「レクサスのLXを買おうと思ってるんだけど、内装はどんな感じ?」
「レクサスLXの内装を、メーカーサイトに載ってないような細かいところまで見たい!」
車を購入するとき、見た目や走行性能も大事ですが、内装がかっこいいかどうかも気になりますよね。
そこで、レクサス LXのすみずみまで写した内装写真を紹介します。
ハンドルやメーターまわりはもちろん、乗車口ドアやシートの質感といった細かいところまで、徹底的にお見せします。
なおこのレビューはレクサスのショールーム「レクサスミーツ」にて取材を行い執筆しました。「レクサスミーツ」の詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
レクサス体験型施設/レクサスミーツのレポート!試乗可能車種や予約方法、かかる時間まで解説!レクサスLXの内装:前部座席(運転席/助手席周り)
それではさっそく紹介していきます。グレードはLX570です。
運転席周り
コックピットの全体の様子です。内装色はサンフレアブラウン、オーナメントパネルはウォールナット(ダークブラウン)。
センターコンソールやダッシュボードの一部に、木目模様が入っています。
まずは運転席から見ていきましょう。
運転席から見えるコックピットの全体です。エアコン吹き出し口の間に、アナログ時計がついています。
ハンドルは、本木目(ウォールナット)+本革ステアリング(パドルシフト付き)&本革+本アルミシフトノブです。
木目調部分のさわり心地がつるつるしていて気持ちいいです。最高のハンドルだと思います。
ハンドル右側の、ステアリングスイッチです。
マルチインフォメーションディスプレイの表示内容や、レーンディパーチャーアラート(ウィンカーを出さずに車線をはみ出してしまいそうなときに鳴る警告)のON・OFFをこれで切り替えます。
レーダークルーズコントロール(先行車と適切な車間距離をたもってくれる機能)の希望車間距離の設定も、このスイッチで切り替えます。
ハンドル左側の、ステアリングスイッチです。
オーディオの音量変更や、ハンズフリーで電話をかけたり受けたりするのに、この左側のスイッチを使います。
ウィンカーレバーです。ウィンカー点滅のほか、フォグライトの点灯・ヘッドライトの点灯・ハイビーム・ロービームの切り替えを行います。
オートモードにすると、対向車のヘッドライトを検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
ウィンカーレバーの手前についている銀色のものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ワイパーのコントロールスイッチです。ウィンドーウォッシャー液による窓清掃も、このレバーで行います。
コントロールスイッチの手前についている銀色のものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ハンドルの後ろには、「パノラミックビューモニターメインスイッチ」と「バックソナースイッチ」がついています。
パノラミックビューモニターメインスイッチとは、「車のフロント・サイド・後方に取り付けられたカメラの映像を合成し、車を見下ろす視点の映像をディスプレイに表示して、駐車の補助をしてくれる機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。
バックソナースイッチとは、「後方に障害物がある場合に警告音を鳴らして知らせてくれる機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。
LXは車体が大きくて後方の状況が見にくいので、これらの機能は重宝します。
LXのメーターです。右側がスピードメーター、左側がエンジンの回転数を表すタコメーターになっています。
2つのメーターの間にはマルチインフォメーションディスプレイがついていて、走行距離や実燃費を表示します。
メーターは針で表すアナログ式になっていて、車らしくてかっこいいです。
もしレクサスLXを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!センターコンソールやスイッチ関連
標準装備のカーナビです。12.3インチのワイドディスプレイで見やすくつくられています。
新車もしくは認定中古車で購入した場合はG-Linkというサービスも利用でき、エンジンをかけてボタンを押すだけで、最新の地図に更新できるんです。
G-Linkは新車なら登録から3年間、認定中古車なら購入から2年間無料で利用できます。
なお認定中古車については以下の記事で詳細を解説しているので、ご存知ない方はこちらもあわせてご参照ください。
実は違いが大きい?レクサスの認定中古車の5つのメリットと1つのデメリット!カーナビの下の、エアコン吹き出し口です。ナノイーが出ます。
エアコン吹き出し口の下の、オーディオ・エアコン操作パネルです。
設定温度の変更や、フロントガラス・リヤガラスのくもり止めのON・OFFを切り替えたり、内気循環モードと外気導入モードの切り替えも行います。
設定温度は、運転席側と助手席側で別々に設定可能です。
オーディオ・エアコン操作パネルから下に下がると、ドリンクホルダーとパーキングブレーキスイッチがついています。
ドリンクホルダーの手前には、カーナビの操作スイッチとシフトレバーがあります。
シフトレバーはしっかりにぎり込める形をしていて操作しやすく、レザーのカバーが掛かっているところがデザイン的にもかっこいいです。
シフトレバーの手前には、
- 「ECT2ndスイッチ」
- 「センターデフロックスイッチ」
- 「VSCオフスイッチ」
- 「クロールコントロールスイッチ」
- 「ターンアシストスイッチ」
の5つのスイッチがついています。
