の記事で解説しています。
プジョーは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!アルファロメオは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!ポジティブなイメージ
フランスと言えばパリに代表されるように、その街並みからライフスタイルに至るまでオシャレなイメージを持つ人は多いでしょう。
フランスの車であるプジョーも、街中で他の外車ほど多く見かけない分、あえて少数派を選ぶというオシャレに敏感な人が乗っているというイメージもあります。
フランスの車という先入観によって、ネガティヴなイメージにもポジティブなイメージにもなるのが、プジョーというメーカーの面白いところなのかもしれません。
プジョーの実際の世間からのイメージ
実際にプジョーに対してどのようなイメージを持った方々がいるのか、Twitterのツイートを参考に幾つか紹介します。
メンテナンスに対する声
スターレット買うときにプジョー106とか比較に挙げた。見つからないしメンテが不安だからやめたけど
— 冴崎一希 (@kazuti516) May 18, 2018
走行距離4.9万kmの2011年式プジョー308SWを購入して約2年(現在走行6.2万km)の間に5回故障入院しました!
以下主な交換パーツ。
①メーター基板
②シートベルトセンサー
③イグニッションコイル
④タイミングチェーン
⑤高圧燃料ポンプあと直してないけど暖房も最近壊れました😫
— ふぇの助 (@pheno_trip) April 10, 2018
メンテナンスに対する不安や、中古車で少し年式が古いプジョーですが、実際に不具合が多く困っているという声があります。
フランス車に乗り始めて25年でした。最初に買ったのは1993年にシトロエン・エグザンティア。そこからプジョーが206シエロ、206RC、406クーペ、2008。シトロエン・クサラ。全部で6台。406クーペのV6が持つインジェクターが壊れるという持病以外の大きな故障は無し。仏車が壊れるというのは実感無い。
— いとゆ (@itoyu1192) May 1, 2018
僕はプジョーといえばWRCのイメージが強いんですよね、それと故障が少ないイメージがあります
— 幸運の男 極左原理主義者を許さない (@Bahamuto717) May 3, 2018
一方でレースでの実力もあり故障が少ないイメージを持っている方もいます。
実際にプジョーに乗っているオーナーからは、「イメージに反して故障は少ない」というツイートが紹介したもの以外にも多く見られました。
故障やメンテナンス性に対するイメージは、実際にプジョーオーナーかそうでないかで大きく異なるようですね。
映画「TAXi」のイメージ
プジョーのイメージ=taxiという映画
taxiがプジョーじゃなかったら、おそらく自分は認知してないhttps://t.co/w0F4am7iyv— ケッツアール (@lain4125) May 19, 2018
日本でも公開、シリーズ化されるほど人気の高かった映画「Taxi」で主人公の駆る愛車がプジョーのタクシーでした。
この映画でプジョーを知ったという人も多く、カーアクション映画だったこともあり、車好き以外の人にもプジョーの車=スポーティーな車というイメージが付きました。
安い外車というイメージ
プジョー508カッコいいね
日本には導入されないのかな
プジョーは安い輸入車ってイメージを払拭しないとね— TETSTYA1010 (@tetsuya1010) April 15, 2018
一般市民の足である大衆車であることは決して悪いことではありません。
しかし、国内では外車に求められるのはやはり高級感やワンランク上の車というイメージです。
- 同じ価格帯なら間違いなく安心できる国産車を選ぶ
- 同じ外車を選ぶなら、もっと高級でメジャーなブランドの車を選ぶ
という考えの人が多い中で、プジョーは中途半端な立ち位置になってしまっているようです。
もしプジョーの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!プジョーに乗ってる人のイメージ
プジョーという車に対する実際のイメージが分かったところで、次にプジョーに乗っている人のイメージはどうなのか紹介していきましょう。
こだわりの強い人というイメージ
プジョーやらルノーに乗ってる人はこだわりが強い人に違いない、という持論⬅️
— くりゅー@猫まみれ (@kuryuupaaa) September 21, 2017
残念ですね。プジョーは安泰です。フランス車に乗ってる人は自分の愛車が大好きな人が多い気がします。だから、他がどうとか気にしてる人も少ないと
— Good-Bye ヤギちゃん 5/19ザイモール走 (@r32_ya) February 2, 2018
プジョー、ルノー、アルファロメオ等乗ってる人の「一筋縄でいかない感」はヤバい。
— 犬2077 (@inu_Threeeyes) May 10, 2018
あえて国産車や他のメジャーな外車を選ばないところから、プジョーに乗っている人はいろいろなものに対してこだわりが強いというイメージがあるようです。
これを前向きな意見かそうでないかは受け取り方で変わってきますが、なんとなくプジョーの車に乗っているのではなく、オーナーは自分の愛車が好きで乗っているのであろうという印象を、客観的に思われやすいメーカーであることは間違いないでしょう。
また車にこだわりが強いということは他のことにもこだわりが強く、良く言えばブレない悪く言えば頑固な性格で、オーナーは一筋縄ではいかない人というイメージを持つ方もいます。
運転マナーに対するイメージ
プジョー乗ってるやつって運転下手なイメージ。
