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プリウス50系「前期」VS「後期」買うならどっち?違いは5つあり!

トヨタ プリウスは燃費性能の高いハイブリッドカーですが、現行モデルには前期型と後期型があります。

今回はそんなプリウスの前期型と後期型の違いをご紹介しましょう。

50プリウスの前期と後期

トヨタ プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーとして登場した車種で、フルモデルチェンジを重ねて現行モデルが4代目となります。

4代目のプリウスはモデルナンバーで「50プリウス」と呼ばれており、2015年に3代目プリウスよりフルモデルチェンジしました。

プリウスの最大の特徴は燃費性能にあり、従来のガソリンエンジンと一緒に電動モーターを搭載して、その併用で燃料消費量を大幅に削減できています。

また車の形状は使い勝手の良いハッチバックタイプのファストバックセダンで、乗用車としてかなり人気の高い車種がプリウスです。

そんなプリウスはモデル期間中にマイナーチェンジの多いモデルで、常にトヨタの最新装備が盛り込まれている車種でもあります。

MEMO

しかしその中でもビッグマイナーチェンジという非常に大きなモデルチェンジがあり、50プリウスでは2018年12月17日にマイナーチェンジが実施されました。

このビッグマイナーチェンジの前後で50プリウスは前期、後期という分け方がされており、同じ50プリウスというモデルの中で大きな変更が入っています。

そんな50プリウスの前期から後期で変更された点について、それぞれ細かく見ていきましょう。なおプリウスはこれまでおおよそ6年程度でフルモデルチェンジを行っているので、おおよそその半分ぐらいの期間でビッグマイナーチェンジを行った感じになっています。

前期と後期の外装(エクステリア)の違い

まずプリウスの前期型から後期型で大きく変更されたのがエクステリアデザインです。

フロント周り

プリウス フロント参考:toyota.jp

50プリウスが前期から後期で変更された点で目玉となっているのがフロント周りのデザイン変更で、前期で賛否両論のあった箇所の手当をしてきた感じです。

後期でまず変更された点はヘッドライト形状にあり、前期型でブーメラン式の形状だったところを切れ長の形状に変更されています。

50プリウスはフルモデルチェンジで3代目から大きくデザインが変更されシャープで押し出し感の強いフロントマスクになったのですが、それがプリウスのエコなイメージと多少ずれがあったために賛否両論があがりました。

そこで後期型ではヘッドランプのデザインを多少おとなしめなデザインに変更することで、プリウスのイメージを変えるマイナーチェンジとなっています。

またそれと合わせてフロントバンパー周りも変更があり、まずフロントのバンパーグリル形状が多少変更されています。

加えてバンパーに設置されているフォグランプ形状が大きく変更され、前期型が三角形の大きめのフォグランプだったのに対して後期型では丸型の小さめのフォグランプになっています。

前期型はヘッドランプがブーメラン式でフォグランプとデザイン的につながっていたのですが、後期型でヘッドランプ形状が変わったことでフォグランプもおとなしめのデザインに変わっています。

ほかに細かい点としてウインカーが前期が電球式だったのに対して後期型ではLED式になっています。

サイド周り

プリウスのエクステリアデザインでは、サイド周りについては特に変更がなくパネルラインなども同一です。

リア周り

リア周りのデザインについてはフロント同様大幅な変更がなされており、かなり大きく印象が変わっています。

ポイント

リア周りで大きく変わったのはテールランプ形状で、これも前期型のデザインで賛否両論のあった箇所です。

前期型のテールランプは上下に縦長の形状でしたが、後期型では上下の長さが短くなるとともに左右に三角形に伸びるような形状となりました。

これにより前期型で批評のあった強いデザインが薄まり、多少スポーティな安定感のあるデザインになっています。

なおテールランプに一体化されているウインカーについてはフロントとは違って前期型も後期型も電球式で、LED化はされていません。

ほかにデザイン的に細かい変更が入ったのはナンバープレート周りで、前期型ではナンバープレートに向かってすぼむようなデザインだったのに対し、後期型では斜め下に広がるようなデザインになりました。

