ジャガーはイギリスの伝統ある高級車メーカーで、高級セダンからスポーツカーまでを手掛けており日本でも結構人気があります。

そんなジャガーですが日本では故障が多いといわれているのですが、実際にはどうなのでしょうか。

今回はジャガーの故障率についてご説明しましょう。

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ジャガーの故障率

ジャガー I-PACE

ジャガーはイギリスのメーカーのなかでも古い歴史のあるメーカーで、長年高級車をおもに手掛けてきたメーカーです。

イギリスにはロールスロイスなど高級車メーカーがいくつもありますが、それら最高級メーカーに次ぐクオリティをもっているのがジャガーです。

またスポーツカーの開発にも積極的で、モータースポーツなども手掛けていました。

近年は経営難から度々親会社が変わっていますが、現在はインドのタタモータースの傘下に入っており経営が安定したようです。

日本にも戦後から輸入が始まり高級輸入車のひとつとしてドイツ車、フランス車などとならんで人気があります。

しかし故障についてはあまりよい噂は聞かず、故障が多いメーカーと言われているのも事実です。

ではジャガーが実際にどのぐらいの故障率なのかをみていきましょう。

ジャガーの故障率

自動車の故障率はメーカーが調査して把握しているのですが、そのデータは公表されておらずわたしたちでは見ることができません。

しかしメーカーのほかにも車の故障率を調査している会社があり、そちらは一般にも公開されているのでそちらを参考にしてみましょう。

今回は米国のJ.D.パワー社が調査している自動車耐久品質調査という調査でメーカーごとの故障率ランキングを発表しています。

ジャガーは日本では販売台数が少なくて日本市場のランキングには入らないのですが、ジャガーの本国である英国市場でのランキングには入っています。

この調査はイギリスで販売している自動車メーカーごとの故障率を実際のユーザーに聞き取り調査してランキング化しており、新車購入から3年~5年の間に起こったトラブル件数の多さを調べています。

2017年 英国自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 キア 83
2 ボルボ 83
3 シュコダ 89
4 スズキ 92
5 ヒュンダイ 97
6 トヨタ 105
7 ボクソール 108
8 プジョー 110
9 セアト 113
10 マツダ 117
14 ジャガー 127
業界平均 131

参考:2017 UK Vehicle Dependability Study J.D. Power

このランキングでは英国市場で車を販売している25メーカーで故障率の少ない順で並んでいますが、ジャガーはそのなかで14位に位置しています。

業界平均のスコアは131でありそれよりジャガーは上回っているのですが、ランキング上位には日本メーカー、韓国メーカーなど信頼性に定評のあるメーカーが並んでおり、スコアも100点付近と平均よりかなりよいスコアです。(その分平均より悪いメーカーも多いのですが…)

以上よりジャガーは英国市場で平均的な故障率ではあるものの、日本車よりは故障率で劣るということがわかります。

ジャガーと日本車の故障率の差

ジャガーが日本車より故障率が多いことには理由があり、車の設計もあるのですが日本の環境がイギリスよりも厳しいことも関係しています。

イギリスで鍛えられてきたジャガーは曇りの日が多いイギリスの多湿な環境にはなれているのですが、日本はそれよりも過酷な環境で、夏などの高温多湿な環境が車に影響を与えます。

イギリスも雨が多く湿度は高いのですが、気温は年中通じてそこまで上がらないので、日本のほうが温度が高く、そのほかにも四季で環境が大幅にかわる点が違います。

その点日本車は日本の環境で鍛えられてきたのでイギリスでも信頼性は保たれており、そういった積み重ねがジャガーを上回る故障率の少なさに繋がっているのでしょう。

また日本車はメンテナンスが頻繁でなくても故障が少ない車で、私たち日本人は日本車のそういった点に慣れているので車は簡単にトラブルを起こさないと思っています。

しかし欧州車は車の故障に対する考え方が違い、車の消耗品を積極的に交換して故障を事前になくすような設計です。

そのため日本車と同じような乗り方をしているとどうしてもトラブルは多くなってしまい、日本車よりも故障が多い、ということになってしまうのです。

日本車は走行距離が80,000kmぐらいまでノートラブルということもありますが、ジャガーはおおよそ50,000kmを境にトラブルが増える車であり、それ以降は頻繁なメンテナンスが必要となります。

