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アイシスはかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

トヨタ アイシスはトヨタの中型ミニバンで低いフォルムを持つ便利な車です。

今回はそんなアイシスのデザインや人気についてご説明していきましょう。

アイシスのデザイン

 

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アイシスは2004年に発売されたミニバンで、2017年まで販売が継続されていた長寿車でもあります。

MEMO

アイシスはミニバン系車種の1つで、低めでハッチバックタイプの中型車の車体に7人乗りまで可能な3列シートを備えています。

アイシスが発売された当時は現在とは車のトレンドが大きく違っており、現在とは違う車種が主流でした。

現在はミニバンといえば車高の高い車種がメインですが当時は軽量で扱いやすい車高の低いミニバンもまだまだ多く、アイシスはトヨタ ガイアやエスティマなどの流れを組む車種です。

しかし大型ミニバンの人気の増加に従って車高の低いミニバンはどんどん廃止されていったのですが、その中においてアイシスはかなり最近までラインナップに残っていた車種となっています。

アイシスは13年間のモデル期間の間にフルモデルチェンジは一度も行われておらず、車の基本的なデザインや性能、設計などは2004年当時のものです。

途中でマイナーチェンジは何度か行われおおまかに前期、中期、後期などには別れているのですが、大幅なエクステリアデザインの変更などはされていません。

それでも長年ラインナップされてきた中で大型ミニバンでは大きすぎるといったような需要にアイシスは必要で、他の車種も登場する中で根強い人気はあったのでしょう。

ではそんなアイシスのデザインについてエクステリアやインテリアについて見てみましょう。

アイシスのエクステリアデザイン

アイシスはミニバン系の車種として3列シートを装備している車なので、全体的に車内の広さを優先したレイアウトとなっています。

アイシス フロント参考:upload.wikimedia.org

まずアイシスをフロント側から見てみると短めのボンネットと長いキャビンが目立つハッチバックスタイルの車です。

アイシスのヘッドライトデザインはシャープなトライアングルスタイルで、ボンネットが丸みを帯びているのでちょうど良いアクセントになっています。

またグリル部分にはメッキパーツなどもあしらわれており、高級感を演出するとともにグリル中央に配されたアイシス専用バッジで存在感があります。

近年はトヨタ車でも力強いデザインのフロントマスクの車種が多いのですが、アイシスは昔のデザインということもあって落ち着いた車種が好みの方には悪くないデザインでしょう。

またアイシスの後席側サイドには左右に大型のスライドドアが設けられているのですが、アイシスのデザインの特徴として左側だけフロントドアとサイドのスライドドアの間にピラーと呼ばれる車体の上下の梁部分がありません。

ドアを閉めた状態ではそうとはわからないように左右ともデザインされているのですが、開いた状態だとピラーがない分アイシスの左側の方が乗り降りがしやすくなっています。

アイシス リア参考:upload.wikimedia.org

またアイシスはリア側についてはハッチバックカーの標準的なスタイルをしており、車の後部でまっすぐ下にストンと下りるラインになります。

車内の広さやラゲッジスペースの上下スペースの確保のためにミニバンはスクエアデザインになりがちなのですが、アイシスでも車体全体はスクエアボディとなります。

またテールランプなどもテールゲートと平行に上下に長いスタイルになっており、テールゲートの大きさを最大化してユーザーの利便性を高めたデザインになっています。

リア側のデザインについても近年のトレンドにある複雑なものではなく、アイシスはかなりシンプルなデザインといえるでしょう。

アイシスのインテリアデザイン

次にアイシスのインテリアのデザインを見ていきましょう。

アイシス インテリア参考:img1.kakaku.k-img.com

まずアイシスの運転席や助手席などのインパネ周りのデザインについて、基本的なデザインは2004年の発売当時のデザインです。

現在としては非常にシンプルなレイアウトといえ、直線基調のデザインのグローブボックスやあまり凹凸のないダッシュボードなど、全体的に簡素にも見えるものとなっています。