またデザインはそのままですがリアウインドウが黒い色が薄くなったプライバシーガラスとなり、「ソフトプライバシーガラス」視認性が向上するとともにセンサーなどの関係でも変更されています。

そのためプリウスをリアから見るとウインドウ部分が明るめとなり、黒で強めの印象だった前期型より変わっています。

ボディカラー

ボディカラーは前期型から後期型で変化があり、その後のマイナーチェンジでも廃止や追加が出てきています。

前期型後期型
4代目プリウス・エモーショナルレッド
・スティールブロンドメタリック
・サーモテクトライトグリーン
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ダークブルーマイカメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・スーパーホワイトⅡ
・グレーメタリック
・シルバーメタリック
・エモーショナルレッドⅡ
・スティールブロンドメタリック
・サーモテクトライトグリーン
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ブルーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・スーパーホワイトⅡ
・グレーメタリック
・シルバーメタリック
→2020MC:ホワイトパールクリスタルシャイン、サーモテクトライトグリーン廃止、プラチナホワイトパールマイカ追加
→2021MC:スティールブロンドメタリック廃止、ブラッキッシュアゲハガラスフレーク追加

前期型のプリウスでは全部で9色のボディカラーが設定されており、50プリウスからの新色も多数設定されています。

これに対し後期型のビッグマイナーチェンジで2色変更があり、エモーショナルレッドがエモーショナルレッドⅡに、ダークブルーマイカメタリックがブルーメタリックにそれぞれ変更されました。

特にブルーメタリックは前期型より明るい配色となったことで後期型プリウスのイメージカラーになっています。

更に後期型プリウスでは何度かマイナーチェンジが加えられていますが、まず2020年のマイナーチェンジでホワイトパールクリスタルシャイン、サーモテクトライトグリーンが廃止され、その代わりに新色のプラチナホワイトパールマイカが追加されて全8色となりました。

その後に2021年のマイナーチェンジでスティールブロンドメタリックが廃止となり、その代わりとしてブラッキッシュアゲハガラスフレークという光沢のあるブラック系のカラーが設定されています。

前期と後期の内装(インテリア)の違い

50プリウスの前期と後期では車の車内のインテリアにも変更があり、主に次のような点があります。

運転席周り

プリウス インテリア参考:toyota.jp

後期型になったことによるインテリアの変化が大きいのは運転席周りで、デザインや機能性の面で変化があります。

まず運転席周りのデザインについては色の変化が主であり、前期型ではハンドルの前面にあったホワイトの加飾パネルが、後期型ではブラックに変更されています。

ポイント

それに伴って運転席の横にあるセンターのインストルメンタルパネルやフロントコンソールトレイ、シフトレバーなども、前期型ではホワイトの加飾だった部分がブラック加飾となり、より引き締まった運転席デザインに印象が変化しています。

またコンソールトレイ自体も内部の形状が多少変更されており、大きなところではドリンクホルダー形状が変わっています。

もう一つ運転席周りで大きな変化があった点はバックミラーの上に位置するオーバーヘッドコンソールで、ここに前期型ではオプション装備であったDCM(Data Communication Module)専用通信機が標準装備となりました。

そのためオーバーヘッドコンソール周りは全車でスイッチ類の多い機能的なものとなり、車と車外をいつでも通信でつなげるようになっています。

それに伴いトヨタの通信サービスであるT-Connectも期間限定ながら無料で搭載され、車と周囲のセキュリティ、ナビの更新、緊急時のオペレーターとの接続などがプリウス全車で扱えるようになりました。

後期型プリウスのキャッチコピーのひとつに「コネクテッドカー」というものがあるのですが、これはまさにDCMの標準装備化によるものといえます。

シート周り

もう一つインテリア周りのデザインで変更のあったのはシートで、シートの表面生地のデザインが変わっています。

プリウスのシート生地は主に左右とセンターでデザインの違う生地があしらわれていますが、前期型ではそのセンター部分が光沢のある縦縞であったのに対し、後期型では大小のドットを散りばめたようなデザインに変更されています。

