軽市場ではクロカンSUVといえばジムニーかパジェロミニか、という話がよくでます。

発売当初、そのパジェロらしいスタイルを持ちながらも軽自動車さながらのコンパクトさで、乗用として乗り心地の優れたSUVとしてパジェロミニは発売と同時に人気を博しました。

それまで同クラスでトップにいたジムニーを販売台数で切迫し、乗り心地を改善させ、乗用に特化させてしまうほど焦らせたのがパジェロミニです。

ところで肝心な走破性はどのくらいあるのでしょうか。

パジェロミニの走破性について解説していきます。

この値引き交渉のやり方を知らないと、車を買う際に50万円以上の損をするかもしれませんよ。

営業マンに騙されずに、最大限まで値引きをしてもらうには、このやり方を知っておく必要があります。

詳しくは下記の車を確実に値引きして安く購入する二つの方法のページをご覧ください。

あわせて読みたい

パジェロミニの走破性:良い点・できること

パジェロミニはSUVらしいスタイルを持ちながら本格的なクロカンSUVというよりも、乗用としての乗り心地やオンロードでの運転性能を良くしているために、走破性は本格的なクロカンには向かないという位置づけにされていることが多いです。

しかしパジェロミニの走破性は最近の車のように電子制御を活用したものではなく、機械的にもともとの素質のある走破性だったのです。ここではそれを解説していきます

路面を選ばないSUVスタイル

パジェロミニの走破性の高さはその車のスタイルからもうかがうことができます。

最低地上高は195mmあり、軽自動車の平均が150mmなので45mmも高く、タイヤからフロントバンパーまでのアプリーチアングルは38度、リアバンパーまでのデパーチャアングルは46度と十分に備えてあり、走行時に地上にある障害物や傾斜などに干渉せずに走ることができます。

これによりデコボコや障害物の多い未舗装路や轍のない積雪路で、車の腹を取られてスタックするようなことはほとんどありません。

いいとこ取りのボディ構造

走破性の高い車というと、本格的な岩場や川辺など路面状態の非常に悪い悪路では、ラダーフレームが採用された強靭なボディを持つ車でないと走行に耐えられない場面が多くあります。

そのためいくら走破性が高いといわれている車でも、モノコックボディが採用されている車では、ほとんどが雪道や林道程度での走行までしか耐えられないのが現状です。

ただラダーフレームはボディ剛性は大きく取れるものの、車体重量が重くなり、さらに乗り心地が悪くなったりと乗用としては扱いづらい車になってしまいます。

そこでパジェロミニの場合はモノコックボディにそのラダーフレームをくっつけてしまうという独自の構造で、軽量かつラダーフレーム並みの剛性をもつボディを作り上げました。

これにより岩場などの非常に難解な悪路でもボディへの負担を少なく走行できますし、オンロードではその軽量なボディにより低燃費性能を発揮できる車になっています。

状況に合わせた4WDの切り替え

パジェロミニは標準状態では2Hモードで、後輪駆動で走ります。そのため舗装路では駆動輪と操舵輪の使い分けでタイヤに優しい運転や後輪駆動ならではの走りができます。

ただ雪深い道などではさすがのパジェロミニでもすべったりしてしまい、走行が安定しません。

そういった場合は4Hに切り替えることで、車のタイヤを50:50のトルク配分で固定し、非常に強い力で走行することができますので、通常の積雪路のなどの悪路走行だけでなく、スタック状態からの脱出やデコボコな悪路を走り切ることができます。

さらにつよいのが4Lです。これは4Hより低速のギアを合わせることで、タイヤに強力なトラクションをかけることができます。

これならば普通の車では走行することのできないような岩場や川べりなどの悪路でも走り切ることができます。これがパジェロミニの安心感です。

弱点を解消するLSDオプション

直結でエンジンの力を直接伝えるようなパートタイム4WDでも弱点があります。それは対角線スタックです。

例えば凍結路などで左の後輪が滑って空転してしまうと、デファレンシャルギアの影響で右の後輪にトラクションがかからなくなってしまいます。

これが前輪後輪の両方で起こってしまうと凍結路や悪路では発進できなくなってしまい困ってしまいます。そういった場合に力を発揮するのがLSDです。

滑って空転しているタイヤを認識すると、機械的にデファレンシャルギアの働きを抑え、もう方輪の駆動力を回復させます。

これで発進時の唯一の弱点だった部分もカバーできるため、非常に強い走破性を発揮できるということなのです。

ただ、もともとあまり人気のないオプションであったことと、2008年ごろのマイナーチェンジでオプションから廃止されたため装着されている車は非常に少ないのが現状です。

