最強のクロカン軽自動車として不動の地位であるスズキのジムニー。

昨今さまざまなSUVタイプの軽自動車が発売されてきましたが、ジムニーはその非常に強い強度を誇るラダーフレームと本格4WDが特徴で走破性が高くオフロード性能はピカイチで、とても人気があります。

そんなジムニーですが、通常は5ナンバーの軽自動車ですが、4ナンバーにすることでいろいろ安くなると聞きます。

ここではジムニーを4ナンバーにするメリットと構造変更の詳細を解説します。

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ジムニーに4ナンバーはあるか?

スズキ ジムニー シエラ

ジムニーには現在5ナンバーのモデルしかありませんが、実は発売当時は4ナンバーモデルから始まり、一世代前までは4ナンバーが有りました。

今でも条件付きで4ナンバーのジムニーはありますが一般販売はされていません。どういった経緯で4ナンバーはなくなってしまったのでしょうか?

そこには軽自動車規格の改正とライバルの登場がありました。

ジムニーは4ナンバーで始まった

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ジムニーは軽貨物である4ナンバーからスタートしました。

発売当時は貨物車は税制が優遇されており、そのため販売価格や維持費が安く済むという理由から貨物車として発売されました。

当時はクロカンSUVといえばトヨタのランクルや日産のパトロールと言った大型SUVしかいなかったため、この小型で本格的な走破性をもつジムニーは異色で人気がありました。

軽自動車規格によって方向性が変わっていった

ジムニーは走破性が高くどんな場所でも非常に実用性がある車です。そして競合もほとんどいない車であるためモデルライフが非常に長いのも特徴です。

初代から軽自動車の規格が変わるたびにそのままの形で改良を施し、どうしても必要なときにフルモデルチェンジをするという軽自動車の歴史とともに歩んできた車とも言えるでしょう。

そのため幌タイプやバンタイプなどもある変わった車ですが、当初から基本的には貨物車としての歴史を歩んできていました。

しかし度重なる軽自動車規格の変更によりパワーも有り、室内空間を大きくもてるようになったジムニーは貨物用途に拘る必要がなくなりました。

車内空間を大きく取ることができ、リアシートの居住性をもたせることができるようになったため常用に移行できるようになったのです。

3代目である現行モデルから5ナンバーのみになった

1998年の軽自動車規格の改正に当たり、3代目である現行ジムニーになってから4ナンバーが廃止され、乗用である5ナンバーのみとなりました。

しかし依然4ナンバージムニーの需要はありますが、なぜ4ナンバーモデルを廃止したのでしょうか?

理由としては、1994年当時、オンロード用のSUVタイプの軽自動車であるミツビシのパジェロミニが発売されジムニーのライバルとして挙げられていました。

居住性や乗り心地はもちろんオンロードタイプのパジェロミニのほうがよく、ジムニーと比較されることが多くなりました。

実はジムニーはその後の改良でサスペンションをリーフリジッドからコイルリジッドに変更し、オンロード性能を高める改良を施しています。

そういったところを見ると、パジェロミニに対抗する意味もあり5ナンバーになったのではないかと推測できます。

その他にも生産ラインを統一することで生産コストを抑えることもできます。

ジムニーは一般的に売れる軽自動車というよりは、車にこだわりのある人向けの車であるため、台数はそこまで大きく出ません。そのため生産コストを抑えるためにもラインを統一したのではないかと思われます。

現在では郵政事業などどうしても貨物車登録が必要なものにむけてのみ、4ナンバージムニーは配車されています。

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ジムニーを4ナンバー登録した違い

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5ナンバーのジムニーが一般的になった今もなお、ジムニーを4ナンバーにしたいという人は多くいます。4ナンバーにすることでどういったメリットがあるのでしょうか。

4ナンバーにすることでおこるメリットやデメリット、違いを解説していきます。

維持費が安くなる

従来5ナンバーは自家用車、4ナンバーは貨物車とされており、貨物車は仕事のための車と認識されているため税制面で非常に優遇されています。

そのなかで4ナンバーである軽貨物車の自動車税は5000円/年、重量税は2年で5600円となっています。

こういった税金の優遇のおかげで車検時の法定費用が多少安くすみます。

そして通常貨物車は毎年車検となりますが、軽貨物車は車検も2年毎のままなので乗用の軽自動車とほとんど変わらない状態で使うことができます。

ちなみに自家用軽自動車は自動車税が10700円/年、重量税が2年で8800円となります。

軽貨物車にすることで、税金が年間で7300円安くできます。

荷室が必要なため二人乗りになる

軽貨物車は荷物を運ぶのが目的の車になるため荷室が大きく必要になります。

しかし通常の状態ではジムニーは軽貨物車の荷室要領を満たしていないため、後席を外して二人乗り仕様にしないといけません。

つまり年間7300円ほどの節税ができる代わりに二人乗りになってしまいます。

場合によっては任意保険が高くなる

自動車には絶対につきものである任意保険があります。貨物車の任意保険の場合保険会社によっては年齢制限がつけられないことがあります。

以前はこういった貨物車に対する保険は、年齢制限が付けられないため均等な価格となり、若年ドライバーにとっては保険料が安くなったりするなどメリットとなる場合がありました。