シート自体の形状や座り心地などには変化がないため、一見するとあまり気づきにくい変化点でしょう。

前期と後期の走行性能(走破性・安全性)の違い

次にプリウスの前期と後期で車の走行性能の面で変化があったかどうかを見ていきましょう。

後期型プリウスの走行性能、加速性能

前期型プリウスではそれまでのプリウスをよりしのぐ高い燃費性能が目玉の一つであり、搭載されるエンジンやハイブリッド車のモーター性能に注目が集まりました。

今回は前期型と後期型の比較ということで、車の走行性能を左右するエンジンとモーターのスペック、車両重量などを比べてみましょう。

スペック前期型後期型
エンジン2ZR-FXE型:1,797cc 直列4気筒DOHC2ZR-FXE型:1,797cc 直列4気筒DOHC
モーターフロント:1NM型:交流同期電動機 リヤ:1MM型(4WDのみ)交流同期電動機フロント:1NM型:交流同期電動機 リヤ:1MM型(4WDのみ)交流同期電動機
最高出力エンジン:72kW (98PS)/5,200rpm フロントモーター:53kW (72PS) リヤモーター(4WDのみ):5.3kW (7.2PS) システム最高出力:90kW (122PS)エンジン:72kW (98PS)/5,200rpm フロントモーター:53kW (72PS) リヤモーター(4WDのみ):5.3kW (7.2PS) システム最高出力:90kW (122PS)
最大トルクエンジン:142N・m (14.5kgf・m)/3,600rpm フロントモーター:163N・m(16.6kgf・m) リヤモーター(4WDのみ):55N・m(5.6kgf・m)エンジン:142N・m (14.5kgf・m)/3,600rpm フロントモーター:163N・m(16.6kgf・m) リヤモーター(4WDのみ):55N・m(5.6kgf・m)
車両重量[A、Sグレード]2WD:1,360kg〜1,390kg 4WD(E-FOUR):1,430kg〜1,460kg [Eグレード]2WD:1,310kg[A、Sグレード]2WD:1,360kg〜1,390kg 4WD(E-FOUR):1,440kg〜1,460kg [Eグレード]2WD:1,320kg

上記でまとめたようにプリウスが前期型から後期型になっても、搭載されているエンジン及びハイブリッドシステムのモーターなどはほぼ同一のものが使われており、細かい変更以外は同一コンポーネントとなります。

そのためエンジンの出力やトルク、モーター出力、トルクなどは後期型でも変化はなく、また専用の後輪用モーターを搭載する4WD(E-FOUR)仕様でもスペックの変化はありません。

しかし車両重量だけは前期型から後期型で一部の仕様で変動があり、4WD仕様の一部と最廉価グレードであるEグレードでそれぞれ10kgの重量増加が起こっています。

この重量変化は標準装備化されたものや仕様変更などによるものですが、重量変化のないグレードについては基本的な走行性能や車の加速には変化はないでしょう。

また重量変化があったグレードについても、10kg程度の変化であれば体感的な走行性能や加速の変化はほとんどありませんので、ほぼ変化なしと言って良いでしょう。

走破性(悪路、雪道走行性など)

後期型プリウスの悪路や雪道での走破性についても、車自体の基本的なスペックがほぼ変化していないので前期型と同等といってよいでしょう。

もちろん悪路走破性は4WDであるE-FOUR仕様のほうが高く、後期型で増加した重量分の変化はないとは言えませんがほとんど影響はないでしょう。

車の安全性

後期型プリウスにおいてクルマの性能面で大きな変化があったのが安全性の部分で、主に2つのシステムによるものです。

まず後期型プリウスではトヨタが他の車種にも展開している安全装備である「予防安全パッケージToyota Safety Sense」が全車標準装備となり、より安全性を高める変更がされています。

