ポルシェ カイエンはポルシェの高級SUVで、ポルシェの販売台数の中でかなりの割合を占めます。

しかし輸入車は故障が多いとよく言われるのですが、そんな中でカイエンはどのぐらいの故障率なのでしょうか。

今回はポルシェ カイエンの故障率についてご説明しましょう。

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カイエンの故障率

ポルシェ カイエン

カイエンは2002年に初登場した車種で、それまでスポーツカーしか手掛けていなかった同社にとって、乗用車それもSUVであるカイエンは非常にチャレンジングな車種といわれていました。

しかしふたを開けてみるとカイエンは非常に好評で、経営的に厳しかったポルシェを建て直すほどの売り上げを記録しました。

カイエンは車体の基本設計のプラットフォームを親会社のフォルクスワーゲン トゥアレグと共用しており、すべてを1から設計する必要がなかったこともよい方向にいっており、その好評さをうけて2014年にはフルモデルチェンジを実施して現行車で2代目となります。

カイエンは日本市場でも好調で、販売台数の何割もこの車種が占めています。

街中でも見かけることの多いカイエンの故障率はどの程度なのでしょう。

カイエンの故障率は高くない

ポルシェに限らず自動車の故障率というものはメーカーの極秘事項となっており、車種ごとにどれぐらい故障するかは知りようがありません。

しかしメーカーの所有するデータとは別に民間の調査会社が独自に車の故障率を調査しており、そのデータは公開されて参考にすることができます。

米国のJ.D.パワー社は毎年「自動車耐久品質調査」という調査をまとめており、これは各国市場で販売している自動車メーカーの故障率が少ない順にランキングとして発表されているものです。

実際に新車から購入したユーザーに聞き取り調査をしており、購入から3年~5年のあいだに起こったトラブルの件数をカウントしており、実態に則した調査とも言えます。

ポルシェは日本では販売台数が少なくランキングの対象外となっていますので、今回は米国での調査結果を参考にしましょう。

2018年 米国自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 レクサス 99
2 ポルシェ 100
3 ビュイック 116
4 インフィニティ 120
5 キア 122
6 シボレー 124
6 ヒュンダイ 124
8 BMW 127
8 トヨタ 127
10 リンカーン 133
10 日産 133
業界平均 142

参考:J.D. Power 2018 U.S. Vehicle Dependability Study

最新の2018年調査ではポルシェはなんとレクサスについで2位にランキングしており、故障件数の少なさを表すスコアもわずか1ポイント差と、ほぼレクサスと同等の故障率の少なさといえます。

トヨタや日産、ホンダなどの日本メーカーが割と下位に沈むなか、ポルシェの信頼性は年々向上しています。

またこの調査では各車種のセグメントごとに故障件数の少なかった車種を発表しており、2018年は残念ながら受賞を逃しましたが、カイエンは2017年の同調査で3位に入るなど、カイエン自体の故障率も少ないことがわかります。(2018年はリンカーンMKXが予想以上の改善を見せました)