ECT2ndスイッチは、押すとギアが2ndの状態から発進するようになり、雪道や凍結路面で発進する際のスリップを防ぎます。
センターデフロックスイッチとは、フルタイム4WDの作動状態を切り替えるスイッチです。駆動力を上げ、タイヤがぬかるみにハマってしまった場合に脱出するのに役立ちます。
VSCとは、車両の挙動を安定させるシステムのことで、オンにしているとカーブを曲がるときや右左折時にスムーズなステアリング操作をアシストしてくれます。
クロールコントロールスイッチとは、アクセルを踏まなくても低速度で自動走行させるスイッチです。このスイッチを押すことで、悪路を走行する際にハンドル操作だけに集中できるようになります。
ターンアシストスイッチとは、「自動走行中にカーブに差し掛かったとき、後輪のブレーキ油圧を制御して小回りが利くようにしてくれる機能」のON・OFFスイッチです。
カーナビの操作スイッチです。四角い大きな部分をスライドさせて画面上のカーソルを動かすんですが、プッシュすることで決定ボタンの役割も兼ねています。
実際に操作してみると、「決定を押したつもりがスライドしてしまってカーソルがズレる」ということが何回かあり、操作感はイマイチでした。
なお実際に試乗した感想をまとめた記事でも解説しているので、詳細が知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。
レクサスLXの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!カーナビ操作スイッチの横には、シートヒーターとシートクーラーのON・OFFスイッチがついています。
写真は助手席側ですが、運転席側にもこのスイッチがあります。
カーナビ操作スイッチから手前に下がると、左から、
- 「車高制御スイッチ」
- 「ドライブモード切り替えスイッチ」
- 「クロールコントロール機能の車速切り替えスイッチ」
車高制御スイッチとは、走行状況に合わせて車高をノーマルモード・ハイモード・ローモードの3段階に調節するスイッチです。
タイヤチェーンを装着するときやほかの車にけん引してもらうときは、OFFスイッチを押してオフにします。
ドライブモード切り替えスイッチを押せば、
- ノーマルモード
- カスタマイズモード
- コンフォートモード
- エコモード
- スポーツモード
- スポーツ+モード
クロールコントロール機能の車速切り替えスイッチは、自動走行する際のスピードを、5段階で調節できるスイッチです。
3つのスイッチから手前に下がると、ヒジ掛けがついています。
ヒジ掛けを開けると、なかはクーラーボックスです。前部座席のエアコンと連動した機能になっていて、クーラーボックスの電源をオンにすると、前部座席のエアコンもオンになります。
容量は、500mlのペットボトルを6本並べて入れられる程度です。
オーディオ・エアコン操作パネルの右上に、イグニッションスイッチ(スタートボタン)。
イグニッションスイッチの下には、左上から、
- 「プリクラッシュセーフティシステムスイッチ」
- 「パワードアオフスイッチ」
- 「パワーバックドアスイッチ(バックドアの自動開閉スイッチ)」
プリクラッシュセーフティシステムスイッチとは、「進路上にいる車両を検知し、衝突の危険性が高いときに警報や自動ブレーキが作動するシステム」の設定を切り替えるスイッチです。
パワードアオフスイッチとは、バックドアの自動開閉機能をオフにするスイッチで、これを押すとバックドアを手動で開け閉めすることになります。
パワーバックドアスイッチを押せば、バックドアが自動開閉します。
運転席の窓側の、エアコン吹き出し口です。
エアコン吹き出し口の下には、左から、
- 「乗降モードスイッチ」
- 「ヘッドアップディスプレイスイッチ」
- 「ヘッドランプクリーナー」
- 「オートマチックハイビームスイッチ」
乗降モードスイッチとは、「エンジンを停止したときに自動的に車高が下がり、乗り降りしやすくする機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。先ほどの「車高制御スイッチ」で車高がノーマルモードになっているときに作動します。
ヘッドアップディスプレイとは、フロントガラスに映像を投影することで、現在のスピードを表示したり、カーナビと連携して進行方向を表示したりする機能のことです。
ヘッドランプクリーナーとは、ヘッドランプにウォッシャー液を噴射して掃除するためのスイッチです。
オートマチックハイビームスイッチとは、対向車のライトを検知してハイビーム・ロービームを自動的に切り替えるスイッチで、先ほどのウィンカーレバーでオートモード(もしくはハイビーム)にした状態でオンにすれば機能します。
4つのスイッチの左横には、「インストルメントパネル照度スイッチ」と「オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチ」がついています。
インストルメントパネル照度スイッチとは、メーター照明の明るさを調節するスイッチです。
オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチとは、マルチインフォメーションディスプレイの表示内容を切り替えるスイッチで、「平均燃費」や「外気温」といったさまざまな内容に変更できます。
さらに下に下がると、RSCAオフスイッチがついています。
RSCAとは「ロールオーバー対応カーテンシールドエアバッグ」の略で、窓についているエアバッグのことです。
オフにすると、車両を大きく傾けて走行しても、窓側のエアバッグが作動しなくなります。
ブレーキペダルとアクセルペダルです。
前部座席のドア周り
運転席のドアトリムです。
運転席ドアトリムのアップ。