Toyota Safety Senseには次のような安全、運転支援装備がセットになっており、前期型では一部のグレードにのみ標準装備であったものが全車に展開されることでプリウスはより安全で、より運転しやすい快適な車に仕上がっています。

これによりそれまで装備なかったグレードにも各種センサーやカメラシステムなどが追加されています。

Toyota Safety Sense・プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付 衝突回避支援タイプ/レーザーレーダー+単眼カメラ方式)
・レーントレーシングアシスト
・オートマチックハイビーム
・レーダークルーズコントロール
・ロードサインアシスト
・先行車発進告知機能

また後期型プリウスでは「リヤクロストラフィックアラート」をオプション設定できるようになっており、これを装着することで車の後方の安全性を高めることができます。

リアクロストラフィックアラートは車を駐車場からバックで発進させる際に、左右後方からくる別の車を検知してドライバーに知らせてくれます。視界の効きにくいバックでの発進がより安全になる装備です。

前期と後期の燃費の違い

プリウスはその最大のメリットとして他の車種を大きく超える燃費性能を持っているのですが、前期型から後期型で燃費に変化があったかどうかをカタログスペックと実燃費で見ていきましょう。

スペック前期型後期型
JC08モード燃費[A、Sグレード]2WD:37.2km/L 4WD(E-FOUR):34.0km/L [Eグレード]2WD:40.8km/L[A、Sグレード]2WD:37.2km/L 4WD(E-FOUR):34.0km/L [Eグレード]2WD:39.0km/L ※車両重量増加の影響 前期型:1,310kg→後期型:1,320kg
WLTC基本モード燃費[A、Sグレード]2WD:30.8km/L 4WD(E-FOUR):28.3km/L [A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:27.2km/L 4WD(E-FOUR):25.4km/L [Eグレード]2WD:32.1km/L
WLTC市街地モード燃費[A、Sグレード]2WD:28.2km/L 4WD(E-FOUR):25.6km/L [A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:25.5km/L 4WD(E-FOUR):23.2km/L [Eグレード]2WD:29.9km/L
WLTC郊外モード燃費[A、Sグレード]2WD:33.2km/L 4WD(E-FOUR):29.5km/L [A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:28.9km/L 4WD(E-FOUR):27.1km/L [Eグレード]2WD:35.2km/L
WLTC高速道路モード燃費[A、Sグレード]2WD:30.4km/L 4WD(E-FOUR):28.8km/L [A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:26.9km/L 4WD(E-FOUR):25.4km/L [Eグレード]2WD:31.2km/L
実燃費24.30km/L24.94 km/L

前期型から後期型で燃費の要となるエンジンやモーターなどのハイブリッドシステムには変更ががなく、JC08モードのカタログ燃費では後期型になってもAグレード、Sグレードでは変化はありません。

しかし最廉価モデルであるEグレードでは前期型が40.8km/Lと40km/Lの大台を超えていたのに対し、後期型では39.0km/Lと僅かに燃費が悪化しています。

これは前述でも触れた後期型での重量増加の影響であり、50プリウスの現行モデルは39.0km/Lが最高燃費性能となっています。

また現在日本では燃費性能の表記について変化が起こっており、従来の「JC08モード」から「WLTCモード」への切り替えが2017年以降の車種から順々に行われています。

ポイント

WLTCモードはより実際の走行時の燃費に近いカタログ燃費とする表記法であり燃費の計測方法なども変化するため、後期型プリウスに切り替わった直後ではまだJC08モード表記でしたが、現在の最新カタログではWLTCモードのみの表記となっています。

WLTCモードでは車の4つの走行モードでのカタログ燃費となっていますが、いずれもJC08モードよりも数値は下がっており後期型プリウスでは郊外モードの35.2km/Lが最高燃費性能になっています。

