BMWは高級輸入車として日本でも高い人気があり、日本の輸入車販売台数ではトップです。

新車だけでなく中古車でもユーザーさんが増加しているBMWですが、BMWはメンテナンスに日本車とは違う点が何かあるのでしょうか?

今回はBMWにはかかせないメンテナンスについてご説明していきましょう。

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BMWのメンテナンス

BMW メンテンナンス

日本にいるとBMWは特別な車だと考えがちですが、メンテナンスについての考え方は基本的に国産車と変わりありません。

定期的なエンジンオイル交換に始まり、定期点検、消耗品の交換などを適切に行うことで、車を長く良い状態に保つことができます。

ただしオイル交換の間隔や部品交換のタイミングなどは国産車と少々違う点がありますので、そこを踏まえて走行距離に応じたメンテナンスをご説明していきましょう。

走行距離0km~:慣らし運転

まず車を新車で買った場合に最初に行うメンテナンスは、オイル交換、ではなく、慣らし運転です。

慣らし運転とは、車がまだ新車の段階ではエンジンや駆動系の部品同士の馴染みが少ないので、控えめな運転をして部品同士を馴染ませてあげる作業です。

これを行うことでとくに激しく動くエンジン部品はスムーズに動くようになり、無理な負荷をかけることがないので寿命を伸ばすことにも繋がります。

BMWはどの車もスポーティに出来ており、買ってすぐでもついついスピードを出したくなる車ですが、新車時はそこをぐーっと抑えて慣らし運転をしましょう。

慣らし運転の目安は取り扱い説明書にかいてあり、走行距離2,000kmまでは、エンジン回転数をガソリン車で4,500rpm、ディーゼル車で3,500rpm以上は回さないようにとなっているようです。

車ごとに回転数の規制は変わっていると思いますので、新車購入時には取り扱い説明書を見てください。

慣らし運転の期間は少々焦らされているような感覚はありますが、普通に運転するだけなら回転数はそこまであがりませんので、将来に向けてちょっと我慢です。

6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月点検

車のメンテナンスの基本となるのは定期的な点検で車の不具合を早期発見することで、BMWでもその重要さはかわりません。

6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月など点検メニューはいろいろありますが、走行距離や年式が古くなるほどその頻度は高くした方が良いでしょう。

BMWは輸入車なので国産車よりは故障が発生する可能性は比較的高く、点検で不具合を発見するのが重要です。

年間走行距離が多い方であれば、後程ご説明するエンジンオイル交換時についでに点検すると面倒が減って良いですね。

~20,000km:エンジンオイル交換

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さて次は車のメンテナンスの基本であるエンジンオイル交換です。

BMWはオイル交換の時期が来ると自動的に警告灯が点灯するようになっており、基本的には警告灯がついたら交換すればよいです

なおエンジンオイルフィルターについても同時に交換するのが好ましいでしょう。

BMW純正オイルの交換

一般的にエンジンオイル交換のインターバルは10,000km~15,000kmごとというのが自動車メーカーの推奨ですが、BMWは考え方が他社メーカーと違い20,000kmを交換インターバルとしています。

他社より長いからといって問題が起こるわけではなく、この推奨距離の違いはそのままエンジン設計に織り込まれており、BMWのエンジンはそれぐらいのインターバルで動くように作られているのです。

また交換するオイルについてはBMW純正のロングライフオイルが適しており、他社より長いインターバルに対応した性能となっています。

純正オイルはBMWディーラーのほか各種自動車用品点などでも交換は可能で、また一般の修理工場では輸入車をメインにやっているところのほうが在庫を持っているでしょう。

なお個人でもオイル交換は可能ですが、交換したあとにBMWは警告灯のインジケーターをリセットする必要があり、ここが他の車とは違います。

リセットには専用のツールが必要だったりもしますが、そのあたりは取り扱い説明書に書いてありますので、個人でオイル交換する前に必ず確認してください。

もし個人で出来そうにない場合は素直にお店に持ち込みましょう。

オイルフィルターの交換

エンジンオイルフィルターは、エンジン内部を循環するオイル内部に含まれるエンジン内の鉄粉やゴミを濾しとるフィルターです。

一般的なエンジンではオイル交換2回ごとにフィルターを交換するのが目安となっていますが、BMWのインターバルはおおよそ倍なのでオイル交換ごとにフィルターも交換する方が無難です。

