トヨタ ヴィッツはコンパクトカーのスタンダードモデルの一つであり、長年トヨタの主力車種だった1台です。
今回はヴィッツのメーターについてご紹介します。
ヴィッツのメーターのデザイン
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トヨタ ヴィッツは扱いやすいサイズ感を持つコンパクトハッチバックカーで、現行車種ではありませんが今でも人気がある車種です。
ヴィッツは最終モデルが2020年まで生産、販売されていた車種で、最終モデルが3代目となっています。
現在は後継車種であるヤリスにそのコンセプトは受け継がれていますが、ヴィッツは中古車市場などではまだまだ人気です。
ヴィッツの最終モデルはスペックや質感も現行車種並みであり、ハイブリッドモデルとガソリンエンジンモデルが存在しています。
ではこのヴィッツのメーターについて詳しくご紹介します。
ヴィッツのメーターのデザインについて
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ヴィッツは最終モデルまで10年近く生産されてきた車種ですが、最終仕様ではメーターの仕様がかなり細かくなっています。
ヴィッツは2代目モデルまではセンターメーター式を採用していましたが、3代目モデルでは使い勝手などからドライバーの目の前のハンドルの奥に配置するオーソドックスな配置に戻っています。
そこに装着されているメーターはハイブリッドモデルもしくはガソリンエンジンモデルで仕様が違うところが多く、特にガソリンエンジンモデルはメーターの配置自体も変わってくる珍しい仕様です。
ハイブリッドモデルではメーターの種類は「カラータイプマルチインフォメーションディスプレイ」1タイプだけとなっており、スピードメーターやハイブリッドシステムインジケーターを持つオーソドックスなアナログメーターとなっています。
ガソリンエンジンモデルにもハイブリッドモデル同様のメーター仕様はあるのですが、そのほかに「モノクロタイプマルチインフォメーションディスプレイ」というメーターの仕様があります。
このメーターはディスプレイ表示がより簡素なモノクロタイプとなっている仕様ですが、そのほかにスピードメーターとタコメーターの配置やタコメーターの有無が違う仕様があり、ガソリンエンジンモデルでは大きく分けると4種類のメーターがあります。
メーターの仕様としてはカラータイプよりもさらにシンプルなデザインとなっており、主にベーシックグレード向けなどとなっています。
現在ヴィッツは中古車のみでしか手に入らないのであまりメーターの仕様について選ぶことは少ないのですが、メーター仕様が違う仕様がある点は把握しておくと良いでしょう。
ヴィッツのメーターのデザインについての評判
ヴィッツのメーターのデザインについてはX(twitter)にも投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
あれ、ヴィッツのメーター思ったより格好良くね? pic.twitter.com/UcVqKvvUBY
— @桜音🇫🇷 (@Maria_Sakuraba) March 22, 2019
こちらの方はヴィッツのカラーディスプレイモデルのメーターを見ていらっしゃいますが、そのデザインがかっこよいとおっしゃっていますね。
このメーターは現在の最新車種のメーターと比べると結構シンプルなのですが、それゆえにヴィッツのようなスタンダードな車種にはぴったりマッチしています。
ヴィッツのメータータコがメインなの可愛いよね🐙 pic.twitter.com/gxEIPJkz4m
— モレイ (@thinkerfrog) November 29, 2022
こちらの方はヴィッツのガソリンエンジン車のメーターを見ていらっしゃるようですが、センター部分がタコメーターなのが可愛いとおっしゃっています。
後述しますがヴィッツのメーターはタコメーターの有無や配置が大きな仕様の違いとなっており、センターにタコメーターがある仕様はスポーティな印象があります。
ヴィッツのメーター表示の意味・見方
次にヴィッツのメーターの機能などについてご紹介しますが、複数あるメーター仕様を詳しくご紹介します。
メーター表示 | メーター機能 | |||
ハイブリッドモデル | カラータイプマルチインフォメーションディスプレイ | ハイブリッドシステムインジケーター | ハイブリッド走行時の状態表示 | |
スピードメーター | 走行時速度表示 | |||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ ・ドライブインフォメーション ・エコ(燃費などの表示) ・LDA(レーンディパーチャーアラート) ・画面の設定 ・警告メッセージ ・クリアランスソナー ・パーキングサポートブレーキ | |||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | |||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | |||