なおプリウスの実際の燃費については車のスペックが変化していないことから大きな変動はなく、実燃費はおおよそ24km/L〜25km/Lとなっています。

前期と後期の乗り心地の違い

次にプリウスの前期と後期で乗り心地の面で違いがないかをみていきますが、基本的には後期型で変化はありません。

乗り心地には運転しやすさ、静粛性、操縦安定性などいろいろな項目がありますが、後期型での変化は車のデザイン面がメインであり乗り心地に変化を与えるような変更はほとんど加わっていません。

部品単位での細かい変更はあるかもしれませんが、実際の乗り心地に大きく影響する部分はありません。

前期と後期の広さ・居住性の違い

次に後期型になったことでに車内の広さや居住性の違いを見ていきますが、この項目についても大きな変化はありません。

プリウスの後期型でのマイナーチェンジでは車の車内スペースについては変更がなく、前述でご説明したデザイン変更やシート生地の変更のみです。

そのため車の車内の広さや乗車定員数、前席と後席の間の足元空間などは変化がなく、車の使い勝手は同一です。

またプリウスでは一定数車内で車中泊を行うユーザーさんもいらっしゃいますが、車中泊での使い勝手もスペース的な面で変化はないでしょう。

リアウインドウのプライバシーガラスの色が薄くなった関係で多少車内への光が明るくはなっていますが、実用的な面では問題ないでしょう。

前期と後期の実用性の違い

前期型から後期型の変化で車の実用性の部分も大きな変化はなく、荷室スペースのサイズや使い勝手は同一となります。

また車の実用性を左右する車への乗降性や車内でのシートアレンジ機能の構造についても変化はなく、これまでどおり様々な世代に受け入れられる車となっています。

しかし後期型になったことでいくつか機能面での変化はあり、まず後期型プリウスでは上級グレードのシートにベンチレーション機能が設定されました。

ベンチレーション機能はシートに空気を通して涼しくしてくれる装備で、プリウスでは運転席と助手席に装備できます。

このベンチレーション機能は上級グレードなら標準装備なので高級車向けの装備がそのまま装着されるのはうれしいですね。

またカーナビ周りの変更としては前期モデルの2017年マイナーチェンジから11.6インチの大型カーナビが設定できるようになりましたが、後期型になって後の2021年のマイナーチェンジで最新のカーナビシステムであるディスプレイオーディオシステムが全車標準装備になっています。

加えて車の車内で100Vコンセントを使えるようになるアクセサリーコンセントも全車標準装備となっており、インテリアの機能性は後期型になって高まっていると言えるでしょう。

前期と後期の故障・メンテナンスの違い

メンテナンス

50プリウスの前期と後期で車の信頼性の面が気になる点ですが、後期型になっても信頼性の部分は特に変動はありません。

後期型プリウスでは信頼性の肝となるエンジンやハイブリッドシステムに変化がなく、車両の各種コンポーネントも基本は前期型踏襲なので、トヨタが得意とする信頼性設計は前期型の経験が入ってより高まってると言えるでしょう。

前期と後期の価格・値段の違い

前期型と後期型のプリウスでは価格も多少変化があり、中古車価格も前期と後期の切り替わりで変わってきます。そんな前期と後期の新車価格と中古車価格をまとめました。

プリウス新車価格中古車本体価格相場
50プリウス前期型 モデル期間:2015年12月~2018年12月2,600,000円〜4,040,000円カーセンサー750,000円〜2,979,000円
goo-net699,000円〜3,000,000円
50プリウス後期型 モデル期間:2018年12月〜現行2,597,000円〜3,640,000円カーセンサー1,190,000円〜3,780,000
goo-net1,190,000円〜4,000,000円

先ず新車価格についてですが、プリウスの前期型と後期型の最廉価モデルで比較するとほとんど変わりなく、エンジンやハイブリッドシステムなどのコストのかかるコンポーネントが前期型流用であるために変動がないのです。

一方で上級グレードの最高価格については前期型が高くなっていますが、これは特別仕様車という価格の高めなグレードがあったためです。通常仕様の上級グレードで比べると後期型でも大きな変化はありません。

