「リーフを買おうと思ってるんだけど、純正ナビってどんな機能がついてるの?」
「DVDとかテレビを見たいんだけど、走行中でも見れる? 純正ナビについてくわしく知りたい!」
車を購入するかどうか決めるとき、走行性能も大事ですが、ナビの機能も重要ですよね。
リーフの純正ナビには、どんな機能がついているんでしょうか?
実際に操作しながら、くわしく解説します。
リーフの純正ナビの外観
リーフの純正ナビの外観です。モニターの右側に
- メニュー
- 画面消し
- 現在地
- AUDIO・TV
の各スイッチと、VOLUMEの調節ダイヤルがついています。
モニターの左側には
- カメラ
- 頭出し
- サーチ
- 戻る
の各スイッチと、TUNE-SCROLLダイヤルがついています。
モニターの上には、CD・DVDディスクの挿入口。残念ながらブルーレイには対応していません。
モニター画面のサイズは7インチと、最新のナビにしては小さめですね。iPhone7と比較してみると、高さは3分の2程度です。
ライトをつけるとこんな感じ。各種スイッチが赤い照明で表示されて、夜のドライブでも操作しやすかったですね。見た目的にもおしゃれで良いです。
車内全体から見た大きさは、これぐらい。画面が小さめなので、後部座席からはあまり見えません。
トヨタのプリウスやプリウスPHVについているような大型ディスプレイではなく、車内ではそれほど目立った印象を受けないですね。
【画像/写真】新型プリウス(50系後期)の内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!【画像/写真】プリウスPHVの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!リーフの純正ナビの各種機能
それでは、リーフの純正ナビの各種機能・使い方について解説していきましょう。
エアコン操作画面と選択中のオーディオの表示
「メニュー」→「エアコン・オーディオ情報」を押せば、エアコンの設定温度・風向・風量が表示されます。
ナビの下についている操作パネルを操作すれば、変更した内容をそのままナビ画面に表示。
また、画面上には現在使用中のオーディオも表示されます。上の動画ではAUXになっていますね。
電力消費計
「メニュー」→「電力消費計」を押せば、モーター・エアコン・電装品の電力消費量が表示されます。
消費電力とバッテリー残量を参照して、残りの航続可能距離を表示。エアコンをOFFにした場合の航続距離の変化についても確認が可能です。
航続可能距離は、運転席の前についているマルチインフォメーションディスプレイでも確認できるので、私は試乗中にナビの電力消費計は使いませんでした。
なお航続距離については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
【実験】リーフ40kWhのフル充電の走行距離は236km!実際の航続距離が短いか測定してみた【冬編】充電スポットの検索・案内
「メニュー」→「充電スポットを探す」を押せば、全国の充電スポットを検索可能です。
充電スポットの探し方はさまざまで、以下の7通りの方法があります。
- 現在地周辺から探す
- 目的地周辺から探す
- スクロール地点周辺から探す
- 住所から探す
- 周辺施設から探す
- オペレータで探す
- 充電スポット満空情報から探す
このなかで私が実際に使用したのは、「現在地周辺から探す」です。
やはり多くの場合、バッテリー残量が少なくなって初めて充電スポットに向かうことを意識すると思うので、いちばん使うのはコレでしょう。
7つのなかから選択すると、周辺の近いところから順番に充電スポットが表示されます。
さらにそのなかから「候補を絞る」を押せば、
- ルート沿い
- 急速のみ
- 営業時間外を表示しない
- 無料のみ
- NCSのみ
といったように、候補地を絞り込むことが可能。とくに「急速のみ」・「営業時間外を表示しない」は重要なポイントですね。
NCSとは合同会社日本充電サービスの略で、日産のZESP2の使い放題プランに加入していれば、NCS充電器は無料で使い放題です(NCS「提携」充電器は有料の場合があります)。
また、目的地を設定したときにバッテリー残量が足りなさそう(目的地まで持つかわからない)な場合、この写真のように、充電スポットに立ち寄ることをナビが勧めてきます。
これは親切な機能ですよね。知らない土地でバッテリー切れを起こしてしまうリスクを、大きく減少させてますね。
「はい」を押せば、そのまま充電スポットの検索画面になります。
なお充電については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
リーフの充電方法!普通/急速充電の充電時間を実際に計測してみた!テレビやラジオ・オーディオが視聴できる
「AUDIO・TV」→「SOURSE」を押せば、チャンネル選択してテレビが見られます。
テレビのチャンネルは自宅エリアとおでかけエリアの2通りからえらぶことができ、ローカル局も視聴可能。
また、以下のものの聴取や再生ができます。
- AM/FMラジオ
- CD
- DVD
- Music Box
- USB/iPod
- Bluetoothオーディオ
- AUX
Music Boxとは、ナビで再生したCDの曲をナビに保存して、ディスクなしでも再生できるようにする機能です。
いちいちCDを入れ替える必要がなくなって、便利ですね。
リーフのナビはBluetoothにも対応しており、Bluetooth機能のついたオーディオを再生可能。
Bluetooth機能のついていないオーディオでも、AUXケーブルで有線接続すればナビで再生できます。
このようにDVDも再生可能。再生開始やチャプター選択といった操作は、画面に直接タッチします。
Bluetooth対応携帯電話でハンズフリー通話できる
