「レクサスのRXを買おうと思ってるんだけど、内装はどんな感じ?」
「レクサスRXの内装を、メーカーサイトに載ってないような細かいところまで見たい!」
車を購入するとき、見た目や走行性能も大事ですが、内装がかっこいいかどうかも気になりますよね。
そこで、レクサス・RXのすみずみまで写した内装写真を紹介します。
ハンドルやメーターまわりはもちろん、乗車口ドアやシートの質感といった細かいところまで、徹底的にお見せします。
なおこのレビューはレクサスのショールーム「レクサスミーツ」にて取材を行い執筆しました。「レクサスミーツ」の詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
レクサス体験型施設/レクサスミーツのレポート!試乗可能車種や予約方法、かかる時間まで解説!レクサスRXの内装:前部座席(運転席/助手席周り)
それではさっそく紹介していきます。グレードはRX450h “F SPORT”(AWD)です。
運転席周り
コックピットの全体の様子です。内装色は”F SPORT”専用ブラック、オーナメントパネルは”F SPORT”専用本アルミ(ミディアムシルバー)。
全体的にはブラックを基調としながら、センターコンソール(運転席と助手席を隔てる部分)やドアトリムにミディアムシルバーの本アルミがつかわれています。
まずは運転席から見ていきましょう。
運転席から見えるコックピットの全体です。エアコン吹き出し口の間に、アナログ時計がついています。
ハンドルは、”F SPORT”専用ディンブル本革ステアリング(パドルシフト付き)です。「10時10分の位置」を持ったときに親指に当たる部分が少し出っ張っていて、にぎりやすく作られています。
ハンドル右側の、ステアリングスイッチです。
マルチインフォメーションディスプレイの表示内容や、レーンディパーチャーアラート(ウィンカーを出さずに車線をはみ出してしまいそうなときに鳴る警告)のON・OFFをこれで切り替えます。
レーダークルーズコントロール(先行車と適切な車間距離をたもってくれる機能)の希望車間距離の設定も、このスイッチで切り替えます。
CANCEL・RES・HOLD・SETと書いてあるのが、レーダークルーズコントロールのON・OFFスイッチです。右側のステアリングスイッチのすぐ下についています。
ハンドル左側の、ステアリングスイッチです。オーディオの音量変更や、ハンズフリーで電話をかけたり受けたりするのに、この左側のスイッチを使います。
ハンドルの左奥に、イグニッションスイッチ(スタートボタン)。
ウィンカーレバーです。ウィンカー点滅のほか、フォグライトの点灯・ヘッドライトの点灯・ハイビーム・ロービームの切り替えを行います。
オートモードにすると、対向車のヘッドライトを検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
手前の+と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
ワイパーのコントロールスイッチです。ウィンドーウォッシャー液による窓清掃も、このレバーで行います。
手前の-と書いてあるものは、マニュアルモード時に使用する、ギアチェンジ用のパドルです。
RXのメーターです。スピードはまんなかの数字で表示され、まわりにハイブリッドシステムインジケーターがついています。
ハイブリッドシステムインジケーターとは、ハイブリッドシステムの出力や、エネルギーの回収状況を表示するメーターです。
左側はマルチインフォメーションディスプレイ、右側は水温計とガソリンメーターです。
すっきりしていて見やすい表示になっています。
標準装備のカーナビです。12.3インチのワイドディスプレイで、ダッシュボードのやや奥に設置されています。
理由は、ふつうのカーナビのように指で直接さわって操作するのではなく、専用のスイッチをつかって操作するように作られているからです。
新車もしくは認定中古車で購入した場合はG-Linkというサービスも利用でき、エンジンをかけてボタンを押すだけで、最新の地図に更新できます。
G-Linkは新車なら登録から3年間、認定中古車なら購入から2年間無料で利用できます。
なお認定中古車については以下の記事で詳細を解説しているので、ご存知ない方はこちらもあわせてご参照ください。
実は違いが大きい?レクサスの認定中古車の5つのメリットと1つのデメリット!センターコンソールやスイッチ関連
カーナビの下の、エアコン吹き出し口(運転席側)です。ナノイーが出ます。
カーナビの下の、エアコン吹き出し口(助手席側)です。花粉除去機能もついています。
エアコン吹き出し口の間の、アナログ時計です。レクサスのロゴが入っています。
アナログ時計の下の、エアコン操作パネルです。
設定温度の変更や、フロントガラス・リヤガラスのくもり止めのON・OFFを切り替えたり、内気循環モードと外気導入モードの切り替えも行います。
設定温度は、運転席側と助手席側で別々に設定可能です。
エアコン操作パネルの下には、「シートヒーターのON・OFFスイッチ」・「パーキングブレーキスイッチ」・「ブレーキホールドスイッチ」がついています。
ブレーキホールドスイッチを押すと、停車中にブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ状態が維持されます。
