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ディスカバリー3は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ランドローバー ディスカバリー3は高級SUVに分類される車で、ディスカバリーという車の3代目にあたります。

日本にも正規輸入車として入ってきておりかなり人気が高かったのですが、一方で輸入車ということで故障が心配な車でもあります。

今回はディスカバリー3の故障率についてご説明しましょう。

ディスカバリー3の故障率

ディスカバリー3は2004年に登場したディスカバリーシリーズの3代目で、次期型へのモデルチェンジが2009年に行われたので、わずか5年ほどの短期モデルでした。

しかし決して不人気だったわけではなく、その人気は世界的にも高いものを得ておりランドローバーの販売台数の中では多いほうです。

ディスカバリー3はそれまでのディスカバリーから大きく進化を果たしたモデルでもあり、前型のディスカバリー2ではオフロード性の強い車だったのですが、ディスカバリー3からは高級SUVに路線変更を果たしました。

車の構造もラダーフレームから「インテグレーテッド・ボディ・フレーム」と呼ばれるモノコックとラダーフレームを組み合わせた非常に剛性の強いものとなり、乗用車の乗り心地とSUVの堅牢さをもっています。

日本の三菱 パジェロも同様の構造をもっており、同様の高級SUVといえるでしょう。

また内装も高級車といえるクオリティを備えるまでになり、価格はあがりましたが、オフロード車としてではなく高級乗用車としての地位を得たモデルでもあります。

日本でもその美しいデザインが好評を得て大人気となり、輸入車の高級SUVの代表格といわれています。

そんなディスカバリー3はすでに10年以上前の車ではありますが、いまでも中古車市場で人気があり、故障しやすいかどうかはきになるところでしょう。

ランドローバーの故障率を調べる

さて一言に故障率といっても、じつは車の故障率データを調べるのは難しいものであり、各自動車メーカーの最高機密情報のひとつであることから私たちではうかがい知ることができません。

しかし自動車メーカー以外にも独自に車の故障率を調べている会社があり、こちらの調査は一般公開されているので間接的ながら参考にできます。

米国のJ.D.パワー社の「自動車耐久品質調査」は各国市場で販売台数の多いメーカーが対象になっているので、残念ながら日本でのランドローバーのデータはなく、ランドローバーの母国である英国市場のデータを参考にします。

ただディスカバリー3が発売されていた当時はまだこの調査はありませんでしたので、今回は最新のデータでランドローバーが他のメーカーと比較してどれぐらい故障率が違うか、という視点で見ていきます。

2017年 英国自動車耐久品質調査

ランキングメーカースコア
1キア83
2ボルボ83
3シュコダ89
4スズキ92
5ヒュンダイ97
6トヨタ105
7ボクソール108
8プジョー110
9セアト113
10マツダ117
業界平均131
23ランドローバー175

参考:2017 UK Vehicle Dependability Study

この調査には日本メーカーもランクインしており、スズキやトヨタがそれなりに高い位置にいますが、ランドローバーはなんと下から3番目の23位と非常に低い結果となっています。

故障の少なさを表すスコアもランドローバーは高く、業界平均の1.5倍、トヨタと比べると1.7倍近い開きが出てきてしまっています。

このデータからランドローバーは故障が多いメーカーであるといわざるを得ず、またおなじ調査で前年、前前年ともにランドローバーはやはり低い結果となっており、日本市場においても故障率は高いといえるでしょう。

ディスカバリー3は買収以前のモデル

ただディスカバリー3に関してひとつだけよい材料がある点としては、ランドローバーがインドのタタモータースに買収される前のモデルだということです。

ランドローバーはここ20年あまり経営状態はよくなく不吉な噂が囁き続けられてきましたが、BMWやフォードの傘下として残ってきた経緯があります。

しかしそれもリーマンショックの影響でフォードが手放す状況になってしまい、その後2008年から現在までインドの最大手であるタタモータースの傘下にあります。

インド資本の下だからといってものすごく品質が下がるわけではないはずなのですが、実際の故障率ランキングでは低迷が続いています。

さてディスカバリー3については発売が2004年でまだフォード傘下で余裕がある時に設計、製造された車です。最終型も2009年とタタモータースの影響は比較的少ない時期であり、その影響は最小限であるといえるでしょう。

