「キャンピングカーに興味があるんだけど、ジャパンキャンピングカーショーってどんなイベント?」
「ジャパンキャンピングカーショーの会場の様子が知りたい!」
2月1日(金曜)~3日(日曜)まで千葉・幕張メッセで開催された、ジャパンキャンピングカーショー2019。
最新のキャンピングカーが200台以上出展されたイベントですが、会場の様子や混雑具合はどんな感じだったんでしょうか?
実際に会場に行ってきましたので、写真つきでくわしくレポートします。
ジャパンキャンピングカーショー2019会場の様子
それではまず、会場の様子について解説していきましょう。
入場口は長蛇の列
こちらはチケット売り場。前売り券を持っていない場合は、ここでチケットを買ってから入場します。
チケットを買ったら入場口へ。朝イチから閉館を迎える夕方まで、1日中長蛇の列ができていました。
この写真に写っているのは列のほんの一部です。実際は幕張メッセの建物を出て、駐車場のほうまで列がつづいています。
初日の金曜はそこまでではなかったんですが、土日は見ただけで心が折れそうになる大行列。しかし、進み自体は早いので、見た目ほど待たされることはありませんでした。
会場に入ってすぐのところで、公式ガイドブックの販売をやっています。
ガイドブックを購入しなくても会場全体のマップは入り口でもらえるので、今回は私は買いませんでした。
混雑を避けたければ閉館1時間前をねらう
会場内は大混雑。とくに土日の10:00~16:00ごろは凄まじく、人気のキャンピングカーには人だかりができていて、なかなかゆっくり見られません。
どの車種が人気かは行ってみないとわからないので、もし1日会場にいるつもりなら、閉館の1時間前をねらうのがおすすめです。
閉館1時間前になると会場内がウソのように空いて、昼間見れなかった車種もじっくり見ることが可能。
ただ、それでもお客さんがまったくいなくなるわけではないので、これ以上遅くに行くと見れずに閉館を迎えてしまうリスクもあります。
リスクと混雑具合のバランスを考えると、閉館1時間前がベストのタイミングですね。
キャンピングカーは入場禁止のものからベッドに寝られるものまでさまざま
ジャパンキャンピングカーショーには、全国各地からさまざまなメーカーが出展していて、開館から閉館まで好きなように見て回れます。
しかし、メーカーによってルールが大きく違うので注意。たとえば、
- 車内入場禁止なうえに、「お手を触れないでください」と注意書きがしてある
- 車内入場禁止だけど、車外から触れる程度ならOK
- 営業マンに「乗ってみたい」といえば、車内に入場できる
- 子どもだけでの車内入場は禁止
- 自由に車内入場できるけど、ベッドに寝るのはダメ
- 車内に自由に入場でき、ベッドに寝てみるのもアリ
厳しい順に挙げるとこんな感じです。車内入場を禁止しているメーカーは意外と多いので、「せっかく会場に行ったのに目当ての車種に触れることもできなかった」という展開もありえます。
できれば目当ての車種は1車種ではなく、複数用意しておいたほうが良いでしょう。
とくに事前に目をつけずに、適当に見て回るだけでも充分楽しいイベントなんですけどね。
ちなみにベッドに寝てみられるメーカーは本当にまれで、今まで30車種以上取材してきて2車種だけでした。
なお今までに行ったイベントについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
東京キャンピングカーショー2018レポート!最新車種イベントで取材してきた!JAPANキャンピングカーショー2018幕張レポート!最新車種イベントで試乗し取材してきた!キャンピングカーについてわからないことはその場で質問できる
展示されているキャンピングカーを見ていると、疑問がたくさん出てきます。たとえば、
- このスイッチはなんのスイッチ?
- ベッドの寸法は何cm?
- ○○(専門用語)ってなに?
- このオプションつけるといくらになる?