シフトレバーです。しっかりにぎりこめる形をしていて操作しやすく、デザインもレザーのカバーがかかっているところがかっこいいです。
シフトレバーの左横には、ドリンクホルダー。
シフトレバーの手前には、カーナビの操作スイッチがあります。
下の大きな四角い部分をスライドさせて画面上のカーソルを動かすんですが、プッシュすることで決定ボタンの役割も兼ねています。
実際に操作してみると、「決定を押したつもりがスライドしてしまってカーソルがズレる」ということが何回かあり、操作感はイマイチでした。
カーナビ操作スイッチの左横の、「ドライブモード切り替えスイッチ」・「EVドライブモードスイッチ」・「VSCオフスイッチ」です。
ドライブモード切り替えスイッチを回せば、ノーマルモード・エコモード・スポーツモード・スポーツ+モードのなかから自分の好きなモードに切り替えられます。
EVドライブモードスイッチを押せば、エンジンを停止させて電気モーターのみで走行することが可能です。
VSCとは、車両の挙動を安定させるシステムのことで、オンにしているとカーブを曲がるときや右左折時にスムーズなステアリング操作をアシストしてくれます。
3つのスイッチから手前に下がると、ヒジ掛けがあります。RXの乗り心地の良さを大きく上げ、長時間の運転でもつかれにくくしている、重要装備です。
なお乗り心地については、以下の記事で実際に試乗した感想をまとめているので、詳しく知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスRXの試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!運転席窓側の、エアコン吹き出し口です。
エアコン吹き出し口の左横には、「オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチ」・「インストルメントパネル照度スイッチ」があります。
オドメーター/トリップメーター表示切り替えスイッチとは、マルチインフォメーションディスプレイの表示内容を切り替えるスイッチで、「外気温」や「平均燃費」、「瞬間燃費」といったさまざまな内容に変更できます。
インストルメントパネル照度スイッチとは、メーター照明の明るさを調節するスイッチです。
2つのスイッチから下がると、左上から順番に、
- オートマチックハイビームスイッチ
- パワーバックドアスイッチ(バックドアの自動開閉スイッチ)
- ヘッドアップディスプレイスイッチ
- ステアリングヒータースイッチ
- パノラミックビューモニターメインスイッチ
- 車両接近通報一時停止スイッチ
になっています。
オートマチックハイビームスイッチとは、対向車のライトを検知してハイビーム・ロービームを自動的に切り替えるスイッチで、先ほどのウィンカーレバーでオートモード(もしくはハイビーム)にした状態でオンにすれば機能します。
ヘッドアップディスプレイとは、フロントガラスに映像を投影することで、現在のスピードを表示したり、カーナビと連携して進行方向を表示したりする機能のことです。
ステアリングヒーターとは、ハンドルを温める暖房機能です。冬場の寒い時期に重宝します。
パノラミックビューモニターメインスイッチとは、「車のフロント・サイド・後方に取り付けられたカメラの映像を合成し、車を見下ろす視点の映像をディスプレイに表示して、駐車の補助をしてくれる機能」のON・OFFを切り替えるスイッチです。
車両接近通報一時停止スイッチとは、「エンジンが停止した状態で静かに走行している際に、音を発生させて周囲に車がいることを知らせるシステム」を、オフにするスイッチです。
さらに下に下がると、ボンネットのロック解除スイッチ。
ブレーキペダルとアクセルペダルです。
フロアマットにF SPORTのロゴがあります。
乗車口ステップには、レクサスのロゴ。
もしレクサスRXを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!前部座席のドア周り
運転席のドアトリムです。
運転席ドアトリムのアップ。
さらにアップ。銀色の部分が”F SPORT”専用本アルミです。黒い部分はシボ加工(しわのように見える加工)されたレザーがつかわれています。
銀色の部分と黒い部分の色が、実によく合っています。
運転席のインナーハンドルです。
横の1・2・3 SETと書いてあるのは「マイコンプリセットドライビングポジションシステムスイッチ」で、事前に運転席の位置・ハンドルの位置・ドアミラーの角度を登録しておくと、このスイッチを押すだけで同じ位置に自動調節してくれます。
運転席ドアの、ドアロックスイッチとパワーウィンドウスイッチです。
運転席ドアのスピーカー。
助手席のドアトリムです。
助手席ドアの、インナーハンドルです。
助手席ドアの、パワーウィンドウスイッチ。ドアポケットがついています。
助手席ドアの、もうひとつのドアポケットです。パワーウィンドウスイッチの手前にあります。
助手席ドアのスピーカー。
シートの質感とその他の内装
助手席ドア側から見たコックピット全体です。
写真の内装色は”F SPORT”専用ブラックですが、RXにはこのほかに、
- 「ノーブルブラウン」
- 「リッチクリーム」
- 「ブラック」
- 「アイボリー」
- 「トパーズブラウン」
- 「”F SPORT”専用ダークローズ」