一方でシフトレバーの周辺はかなり複雑になっており、カーナビやエアコンなどの操作スイッチがこの部分に集中しているため、基本的な操作系はこの部分ですべて行えるのは便利です。

また運転席と助手席の間には大きなグローブボックスなどは配置されておらず、運転席と助手席の間で移動が楽になるウォークスルー機構となっています。

アイシス シート参考:img1.kakaku.k-img.com

またアイシスのインテリアの全体を見てみると車内のシートレイアウトは前側から2名、3名、2名の3列シートとなっています。

シートはツートンカラーで分けられた上質感のあるシートとなっており、座り心地の良さそうなデザインです。

またインテリアの各所には特徴的なデザインを持った生地やパネルなどが装着されており、居住性は満足感が高いものとなっています。

加えてアイシスのインテリアには写真のようにブラックとネイビーのようなカラーの他にベージュや木目調なども選択することができ、質感は好みの高いものできます。一方で車内のメッキパーツなどは現在の車種ほど多くはなく全体的にシックな印象です。

アイシスのボディカラー

アイシスは13年のモデル期間中に何度もマイナーチェンジを行っており、その間に次のようなボディカラーが設定されたる廃止されたりしてきました。

販売中は1度に8色〜9色程度が設定されており、それがマイナーチェンジで入れ替わったり特別仕様車として専用カラーが設定されたりします。

アイシスボディカラーホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーメタリック
グレーメタリック
ブラック
ボルドーマイカ
ダークレッドマイカメタリック
レッドマイカメタリック
ボルドーマイカメタリック
ベージュメタリック
ダークブラウンマイカメタリック
シルキーゴールドマイカメタリック
ライトグリーンメタリック
ターコイズマイカメタリック
グレイッシュブルーマイカメタリック
ブルーメタリック
ダークブルーマイカ
ライトブルーマイカメタリック

アイシスのボディカラーにはまず定番カラーというホワイト、ブラック、シルバー系のカラーが含まれており、これらのカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「シルバーメタリック」、「ブラック」などモデル期間を通じて設定され続けたカラーがあります。

一方でその他にはグレー、ベージュ、レッド、ブラウンなどのボディカラーとしていろいろなカラーが設定されており、全体的にアイシスのボディカラーは淡いおとなしめのカラーが多かったです。

派手なカラーとしてレッドマイカメタリックやブルーメタリックなどのボディカラーもありますが、モデル期間中に数色に留まっておりアイシスのイメージカラーとしては落ち着いたカラーが基本となります。

アイシスは人気か?

アイシスはトヨタ車としては異例の長寿車両になっているのですが、販売台数の多い人気車種というわけではありませんでした。

アイシス年間販売台数ランキング順位
200516位
200624位
200727位
200830位以下
200930位以下
201027位
2011年以降30位以下

国内の自動車販売台数はそれぞれの車種が1年でどのぐらい販売されたかを表す年間販売台数で見るのが一般的ですが、アイシスは販売台数の推移で見るとそこまで高くはありません。

ポイント

アイシスが発売された次年である2005年こそ比較的高かったのですが、それでも年間販売台数では16位ぐらいにあり上位には同クラスのミニバン系車種や大型ミニバンなども多数ランクインしています。

その次の2006年には更に下がって24位、2007年には27位となっており、特に人気車種として盛り上がることはなく年数とともに販売台数が低下していることがわかります。

2010年にはマイナーチェンジの効果で多少ランクは上昇しているものの、それ以降は販売終了まで一貫して低いままです。

なおアイシスの販売開始から販売終了直前の2014までの総販売台数は約300,000台となっており、大型で高級ミニバンであるトヨタ アルファードの”年間”販売台数が100,000台であることを考えるといかにアイシス全体としてそこまで販売台数が多くないことがわかるでしょう。

なおアイシスにはさまざまなボディカラーが設定されているのですが、その中での人気カラーとしてはやはり定番カラーがほとんどです。

アイシスはファミリーカーなどにつかわれる乗用車なので万人受けするボディカラーが人気であり、特に高級感もあるホワイトパールクリスタルシャインは長期に渡って人気があります。