フランス車、ニッポンで急加速…個性的なデザイン、SUVなど品ぞろえ拡充で2ケタ成長(産経新聞) – goo ニュース https://t.co/hWcXowAcEi— 岳 (@com_ts1208) May 1, 2018
プジョー乗ってる人は運転が荒い。あるんじゃないでしょうか
— 杉江一 (@hajiboh) May 11, 2012
かなり耳の痛い言葉でのツイートです。
この人たちにとってプジョーはイメージの悪い車なのでしょうが、もちろんまったく逆の意見も多く見られます。
残念ながら前者。プジョー乗りさんは運転が上品そうな気がするイメージ
— minihousui (@minihousui) April 13, 2018
https://t.co/3SbzWbEuHU
プジョー乗り(自分以外)は紳士が多い— みかん47 (@cgllse21) September 16, 2016
このようにプジョー乗りの運転マナーのイメージは千差万別です。こればかりは自分の生活圏の環境によっても大きく変わってきます。
ご自身が安全運転に努めるのであれば、運転マナーに対しての世間からのイメージは気にする必要はありません。
@fukaiiiiii @ha_ry24 簡単に輸入車ガイドすると、BM=やんちゃ、ベンツ=硬派、アルファ=変態、プジョー=紳士ってイメージっすね。自分の中だと(笑)
— Taka_B (@t_kbee) June 8, 2013
運転マナーは関係ありませんが、「自分の知っているプジョー乗りの方は紳士的な人だ」…というツイートも多く見られました。
そうした声からプジョー乗り=紳士淑女というイメージにも繋がっているようですね。
上記のTwitterにあるBMWやベンツのイメージについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて目を通してみてください。
ベンツのイメージは悪い?!クラスごとにイメージを徹底調査!BMWのイメージは悪い?!シリーズごとにイメージを徹底調査!プジョーの女性からのイメージ
男性のオーナーにとっては、プジョーは女性ウケが良いのか気になるところです。
どうせならカッコよく見られたいものですが、女性からのイメージはどうなのでしょうか。
Twitterから幾つか紹介してみましょう。
紳士的でスマートなイメージ
プリウスはGGYドライバー率高いイメージが…私はやっぱ、プジョーがスマートに見える。 いい男の代名詞! 男性が乗っていると素敵だと思う「車」4選 http://t.co/fEUYocoDLr
— まもの大福☮しばらく自宅観戦 (@mamonomari) February 12, 2015
ところで、私的見解だど、BMW乗ってるとは荒い、プジョーは紳士、ルノーはちょっと変な人、ってイメージ(あくまでも私的なイメージ)
— のりたま(RTおばさん) (@noritamahrhr) December 6, 2013
女性のツイートと分かるもので目立ったのが、プジョー=紳士的なイメージということです。
世間のプジョー乗りのイメージでも「紳士」というフレーズが多く出てきたことから、このイメージがプジョー乗りに対する1番分かりやすいイメージ像なのかもしれませんね。
上記のTwitterにあるプリウスのイメージについては、以下の記事でも解説しています。あわせて参考にしてみてください。
運転下手のクズ野郎!?プリウス乗りのマナーの悪さの原因を分析!オープンカーや個性的なエクステリアに好感を持つ声
フランス兄ちゃんの車はプジョー308cc。ブルー!ハードトップオープンタイプ。スポーティながらも乗り心地はロマンチック。独りよがりではないかっこよさが街乗りにも遠出にも向いた車。女ウケ抜群!デートに持ってこい。でも、普段の移動やお買い物は自転車。これもプジョー。プジョー万歳!
— メンチ (@menchi190) January 13, 2011
プジョーのオープンカーと言えば如何にもなスポーツカーではなく、カブリオレタイプのコンパクトカーです。
一般的なオープンカー乗るのが恥ずかしいという女性も、普段使いもできるカジュアルな雰囲気のプジョーのようなコンパクトカーならかわいいという印象に変わるようです。
プジョーrcz?
よく分かんないけど
ブルドッグ見たいでちょーかわいい♡!!あれは運命の出会いやったな(笑)
— ちゅるだ (@OneoklockRad) September 14, 2013
RCZは一見、奇抜なエクステリアデザインが特徴です。
クーペモデルですがスパルタンになり過ぎず、丸みを帯びた気取らないデザインが女性には「かわいい」と好印象です。
このようにプジョーの女性からのイメージは総じて好意的なものが多く
- オシャレかわいい(かっこいい)車
- 気取っていない紳士的な人が乗っていそう
…というイメージです。
プジョーに対するイメージのまとめ
プジョーの車は、車好きにとってラリーで活躍するイメージが強く、高級車でもない外車という立ち位置からマニアックな車と思っている人が多いです。
一方で車に詳しくない人からは、お洒落な車というイメージのあることが分かりました。
イメージは全てが良いものだけとは限りませんが、Twitterでのツイート等からも分かる通り世間からのプジョーのイメージは決して悪いものではないことは間違いありません。
メンテナンスに多少手がかかるのはご愛嬌です。プジョーの車が気になってるあなたは、自信を持ってプジョーの車を選んでみてはいかがでしょうか。
他にも輸入車について記事がございますので、こちらもぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。
アウディのイメージは悪い?!乗ってる人のイメージまで徹底調査!ボルボのイメージは悪い?!乗ってる人のイメージまで徹底調査!