- 「”F SPORT”専用ホワイト」
があり、えらんだ内装色によって、シート・センターコンソールのサイド部分・ヒジ掛け・ドアトリムの一部の色が変わります。
助手席から見たダッシュボードです。
ダッシュボードのアップ。レザー部分はシボ加工されています。
運転席ドア側から見た、前部座席の様子です。ほかの内装色を選ぶと、シートの色が変わります。
写真のシート表皮は”F SPORT”専用本革になっていますが、グレードによっては「セミアニリン本革」や「本革」、もしくは「ファブリック」になります。
RXの本革と名のつくシート表皮は、どれも一部に合成皮革を使用したものです。
助手席ドア側から見た、前部座席の様子です。
助手席シートのアップ。表面はパーフォレーションレザー(穴あけ加工されたレザー)になっています。
すわり心地は特別良いわけではありませんが、RXは車内空間が広いので、座席も快適に感じます。
前部座席のヘッドレスト。
前部座席の室内灯です。左から、
- 「リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチ」
- 「侵入・傾斜センサーオフスイッチ」
- 「ヘルプネットスイッチパネル」
- 「室内灯点灯スイッチ(ドアオープン時)」
- 「リヤムーンルーフ開閉スイッチ」
がついています。
リヤムーンルーフチルトアップ・ダウンスイッチとは、リヤムーンルーフを上下に動かすスイッチです。上方向を押すと数センチ開き、下方向を押せば閉まります。
侵入・傾斜センサーとは、車上荒らしが侵入した際に超音波で検知して、アラームを鳴らす機能です。傾斜センサーがついていることで、車の傾きの変化も検知して、けん引車で盗難されそうになってもアラームを鳴らします。
ヘルプネットスイッチパネルとは、事故や急病といった緊急時に押すと、ヘルプネットセンターに電話がつながり、警察や消防に通報してもらえるスイッチです。
リヤムーンルーフ開閉スイッチとは、リヤムーンルーフを後方に動かして開けるスイッチです。実際に操作すると、下の動画のようになります。
上方向に押すと自動で開き、下方向に押すと自動で閉じます。
助手席のサンバイザー(日よけ)です。ミラーのふたを開けると、このようにライトが点灯します。
運転席側のサンバイザーです。
運転席側も、ミラーのふたを開けるとライトが点灯します。
もしレクサスRXを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!レクサスRXの内装:後部座席(2列目)
後部座席に行ってみましょう。こちらは後部座席のドアトリムです。
後部座席ドアの、インナーハンドルです。
後部座席ドアにもドアポケットがついています。
後部座席ドアの、パワーウィンドウスイッチ。
後部座席ドアのスピーカーです。
後部座席ドアにはドアトリムの横に、もうひとつスピーカーがついています。
後部ドア側から見た、後部座席の全体です。
運転席と助手席の間に、後部座席用のエアコン吹き出し口がついています。これがあることで、定員いっぱいの乗客がいる場合でも、暑さ寒さの問題が起こりにくいです。
後部座席用エアコン吹き出し口の下には、100WのAC100Vコンセントがついていて、スマホや携帯ゲーム機の充電程度であればできます。
後部座席天井の、室内灯です。
「右側のみ点灯」・「左側のみ点灯」・「両方点灯」・「消灯」の4パターン使えます。
レクサスRXの荷室(トランク/ラゲッジ)
最後は荷室を見てみましょう。RXはハッチバック式なので、バックドアがこのように開きます。
バックドアは手動で開けるのではなく、レクサスのエンブレムに手をかざすか、運転席にあるパワーバックドアスイッチを押すことで自動的に開くんです。
閉めるときはバックドアの下端についているパワーバックドアスイッチを押すことで、自動的に閉じます。
RXは荷室と車内がつながっていて、後部座席を倒せば後部座席部分も荷室として使えます。
荷室内は左側、右側ともにライトつきです。
荷室内右側のライトの下にはスイッチがついていて、これを操作すれば後部座席の背もたれが自動的に前に倒れて、荷室を広く使えます。
なおレクサスRXについては以下の記事でも批評しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
レクサスRXの辛口レビュー/評価!欠点・短所と魅力・長所をすべて暴露!レクサスRXの内装/インテリアの総評
RXの内装全体を見た総評としては、スポーティさを感じさせながらもゴツゴツしすぎておらず、乗っていてつかれない内装です。
本アルミをつかった銀色の部分がまわりの黒ときれいに合っていて、高級感を感じられます。
天井が高いので運転席・助手席・後部座席ともにものすごく広く感じられ、運転者にも乗客にも優しい、快適な車内空間になっています。
この記事を読んだことで、RXを購入するかどうかの判断材料のひとつになれれば幸いです。
ほかのレクサスの内装については、以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
【画像/写真】レクサスISの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!【画像/写真】レクサスLXの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!