参考:2017 Vehicle Dependability Study

メーカーとしても、またカイエンという車種においても故障率は非常に低いものだということが言え、日本の輸入車の中では随一の信頼性を持つ車といえます。

ポルシェは頑丈

カイエン オフロード

ポルシェはスポーツカーを中心に開発生産してきたメーカーで、それこそカイエンが登場するまでは2ドアスポーツカーのみがラインナップでした。

スポーツカーは車の走行にたいする負荷が高く必然的に車が頑丈になっていきます。

さらにポルシェの本国であるドイツには速度制限のない高速道路アウトバーンがあり、高速で運転性も損なわないための性能が必要とされているのです。

カイエンにもその魂はしっかり受け継がれており、車の作りはしっかりして信頼性も高い車に仕上がっているのです。

しかしドイツと日本では気候が違うため、ゴム部品やシール部品などの高温多湿で経年劣化が起こる部品は少々弱点になります。

その点はさすがに日本車には一歩譲りますが、しっかりした点検とメンテナンスを行えば適切に車は維持できる点です。

そういった劣化が問題となるのは年式で5年~7年、走行距離で50,000km~70,000kmぐらいですので、新車に近い車ではあまり心配することはないでしょう。

中古のカイエンの故障しやすさ

よく輸入車の中古車は故障が多くて買い手がつかないといわれますが、ポルシェに限ってはそういうことはなく、むしろ中古車でも値崩れしないのがポルシェの特徴です。

新車からの値崩れの割合を示すりセールバリューという数値では、国産車で70%~60% 、輸入車では50%ぐらいが一般的で、輸入車は故障が多いという点がネックのひとつになっています。

しかしポルシェは65%程度が標準でカイエンもおおよそそのぐらいに収まっており、日本車と同等の割合となっています。

これはポルシェが中古車で購入しても故障が少ないことが理由のひとつであり、中古でも車の価値が残っているためです。

とはいえ中古で年式が古かったり走行距離が多かったりすればそれ相応のトラブルは出てきますし、前述した経年劣化も起こってきます。

それでも輸入車随一の信頼性の高さは中古でも発揮されますので、状態のよいカイエンの中古車は結構狙い目といえるでしょう。

ただ初代カイエンは2002年登場ですでに15年以上経過した車もありますので、価格の安さにつられて購入するとのちほど維持費のかかる車であるかもしれませんので注意しましょう。

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カイエンオーナーの評判

カイエンの故障についてもっとも情報を持っているのは当然ながら実際に乗っているオーナーさんで、Twitterにはそんな評判がいくつも投稿されています。

今回はその中から3件ご紹介しましょう。

カイエンは心配の少ない車

この方はいくつか輸入車に乗っておられるようですが、輸入車は電気系統やクラッチなど結構心配事を抱えて乗ることになるのに対し、カイエンはオイル交換などの基本的なメンテナンスだけでよいというのが素晴らしい点です。

もちろん古いカイエンについてはそうはいかないでしょうが、輸入車にトラブルは付きものの中にあってカイエンの信頼性の高さは評価も高いのです。

シール系は弱点かも?

この方のカイエンはヘッドランプに水が入るようになってしまったそうですが、ゴムのシーリングからの侵入のようです。

やはりカイエンは日本ではシール関係やゴム関係の部品にトラブルが出ることが多く、それがこういった点に現れてきます。

国産車でも結露したりはありますが、水が入るというのはあまり聞きませんよね。

冷却水漏れもよく起こるトラブル

こちらのカイエンは冷却水漏れのトラブルのようですが、箇所はわかりませんがこれもやはりシールやゴム部品の劣化から起こっているものだと思います。

冷却水やオイルなどの液体系はカイエンの泣き所であり、少しでも漏れが見つかったら早急に修理が必要です。

カイエンの故障事例

カイエンは信頼性は高いといっても日本の環境にいまいちマッチしていない点があり、前述した冷却水漏れなどのトラブルはおこりやすいです。

そんなカイエンの故障事例をいくつかご紹介しましょう。

エンジンからのオイル漏れ

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シール類の弱点が真っ先に現れてくるのはエンジンのオイルシール部分であり、最初はオイルのにじみが発生するものの、そのまま放置しているとオイルパンなどを伝ってくるほどの漏れに拡大します。

ポルシェに限らず輸入車のオイル漏れは結構多く、これは輸入車の設計の考え方が軽度の故障なら部品交換で対処すればよいという設計思想からきています。

オイル漏れがあればガスケットやシールを交換すればよいということで、あまり重大なトラブルと認識されないのです。

そのためポルシェもオイル漏れは結構多く、カイエンに限らずポルシェの多くの車種で見られます。

修理にはガスケットやオイルシールの交換で済みますので部品代としては数万円程度ですが、エンジン下ろしとエンジン分解などが必要になり工賃を加えると100,000円以上かかるケースが多いです。