などなど。キャンピングカーの各ブースには、そのメーカーの営業マンが複数いて、疑問が出たらすぐその場で質問することが可能。
購入検討するような段階じゃなくても、軽い気持ちで質問して大丈夫です。営業マンの人数に対してお客さんの数が圧倒的に多いので、質問の答えだけ聞いて去ってもなにも問題ありません。
また、ジャパンキャンピングカーショーでは営業マンのほうからガツガツ営業をかけてくるようなことはなく、とくに質問がなければひとことも話さずに自由に見て回ることができます。
たいていのお客さんは、だまって見物してだまって去っていきますよ。
会場内は暖房が効いていて暑いぐらい暖かい
ジャパンキャンピングカーショーは2月の開催ですが、会場内は暖房が効いていて暖かいです。
むしろ、広い会場内を歩き回ったり、いろんなキャンピングカーに乗ったり降りたりしてると暑いぐらい。
キャンピングカーを見ているときはそれで快適なんですが、問題は休憩したいときです。会場内には一応休憩所が用意されていて、自販機で買った飲み物をすわって飲むことができます。
しかし、来場するお客さんの数に対して席が少なすぎるので、満席ですわれません。
私は休憩を取るときは一旦会場の外に出ていました。
幕張メッセの通路にはたくさんのベンチやテーブル席があり、自販機やコンビニもそれほど歩かなくていい距離にあります。
が、通路は外につながるドアが開けっ放しになっており、外気がモロに入ってくるのでとても寒い…。
休憩するつもりで会場を出てきたはずなのに長居していられず、結局「買った飲み物をがぶ飲みして早々に会場に戻る」という行為を何度も繰り返すことになりました。
展示車以外の見どころ
ジャパンキャンピングカーショーの会場内では、車中泊用品のセールをやっているコーナーもあります。
キャンピングカーをこれから買うのではなく、すでに持っている場合も楽しめそうですね。
俳優の小南光司さんによるトークショーもやっていました。
すごい人気でひとだかりができており、私は後ろのほうで少しだけ話を聞いていましたが、このブースのなかだけうまく音声が響くようになっていて、前まで行かなくても聞き取りやすかったです。
べバストサーモ&コンフォートジャパン社のブースでは、FFヒーターの実演。どれぐらい暖かいか体験して、取り付けを検討できますね。
パナソニックのブースでは、キャンピングカーに取り付け可能なカーナビの体験ができるようになっていました。
会場内のキャンピングカーはどれもエンジンOFFの状態で展示されているので、こんなふうに電源が入った状態のカーナビ操作ができるコーナーは貴重ですね。
ジャパンキャンピングカーショーの会場内は、犬を連れて入ることも可能。実際に連れて歩いているひともたくさんいました。
写真に写っているのは、そんなペットの犬のためのリードを販売しているブースです。すごい人気で、なかなか近づけませんでした。
見どころとは違いますが、そんなペットの犬のためのトイレも会場内に用意されています。広い会場内に1ヶ所しかないのが難点ですね。
写真のように係員のひとがまめに掃除にくるので、汚物が長時間放置されているような状態は見かけませんでした。
キャンピングカー専用の自動車保険を取り扱っているブースもありました。希望すればその場で見積もりを出してもらうことが可能。
たしかに、キャンピングカーの保険ってどうなっているのか疑問ですよね。展示車を見に来たついでに相談すれば、くわしく教えてくれて、キャンピングカー購入を後押しするかもしれません。
もしキャンピングカーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!入場料は前売り券800円、当日券1,000円
入場料について解説しましょう。各チケットの金額は下の表のようになっていました。
券種 | 料金 |
前売り券 | 大人(高校生以上)800円 小人(小・中学生)500円 |
特典(グッズ)付き前売り券 | 大人(高校生以上)1,300円 小人(小・中学生)1,000円 |
当日券 | 大人(高校生以上)1,000円 小人(小・中学生)600円 |
ペットケア費 | 1頭500円(2頭以上1,000円) |
未就学児無料 障がい者手帳の掲示で本人と付き添い1名無料 くるま旅クラブのイベント入場チケット引き換え券提出で2名まで無料(会期中1回限り) |
事前に行くことがわかっているなら、前売り券を買ったほうが200円お得ですね。イベント当日はチケット売り場はかなり混雑していたので、時間の短縮という意味でも前売り券を買っておいたほうが賢いです。
特典(グッズ)付き前売り券についてくるのは、イベント公式ガイドブックと、一般社団法人日本RV協会(JRVA)公式マスコットキャラクター「ジャルバ君」のキーホルダー。
公式ガイドブックは会場でも500円で売っていますが、キーホルダーがほしいのであれば、ややお得なチケットになっています。
会場までのアクセス
ジャパンキャンピングカーショーは毎年幕張メッセで開催されているイベントなので、来年もおなじ会場で開催される可能性が高いです。
来年に向けて、駐車場と最寄り駅からの行きかたについて解説します。
駐車場は幕張メッセ駐車場(P1)を利用
幕張メッセには駐車場があるので、車やバイクで行く場合は利用しましょう。収容台数や利用料金は下の表のようになっています。
駐車場名 | 収容台数 | 営業時間 | 料金 |
幕張メッセ駐車場(P1) | 普通5,500台 大型120台 自動二輪車50台 | 8:00~23:00(入庫は21:00まで) | 普通・準中型1,000円/1日/1回 大型・中型4,100円/1日/1回 自動二輪車200円/1日/1回 ※原動機付自転車は入場不可 ※身体障がい者手帳・療育手帳または精神障がい者保健福祉手帳がある場合は無料 |