中古車価格としては前期型と後期型で年式の差による価格差は当然あり、前期型は最低価格で500,000円程度、最高額で1,000,000円程度は後期型より高くなっています。

この結果は大手中古車サイトであるカーセンサーもgoo-netでもほぼ同様な結果なので、おおよそこのぐらいが相場となっていると言えるでしょう。

前期と後期の維持費・税金の違い

プリウスの前期型と後期型でもう一つ費用面で気になるのが維持費や税金額についてですが、これについては後期型になっても変動はありません。

維持費や税金額の計算のもととなるのは車のエンジン排気量や車の全長、全幅、全高などのサイズ、車の重量などが関係するのですが、前期と後期でこのあたりのスペックはほとんど変わっていないので変動がありません。

一応後期型の一部グレードで車両重量が10kg重たくなっている車はありますが、税金額が変動するほどではありません。

前期と後期の口コミ・評判の違い

50プリウスの評判はtwitterにもさまざまな評判があり、そのなかから前期と後期で3つずつご紹介します。

前期型プリウスの評判

こちらの方はプリウスの前期と後期でデザインが変化した点について触れられており、フロント周りのデザインは後期型を好まれています。

しかしリア周りについては前期のほうが良いとおっしゃっているのでデザインの好みは千差万別ですね。

こちらの方は前期型が1番好きとおっしゃっておられるほどで、どうやらほかのツイートを見ても前期型の燃費についてかなり良い評価をされていますね。

燃費性能はカタログ燃費ではほとんど変化はないのですが、重量の軽いモデルのある前期型のほうが燃費性能は多少有利です。

こちらの方は前期型プリウスのデザインを非常に好まれており、特にリア周りのデザインが官能的とまでおっしゃっています。

プリウスの前期と後期のデザインの変化はかなり大きくイメージが変わっているので、年式が前と言ってもデザインで選択するのもありですね。

後期型プリウスの評価

こちらの方は後期型プリウスのシートなどに評価されていらっしゃって、特にシートの刺繍を好まれています。

シートの表皮は前期と後期で多少の変化はありますが、その中で細かい点でも好みが分かれる点がありますね。

こちらの方は前期と後期どちらを選ぶかというと完全に後期型を推しておられ、特に安全装備の充実さが後期型の大きなメリットでしょう。

前期型でも装着自体は出来るものの後期型の標準装備という点が安全性確保の中でかなりよく、特に高齢者の方は後期型のほうが安心でしょう。

こちらの方は50プリウスの後期型の操縦安定性を高く評価されており、30プリウスとの比較では圧倒的に良いようですね。最新型ということもあり50プリウスの後期型の完成度が高いのは確かです。

前期と後期は買うならどっち?

ここまで50プリウスの前期型と後期型の違いについてご説明してきましたが、ズバリ現在買うとしたら後期型のプリウスのほうがメリットは大きいでしょう。

その理由としては後期型になって標準装備化された安全装備やDCM通信機などの装備の充実さにあり、プリウスという車の完成度をより高めているビッグマイナーチェンジでした。

後期型プリウスが掲げる「コネクテッドカー」という言葉通り車と外部がさまざまな方法でつながっており、通信機能によるナビの強化やレーダーやセンサーによる危険の検知、運転補助などの機能を完全に使えるのが後期型です。

ポイント

燃費性能はわずかに下がるグレードはあるものの上級グレードでは変化がなく、価格帯もほとんど変動がないので後期型の完成度が優れているのは間違いありません。

一方で前期型と後期型の差はフロントとリアのデザインが大きな違いであり、前期型の押し出し感の強いデザインが好みという方はあえて前期型を選ぶのも悪くないでしょう。

後期型で標準装備化された装備は前期型でも装着されているグレードはあり、中古車として選択するのであれば価格も安価で手に入れやすいモデルです。

またボディカラーでは前期型と後期型で結構明るい色の違いがあり、前期型と後期型で好きなカラーがあるのであればそちらを優先しても車の仕様は探せるでしょう。