とはいえ実際のディスカバリー3と4の故障率データが見れないので確実なことは言えませんが。

ただ現時点ではディスカバリー3は車自体が古くなってきていることもあり、設計的な問題よりは経年劣化での故障が目立ってきますので、そちらが気になりますね。

中古のディスカバリー3の故障しやすさ

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現在購入できるディスカバリー3はほぼすべてが中古車であり、年式も新しくても9年落ちと結構古い車にあたります。

日本車でもそうですが中古車の判断基準に10年100,000km以内、というものがありますが、ディスカバリー3は年式の時点でこの基準を越えているといえるでしょう。

車は10年が経過すると部品の経年劣化がかなり進んだ状態になってしまい、特にゴム部品や樹脂部品などは破損する場合も多く出てきます。

そういった意味では10年という判断基準は決しておかしいものではなく、ディスカバリー3にはそういうトラブルが起こりやすくなっているということです。

また走行距離に関しても100,000kmはもちろんのこと、輸入車ですので50,000km越えあたりから要注意です。

日本と海外では部品の耐久性に対する考え方が違い、ディスカバリー3などでも消耗品は早めの交換が必要になる場合が多いです。

その目安が走行距離50,000kmであり、走行距離の多い中古車ではいろいろと消耗品、定期交換部品の交換も必要になるでしょう。

とにかくディスカバリー3は日本の基準でも少し古くなってきていることは事実であり、中古車は経年劣化のトラブルからは逃れられないのが現実です。

もしディスカバリー3の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

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ディスカバリー3オーナーの評判

前モデルとはいえディスカバリー3に現在ものり続けている人はまだ沢山おられ、故障に関してはそういった方達の体験談が非常に参考になります。

今回はTwitterからそういうご意見を集めてみました。

10年経過の影響?

お知り合いがディスカバリー3もしくはおなじランドローバーのフリーランダーを中古で購入されたということですが、年式が10年に達したところで電気系統にトラブルが出たようですね。

センサーなどの電気系統も10年を境にトラブルが多発する箇所であり、古い車には避けられない故障でもあります。

しかしセンサーひとつでも影響は大きく、なにより修理費用が高額なのが痛いですね。

補機系統も要注意

のちほど詳しくご説明しますが、この方のディスカバリー3(愛称がディスコ3)はオルタネータの故障のようです。

「また」とおっしゃっているので、以前にもいろいろとトラブルがあったようですね。

オルタネータなどの補機も走行距離が増えてくると故障しやすい部分であり、どうしてもディスカバリー3では起こりやすいトラブルでしょう。

ブレーキローターも要確認

このディスカバリー3は走行距離95,000kmでブレーキローターの交換をしていますが、走行距離が多いとローターが激しく消耗しているのはよくあることで、ディスカバリー3のような重たい車ならなおさらです。

中古車でもこういった状態の車は多いと思われますので、購入する前にはブレーキローターをチェックしてあまりに消耗の激しいものは避けるべきでしょう。

ディスカバリー3の故障事例

それではディスカバリー3の実際の故障事例についていくつかご紹介しましょう。

ディスカバリー3は何度かリコールもありましたが、現在ではそういった不具合は出尽くしており経年劣化が問題の大半となります。

エアサスペンションのトラブル

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ディスカバリー3が高級車としての乗り心地を実現するために装備しているエアサスペンションというものがあるのですが、ディスカバリー3は車が古くなったことでここのトラブルが増えてきています。

エアサスペンションはセダンタイプの高級車にもよく使われるもので、サスペンションのバネの部分がエアシリンダーになっており空気の圧力で伸び縮みします。

バネ式に比べて空気の圧力を調整することで細かく制御できるのが特徴で、さまざまな路面に柔軟に対応できて素晴らしい乗り心地を実現します。

もはやSUVのゴツゴツした乗り心地とは無縁の車となって上質感が向上しました。

しかし普通のサスペンションより構造は複雑で、エアシリンダーとそれに空気を送るためのポンプと配管類、各種センサーが組合わさっているシステムとなっています。

これらが経年劣化によって古くなってくるとさまざまなトラブルが起こります。

起こりやすい点は2つあり、エアシリンダーに使われているゴム部分と、エアポンプの故障です。

エアシリンダーからのエア漏れ

シリンダーの伸び縮みする部分にゴムがあるのですが、経年劣化で硬化することでそこからエア漏れが起こります。

こうなると4つのタイヤのサスペンションのどれかが動かなくて、車がナナメになったままになってしまいます。

修理にはエアシリンダーの交換が必要ですが、1本でも100,000円程度の費用がかかる高額修理となります。

また1本故障するとほかの3本にも同様の故障が起こる可能性が高くなりますので、予防的に4本交換する場合もあるのですが、総額では500,000円近くかかることもあり、維持費的にはなかなか致命的な故障と言えます。