ブラックやシルバーもそれなりに選ぶ方は多いのですが、その他のカラフルなカラーやブラウン、グリーンなどは好みが分かれるため全体として割合は少なくなります。

アイシスの評判

アイシスのデザインの評判についてはtwitterにもまだ多くの投稿があり、その中からいくつかご紹介していきます。

この方はアイシスに以前乗っていらっしゃったようなのですが、アイシスのデザインについては奇抜でないところに魅力を感じていらっしゃったようですね。

最近のトヨタ車は派手なデザインの車が増えてきているので、そういった車種が苦手という方にはアイシスは良いのでしょう。

こちらの方もアイシスのデザインについては好印象を持たれており、ちょっとした変更でイメージが変わる点は面白いですね。

アイシスのモデル期間中で大きなデザインの変更はなかったのですが、バンパーのデザインなどの変化はあったのでそういった点で選べると面白そうです。

こちらの方は乗車定員の多さからアイシスに乗り換えをされたようなのですが、エクステリアやインテリアのデザインはちょっと微妙だったそうですね。

アイシスのデザインは全体的に落ち着いたものでまとまっているのですが、そういった面は若者向けとは言いづらく地味すぎると考える方も少なくないでしょう。

アイシスの欠点

アイシスのデザインは落ち着いたフォルムやフロントマスクなどが魅力ではあるのですが、如何せん現在のトレンドとはかなり離れたものとなってしまっており、デザイン面でも使い勝手の面でも現在の車種と比べると残念な部分も多いです。

派手さのないシンプルすぎるデザイン

アイシスは車のデザインとしては比較的シンプルな車で好印象を持つ方も結構いらっしゃるのですが、基本デザインが2004年ということでどうしても古い部分があります。

国内の自動車のトレンドは数年ごとに様々な車種に変化しているのですが、2010年ごろからクロスオーバーSUVというスポーティな車種や高級志向の大型ミニバンが一気に人気を高めました。

これらの車種に共通しているデザイン面はその押し出し感の強さで、複雑なグリル形状やヘッドライト形状、メッキパーツの多用などによって派手で豪華な車種となっています。

またボディのデザインも単純なスクエアデザインではなく複雑な面構成を持つ車種がかなり増えています。

こういった車種が人気な中でアイシスのデザインはどうしても地味な印象が強く、古い車種ということもあり人気が出ないのも頷けます。

またアイシスは長いモデル期間の間に大きなデザインの変更を伴うマイナーチェンジを行わなかったため、初期モデルから後期モデルまでほとんど見た目が変わっていません。

普通の車種では6年程度の期間でフルモデルチェンジを行ってデザインを新しくするものですが、アイシスはそういった需要が少なかったのかコスト面の問題かわかりませんが、そういったイベントがありませんでした。

その結果基本的なデザインが2004年当時からほとんど変わっていないのでどうしても古い印象は強く、他の車種のほうが見た目の面で魅力的と映ってしまうことが多いでしょう。

こういった面はアイシスが異例の長寿車種であったことが原因ではあるのですが、トヨタがアイシスにはあまり力を入れていなかったともいえるでしょう。

ミニバンとしての積載量などが微妙

アイシスはその外観デザインが車高が比較的低めのハッチバックスタイルになっているのですが、現在人気のミニバンは車高の高いトールタイプがほとんどなためその需要にあまりアイシスはマッチしていません。

アイシスが発売された2004年当時ではミニバンといってもさまざまなタイプの車種が登場しており、アイシスのような車高の低めで3列シートのミニバンというのも需要がありました。

同時期にもトールタイプのミニバンもあったのですが、それらとアイシスの差別化出来る点としては車の軽さからくる燃費性能や車の価格が多少安価なこと、立体駐車場への対応がしやすいこと、走行性能が高いなどメリットも少なくありませんでした。