しかし現在では年齢制限を設けていない保険会社では、年齢制限無しの保険料に合わせられてしまい、むしろ高くなる場合があります。

そうでなくても全体的に貨物車のほうが任意保険は高くなる傾向があります。

改造車になるので下取りがつきにくくなる

4ナンバーに構造変更することによって改造車として世間一般ではみなされてしまいます。そのため無改造である基準車の需要のほうが大きいため買取価格が下がることも懸念されます。

特にジムニーは中古市場でも非常に人気のある軽自動車です。

いずれ乗らなくなって買い取りをしてもらうときに業者に足元を見られる原因となってしまいます。

ジムニーを4ナンバー化する方法

少しでも維持費を抑えたい、ジムニーは趣味で乗るから4人乗者にする必要はない、ジムニーは昔から貨物車の歴史のある車だから4ナンバーが至高。

4ナンバーにするのにはいろいろな意見があると思います。それでは5ナンバーのジムニーを4ナンバー化する方法をここで解説していきます。

ジムニーを4ナンバーにする条件

ジムニーのシート

5ナンバーであるジムニーを4ナンバーにするためには以下の条件を満たさなくてはいけません。

実際に書いてある文面は難しいため、わかりやすく多少噛み砕いて書いてあります。

  1. 荷室の面積が0.6㎡必要
  2. 後席のシートより荷室のほうが広いこと
  3. 後席に座る人の重さよりも積載量のほうが大きくなる必要がある
  4. バックドアの入り口が縦600mm、横800mm以上であること
  5. 荷室と運転室が仕切られていること(積載量が500kg以下なら必要ない)

では実際にジムニーではこれらを満たすためにどういった作業が必要なのか説明していきます。

リアシートを取り外す

ジムニーの荷室はお世辞にも広いとは言えません。貨物車として使おうとするならなおのことです。

そのため潔くリアシートは撤去してしまいましょう。あと、貨物車登録する場合は一応シートが戻せないことが前提となりますのでボルト穴を埋める加工が必要になってきます。

もし難しい場合はゴムマットなどを敷いてシート取り付けの穴が見えないようにしておくのも良いでしょう。

ただこれは検査員によっては通じないこともあるので確実ではありません。はい、これにより一気に上記の項目の1,2,3が達成されてしまいます。

車の準備はOK

車への加工は以上で終了です。

4,のバックドアはそのままで十分開口部が保てますし、5,の仕切りに関しては記載の通り積載量500kg以下の場合は必要ありません。

ジムニーの構造変更の多くの場合は積載量が100kg程度になるそうなのでそのままで十分です。

軽自動車協会へ

あとは軽自動車協会に言って構造変更・再検査をするだけです。ちょうど車検のタイミングであればそのまま検査して構造変更の旨を申告すればOKです。

もし車検が残っている場合は、車検を一旦切って再検査ということとなり自賠責の購入や税金の再納付というものが必要となってきます。

煩わしいことが多くなるので車検のタイミングで構造変更することをおすすめします。

一通り検査が終了して、構造変更の確認が取れたら作業は終わりです。構造変更のタイミングで最大積載量の指示を検査員がしてくれるので、その数字を車体に直接書くか、近くのカー用品店などでステッカーを買って貼りましょう。

これにて構造変更は終了です。あとはナンバーの変更などをしていくことで晴れて4ナンバージムニーの完成です。

ここでは検査については簡単にまとめましたが、構造変更はある程度車の知識がありユーザー車検などの経験がある方がスムーズに可能です。

そのためそのへんが煩わしいと感じる人や自信がない人は同行してくれる業者さんに頼むのが一番スムーズです。

ジムニーを4ナンバーにするメリットはとてもすくない

ジムニーを4ナンバーにすることで結果的に年間で7300円の節税ができます。

しかしその代わりに4人乗車ができなくなりますし、改造車になるので買取価格が下がってしまう可能性もあります。

以前は年齢制限のないぶん若年ドライバーにとっては自動車保険が安かったりもしましたがそういったメリットも今はありません。それどころか値段が上がる可能性のほうが高いです。

正直なところ4ナンバーに変更するメリットは殆ど無いでしょう。

しかし軽貨物車から始まったジムニーの歴史は深く、こだわりのある人はやはり4ナンバーにこだわるのも良いと思います。

自分の大事な愛車なので、一番良い判断をしてください。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。