ほとんどの道で安心して任せられる走破性

パジェロはそのSUVらしいパッケージングと本格的なパートタイム4WDの構造によって非常に強い走破性を持っています。

大雪の中や未舗装路、凍結路などといった悪路だけでなく、普通の車では入ることのできないような河川敷や岩場のようなオフロードでも余裕で走行できるでしょう。

釣りやキャンプなどのアウトドアシーンでは非常に活躍できる性能です。

さらに4Lモードを使用すれば、結構ひどい路面状況でも走り抜けていくことができますし、ボディの補強や足回りを改造することでクロカンSUVとしても走ることが可能です。

パジェロミニの走破性:悪い点・できないこと

強靭なボディ構造と電子制御を伴わない機械的な4WDシステムによって非常に強力な走破性を持つパジェロミニですが、苦手場面とはどんなものがあるのでしょうか。

ここではパジェロミニが苦手とする走行について解説していきます。

設計が古く、電子制御がない

パジェロミニは2012年に製造が終了しています。そのため近年の自動車に標準で搭載されている横滑り防止装置やトラクションコントロールのような電子制御は採用されていません。

そのため最近の車ならば何もしなくても発進できるような凍結路でも、切り替えを忘れて2WDのままだったりすると発進できなかったり、凍結路で走行中にスリップしても車は何もしてくれないため自力での解決が必要となります。

そういった場面では慎重に走ることが前提とはなりますが、もしもの事があった場合は自力が物を言います。

舗装路では使えない4WD

パジェロミニの弱点として、舗装路では4WD状態でハンドルを思いっきり切って走ることができないということがあげられます。

これはタイトブレーキング現象といって、前輪と後輪の間に回転差を吸収するデファレンシャルギアが搭載されていないため、4WD状態では前輪と後輪の回転差の問題により、ブレーキのような現象が起こり、前に進まなくなってしまう現象です。

これは直結4WDの構造的なものなのでどうしようもありません。その他にも雨などの天候不良の状態以外で4WDの状態で舗装路を走ると、ギアに悪影響があるため舗装路では2WDで走ることがメインになります。

最近の車のように入れっぱなしにしておけば勝手に車がやってくれるというようなものではないのです。

パジェロミニはコンピューターによる制御があまり介入されていないため、ほとんどの操作が手動で行われることになります。

最近の車のように何でも自動でやってくれるような状態に慣れている方は、パジェロミニになれるのはちょっと時間がかかるかもしれません。

他の車と比較すると

FRらしい走りと直結4WDによる頼もしい走破性を持つパジェロミニ。舗装路の悪条件や、オフロード・雪道を走るのには最適な車ですが、ライバル車たちの走破性はどうなのでしょうか。

ここでは同サイズのいくつかの軽自動車をピックアップして比較していきます。

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

最近の軽自動車SUVの代表格といえばスズキのハスラーでしょう。ハスラーはワゴンRをベースにしたSUVタイプの軽自動車で、最低地上が180mmありアプローチ・デパーチャアングルなどもしっかり計算されているため、走破性が高めのスタイルをもっています。

その他にもLSDを擬似的に作り出すグリップコントロールや急激な坂道を低速で降りられるヒルディセントコントロールといった電子制御を搭載しているため、一般的な悪路走破性はよくできています。

4WDはスタンバイ式4WDといって、前輪がスリップしたのを認識すると後輪にトラクションが掛かる仕組みのため、パジェロミニほど強い力はかからないので一般的な走破性はパジェロミニのほうが強いと言えます。

電子制御を駆使した走破性を持つハスラーは、自動的に最適な走りをしてくれるため、運転が苦手な人でも運転できる点では優勢ですが、単純な走破性で比較すると機械的な強さと信頼感をもつパジェロミニのほうが優勢です。