時計 | 現在時刻表示 | |||
燃料計 | 燃料残量表示 | |||
オドメーター/トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | |||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | |||
クロックセットボタン | 時計の時刻調整 | |||
ガソリンエンジンモデル | カラータイプマルチインフォメーションディスプレイ | タコメーター | エンジン回転数表示 | |
スピードメーター | 走行時速度表示 | |||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ ・トリップインフォメーション ・ドライブインフォメーション ・エコ(燃費などの表示) ・Stop&Startシステム情報 ・LDA(レーンディパーチャーアラート) ・画面の設定 ・警告メッセージ ・クリアランスソナー ・パーキングサポートブレーキ | |||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | |||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | |||
時計 | 現在時刻表示 | |||
燃料計 | 燃料残量表示 | |||
オドメーター/トリップメーター ※マルチインフォメーションディスプレイに表示 | 走行距離、総走行距離の表示 | |||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | |||
クロックセットボタン | 時計の時刻調整 | |||
モノクロタイプマルチインフォメーションディスプレイ | タコメータータイプ | タコメーター非装着車 | タコメーター表示なし | |
タコメーター装着車(センタースピードメータータイプ) | エンジン回転数表示 メーター位置は左側 | |||
タコメーター装着車(センタータコメータータイプ) | エンジン回転数表示 メーター位置は中央部 | |||
スピードメーター | 走行時速度表示 タコメーターの配置によって配置が異なる ・タコメーター非装着車:スピードメーターセンター配置 ・センタースピードメータータイプ:スピードメーターセンター配置 ・センタータコメータータイプ:スピードメーター左側配置 | |||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ ・トリップインフォメーション ・ドライブインフォメーション ・シフトポジション表示 ・LDA(レーンディパーチャーアラート) ・先行車発信告知機能 ・PCS(プリクラッシュセーフティ) | |||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | |||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | |||
時計 | 現在時刻表示 | |||
燃料計 | 燃料残量表示 | |||
オドメーター/トリップメーター ※マルチインフォメーションディスプレイに表示 | 走行距離、総走行距離の表示 | |||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | |||
クロックセットボタン | 時計の時刻調整 | |||
警告灯 | 電子制御ブレーキ警告灯、ブレーキ警告灯:赤色、黄色 | 赤色:ブレーキ液不足、ブレーキ系統の異常 ? 黄色:電子制御ブレーキシステム異常 | ||
高水温警告灯 | エンジン冷却水の高温異常 | |||
充電警告灯 | 充電系統の異常 | |||
油圧警告灯 | エンジンオイル圧力の異常 | |||
エンジン警告灯 | ・エンジン電子制御システムの異常 ・電子制御スロットルの異常 | |||
SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯 | ・SRSエアバッグシステムの異常 ・プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常 | |||
ABS&ブレーキアシスト警告灯 | ・ABS(アンチロックブレーキシステム)の異常 ・ブレーキアシストの異常 | |||
パーキングブレーキ警告灯 | パーキングブレーキの異常 | |||
燃料残量警告灯 | 燃料残量が規定値以下 | |||
運転席・助手席シートベルト非装着用警告灯 | 運転席、助手席シートベルトの非着用警告 | |||
スリップ表示灯 | ・TRC(トラクションコントロール)システムの異常 ・VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムの異常 ・ヒルスタートアシストコントロールシステムの異常 | |||