せっかく分解するので、ほかのガスケットも予防的に交換するのも悪い話ではないでしょう。

カイエンに乗っていれば一度は必ず遭遇するトラブルですので、維持費のひとつと考えて早めに対処するのがよいでしょう。

冷却水漏れのトラブル

もうひとつの多いトラブルの冷却水漏れですが、これは頻度としてはオイル漏れほどではなく、おもにゴム部品の経年劣化で起こる場合が多いです。

冷却水はエンジンのみならず車のあちこちを循環しており、エンジンからラジエーター、各種クーラー類、ヒーター類などいろいろな箇所に水が流れています。

その接続はゴムホースが使われており、またクーラー類のシールにもゴム製のOリングなどが使われていますので、それらが経年劣化をすると硬化したりひび割れたりして冷却水漏れが発生します。

この場合は比較的安価な部品の交換で済みますので、交換費用を含めても100,000円まではいかないでしょう。

しかしラジエーターのコアなどから冷却水が漏れる場合があり、これはコアの溶接部などが劣化して起こるトラブルです。

ラジエータからの冷却水漏れは発生すると急激に進行しますので、もし漏れがひどいと冷却水が減少してエンジン冷却が追い付かなくなります。

そうするとエンジンの焼き付きなどにも繋がる重大なトラブルになりますが、その前に水温系がレッドゾーンにはいりますので検知も可能です。

ラジエーターの故障はラジエーター全体の交換が必要で、費用は200,000以上かかる高額修理となります。

ただラジエーターのトラブルは走行距離100,000kmに近づかないとあまり発生しませんので、中古車で気を付けるべき点です。

カイエンでは冷却水の漏れは大なり小なり起こる可能性がありますので、軽微なうちに対処しましょう。

カルダンシャフトのトラブル

Susumu Nishiokaさん(@bananafish19761030)がシェアした投稿 -

カイエンの走行距離の多い車に起こりやすいトラブルにカルダンシャフトのゴムブッシュの劣化があり、これもゴム部品の経年劣化で起こるトラブルです。

カルダンシャフトとは4WDの車種特有の部品で、4WDのトランスファーからリアディファレンシャルギアまで駆動力を伝えるシャフトです。

一般的にはプロペラシャフトと呼ばれますが、シャフトの途中にカルダンジョイントが使われているものをカルダンシャフトと呼びます。

そしてカルダンシャフトの保持のためと振動吸収用として、シャフトはゴムマウントで車体に固定されています。

ゴムマウントが正常な場合は問題がないのですが、ゴムが劣化して弾力がなくなったり亀裂が入ったりすると、シャフトが異常振動して大きな音をたてます。

走行中にいきなり床下からすごい音が鳴るので反射的に壊れたことがわかって車を止めるので、それ以上別の部位にトラブルが派生することはありませんが、とにかく自走など考えられないのでトラックなどで輸送してもらう必要が出てきます。

修理は基本的にはゴムマウントの交換だけですむ場合が多くその場合は100,000円ぐらいの費用ですみますが、カルダンシャフト自体に問題が及んでしまっていた場合はシャフト交換も併せて行うので200,000円以上の修理費用が必要となります。

ゴム部品の劣化は定期点検の際などに発見されることが多く、ひび割れが見つかった段階でそのゴム部品はもう寿命が来ています。

まだ使えるからといって放置すれば必ずトラブルに繋がりますので、そういう問題が見つかったらすぐに修理するようにしましょう。

カイエンは買っても大丈夫か?

ポルシェは輸入車の中では信頼性はトップクラスであり、故障の少なさで選ぶのであればベストな選択肢といえます。

またカイエンはポルシェのラインナップの中では使い勝手のよい中型SUVですので、実用性の面でもよい車種です。

とはいってもゴム部品の劣化に関しては日本車より弱い部分もありますので、定期的な点検でしっかりそういった部分の問題を見つける信頼できるディーラーや修理工場を見つけておくことです。

中古車でもそういった部分にトラブルを抱えていることがありますので、年式の古いカイエンには注意が必要です。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。