ダイハツ テリオスキッド

Антонさん(@anton_maximoff)がシェアした投稿 -

同じ生産終了組で比較すると、テリオスキッドがいます。これは乗用軽自動車SUVの火付け役のような車で、パジェロミニよりさらに乗用に特化していました。

4WDはセンターデフのついた仕組みでパジェロミニと違い、常に4WDでありながらも前輪と後輪の回転差をセンターデフで吸収し、タイトブレーキング現象が起きにくいフルタイム4WDです。

スタイルとしてはワゴン車の車高を上げ、4WDをつけたような形でパジェロミニ以上に人の乗る空間や燃費性能など日常使いの快適性がよい車です。

しかし走破性という面で見るとボディの剛性や4WDの仕組みなどを考えるとパジェロミニのほうが優れていると言えます。

スズキ ジムニー

スズキ ジムニー

オフロード最強と名高いのがスズキの発売しているジムニーです。この車はオフロードを走るために作られたような車なので走破性は非常に高いです。

ボディ構造はラダーフレームと言って強固なフレームの上にボディが乗っており、振動の多いデコボコな道を走ってもボディにダメージは少なくなるようになっています。

そしてパジェロミニと同様にジムニーはパートタイム4WDを採用しており常に4輪に駆動をかけることができ、前輪が滑っても後輪が、後輪が滑っても前輪がしっかり地面を掴んでくれるのでどんな場面でも優秀です。

ボディ剛性や走行性能はほぼ同等の2車種ですが、ラダーフレームを採用しており、もしものときのボディ換装ができる点や、アフターパーツの豊富さを考えるとジムニーのほうが走破性は優位と言えます。

パジェロミニの走破性の評価

ではここでパジェロミニの走破性について、実際に乗っているユーザーはどう感じてどう評価しているのかをツイッターからピックアップしチェックしていきます。

パジェロミニの魅力の一つにボディの剛性の高さがあります。長らく衝突安全性能軽No,1だった剛性の高さは、そのまま走破性の高さに直接つながるので非常に大事な項目です。

やたらジムニーと比較されがちな走行性能。モノコックボディをもつためオンロード用のような扱いですが、ビルトインラダーフレームをもつ高剛性ボディを持ち、直結型の4WDによる強力な走破性を持っています。

それでもサスペンションなどはオンロード用を採用しているので乗り心地は良いのが特徴です。

積雪50cmでも走りきれる走破性を持つパジェロミニ。雪国では強い積雪もあるので非常に頼りになります。

やはりジムニーのほうが走破性が優位のようなイメージが有るようですが、高い剛性を持つボディと4WD性能で、50cmもの積雪でも走ることができる十分な走破性を持っているようです。

パジェロミニの走破性はどうか

パジェロミニは通常のモノコックボディとは違い、ラダーフレームをビルドインした高剛性なボディをもち、前後を直結させた4WDや低速モードの4WDをもつオンロード要素の強い本格的なSUVです。

日常生活で必要な走破性をしっかりもっており、さらに積雪のひどい道やオフロードだけでなく、岩場のような場所でもしっかり走りきることができます。

パジェロミニは非常に優秀な走破性を持つSUVタイプの軽自動車と言えるでしょう。

車を確実に値引きし安く購入する方法!

これから車を買おうと思っている方、値引き交渉の正しいやり方はご存知ですか?

この値引き交渉のやり方を知らないと、車を買う際に最大で50万円以上の損をする可能性があります。

「値引きしてくれませんか?」「オプションをつけてくれませんか?」と何も考えずに交渉すると、営業マンに舐められます。「この客はバカだな(笑)」と足元を見られ、最低限の値引きしかしてくれないでしょう。

確実に最大限まで値引きするには、このやり方を知っておく必要があります。詳しくは下記の車を確実に値引きして安く購入する二つの方法のページをご覧ください。

あわせて読みたい

この記事を書いた人

田中慎二
田中慎二
小さい頃に初めて買ったスカイラインGT-Rのラジコンでスカイラインに一目惚れ。その影響から某自動車ディーラーに営業職で就職し、新人賞や2級販売士資格などを獲得するまでに成長。車の知識では社内では一目置かれる存在だった。現在の愛車は電気自動車の日産リーフ。