PCS(プリクラッシュセーフティ警告灯 | プリクラッシュセーフティの異常 | |||
PKSB OFF表示灯 | PKSBシステムの異常 | |||
パワーステアリング警告灯 | パワーステアリングの異常 | |||
オートマチックハイビーム表示灯 | オートマチックハイビームシステムの異常 | |||
4WD表示灯 | 4WDシステムの異常 | |||
ヘッドランプオートレベリング警告灯 | ヘッドランプオートレベリングシステムの異常 | |||
LDA(レーンディパーチャーアラート)表示灯 | LDA(レーンディパーチャーアラート)の異常 | |||
スマートエントリー&スタートシステム表示灯 | スマートエントリー&スタートシステムの異常 | |||
半ドア警告灯 | いずれかのドアもしくはロックが空いている | |||
LEDヘッドランプ警告灯 | LEDヘッドランプ異常 | |||
パーキングブレーキ未解除警告灯 | パーキングブレーキがかかったままの状態表示 | |||
ドライブスタートコントロール警告灯 | ドライブスタートコントロールの異常 | |||
マスターウォーニング | システム異常時にブザーとともに点灯し異常状態を表示 | |||
表示灯 | 方向支持表示灯 | ウインカー向き表示、駐車灯表示 | ||
尾灯表示灯 | 尾灯点灯時の表示 | |||
ハイビーム表示灯 | ヘッドライト、スモールランプ点灯表示 | |||
オートマチックハイビーム表示灯 | ヘッドライトハイビーム表示 | |||
フロントフォグランプ表示灯 | フロントフォグランプ作動時の表示 | |||
READYインジケーター | イグニッションONの状態表示およびハイブリッドシステムON状態の表示 | |||
クルーズコントロール表示灯 | クルーズコントロール作動時の表示 | |||
クルーズコントロールセット表示灯 | クルーズコントロールセット時の表示 | |||
LDA(レーンディパーチャーアシスト)表示灯 | LDA作動時の表示 | |||
PKSB OFF表示灯 | PKSB(パーキングサポートブレーキ)作動時の表示 | |||
クリアランスソナー表示灯 | クリアランスソナーで障害物検知時に表示 | |||
低温表示灯 | エンジン水温の状態表示 | |||
PCS(プリクラッシュセーフティ)警告灯 | プリクラッシュセーフティの作動時の表示 | |||
PCS(プリクラッシュセーフティ)作動表示灯 | PCSシステムスタンバイ時の表示 | |||
エンジンイモビライザーシステム表示灯 | エンジンイモビライザーシステム作動時の表示 | |||
VSC OFF表示灯 | VSC(ビークルスタビリティコントロール)OFF時表示灯 | |||
TRC OFF表示灯 | TRC(トラクションコントロール)OFF時の表示 | |||
4WDオートモード表示灯 | 4WDオートモード | |||
エコドライブインジケーターランプ | エコ運転時の表示 | |||
SPORTモード表示灯 | スポーツモード作動時の表示 | |||
Stop&Start表示灯 | Stop&Startシステムの作動時の表示 | |||
Stop&Startキャンセル表示灯 | Stop&StartシステムOFF時の表示 | |||
スマートエントリー&スタートシステム表示灯 | スマートエントリー&スタートシステム作動時の表示 | |||
シフトポジション、シフトレンジ表示灯 | 現在のシフトポジションもしくはシフトレンジを表示 |
ヴィッツ ハイブリッドモデルのメーター表示
まずはヴィッツのハイブリッドモデルに関してメーター表示をご紹介しましょう。
ヴィッツのハイブリッドモデルは上級グレードの仕様となっており、全体的に機能性の高いメーターとなっています。
ハイブリッドモデルのメーターには大きく分けて3つのエリアがあり、メーター中央には円形のアナログ式大型スピードメーターが配置されています。
そのすぐ右下には横長のマルチインフォメーションディスプレイが装備され、デザイン的にもメーター内のアクセントになる配置です。
そしてメーター左側にはハイブリッド車特有のハイブリッドシステムインジケーターがあり、現在の走行時のエコ走行の状態などがわかるようになっています。
ハイブリッドシステムインジケーターもアナログ式なので基本的には針刺しで情報を読み取るメーターとなっています。
一方でマルチインフォメーションディスプレイにはその他のさまざまな情報が集約されており、オドメーターやトリップメーター、シフトポジション表示、燃料計、時計など細かな情報はすべてこの画面に固定式で映ります。
そしてディスプレイの右側の枠内には切替式でさまざまなシステムの情報などが表示できるようになっており、燃費の情報や運転支援システムの情報、各種設定などもこのマルチインフォメーションディスプレイが重要となります。