さらにアップ。素材はセミアニリン本革(一部に合成皮革を使用した本革)で、さわり心地はやわらかいです。
運転席ドアの、インナーハンドル。
横の1・2・3・SETと書いてあるのは「マイコンプリセットドライビングポジションシステムスイッチ」で、事前に運転席の位置・ハンドルの位置・ドアミラーの角度を登録しておくと、このスイッチを押すだけで同じ位置に自動調節してくれます。
運転席ドアの、ドアロックスイッチとパワーウィンドウスイッチです。
運転席ドアのスピーカー。
助手席のドアトリムです。
助手席ドアの、インナーハンドルです。
助手席ドアの、パワーウィンドウスイッチ。
助手席ドアのスピーカー。
助手席ドア側から見たコックピット全体です。
写真の内装色はサンフレアブラウンですが、LXにはこのほかに、
- アイボリー
- ブラック
- メローホワイト
- ガーネット
助手席から見たダッシュボードです。
茶色い木目調の部分のさわり心地は、つるつるしています。見た目もつやがあって、高級感を感じます。
シートの質感とその他の内装
運転席ドア側から見た、前部座席の様子です。ほかの内装色を選ぶと、茶色い部分の色が変わります。
助手席ドア側から見た、前部座席の様子です。
助手席シートのアップ。
さらにアップ。表面はパーフォレーションレザー(穴あけ加工されたレザー)になっています。
すわり心地はやわらかめです。
前部座席のヘッドレスト。
前部座席の室内灯です。左から、
- 「リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチ」
- 「ヘルプネットスイッチパネル」
- 「室内灯点灯スイッチ(ドアオープン時)」
- 「侵入・傾斜センサーオフスイッチ」
- 「リヤムーンルーフ開閉スイッチ」
リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチとは、リヤムーンルーフを上下に動かすスイッチです。上方向を押すと数センチ開き、下方向を押せば閉まります。
ヘルプネットスイッチパネルとは、事故や急病といった緊急時に押すと、ヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してもらえるスイッチです。
侵入・傾斜センサーとは、車上荒らしが侵入した際に超音波で検知して、アラームを鳴らす機能です。傾斜センサーがついていることで、車の傾きの変化も検知して、けん引車で盗難されそうになってもアラームを鳴らします。
リヤムーンルーフ開閉スイッチとは、リヤムーンルーフを後方に動かして開けるスイッチです。
LXのルームミラー。
助手席のサンバイザー(日よけ)です。ミラーのふたを開けると、ライトが点灯します。
運転席側のサンバイザーです。こちらも、ミラーのふたを開けるとライトが点灯します。
もしLXを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!レクサスLXの内装:後部座席(2列目)
後部座席に行ってみましょう。こちらは後部座席のドアトリムです。
後部座席ドアの、インナーハンドルです。
後部座席ドアの、パワーウィンドウスイッチ。
後部座席ドアのスピーカー。
後部座席ドアには、さらにもう2つスピーカーがついています。
後部座席の窓には網戸がついています。開閉は手動です。
後部ドア側から見た、後部座席の全体です。
後部座席には、オーディオの操作パネルが2つついています。ラジオの選局やCDの選曲が、後部座席の乗客にも自由にできるようになっているんです。
大人数でのドライブが楽しくなる、高級車ならではの機能だと思います。
後部座席天井の、室内灯です。
「右側のみ点灯」・「左側のみ点灯」・「両方点灯」・「消灯」の4パターン使えます。
レクサスLXの荷室(トランク/ラゲッジ)
最後は荷室を見てみましょう。LXはハッチバック式なので、バックドアがこのように開きます。
バックドアは手動で開けるのではなく、運転席のパワーバックドアスイッチを押すか、スマートキー操作で自動的に開くんです。
閉めるときはバックドアの下端についているパワーバックドアスイッチを押すことで、自動的に閉じます。
LXは荷室と車内がつながっていて、サードシートをたためばサードシート部分も荷室として使えます。写真はたたんだ状態です。
サードシートの折りたたみは手動ではなく、荷室内のスイッチを押すことで自動的に行われます。写真に写っている、ライトの上にあるのがそのスイッチです。
なおレクサスLXについては以下の記事でも批評しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスLXの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!レクサスLXの内装/インテリアの総評
LXの内装全体を見た総評としては、茶色を基調とした内装色が車のイメージと合っていて、LXの購入を考えているひとにとっては後押しするような内装だと思います。
一見ゴツゴツした印象を受けますが、ドアトリムやシートをさわってみるとやわらかいので、運転する男性だけではなく、助手席・後部座席に乗る女性や子供もつかれてしまわない車内空間です。
オーディオ操作パネルが後部座席に2つついているところからも、「同乗者のことをよく考えてつくられてるんだな」という印象を受けました。
ほかのレクサスの内装については、以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
【画像/写真】レクサスLSの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!【画像/写真】レクサスRXの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!