しかしこういった点は現在新車としてあまり重視されることがなくなってきており、トールタイプミニバンのメリットのほうが圧倒的に人気があります。

トールタイプのミニバンはその車高の高さによる車内の圧倒的な広さが最大の魅力で、もはや窮屈感など感じることのない車内スペースの快適性と乗員や荷物の積載量の多さでとても便利に使える車になっています。

これに比べるとアイシスのスタイルでは車内の天井の高さがどうしても低めであり、居住性の面でも積載性の面でもトールタイプワゴンには及びません。

また燃費性能もエンジンの改良やハイブリッドカーの台頭によってかなり高くなってきており、そういった改良がなされなかったアイシスと比較してもデメリットはかなり減っているのです。

その結果アイシスのような低いフォルムのミニバンというのは需要を大きく落としており、残念ながら販売台数でも大きく話される結果となっています。

コンパクトミニバンの台頭

アイシスのような低いフォルムのデザインは乗用車としては比較的オーソドックスなスタイルではあるのですが、そのスタイルでミニバン系の車種としては近年コンパクトミニバンという車種に移行しています。

コンパクトミニバンとはその名前の通りコンパクトカーとミニバンを合体させたコンセプトの車で、簡単に言えばアイシスのような3列シートを持ちながら全長や全幅をコンパクトカーのサイズまで小さくした車種といえます。

そう聞くと車内のスペースが一気に狭くなるようなイメージを持ちますが、実際のコンパクトミニバンの車内は意外とアイシスのような車種と大差はなく、シートの足下空間などもそこそこ広めのサイズが確保されています。

またコンパクトカーベースなので小型軽量な車体で使い勝手がよく、燃費性能なども最新のシステムを搭載してかなり高い性能を持っているので、アイシスのような車種の需要の多くはコンパクトミニバンに移ったと見てもよいでしょう。

ポイント

コンパクトミニバンと呼ばれる車種は以前から何車種か展開されていますが、アイシスのように長年モデルチェンジしないということはなく、適正な時期にフルモデルチェンジを行うなどデザインの更新もしっかり行われています。

そのためアイシスのシンプルなデザインはデザイン面でも取り残されるような形になり、同様の多人数乗りというコンセプトを持ちながら使い勝手の良いコンパクトミニバンに人気が流れていくのは自然なことでしょう。

現在のトレンドとしては車の広さや豪華さを優先するのであればトールワゴンスタイル、低いフォルムで多人数乗りの車種を選ぶのであればコンパクトミニバンという選択肢があり、その中間で少し中途半端な立ち位置にあるアイシスが微妙と言われてもしかたないでしょう。

アイシスの値段

アイシスはすでに販売終了した車種で新車としては購入できませんが、中古車としてはまだそこそこの台数が残っているのでおもに中古車価格をご紹介していきましょう。

中古車価格については有名な中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netの情報をまとめました。

アイシス新車価格中古車本体価格相場
アイシス1,785,000円〜2,772,000円カーセンサー49,000円〜1,870,000円
goo-net10,000円〜1,870,000円

アイシスは新車価格として1,800,000円〜2,800,000円ぐらいの車種で、ハイブリッドモデルなどはなくガソリンエンジンモデルのみの展開です。

3列シートミニバンということで普通車としては少し高めの設定ではありますが、その価格も13年というモデル期間の間に中古車価格としてはかなり低下しており、初期モデルでは既に100,000円を切って数万円でも車が手に入れられるようになっています。

また最高額であっても新車価格のベースグレードぐらいまで下がっており、最終型でも販売終了からまだ5年程度なので十分クオリティの残っている中古車はあります。

普通車で多人数乗り出来るミニバンとしてはかなりコストパフォーマンスの良い中古車ではあるのですが、1,000,000円〜2,000,000円ぐらいの価格帯では前述した大型ミニバンやコンパクトミニバンなども十分視野に入ってきますので、デザインの古めなアイシス以外にも選択肢は豊富にあります。

その中でどうしても落ち着いたデザインのアイシスを選ぶという方もいらっしゃいますが、もともとの基本設計が古いということもありもっと新しい車種のミニバンにしたほうが無難とはいえるでしょう。