オイルフィルター交換も個人でできないわけではありませんが、オイル交換以上に作業が大変ですので、基本的にはディーラーか自動車用品店などで作業してもらうことになります。

20,000kmごとにオイル+フィルター交換が基本

最初のオイル交換後は20,000kmごとに同様のメンテナンスを行います。(正確には車の警告灯点灯ごとに)

オイル交換はエンジンの性能を保つためには欠かせないものであり、警告灯が点灯したらただちに交換しましょう。

なお20,000kmにいかないまでの間でオイル交換を行っても問題はなく、むしろエンジンの調子を保つためにはこまめな交換が良いことは間違いありません。

車に気を使うドライバーさんは5,000kmごとにオイル交換をしている人が多く、私もその一人です。

交換すると目に見えて車がスムーズに走るようになるので気持ち良いものです。

この場合は毎回オイルフィルターを交換する必要はなく、2回~4回ごとに交換すれば良いでしょう。

BMWの走りを最高に保つためにはこまめなオイル交換がおすすめです。

~30,000km:タイヤ交換、ブレーキパッド交換、バッテリー交換

30,000km走行時点でタイヤとブレーキパッド、バッテリーの交換時期が来ます。

タイヤ交換

新車で購入後30,000km走行ぐらいでタイヤの限界が来ますので、タイヤ交換が必要となります。

実際にはタイヤのスリップサインを目安に交換してください。

BMWは国産車よりハイパワーで重たい車が多いですが、純正タイヤはそれに合わせたセッティングがなされていますので、すぐに消耗するわけではありません。

基本的には国産車と同じぐらいのインターバルで交換することになるでしょう。

交換の際にはBMWディーラーはもちろんのこと、自動車用品点、タイヤ専門店などでも交換は可能です。

しかし小さい店だとBMW純正タイヤは在庫がない場合もあるので確認しましょう。

BMW純正以外のタイヤに履き替えることも可能ですが、その場合はタイヤの寿命が変化したり、車の燃費、乗り心地、ロードノイズが変化します。

BMWでどんな運転をするかによってもタイヤは選べるので、純正でなくても自分にあったタイヤを選びましょう。

なおタイヤ交換ではなく、冬場にタイヤをスタッドレスに履き替える場合には注意があり、個人でスタッドレスに履き替えさせた後に警告灯が付くことがあります。

これはBMWに標準装備されたタイヤの空気圧の警告灯で、本来はタイヤの空気の減少やパンクを教えてくれるものです。

しかしこのシステムは4本のタイヤの回転数を検知して判断するシステムであり、違うタイヤを装着すると警告が点灯することがあるのです。

その場合はリセットの方法が取り扱い説明書にのっていますので、そちらを確認しましょう。

タイヤ交換も車を所有している期間が長ければ2回、3回と必要になってきます。

ブレーキパッド交換

ブレーキパッドはBMWのようなスポーツカーでは減りが早く、安全を考慮すると30,000kmぐらいで交換する部品です。

パッド自体はそこまで高額ではないので積極的に交換する方がよく、セッティングも必要なので基本的にはディーラーなどで交換してもらいましょう。

自分で交換するにはそれなりの知識が必要です。

バッテリー交換

車のバッテリーはおおよそ2年~3年ごとに交換する部品で、走行距離で言えば30,000km時点ぐらいです。

BMWのバッテリーには純正のバッテリーがあり、輸入部品となるので少々高額です。

ディーラーでバッテリー交換をすると純正バッテリーになります。

もう少し費用を押さえたい場合には社外品のバッテリーを使うとよく、規格とサイズのあったバッテリーをさがして自動車用品店などで交換できます。

またBMWのバッテリーはトランクルームに搭載されていることもあり、この場合は密閉度の高い特別なバッテリーが必要です。

バッテリーがあがると車が動かなくなってしまうので、定期点検などで電圧が下がってることがわかった時点で交換するのがベストです。

~80,000km:定期交換部品