なおマルチインフォメーションディスプレイの情報の切り替えはハンドル部分のスイッチで行うのですが、時計だけはハイブリッドシステムインジケーターの下側にあるボタンで調整する方式となっています。
ヴィッツ ガソリンエンジンモデルのメーター表示
ヴィッツのガソリンエンジンモデルには大きく分けて2種類のメーターがありますが、大きな違いはマルチインフォメーションディスプレイがカラーかモノクロかという点です。
まずカラーマルチインフォメーションディスプレイのメーターに関しては基本的な仕様がハイブリッドモデルのメーターと同一になっており、外観のデザインや各種メーター類の配置は同じです。
ただしメーター左側のハイブリッドシステムインジケーターだった部分はエンジン回転数を表示するタコメーターに変更されており、ガソリンエンジン車のメーターとしてカスタマイズされています。
その他マルチインフォメーションディスプレイに表示される情報類も多少の違いはありますが、ほぼハイブリッドモデルと同一といってよいでしょう。
一方でモノクロ式マルチインフォメーションディスプレイのメーターは中級〜ベーシックグレード向きの仕様であり、よりコストパフォーマンスを重視した仕様となります。
このメーターは大まかなデザインとしてセンターおよびメーター左右にアナログ式の円形メーターが3つまで配置されていることで、マルチインフォメーションディスプレイは中央のメーターの下側に埋め込まれる形となります。
ですが3つのメーターは仕様によってそれぞれ役割が違う場合があり、タコメーターが無い仕様、左側メーターにある仕様、センターメーターにある仕様とタコメーター配置が変わっています。
それに伴ってスピードメーターの位置もセンターか左側かに変化するものであり、細かいながらもメーター仕様としては大きな違いです。
なお右側のメーターについては一貫して燃料残量計となっており、こちらもアナログ式の円形メーターです。
その他モノクロ式のメーターではマルチインフォメーションディスプレイに表示される情報も簡易的で、オドメーターやトリップメーター、シフトポジション、いくつかの安全機能が表示されます。
とはいってもカラーディスプレイモデルに比べると情報量は格段に少ないため、モノクロ式でもそこまで見づらいことはなく必要な情報は得られるでしょう。
さらにモノクロ式メーターでは時計調整のクロックボタンは変わらずありますが、その他にメーター右側にオドメーター/トリップメーターの切り替えボタンなどもあります。
派手さは少なくシンプルでオーソドックスなデザインのメーターとなりますので、ヴィッツを購入検討する際にはメーター仕様についてもしっかり確認しましょう。
ヴィッツの警告灯
ヴィッツには車のシステムに以上が起こったときに表示される警告灯が数多くあり、2種類のメーター仕様について違いもあります。
警告灯は車になにか異常が起こったことをドライバーに伝えるための表示で、通常時には消灯しています。
警告灯が点灯した際には車を停車させてから状況を確認し、場合によっては修理対応なども必要です。
基本的な警告灯としてはエンジン警告灯や高水温警告灯、充電警告灯など数多くの警告灯があり、その多くはこれまで他の車でも使われてきたマークとして表示されるのでわかりやすいです。
ただしヴィッツではカラー式とモノクロ式で大きくデザインの違うメーターが2種類あり、警告灯の配置はそれぞれ異なる場所となっています。
ヴィッツは基本設計が結構昔の車のため安全装備や走行支援装備が最新の車と比べると少なく、警告灯表示もそこまで多くはありません。
それでも最新車にもあるシートベルト関係の警告灯やヘッドランプ関係の警告灯がしっかりそなわっており、安全性に関係する警告灯も多いので点灯時にはしっかり停車して確認しましょう。
また最近では車の後席向けにもシートベルト未装着警告灯があるのですが、この時期のヴィッツにはそなわっていませんので後席シートベルトは目視でしっかり確認しましょう。
その他スリップ表示灯やPKSB OFF表示灯などいくつかの警告灯は表示灯の役割を兼ね備えており、点滅の仕方やブザーでドライバーに伝えてくるのでわからない場合は取扱説明書を確認しましょう
ヴィッツの表示灯
ヴィッツには警告灯の他に各種表示灯もそなわっており、表示灯に関しては普段から点灯することの多い部分です。
表示灯は車の操作状態や運転状態をドライバーに伝える表示で、方向指示器表示灯やハイビーム、フォグランプなどのライト関係の表示灯は普段から見かけることの多いものです。
表示灯についてもカラーディスプレイタイプとモノクロディスプレイタイプで配置は変わってきますが、使用頻度の高い表示等については基本的にメーターセンターや上辺りの見えやすい部分に配置されます。
ヴィッツの表示灯は意外と種類が多くなっており、一度見てもわからなかった表示は取扱説明書を確認しましょう。
表示灯にはクルーズコントロール関係や走行時の安全性を高めるためのシステムの表示灯があり、一部メーター仕様ではわかりやすいグラフィック表示も出てきます。