幕張新都心県営第一地下駐車場(P2) | 280台 | 24時間営業(無休) | 100円/20分(ただし駐車後24時間までごとにつき、平日最大1,000円、土日祝祭日最大1,500円) |
幕張新都心県営第二地下駐車場(P3) | 459台 | 24時間営業(無休) | 100円/20分(ただし駐車後24時間までごとにつき、平日最大1,000円、土日祝祭日最大1,500円) |
ワールドビジネスガーデン駐車場(P4) | 約200台 | 24時間営業(無休) | 200円/30分 平日最大1,200円 土日休日最大2,000円 |
幕張海浜公園F駐車場(P5) | 普通577台 大型13台 | 8:30~21:00 ※ナイター時最大23:00まで(年末以外無休) | 普通車600円/日 大型車2,400円/日 |
幕張海浜公園D・Eブロック駐車場(P6) | 一般駐車場1 240台 多目的広場兼臨時駐車場 298台 | 一般駐車場1 6:00~24:00 多目的広場兼臨時駐車場(プロ野球公式戦開催日イベント開催時に利用) 8:30~17:30 | 600円/日 |
2015年以降ジャパンキャンピングカーショーが行われているのは幕張メッセの国際展示場1ホール~3ホールで、1ホールからもっとも近い駐車場はP1です。
P1は収容台数が普通車5,500台と大きく、料金も1日1,000円と安いので、ここに停めておけば間違いないでしょう。
出庫時間が23:00までと限られているものの、イベント自体の開催時間が10:00~17:00(もしくは18:30)までなので、閉館までのこっていても充分余裕を持って帰れます。
私は今回泊りがけで行ったので、24時間営業しているP2に車を停めました。利用してみてわかりましたが、P2に停めるのはおすすめしません。なぜなら、地下で電波がないからです。
広い会場を歩き回ってたくさんのキャンピングカーを見ていると、自分で思っている以上に疲れてきます。
「車に戻って、帰る前に小休憩しよう」などと思っていたら、スマホの電波がなくてネットが使えませんでした。マップアプリで帰り道の混雑状況を調べたり、夕飯を食べるレストランを調べたりとか、なにかと帰る前にネットを使いたい場合が多いですよね。
ジャパンキャンピングカーショーに次回行くなら、屋外駐車場で会場からもっとも近いP1に停めるのがおすすめです。
最寄り駅の海浜幕張駅から徒歩5分
電車で行く場合は、最寄り駅の海浜幕張駅から会場まで徒歩5分です。
出口は南口。「幕張メッセ方面」と書いてあってわかりやすいですね。
南口を出てからは50m置きぐらいにナビが出てくるので、矢印に沿って進めば迷うことはありません。
幕張メッセの住所と問い合わせ先は、以下のとおりです。
幕張メッセ住所・問い合わせ先
〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
問い合わせ(代表):043-296-0001
食事どころは会場内の屋台か、通路のコンビニを利用
ジャパンキャンピングカーショーの会場には屋台が出ており、軽食が食べられるようになっています。
今年は屋台が屋外にあって、買ったものを食べるスペースとしてテントが複数用意されていました。
テントは混雑していて、立ち食いしてるひとも多かったですね。
会場を出れば幕張メッセの通路にコンビニがあり、店の横にベンチがあるので、ここで弁当やおにぎりを買うのもアリ。
しかし、このコンビニは、幕張メッセで同時開催されている別のイベントの来場客もたくさん利用します。商品がぜんぜん残ってないような状態にはなっていませんでしたが、店内・ベンチともにつねに混雑していました。
海浜幕張駅のほうまで歩けば飲食店がたくさんあるので、歩くのがめんどくさくなければそちらで食事するほうがゆっくり食べられます。
土曜の昼は駅前の飲食店に待ち時間なしで入れたんですが、なぜか日曜のおなじ時間(13:00ごろ)に行くとどの店も30人ぐらい並んでおり、結局食べずに戻ってきてコンビニでおにぎりを買いました。
来年日曜に行く予定なら、昼ごはんは時間をずらしてうんと早めに取ったほうがいいかもしれません。
総評:年間最大のキャンピングカーショーは平日がねらい目
3日間で67,848人来場したというジャパンキャンピングカーショー2019。年間最大のイベントだけあって、混雑具合がすごかったですね。
人気の車種はつねに大勢のお客さんに取り囲まれている状態で、なかなか近づくことができませんでした。ただ、ほかの全国各地のキャンピングカーショーと違って、1日だけとはいえ、平日に開催しているのは嬉しいところ。
土日でも閉館1時間前になるとかなり空いてくるので、そこの時間帯をねらうか、平日に行けるなら平日がねらい目です。
パワーボム(著者)
会場内は空調バッチリで寒さの問題はありませんが、休憩は会場の外で取ることになるため、防寒着は着ていきましょう。
キャンピングカーの知識がなくても、なんとなく見て回っているだけですごく楽しいイベントですよ。
ここまで書いてきましたが、客層は家族連れが多く、子どもが楽しそうにしていたのが印象的でした。
会場自体が広いうえに大混雑しているので、子どもを連れて行く場合ははぐれないように気を付けてくださいね。
なお取材内容については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
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