「レクサスのISを買おうと思ってるんだけど、内装はどんな感じ?」
「レクサスISの内装を、メーカーサイトに載ってないような細かいところまで見たい!」
車を購入するとき、見た目や走行性能も大事ですが、内装がかっこいいかどうかも気になりますよね。
そこでレクサス ISのすみずみまで写した内装写真を紹介します。
ハンドルやメーターまわりはもちろん、乗車口ドアやシートの質感といった細かいところまで、徹底的にお見せします。
なおこのレビューはレクサスのショールーム「レクサスミーツ」にて取材を行い執筆しました。「レクサスミーツ」の詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。

レクサスISの内装:前部座席(運転席/助手席周り)
それではさっそく紹介していきます。グレードはIS300h “F SPORT”です。
運転席周り
コックピットの全体の様子です。内装色はニュアンスブラック、オーナメントパネルは本アルミ(名栗調仕上げ/シルバー)。
全体的には黒を基調としながら、シートやドアトリムの一部に赤が入っています。
まずは運転席から見ていきましょう。
運転席から見えるコックピットの全体です。センターコンソール(運転席と助手席を隔てる部分)にも赤が入っています。
ハンドルは、”F SPORT”専用ディンブル本革ステアリング(パドルシフト付き)&”F SPORT”専用ディンブル本革シフトノブです。
10時10分の位置を持ったときに親指に当たる部分が少し出っ張っていて、にぎりやすくつくられています。
ハンドル右側の、ステアリングスイッチです。
マルチインフォメーションディスプレイの表示内容や、レーンディパーチャーアラート(ウィンカーを出さずに車線をはみ出してしまいそうなときに鳴る警告)のON・OFFをこれで切り替えます。
レーダークルーズコントロール(先行車と適切な車間距離をたもってくれる機能)の希望車間距離の設定も、このスイッチで切り替えます。
レーダークルーズコントロールのON・OFFスイッチです。右側のステアリングスイッチのすぐ下についています。
ハンドル左側の、ステアリングスイッチです。
オーディオの音量変更や、ハンズフリーで電話をかけたり受けたりするのに、この左側のスイッチを使います。
ウィンカーレバーです。ウィンカー点滅のほか、クリアランスランプの点灯・ヘッドライトの点灯・ハイビーム・ロービームの切り替えを行います。
手前の+と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ワイパーのコントロールスイッチです。ウィンドーウォッシャー液による窓清掃も、このレバーで行います。
手前の-と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ハンドルの位置調節スイッチです。ハンドルの後ろについています。
ISのメーターです。スピードはまんなかの数字で表示され、エンジンの回転数はまわりのタコメーターで表示されます。
タコメーターの左右には水温計とガソリンメーターがついています。
これらのメーターは「“F SPORT”専用TFT液晶式メーター」といって、針で示すアナログ式ではなく、すべて液晶画面に表示されている映像なんです。
個人的には、液晶にするよりもアナログ式にしたほうが車らしくてかっこいいと思うので、ここは残念なポイントです。
先ほどのステアリングスイッチを操作すれば、マルチインフォメーションディスプレイの表示を消すこともできます。
メーターの左横には、イグニッションスイッチ(スタートボタン)がついています。
もしレクサスISを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。
センターコンソールやスイッチ関連
標準装備のカーナビです。10.3インチのワイドディスプレイで、かなり奥に入り込んだ位置に設置されています。
理由は、ふつうのカーナビのように指で直接さわって操作するのではなく、専用のスイッチをつかって操作するように作られているからです。
新車もしくは認定中古車で購入した場合はG-Linkというサービスも利用でき、エンジンをかけてボタンを押すだけで、最新の地図に更新できます。
G-Linkは新車なら登録から3年間、認定中古車なら購入から2年間無料で利用できます。
なお認定中古車については以下の記事で詳細を解説しているので、ご存知ない方はこちらもあわせてご参照ください。

カーナビの下の、エアコン吹き出し口です。ナノイーが出ます。
まんなかのアナログ時計がおしゃれで、大人っぽい印象を受けます。
エアコン吹き出し口の下の、エアコン操作パネルです。
設定温度の変更や、フロントガラス・リヤガラスのくもり止めのON・OFFを切り替えたり、内気循環モードと外気導入モードの切り替えも行います。
設定温度は、運転席側と助手席側で別々に設定可能です。
エアコン操作パネルから手前に下がると、「シートヒーター」・「シートクーラー」・「ステアリングヒーター」のON・OFFスイッチがあります。
シートヒーターとシートクーラーは、強弱もここで設定できます。
シフトレバーです。にぎり心地がしっかりしていて、操作しやすいです。
レザーのカバーが掛かっていることで、見た目もかっこよくなっています。
シフトレバーの左横には、カーナビの操作スイッチ。
下の大きな四角い部分をスライドさせて画面上のカーソルを動かすんですが、プッシュすることで決定ボタンの役割も兼ねています。
実際に操作してみると、「決定を押したつもりがスライドしてしまってカーソルがズレる」ということが何回かあり、操作感はイマイチでした。
なお実際に試乗した感想をまとめた記事もございますので、詳細が気になる方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

シフトレバーとカーナビ操作スイッチまわりの全体の様子です。
シフトレバーの手前には、上から、
- 「ドライブモード切り替えスイッチ」
- 「VSCオフスイッチ」
- 「EVドライブモードスイッチ」
- 「スノーモードスイッチ」
ドライブモード切り替えスイッチを回せば、ノーマルモード・カスタマイズモード・エコモード・スポーツモード・スポーツ+モードのなかから自分の好きなモードに切り替えられます。
VSCとは、車両の挙動を安定させるシステムのことです。オンにしていると、カーブを曲がるときや右左折時にスムーズなステアリング操作をアシストしてくれます。
EVドライブモードスイッチを押せば、エンジンを停止させて電気モーターのみで走行することが可能です。
スノーモードとは、ギアチェンジの制御を替えてスリップしにくくする機能のことで、雪道や凍結路面といった滑りやすい道路を走行するときに使います。
4つのスイッチから手前に下がると、ドリンクホルダーとヒジ掛けです。このヒジ掛けがあることで、ISの乗り心地がぐっと良くなっています。
ヒジ掛けを開けると、なかは収納スペースです。USBポートもついています。
運転席の窓側の、エアコン吹き出し口です。
エアコン吹き出し口の横には、「インストルメントパネル照度スイッチ」・「オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチ」がついています。
インストルメントパネル照度スイッチとは、メーター照明の明るさを調節するスイッチです。
オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチとは、マルチインフォメーションディスプレイの表示内容を切り替えるスイッチで、「外気温」や「平均燃費」といったさまざまな内容に変更できます。
2つのスイッチから下に下がると、左から、
- 「車両接近通報一時停止スイッチ」
- 「バックソナースイッチ」
- 「オートマチックハイビームスイッチ」
- 「ブラインドスポットモニタースイッチ」
車両接近通報一時停止スイッチとは、「エンジンが停止した状態で静かに走行している際に、音を発生させて周囲に車がいることを知らせるシステム」をオフにするスイッチです。
バックソナースイッチとは、「後方に障害物がある場合に警告音を鳴らして知らせてくれる機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。
オートマチックハイビームスイッチとは、対向車のライトを検知してハイビーム・ロービームを自動的に切り替えるスイッチで、先ほどのウィンカーレバーでオートモード(もしくはハイビーム)にした状態でオンにすれば機能します。
ブラインドスポットモニターとは、死角を並走する隣の車線の車を検知して、サイドミラーに表示して存在を知らせてくれる機能です。
4つのスイッチからさらに下に下がると、トランクのオープンスイッチと、ボンネットのロック解除スイッチ。
アクセルペダル・ブレーキペダル・パーキングブレーキです。
フロアマットに”F SPORT”のロゴがあります。
乗車口ステップには、レクサスのロゴ。
前部座席のドア周り
運転席のドアトリムです。
運転席ドアトリムのアップ。黒い部分はシボ加工(しわのように見える加工)されたレザー、赤い部分は”F SPORT”専用本革です。
さわり心地はやわらかめで、見た目はスポーティですがゴツゴツした印象を受けません。
運転席ドアの、インナーハンドル。
横の1・2・3・SETと書いてあるのは「マイコンプリセットドライビングポジションシステムスイッチ」で、事前に運転席の位置・ハンドルの位置・ドアミラーの角度を登録しておくと、このスイッチを押すだけで同じ位置に自動調節してくれます。
運転席ドアの、ドアロックスイッチとパワーウィンドウスイッチです。
スイッチの手前に、ドアポケットがついています。
運転席ドアのスピーカー。
助手席のドアトリムです。
助手席ドアの、インナーハンドルです。
助手席ドアの、ドアロックスイッチとパワーウィンドウスイッチ。
スイッチの手前には、ドアポケットがついています。
助手席ドアのスピーカー。
シートの質感とその他の内装
助手席ドア側から見たコックピット全体です。
写真の内装色はニュアンスブラックですが、ISにはこのほかに、
- 「ブラック」
- 「シャトー」
- 「ノーブルブラウン」
- 「”F SPORT”専用ダークローズ」
助手席から見たダッシュボードです。銀色の部分が本アルミ(名栗調仕上げ)です。
ダッシュボードのアップ。シボ加工されたレザーがつかわれています。
運転席ドア側から見た、前部座席の様子です。ほかの内装色を選ぶと、シートの色が変わります。
写真のシート表皮は”F SPORT”専用本革になっていますが、グレードによっては「セミアニリン本革」や「ファブリック/エルテックス(合成皮革)」になります。
ISの本革と名のつくシート表皮は、どれも一部に合成皮革を使用したものです。
助手席ドア側から見た、前部座席の様子です。
助手席シートのアップ。
さらにアップ。表面はパーフォレーションレザー(穴あけ加工されたレザー)になっています。
すわり心地はしっかりしていて、運転中も快適なシートです。
前部座席の室内灯です。左から、
- 「リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチ」
- 「室内灯スイッチ(助手席側)」
- 「室内灯スイッチ(ドアオープン時)」
- 「侵入・傾斜センサーOFFスイッチ」
- 「室内灯スイッチ(両方点灯)」
- 「室内灯スイッチ(運転席側)」
- 「リヤムーンルーフ開閉スイッチ」
リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチとは、リヤムーンルーフを上下に動かすスイッチです。上方向を押すと数センチ開き、下方向を押せば閉まります。
侵入・傾斜センサーとは、車上荒らしが侵入した際に超音波で検知して、アラームを鳴らす機能です。傾斜センサーがついていることで、車の傾きの変化も検知して、けん引車で盗難されそうになってもアラームを鳴らします。
リヤムーンルーフ開閉スイッチとは、リヤムーンルーフを後方に動かして開けるスイッチです。
室内灯の側にはヘルプネットスイッチパネルもついています。
ヘルプネットスイッチパネルとは、事故や急病といった緊急時に押すと、ヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してもらえるスイッチです。
ISのルームミラー。
助手席のサンバイザー(日よけ)です。
ミラーのふたを開けると、ライトが点灯します。
運転席側のサンバイザーです。
運転席側も、ミラーのふたを開けるとライトが点灯します。
サンシェードが閉じた状態の天井です。
サンシェードが開いた状態の天井です。昼間開けていると車内が明るくなります。
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このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。
レクサスISの内装:後部座席(2列目)
後部座席に行ってみましょう。こちらは後部座席のドアトリムです。
後部座席ドアの、インナーハンドル。
後部座席ドアの、パワーウィンドウスイッチです。
後部座席ドアにもドアポケットがついています。
後部座席ドアのスピーカー。
後部ドア側から見た、後部座席の全体です。ISは天井が低いので、後部座席はかなり狭く感じます。
運転席と助手席の間に、後部座席用のエアコン吹き出し口がついています。これがあることで、定員いっぱいの乗客がいる場合でも、暑さ寒さの問題が起こりにくいです。
後部座席にすわって見た風景です。車内がそれほど広くないので、前部座席が近くに感じます。
レクサスISの荷室(トランク/ラゲッジ)
最後は荷室を見てみましょう。ISのトランクはこのように開きます。
ISはセダンタイプなので、乗車スペースとトランクルームは分かれています。
トランクルーム内にライトはついていません。
なおレクサスISについては以下の記事でも批評しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

レクサスISの内装/インテリアの総評
ISの内装全体を見た総評としては、ところどころにおしゃれポイントがあり、高級感を損なわない内装です。
たとえばカーナビの下についているアナログ時計からは、大人っぽい印象を受けます。
赤いレザーのドアトリムも、さわり心地はやわらかくて、スポーティでありながらもゴツゴツした印象を受けないようになっています。
カーナビの操作スイッチも操作自体はしにくいですが、指で画面にペタペタさわるよりも、特別な車に乗っている感じがして見た目はかっこいいです。
ほかのレクサスの内装については、以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