一般的な車の部品の一部には定期交換部品とよばれるものがあり、走行距離や年数ごとに部品交換が必要となります。

BMWにも同じような定期交換部品が存在しており、長く同じ車に乗り続けるのならば80,000km走行ぐらいまでの時点で交換が発生します。

BMWの定期交換部品は国産車のものとは少々違っており、主に次のような部品が対象となっています。

定期交換部品 交換インターバル
ブレーキフルード 2年毎 もしくは警告灯点滅時
燃料ホース 5年目、それ以降は4年毎
エアクリーナー
エレメント
3回目のエンジンオイル交換毎
O2センサー 80,000km毎

よく国産車で定期交換部品にあがるタイミングベルトはBMWでは交換部品になっておらず、ベルトより耐久性の高いタイミングチェーンを採用しているためです。

また国産車では10年程度の耐久性のある燃料ホースはBMWでは5年ごとに交換となっていますが、これは車の信頼性の考え方が違うからでしょう。

BMWはあくまで5年で交換が必要となっている場合には、その通り交換が必須です。

また定期交換部品に指定されていませんが、ブレーキローターも50,000kmを越えた辺りで交換時期が来ます。

だいたいブレーキパッドの2回目の交換と一緒に変えることが多く、安全に関わる部品ですので点検時に指摘されたらすぐに対応しましょう。

なおこれらの定期交換部品は車ごとに違いがある場合もありますが、車のサービスマニュアルなどに記載されていますのでそちらを確認しましょう。

80,000km以降:故障の対応

BMW ディーラーメンテナンス

80,000kmを越えた辺りから定期交換部品以外の部品もあちこち不具合がでるようになりますが、これは国産車でも同じで輸入車だからというわけではありません。

車の部品は主要部品を除いてはおおよそ100,000kmまでの耐久性を持たせるように設計されており、近くなれば近くなるほど故障は出てきます。

BMWは国産車に比べると電装系が弱いと言われており、昔よりはずいぶん改善したものの、走行距離が延びてくるとエアコンコンプレッサーやオルタネータなどの補機類にトラブルが出やすくなります。

また補機を駆動する補機ベルトもゴム製なので劣化したら交換が必要で、補機のどれかが故障したタイミングで一緒に変えると楽です。

ほかにはウォーターポンプや各種ゴムホース類も順次交換していく必要があり、走行距離100,000kmが車の古さの目安とされているのにはそういった理由があるのです。

各種の故障は出る車もあれば出ない車もあり、車ごとのバラツキや走り方、環境要件などでも出方は変わりますが、80,000kmを越した辺りから要注意となります。

費用に余裕があれば、補機類などはあらかじめ交換しておくのも一つの手ですね。

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BMWのメンテナンス費用

さてここまでBMWのさまざまなメンテナンスについてご説明してきましたが、次に気になるのはそれぞれの費用がどれぐらいになるかということですよね。

メンテナンスのそれぞれの費用をまとめてみましょう。

走行距離 メンテナンス項目 費用目安
年間メンテナンス 定期点検 20,000円
20,000kmごと オイル交換 12,000円〜
20,000円
オイルフィルター交換 3,000円
30,000kmごと タイヤ交換 70,000円〜
100,000円
ブレーキパッド交換 20,000円〜
30,000円
バッテリー 40,000円〜
60,000円
80,000kmまで ブレーキフルード交換 6,000円〜
10,000円
燃料ホース交換 10,000円
エアクリーナー
エレメント交換
6,000円〜
10,000円
O2センサー交換 10,000円
ブレーキローター交換 80,000円〜
100,000円
100,000kmまで エアコン
コンプレッサー交換
100,000円〜
150,000円
オルタネーター交換 100,000円〜
150,000円
補機ベルト交換 20,000円〜
30,000円

