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30プリウスの燃費は悪い?満タン時の走行距離は?改善し向上させる方法まで解説!

トヨタ プリウスはトