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CX-3の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

コンパクトなボディながらも躍動感と力強さで洗練されたスタイルのCX-3。

スカイアクティブやクリーンディーゼルなどこだわりのパワートレインや上質なデザインでプレミアムな風格が漂う車です。

そんなCX-3ですが、燃費性能はどうでしょうか。

ここではCX-3の燃費性能について解説していきます。

CX-3の燃費・実燃費

マツダ CX-3

まずはカタログ燃費と実燃費の差をチェックしていきます。一般的に実燃費はカタログ値の6~7割ほどと言われていますがどうでしょうか。

CX-3にはガソリンモデルとディーゼルエンジンの2つのモデルがあるのでそれぞれの数値を検証です。

エンジンディーゼルエンジンとは?仕組み/構造を簡単にわかりやすく解説!

ガソリンモデルの燃費・実燃費

CX-3のガソリンモデルはカタログ数値が16.0km/Lです。では実燃費を見ていきます。

燃費の種類数値
カタログ燃費16.0km/L
街乗り燃費11~13km/L
高速燃費14~17km/L

実燃費のカタログ燃費の達成率を見てみると7割を超えており十分な数値が出ています。高速燃費はカタログ燃費を超えており優秀な燃費です。

ディーゼルモデルの燃費・実燃費

ディーゼルモデルはカタログ燃費は20.0km/Lです。ディーゼルは実燃費が良いのが特徴ですが、どうでしょうか。

燃費の種類数値
カタログ燃費20.0km/L
街乗り燃費17~20km/L
高速燃費20~23km/L

カタログ数値に対する達成率は街乗りでおおよそ9割を超えています。ディーゼルは平均的に6割ほどだと言われているのでこちらも十分な数値です

ガソリン・ディーゼルモデルともにカタログ値の6~7割を超えており、十分な燃費性能をしています。

CX-3のガソリンモデルは平均的な実燃費ですが、ディーゼルモデルはハイブリッド並みの燃費性能を持っているのが特徴です。加えて燃料に軽油を使っているので、燃料代が安く済むのが嬉しいポイントです。

ガソリン(クリーン)ディーゼルの燃料は軽油?灯油やガソリンを給油しても走れる?

CX-3の燃費の口コミ

CX-3の燃費についてユーザーはどう感じているのでしょうか。ここではツイッター上からCX-3の燃費に関する口コミをご紹介していきます。

いきなり19.2km/Lという実燃費をしています。ディーゼルモデルであればこれくぐらいの燃費性能は期待できるようです。

スタッドレスモデルを履いた4WDでもなんと実燃費が20km/Lという燃費をしています。燃費に不利なセッティングでも、カタログ燃費を達成することができるようです。

なんとロングドライブのあとだと実燃費27.9km/Lという数値を記録しています。ハイブリッドカーに迫る燃費性能ですね。

なおCX-3の口コミ・評判については以下の記事でもまとめているので、詳細が知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

CX-3 外装CX-3の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

CX-3の燃費の理由

CX-3 エンジン

さてCX-3の燃費性能を支えているのはどういった仕組みがあるのでしょうか。ここではCX-3の燃費が良い理由と悪くなる理由を解説していきます。

スカイアクティブ技術

魂動デザインと並ぶマツダのアイデンティティであるスカイアクティブ技術。ガソリンエンジンでは内部抵抗を減らし、高効率な燃焼と走りを実現する技術が取り入れられています。

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燃費向上のために採用されているのがミラーサイクルエンジンです。これは通常のエンジンと違い、吸気バルブの閉じるタイミングを遅くし、ピストン内に吸気した空気をインマニ側に戻します。

これにより圧縮工程の抵抗を大きく減らすことができ、圧縮工程より膨張工程を多くとれるので、通常の動きながら爆発のエネルギーを使い切って無駄な燃料の消費を減らすことができます。

車はアイドリング時や一定速度で走行する時などは負荷が少なく、それほどパワーが必要ありません。

実用的なクリーンディーゼル

CX-3のディーゼルエンジンはスカイアクティブ技術によってまるでガソリン車のように走れるように実用性を高めています。

もともとディーゼルエンジンは故障も少なくて燃料価格も安く、さらに燃費もよいパワフルなエンジンで欧州の方ではプレミアムエンジンと言われています。

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しかし排ガスや独特のガラガラといったエンジンノイズから日本では良いイメージがありません。

ポイント

そこでディーゼル特有のエンジンノイズを抑えるためにナチュラルサウンドスムーザーというものを採用しています。これは音の原因であるピストンの共振を抑える技術で、エンジンの観察を続けてきたマツダの努力の結晶です。

さらに排ガスに含まれる有害物質の発生を抑えるためにディーゼルエンジンの圧縮比を下げています。ピストン内の圧縮率を下げることで有害物質の発生が抑えられ効率の良い燃焼を行い、DPF再生によってカーボンを焼くことでクリーンな排ガスになっているのです。

ディーゼルの悪いイメージを払拭し、実用的なモデルにまで仕上げたマツダの努力はすごいですね。

DPFの再生頻度が高い

クリーンディーゼルエンジンは、溜まったカーボンや有害物質を焼くために定期的にDPF再生を行います。これはエンジンの力でヒーターで高温にし、燃焼させるものです。

CX-3のエンジンは普通に運転していると200~300km程度の距離で再生がかかります。

ただちょい乗りが多い人はエンジンが温まる前に止めてしまうのでカーボンが溜まりやすい傾向があります。そのためDPF再生の頻度が多くなるので燃料の消費が多くなります。

ちょい乗りが多い人にはクリーンディーゼルはおすすめできません。

運転(クリーン)ディーゼル車はチョイ乗り(短距離走行)が多いと良くない2つの理由!

CX-3の燃費改善・向上方法

CX-3 i-stop

CX-3の燃費をさらに良くする方法はないでしょうか。ここではCX-3の燃費を向上する方法をご紹介します。

エンジンブレーキを活用する

CX-3には減速のエネルギーでバッテリーを充電するi-loopeという機構があります。

スズキのエネチャージに似た機構ですが、バッテリーではなくキャパシタでやっているのが特徴です。これを活用するためにも減速時にはエンジンブレーキで減速しましょう。

車はだいたい1,500回転以上でアクセルが離された状態であればエンジンブレーキがかかります。

エンジンブレーキはi-loopeでバッテリーの充電をするだけでなく、燃料供給をカットしエンジンの負荷で減速するため燃料の消費も減らせます。周囲の状況を把握し、早めのアクセルオフをすることで効率の良い減速ができるのです。

アイドリングストップの活用

CX-3にはi-stopといってアイドリングストップが付いています。しかしCX-3のi-stopは停車したからと言ってエンジンがそのまま止まる仕組みではありません。

車の判断で勝手にエンジンを止めるのではなく、運転手がブレーキペダルを強く踏むことで車に対して”エンジンを止めたい”という意思表示をしないと止まらないような仕組みになっています。

ですから信号待ちなど長時間停車するのがわかるときはブレーキペダルをしっかり踏み込みエンジンを停止させます。

そして信号の変わり目や右折時などアイドリングストップが不要なときは踏み込まないことで、i-stopをうまくコントロールして燃料消費を抑えることができます。

ただ燃費をよくしたいからと言って闇雲にアイドリングストップやアクセルオフなどをするのではなく、道路状況をしっかり把握し、周りの車の流れを妨害したりあおり運転にならないように周りへの配慮が非常に大事です。車の特性をしっかり掴み低燃費な運転をしましょう。

ちょい乗りは極力避ける

クリーンディーゼルはフィルターでカーボンや有害物質を濾し取ることで排ガスをきれいにしています。

そしてある程度溜まるとDPF再生によって燃やすのですが、ちょい乗りが多い環境ではディーゼルはカーボンが溜まりやすいのです。DPF再生の回数が多くなるほどもちろん燃料の消費も多くなりますのでエンジンへの負担も多くなります。

ディーゼルモデルはできるだけちょい乗りでは乗らない工夫も必要ですし、こういった環境の人はガソリンモデルを最初から選ぶのが良いでしょう。

MEMO

もしCX-3を買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

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CX-3の燃費を他の車と比較

CX-3のライバル車たちの燃費はどうでしょうか。ここではCX-3と比較に上がりやすい日産のジューク、ホンダのヴェゼル、トヨタのC-HRと比較していきます。

トヨタ C-HR

C-HRのフロント

C-HRはコンパクトSUV市場でナンバーワンの座を守り続けるトヨタのコンパクトSUVです。ダウンサイジングターボやハイブリッドなど、CX-3とともに欧州の環境に適応する走行性能をしています。

燃費数値はガソリンモデルで16.4km/L、ハイブリッドモデルで30.2km/Lです。では実燃費を見ていきます。

燃費の種類ガソリンハイブリッド
カタログ燃費16.4km/L30.2km/L
街乗り燃費11~13km/L19~21km/L
高速燃費14~17km/L22~25km/L

燃費性能世界一のトヨタのハイブリッドだけに、燃費の数値はC-HRの勝ちです。ですが、ディーゼルモデルはハイブリッドモデルのC-HRに迫る勢いです。

燃料代などを考慮するとそこまで変わらないかもしれませんね。ガソリンモデルであれば両車ともにほとんど違いはありません。燃費性能は引き分けと言えるでしょう。

C-HRについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

C-HRのハイブリッドモデルのメーターC-HRの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!C-HRのフロントC-HRの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼル

ヴェゼルはコンパクトSUVらしいスタイリッシュなボディと、実用性の高い車内空間の両立が魅力的な車です。ガソリンモデルとハイブリッドモデルともにさまざまな技術で燃費性能は磨かれています。

燃費数値はガソリンモデルで21.2km/L、ハイブリッドモデルで27.0km/Lです。では実燃費を見ていきます。

燃費の種類ガソリンハイブリッド
カタログ燃費21.2km/L27.0km/L
街乗り燃費12~14km/L16~19km/L
高速燃費14~18km/L19~21km/L

燃費性能はガソリンモデルはヴェゼル、ハイブリッドモデルとディーゼルモデルの比較はCX-3の勝ちです。ただCX-3は自動車税が2,000ccのくくりになるので税金は高くなります。

燃費性能は一長一短なので引き分けのような感じですが、使い勝手はヴェゼルのほうが優れていますし、デザイン性はCX-3のほうが優れています。

ヴェゼルについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ ヴェゼルヴェゼルの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!ヴェゼル 外装ヴェゼルの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

日産 ジューク

日産 ジューク

ジュークはトルクベクトル4WDとターボエンジンによるスポーティな走行性能が特徴的なコンパクトSUVです。見た目通りの暴力的な走りは、発売から長く経った今でもコアなファンを魅了しています。

燃費を見ていくとガソリン自然吸気モデルはカタログ値が18.0km/L、ターボモデルは14.2km/Lです。実燃費を見ていきます。

燃費の種類ガソリンターボ
カタログ燃費18.0km/L14.2km/L
街乗り燃費10~12km/L8~10km/L
高速燃費14~17km/L12~14km/L

CX-3よりも古いジュークですが、ガソリンモデルの燃費は大きくかわりません。ジュークには燃費改善のパワートレインが無いのでディーゼルモデルの設定のあるCX-3のほうが燃費では優勢です。

スポーツ性能はターボエンジンのあるジュークのほうが圧倒的に高く、実用的な車のCX-3がどれだけ頑張ってもターボ搭載のジュークには全くかないません。燃費性能ならばハイブリッドのあるCX-3、走る楽しさで選ぶならばジュークが良いでしょう。

CX-3は燃費の良いスタイリッシュなSUV

CX-3は欧州車譲りの優雅なスタイリングとディーゼルエンジンのパワフルで低燃費な走りが特徴的なコンパクトSUVです。

近年ガソリンエンジンも追加されることどCX-3の弱点も克服され、日常的な使いやすさも向上しています。

燃費は車に合わせた走り方をすることによって大きく変わってきます。こちらで紹介した方法などを参考にして、燃費の良い走りを研究してみてください。

なおCX-3については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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