ではこれをもとに、走行距離50,000km、80,000km、100,000km乗った場合それぞれでのメンテナンス費用の合計を計算してみましょう。

走行距離50,000kmまで

まず比較的車のコンディションが良い50,000kmまでのところで費用を計算します。

メンテナンスで毎年かかるものとしては定期点検があり、年1回として20,000円、年間10,000km走行する場合では50,000kmで100,000円となります。

これに加えてこの走行距離ではオイル交換を2回行いますので、1回当たりオイルとフィルターで18,000円として、2回で36,000円です。

またタイヤ交換、ブレーキパッド交換、バッテリー交換が一回ずつ入りますので、165,000円として計算します。

合計すると301,000円となり、5年間のメンテナンス費用として考えれば年間60,200円です。

外車のメンテナンス費用としてはわりと常識的な範囲ではないでしょうか。

走行距離50,000~80,000kmまで

まず前述した年間費用が301,000円〜481,600円です。

それに加えて定期交換部品とブレーキローターの交換で130,000円〜150,000円ぐらいかかりますので、合計で620,000円ぐらいとなります。

走行距離100,000kmまで

100,000kmまでとなると色々な部品の故障が現れてくるので一概に費用は決まりませんが、前述でまとめたものだけでまずは出してみましょう。

まず年間費用で10年分として602,000円、80,000kmまでのところでかかる費用で130,000円〜150,000円です。

これに加えて補機類の交換だけでも総額300,000円ぐらいかかってきますし、それ以外の故障が発生すると結構高額な修理が増えてきます。

総額では1,000,000円以上のメンテナンス費用がかかっている計算になりますね。

100,000kmとなると日本ではかなり乗り潰したこととなるので、ここまで費用をかけて乗り続けるかはユーザーの考え方次第ですが、高額な費用がかかる前に乗り換えるのもよいでしょう。

100,000kmを越えたら

100,000kmを越えて乗り続けていく場合には、さらなるトラブルと高額なメンテナンスを覚悟しなければなりません。

パワステのポンプやトランスミッション、燃料ポンプなどにも問題が出てきてその都度交換となりますので、費用は数十万円単位でかかってくるものばかりです。

またエンジンは交換部品を変えていってもそのうちエンジン全体のオーバーホールが必要となっていき、そちらでも500,000円〜1,000,000円単位で費用がかかってきます。

この段階となると車への愛着と、メンテナンスにかけられる費用が必要となります。

BMWサービスインクルーシブプラスについて

BMWサービスインクルーシブ

BMWのメンテナンス費用は毎年それなりにかかるものですが、一定期間中のメンテナンス費用が無償となる「BMWサービスインクルーシブプラス」というものがあります。

これはいわゆる新車のメーカー保証で各自動車メーカーがさまざまな内容で提供しているものですが、BMWの場合には標準で提供されるのがBMWサービスインクルーシブです。

これは3年間の内容なのですが、これに2年の延長保証をつけた5年間のサービスがBMWサービスインクルーシブプラスとなります。

これの距離と期間の制限は、「5年間または200,000kmまで」となっており、国産車メーカーのほとんどが100,000kmまでとなっている中において距離制限が長いことがメリットです。

つまり5年以内なら100,000km以上走行してもまだサービスが受けられるわけで、年間走行距離が20,000km以上の乗り方なら前述のメンテナンス費用をかなり節約することができるでしょう。

このサービスで対象となるのは次の内容で、費用については車ごとにさまざまですが、およそ3割程度はお得になるそうです。

  • エンジン・オイル/フィルター交換
  • マイクロ・フィルター交換
  • ブレーキ液交換
  • スパーク・プラグ交換
  • ワイパー・ラバー/ブレード交換
  • エア・クリーナー・エレメント交換
  • 車両チェック(BMW指定点検)
  • 法定1年定期点検
  • AdBlue®の補充(ディーゼルエンジン仕様のみ)

走行距離が多くても無償メンテナンスが受けられると言う性格上、あまり走行距離が多くない人にはメリットは少ないサービスですが、通勤などで走行距離がかなり多い場合には非常に便利なサービスですね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。