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プリウスのガソリンの種類はハイオク?レギュラーと何が違うのか解説!

「プリウスを買おうと思ってるけど、ガソリンってレギュラーとハイオクどっちを入れるべき?」

「ハイオクを入れるとなにかメリットがあるの? さらに燃費が良くなったりしないのかな?」

プリウスは、国産車のなかでもとくに燃費がいいことで知られています。ですが、ハイオクを入れなければいけないとなると、結局ガソリン代がかさんでしまいますよね。

プリウスに入れるべきなのはレギュラー? それともハイオク? 月々のガソリン代はいくらぐらい?

そんなプリウスのガソリンに関する疑問を、わかりやすく解決します。

プリウスのガソリンの種類はレギュラー

プリウス 給油口

プリウスのガソリンはレギュラーです。下の表を見てください。

車種グレードガソリンの種類
プリウスAプレミアムレギュラーガソリン
Aプレミアムツーリング
セレクション
A
Aツーリングセレクション
S
Sツーリングセレクション
E
プリウス
α
G
Gツーリングセレクション
S
Sツーリングセレクション
Lセレクション
プリウスPHVAプレミアム
A
Aレザーパッケージ
S
Sナビパッケージ

まずハイブリッド車のプリウスとプリウスαは、レギュラー仕様車なのでレギュラーガソリンを入れておけば間違いありません。

プラグインハイブリッドという電気で走る特別仕様のプリウスPHVも、電気だけでなくレギュラーガソリンを使って走ることができます。

プリウスには7種類、プリウスαには5種類、プリウスPHVには5種類のグレードがありますが、すべてレギュラーガソリン仕様でつくられています。

なおプリウスPHVについては、以下の記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

プリウスPHVの外観トヨタプリウスPHVの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

プリウスにハイオクを入れても効果なし

ハイオク・レギュラーガソリン

そんなレギュラーガソリン仕様のプリウスに、ハイオクを入れるとどんな効果があるんでしょうか?

答えは「なんの効果もない」です。

ハイオクは値段が高いのでレギュラーより高性能だと思われがちですが、ハイオクが高いのは添加物が多く入っているからであって、高性能だからではないんです。

レギュラーガソリン仕様車のプリウスは、レギュラーを入れたときにもっとも効率よく走るようにつくられています。

プリウスのエンジンは高性能なので、ハイオクを入れてもレギュラーを入れた場合と同じように内部で自動調整して、正常に走ってくれます。

ただ、あくまでレギュラーを入れたときと「同じように」走ってくれるだけで、燃費が良くなったりパワーが上がったりというような特別な効果は、なにもありません。

ちなみにプリウスの燃費については、以下の記事でも解説しています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

プリウス サイドプリウスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

プリウス各車種の月々のガソリン代

では、プリウスのガソリン代は月にいくらぐらいかかるんでしょうか?

プリウス・プリウスα・プリウスPHVについて、レギュラーを入れて乗った場合とハイオクを入れて乗った場合でそれぞれ計算して、具体的な金額を解説します。

プリウスEグレードの場合

まずはプリウスからです。最低燃費をほこるEグレードを例にして、以下の条件で計算します。

  • 車種はプリウスEグレード
  • 燃料消費率は40.8km/l
  • 年間走行距離は10,000km
  • レギュラー代は1リッター125円
  • ハイオク代は1リッター137円

※2018年12月17日のマイナーチェンジにより、Eグレードの燃費は40.8km/Lから39.0km/Lになりました。

10,000÷40.8=245 なので、年間245リッターのガソリンを消費することになります。

レギュラー

125×245=30,625 となって、レギュラーを入れた場合の年間のガソリン代は30,625円。

30,625÷12=2,552 になるので、1ヶ月あたりのレギュラーガソリン代は2,552円です。

ハイオク

137×245=33,565 となって、ハイオクを入れた場合の年間のガソリン代は33,565円。

33,565÷12=2,797 になるので、1ヶ月あたりのハイオクガソリン代は2,797円です。

プリウスEグレード以外の場合

プリウス フロント

Eグレード以外のプリウスは少しだけ燃費が悪くなります。以下の条件で計算します。

  •  車種はプリウス(Eグレード以外)
  • 燃料消費率は37.2km/l
  • 年間走行距離は10,000km
  • レギュラー代は1リッター125円
  • ハイオク代は1リッター137円

10,000÷37.2=268 なので、年間268リッターのガソリンを消費することになります。

レギュラー

125×268=33,500 となって、レギュラーを入れた場合の年間のガソリン代は33,500円。

33,500÷12=2,791 になるので、1ヶ月あたりのレギュラーガソリン代は2,791円です。

ハイオク

137×268=36,716 となって、ハイオクを入れた場合の年間のガソリン代は36,716円。

36,716÷12=3,059 になるので、1ヶ月あたりのハイオクガソリン代は3,059円です。

MEMO

ここではガソリン代を計算していますが、実はガソリン代を気にするよりも、購入時の値引きのやり方を気にした方がずっと経済的ですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

プリウスαの場合

プリウスα

つづいてプリウスαですが、プリウスαはどのグレードでも燃費は同じです。以下の条件で計算します。

  •  車種はプリウスα
  • 燃料消費率は26.2km/l
  • 年間走行距離は10,000km
  • レギュラー代は1リッター125円
  • ハイオク代は1リッター137円

10,000÷26.2=381 なので、年間381リッターのガソリンを消費することになります。

レギュラー

125×381=47,625 となって、レギュラーを入れた場合の年間のガソリン代は47,625円。

47,625÷12=3,968 になるので、1ヶ月あたりのレギュラーガソリン代は3,968円です。

ハイオク

137×381=52,197 となって、ハイオクを入れた場合の年間のガソリン代は52,197円。

52,197÷12=4,349 になるので、1ヶ月あたりのハイオクガソリン代は4,349円です。

プリウスPHVの場合

プリウスPHVのフロント

プリウスPHVは、自宅に充電設備を設置すれば毎日充電できて、ガソリンをほぼつかわずに電気だけで乗り続けることが可能です。

しかし、自宅に充電設備を設置できない場合はトヨタのディーラーやショッピングモールで充電しなければならず、毎日充電しにいくのは困難なので、ガソリンと併用して乗ることになります。

ということで、月に3回充電しにいくと仮定して、以下の条件で月々のガソリン代を計算します。

ちなみにプリウスPHVも、どのグレードとも燃費は同じです。

  • 車種はプリウスPHV
  • 月に3回80%まで充電(自宅以外では1回に80%までしか充電できないため)
  • 80%充電で電気での走行距離54.56km
  • 燃料消費率は37.2km/l
  • 年間走行距離は10,000km
  • レギュラー代は1リッター125円
  • ハイオク代は1リッター137円

54.56×3=163 で、月に3回充電すると電気で走れるのは163kmです。

163×12=1,956 12ヶ月分にすると1,956km。

10,000-1,956=8,044 それを10,000kmから差し引くと、ガソリンで走るのは年間8,044kmです。

8,044÷37.2=216 なので、年間216リッターのガソリンを消費することになります。

レギュラー

125×216=27,000 となって、レギュラーを入れた場合の年間のガソリン代は27,000円。

27,000÷12=2,250 になるので、1ヶ月あたりのレギュラーガソリン代は2,250円です。

ハイオク

137×216=29,592 となって、ハイオクを入れた場合の年間のガソリン代は29,592円。

29,592÷12=2,466 になるので、1ヶ月あたりのハイオクガソリン代は2,466円です。

プリウスPHVについては、レビューの記事があります。これから買おうと思っている方は、こちらも参考にしてみてください。

プリウスPHVのフロントプリウスPHVの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!

プリウスには素直にレギュラーを入れるべき

ここからは私の意見です。プリウスには、レギュラーガソリンを入れるべきです。

上でも挙げたように、ハイオクを入れても値段が高いだけで、なんのメリットもありません。

ハイオク仕様車にはハイオクガソリンが、レギュラー仕様車にはレギュラーガソリンが適合するようにできています。

ハイオクを入れたからといって車が壊れたり調子が悪くなることはないですが、調子が良くなることも決してないんです。

せっかく燃費のいいプリウスを買うわけですから、素直にレギュラーを入れるようにして、ガソリン代をどんどん浮かせましょう。

ここまで書いてきましたが、あらためてガソリン代を計算すると、あまりにも安くてびっくりしますね。

この記事で挙げた計算例を見て、プリウス購入後の維持費の計算に役立てていただければ幸いです。

これからプリウスを買おうと考えている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。参考になりますよ。

プリウス フロントから新型プリウス(50系後期)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!プリウス フロントプリウスの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!