また走行安全性を確保するVSCやTRCにはそれぞれOFFスイッチがあり、特定の条件下で走行するための機能なのでスイッチオンとともに表示灯も点灯します。
その他ガソリンエンジンモデルには4WDオートモード表示灯やStop&Start表示灯などハイブリッドモデルにはない表示灯がいくつかあり、小さめなマルチインフォメーションディスプレイを持つメーターですが情報量は結構多めとなっています。
なおStop&StartシステムについてもOFF機能があり、アイドリングストップが停止している際にはメーターでもその状況を確認できます。
ヴィッツのメーターの見やすさ
次にヴィッツのメーターの見やすさについて2種類の仕様で差があるのかどうかをご紹介します。
ヴィッツのメーターの見やすさについて
ヴィッツのメーターは2種類の大きなデザインの違いがある仕様ですが、メーターの見やすさという観点については大きな大差はないでしょう。
メーターの見やすさにはメーターの計器類の視認性やそのサイズ、明るさなどさまざまな要素があり、最近ではアナログ式メーターとデジタル式メーターの違いもあります。
その他ドライバーの好みや慣れによる見やすさもあり、万人向けのデザインには必ずしもなりません。
ですがヴィッツのメーターに関しては2種類のメーターで大まかな見え方にはそこまでの差がなく、どちらもアナログ式メーターですので直感的に把握できるメーターとなっています。
もちろんスピードメーターやその他の計器の配置が変わっていたり、ガソリンエンジンモデルではタコメーターの位置にも違いがあったりはしますが、1台のヴィッツを乗っているだけであればそこまで違和感を感じることはないでしょう。
一方でマルチインフォメーションディスプレイの見やすさについてはカラーディスプレイタイプとモノクロディスプレイタイプでは違いがあり、ドライバーの慣れや好みが反映される箇所でもあります。
カラーディスプレイ仕様はディスプレイに表示される情報量が多くて結構複雑な配置となっており、機能性は高い一方で直感的に把握するには大変な部分もあります。
モノクロディスプレイ仕様はその反面シンプルな表示で情報量も少なくなっていますのでわかりやすくはなりますが、車のさまざまな情報を得たい方には不十分な場合もあります。
どちらのメーターにするかはドライバーが運転してみてその見やすさや使いやすさを確認する必要がありますので、ヴィッツの購入を検討する際に注目する点となるでしょう。
ヴィッツのメーターの見やすさについての評判
ヴィッツのメーターの見やすさについてはX(twitter)にもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介していきます。
ヴィッツのメーターといえば、大人しく気を使った運転をすればMTでもエコインジケータが光ると思ってた。
CVTだけだった…。(T_T)— 秋 (@akincp131) February 21, 2020
こちらの方はヴィッツのMT仕様に乗っていらっしゃるようなのですが、エコインジケーターについての表示はCVT仕様のみだったようで残念がっていらっしゃいます。
ヴィッツのメーターはそれぞれの仕様で必要最低限の機能でまとまる仕様となっているため、必要性の少ない機能がない場合も出てきます。
ヴィッツ、メーターに水温計が無いんよなぁ。コールド表示だけ。OBDに挿すタイプのやつで、とりあえず簡易的に見るのもアリだな…
— Lot._. (@Lot_EG6) January 30, 2023
こちらの方はヴィッツのメーターに水温計がないことを残念がっておられ、カスタムパーツの導入も検討されています。
水温計は車の走行状態を確認する計器でコンパクトカーを含め多くの車種には装備されているのですが、ヴィッツのメーターについては装備されておらずこのあたりも見やすさよりコストパフォーマンスが優先された部分と言えるでしょう。
ヴィッツのメーターの故障
最後にヴィッツのメーター故障についてご紹介します。
メーターは車の部品の中では比較的耐久性が高い部品であり、主に経年劣化による故障が原因となります。
経年劣化は年式が古くなってくると多くなってきますが、ヴィッツの場合には最終モデルでも2019年〜2020年とすでに3年〜4年程度経過しています。
そして3代目ヴィッツの初期モデルとなると2010年製造になりますので、このぐらいの年式となるとメーター類も故障する可能性は出てくるでしょう。
ヴィッツのメーターはカラーディスプレイモデル、モノクロディスプレイモデルともアナログ式メーターなので修理に関しては表示等などの電球切れは細かな対応ができます。
その他については基本的にメーター全体の交換が必要となりますが、コストパフォーマンスの高い車ですし部品自体も新品だけでなく中古品も数多く流通していますので、結構費用を抑えめで修理することができるでしょう。
部品代として高いものでも20,000円台、安価な中古であれば10,000円を切るものもあり、全体の修理費用としては20,000円〜30,000円前後で収めることも出来るでしょう。