「メニュー」→「電話」を押すと、Bluetooth対応携帯電話に接続して、ハンズフリー通話をすることが可能です。
接続が完了すれば、携帯電話をカバンに入れたままでも通話できます。
車体の周囲をカメラで確認する
「カメラ」を押すと、車両の周囲を上空から見た画像や、車両後部に取り付けられたカメラを使って後方の映像を見ることが可能です。
とくに駐車する際の後方確認に役立ちますね。路上駐車からの再発進時にも、歩行者の巻き込み防止に役立ちます。
オーディオの音質調整ができる
「PUSH SOUND」を押すと、オーディオの音質調整が可能。具体的には以下の項目です。
- Bass(低音)
- Treble(高音)
- Balance(左右の音量調整)
- Fader(前後の音量調整)
BassとTrebleは+5~-5の10段階調整、Balanceは右5と左5の10段階調整、Faderは前5と後ろ5の10段階調整になっています。
これらは「メニュー」→「設定」→「サウンド」からでも変更できますが、「PUSH SOUND」から操作したほうが手数が少なくて済むので、便利です。
もしリーフを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!「設定」でできること
「メニュー」→「設定」を押すと、ナビの設定を変更できます。具体的には以下の項目です。
- ON・OFFの切り替え
- 機器登録
- 機器の接続切り替え・編集・消去
- 車載機のBluetooth情報・変更
- 登録地の編集・消去
- 地図ビューの設定
- 施設アイコンの表示
- ルートガイドの設定
- ルート探索条件の設定
- 交通情報・VICSの設定
- あいさつ・安全運転音声の設定
- その他の設定
- 登録情報の消去
- 目的地履歴の消去
- 設定を初期状態に戻す
- 各種音質・音量の調節
- 車速連動ボリューム
- 画面消し
- 明るさ
- コントラスト
- 地図の表示色切り替え
- ガイド音量
- ガイド・メッセージ音声のON・OFF
- 着信音量
- 受話/Siri音量
- 送話音量
- Nissan Connect Svcs.音量
- 操作音のON・OFF
- 常時表示のON・OFF
- 24時間表示のON・OFF
- オフセット調整
- メニューアイコンの追加・削除
- メニューの初期化
- 充電状態の通知
- ユーザーID・パスワード設定
- 充電スポット自動更新のON・OFF
- お知らせ等の自動通知のON・OFF
- オペレータへの救援要請通知のON・OFF
- 情報チャンネル設定
- 交通情報のダウンロード設定
- ブローブ情報設定
- 車載機IDなどの表示
- Nissan Connect Services設定を全て初期化
- 簡易応答音声のON・OFF
- オーディオデバイス設定
- 前回駐車方法を選択(ON・OFF)
- 左右の自動選択のON・OFF
- 駐車方法の設定
- 常時Apple CarPlayを起動(ON・OFF)
- Apple CarPlay利用時の補足情報
- 起動時のApple CarPlay動作説明表示
時計は12時間表示と24時間表示を好みでえらべ、オフセット調整すれば意図的に進ませたり遅らせることも可能。
メニュー画面の編集では、自分の使いたい機能のアイコンだけを大きく表示させれば、少ない手間で操作できます。
ブローブ情報とは、実際に車が走行した位置や車速といった情報をもとに、道路の混雑状況などの情報を集めるシステムのことです。
リーフの純正ナビはApple CarPlayにも対応しており、iPhoneと接続すればナビ画面上でiPhoneの操作ができます。
リーフの純正ナビの走行中の機能
つづいて、リーフの純正ナビの走行中の機能について解説していきましょう。
右左折表示が画面の左側で見にくい
目的地を設定して走行しているときは、このように地図上に黄色いラインが引かれ、ルートを案内してくれます。
右左折するポイントが近い場合は、300m手前から2画面になって告知してくれるんですが、右左折ポイントまでの距離を表すメモリがナビ画面の左側に表示されているため、運転席から見にくかったです。
これは右側に表示してほしかったですね。メモリ自体ももっと大きくして、画面のタテいっぱいに表示してくれないと見にくい。
そもそも画面自体が7インチとそれほど大きくないので、見やすさという点で改善余地があるナビだと思います。
目的地表示が小さくて見にくい
走行中のナビ画面には、目的地だけでなく、充電スポットがある場合はアイコンで表示されます。
表示されること自体はいいことなんですが、画面が小さい上にアイコンも小さいので、運転中は見にくかったですね。
この写真は充電スポットである日産のディーラーを目的地に設定し、ゴール目前で撮影した写真です。
青いアイコンが充電スポット、黒と白のアイコンが目的地を表しています。
画面下に、目的地までの距離が残り「20m」と表示されていますが、これも文字が小さいし色も見にくい。
やはり見やすさという点で大きく改善余地のあるナビですね。
走行中にDVD・テレビは見れない
DVD・テレビは走行中は見れません。パーキングブレーキを解除した時点で画面が消え、「画像は停車中にお楽しみください」という文字が出たあとに地図画面になります。
走行中も音声だけは聞けるので、ラジオのように音声だけで楽しむことは可能です。
パワーボム(著者)
ここまで書いてきましたが、リーフの純正ナビはSグレードにはついていないので、このナビを気に入って購入する場合は、S以外のグレードをえらびましょう。
この記事を読んだことで、リーフを購入するかどうかの判断材料のひとつになれることを願っています。
なおリーフについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
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