ジャガーの特性を把握した上で乗るのであれば部品交換などのトラブルはあるものの、大きな故障には繋がりにくいです。

なので新車ではジャガーも故障は少ないのですが、後述する中古車では注意が必要になります。

中古のジャガーの故障しやすさ

ジャガー

走行距離50,000kmを超えた中古車というのは日本車では割と一般的でまだまだ車の価値は残っていますが、輸入車であるジャガーではそうはなりません。

それはやはり中古のジャガーに故障が多いことも大きな要因で、購入する人が減ってしまうからなのです。

中古車の価値を表す一つの指標にリセールバリューというものがあり、これは新車から3年経過時の買取価格が新車価格の何%化ということで表します。

日本車はおおよそ60%~70%ぐらいが平均なのですが、ジャガーはおおむね50%を切ってしまうことが多く、わずか3年で半額以下となってしまいます。

これは車自体の人気などもあるのですが、やはり故障が多くなってくる中古車というのは維持費もかかるので中古車価格を下げざるをへないということもあります。

3年ではまだそこまで大きなトラブルはないものの、5年や走行距離50,000kmに近づくにつれてトラブルは増加していくので、人気が下がることもわかるでしょう。

そして50,000kmを超えたジャガーの中古車はまた一段と価格が下がる傾向にあり、ジャガーが安いからと手を出すと、思わぬトラブルと多額の修理費用が発生することも珍しくありません。

これもしっかりした部品交換やメンテナンスを行えばまだまだ乗れる車ではあるのですが、国産車に比べると維持費が高くなるのは間違いありません。

中古車のジャガーはほかの輸入車よりも価格が下がる傾向にあるので、あまり輸入車に詳しくない人が購入することが多いのですが、トラブルの発生には十分注意して維持費がかかることもあらかじめ覚悟しておきましょう。

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ジャガーオーナーの評判

ジャガーの故障については実際にのったことのあるオーナーさんの体験談が一番参考になります。

今回はそんな体験談をTwitterからいくつか集めてみたいと思います。

ジャガーの故障の多さ

この方は国産車輸入車さまざまな車に乗られていたようですが、そのなかでもジャガーは故障が多かったそうですね。

ジャガーは中古だったそうで故障が多いのは仕方ないとも思いますが、おなじ中古のベンツはそこまででもなかったようなので、ジャガーがいかに故障が多かったかがわかりますね。

ジャガーと違って国産車は故障知らず

もう一つジャガーと国産車の比較ができるツイートがありましたが、ジャガーは故障が怖くて近距離しか使えないのに対し、国産車は10年経っても消耗品交換だけで済むというのはすごい大きな違いです。

ジャガーは魅力たっぷりな車なのですが、日本車ほどノーメンテナンスでは済まないのはしかたないところです。

ジャガーは修理費も高額

ジャガーは故障も多いのですが、それ以上に辛いのは修理費が高いことです。

輸入車なので工賃も高いのですが、なにより部品代が非常に高いです。

日本では台数もそこまで多くないジャガーですので交換部品は海外からの取り寄せになるうえに専用部品なので高額で、この方のサスペンション修理では500,000円以上とおっしゃってますが、まだましな方かもしれません。

これについては後程ご説明します。

ジャガーの故障事例

ここまでジャガーには結構故障が多いということをご説明してきましたが、どのような箇所に故障が頻発するのでしょうか。

いくつか代表的な故障事例をご紹介しましょう。

エアサスペンションの故障

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ジャガーには高級車としての乗り心地を実現するためにエアサスペンションを採用している車種が多いのですが、このエアサスペンションは古くなってくるとエア抜けなどの故障が多発してきます。

エアサスペンションのシステム

エアサスペンションはサスペンションの稼働にバネではなく空気の圧力を使っており、非常に滑らかな乗り心地の車が出来上がります。

空気圧の制御によって路面状況に最適なセッティングを作り出すことができるので、凹凸の多い日本の道でも有効なシステムです。

しかしその反面システムが複雑で故障に対しては弱くなっており、走行距離が増えてきたり、年式が古くなってくるとサスペンション落ちと呼ばれるトラブルが発生します。

サスペンションの空気圧がさがることで、車高が下がり、また振動吸収の性能もガクッと悪化します。

エアサスペンション故障の原因

原因はいくつかあり、サスペンションへ高圧空気を供給するポンプの故障や、エアサスペンション本体や供給パイプのゴムが劣化して空気漏れを起こすなど、いろいろな部分にトラブルが発生します。