しかしエアサスペンションである以上いつかはこの故障が起こるものであり、現時点でディスカバリー3に乗るのであれば避けられないものといえるでしょう。

サスペンションから異音がしたり、乗り心地が悪くなったりするとこのトラブルの可能性があるので、すぐ修理工場に持ち込むことをおすすめします。

エアポンプの故障

エアポンプはモーターで空気を送るポンプとなっていますが、制御には一部油圧系統も使ってあり、そのどちらか、もしくは両方のトラブルが考えられます。

どちらにしても正常に空気を送ることができなくなるわけで、やはり車の乗り心地がわるくなったり、車が傾いたりすることになるでしょう。

こちらも修理はポンプの交換が必要であり、修理費用は100,000円前後となるでしょう。

またポンプからエアシリンダーに空気を送る配管も途中のゴムホースやホースの接合部などからのエア漏れが起こることがあり、この場合も部品交換が必要となります。

やはり年式が10年越えた車のゴム部品はかなり劣化しており、エアサスのようなデリケートな部分には大きく影響してしまうのです。

補機類のトラブル

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走行距離が増えた車に付き物のトラブルがオルタネータやエアコンコンプレッサーなどの補機類の故障で、やはりディスカバリー3ではいつ起こってもおかしくない時期に来ています。

補機類はエンジンの動力をベルトで伝達して駆動させており、エンジンがかかっていると常に高速回転しています。

その回転部分に使われているベアリングは走行距離が増えてくれば消耗してくるわけで、それが原因で補機から異音や異常振動が起こります。

そうなると交換が必要なのですが、放置していると補機そのものが動かなくなってしまい、特にオルタネータが故障すると発電ができなくなるので車が自走できなくなります。

修理には補機の部品交換が必要となりますが、オルタネータもエアコンコンプレッサーんも部品を海外から取り寄せている関係から部品費が高く、工賃とあわせると100,000円〜200,000円程度は必要となってしまいます。

また故障頻度としては走行距離50,000kmを越えると増えてきますので、長くのり続けているなら何度かおなじ修理をすることになるでしょう。

本革シートのトラブル

ディスカバリー3で起こる意外なトラブルとしては、高級車としてのステータスでもある本革シートのトラブルです。

本革シートは新しいうちはよいのですが、使っているうちに擦れたりひび割れたり、最悪は生地が破れてしまってどんどん劣化していってしまうのです。

ファブリック生地のシートであれば、古くなって汚れることはあるにしてもシート生地自体がボロボロになることはあまりありません。

しかし本革シートの合成皮革は経年劣化がどうしても起こってしまうので、ディスカバリー3のような古い車では起こりやすいトラブルです。

とくに車の使い方次第でシートの状態が変わってくるので、中古車を選ぶ時に見極めるポイントともなります。

そのままでもシートとしての機能には問題はないのですが、やはりディスカバリー3のような高級車では見苦しい面もあります。

本革シートを専門に修理する業者などもありひどい状態であってもかなりよい修理を受けられるのですが、費用はそれなりに高く、一席あたりで50,000円〜100,000円ということです。

ディスカバリー3は7席あるのですべて修理するとなるとかなり高額ですが、基本的には運転席や助手席などの使用頻度の高いところに問題が出ますので、すべて修理する必要はあまりないでしょう。

せっかくの高級車を買ってもシートがぼろぼろでは魅力半減ですので、ディスカバリー3に長く乗るのであれば思いきって修理すると気持ちいいですね。

ディスカバリー3は買っても大丈夫か?

ランドローバーは故障が多いメーカーとはいえ、ディスカバリー3はそこまでひどいことはないようで、なかなか完成度の高いモデルとなっています。

車自体のクオリティも合間って満足度は高いですし、なにより中古車価格も下落して購入しやすくなっています。

しかしやはり10年以上経過した車というのはトラブルがどんどん増えてくるもので、ディスカバリー3もそれは避けられません。

中古車価格が低いのはその影響が大きいので、購入費用はともかくとしても維持費が高額になりがちな車です。

そういうリスクを受け入れられるなら、現在でもディスカバリー3はよい車です。