とくにゴム部品の劣化は古くなってくると必ず起こるもので、サスペンションという動きの激しい部分なので劣化も早く起こる傾向にあります。

エアサスペンションのどこかにトラブルが発生すると、警告灯の点灯やエラーメッセージの発生とともにポンプの稼働が止まることがあるようで、急に乗り心地が悪くなったらここをチェックした方がよいでしょう。

修理には故障した部品の交換となりますが、どの部品も高額で、前述のツイートにもあるように500,000円以上の費用が必要となります。

もし中古車のジャガーを選ぶ際に、タイヤと車体の間隔が下がっていたり、4輪でバラバラだったりする場合にはこのトラブルの可能性がありますので、購入は避けるべきです。

エンジンその他からのオイル漏れ、冷却水漏れ

エンジンやトランスミッション、パワステポンプなどは内部にオイルや冷却水などの液体を循環させており、それらが漏れないよう多数のシール部品が使われています。

しかしシール部品は年々劣化していきオイル漏れや冷却水漏れが起こるのですが、日本車よりも早いペースで起こることが多いので注意が必要です。

オイル漏れや冷却水漏れの症状は国産車でも起こるもので、古い車では発生は顕著です。

しかしジャガーは国産車より早い時期から発生することが多く、これもやはり50,000kmぐらいからメンテナンスが必要となってきます。

初期の頃は漏れる量が少ないのでそこまで重大なことにはなりませんが、放置するとどんどん漏れは拡大していくので発見したら修理するのが基本です。

定期整備の際に見つかることが多いので、整備とともに修理をする場合も多いです。

オイル漏れが多い箇所はなんといってもエンジンで、オイルパンやシリンダーブロックなどからのオイル漏れです。

修理にはガスケットと呼ばれるシール部品の交換が必要で、費用は50,000円〜100,000円ぐらいです。

また年数が経過してくるとゴムホース類が劣化してきますので、そちらに亀裂や硬化が見つかったらオイル漏れ、冷却水漏れが起こる前に交換しておいた方がよいです。

電気系統のトラブル

Leslie Leongさん(@wateworksphotography)がシェアした投稿 -

輸入車にありがちな電気系統のトラブルはジャガーにも多く、あまり放置すると重大なトラブルになりかねません。

オルタネータは負荷の大きい部品

電気系統といってもさまざまな部品があり、なかでも部品交換がよく起こるのがオルタネータです。

オルタネータは車で使う電気を発電する発電機でエンジンの動力で発電しているのですが、結構負荷が大きい部品なので故障することが多いです。

修理には100,000円以上の費用がかかるのですが、オルタネータが故障するとそもそも車が動きませんので即座に修理が必要なトラブルです。

またオルタネータと同じくエンジンの動力で稼働するエアコンコンプレッサーも故障の多い部品で、修理費用も同じぐらいです。

電気系統のトラブルは発見が難しい

ほかにも電気系統の基本である電線(ハーネス)でもトラブルは多く、内部の電線が切れることもあります。

またそれが進行すると内部でショートする場合もあり、ヒューズが飛んだり電装品が故障したりと2次的なトラブルにも繋がります。

電線のトラブルはなかなか発見するのが難しいものですが、電気系統で原因不明のトラブルの場合にはこの可能性も多く、徹底的なチェックのもとにようやく発見できるものです。

なのでジャガーの整備にはそういう事態になれている信用のある修理工場にお願いするのがよく、ディーラーやジャガー専門の修理工場を探しておくと安心です。

電気系統の故障は高温多湿の日本ではとくに起こりがちですが、ジャガーではオルタネータなどありがちな故障以外のトラブルもよく見られますので、とにかく定期的なメンテナンスが重要となります。

ジャガーは買っても大丈夫か?

ジャガーは高級車としての品格と性能をあわせもつ車で、国産車では味わえないラグジュアリーカーです。

デザインも独特で、イギリス車の伝統を伝えるジャガーは世界的にも素晴らしい車のひとつなのは間違いありません。

しかし故障に関してはやはり日本車と比べると多いのは間違いなく、メンテナンスや修理で維持費がかなりかかる車ということを把握しておかなければなりません。

中古車ではその傾向も顕著ですので、購入費用がいくら安くてもそれ以上に維持費が必要になることも珍しくありません。

ジャガーの素晴らしさを体験するには、経済力がある程度必要ということでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。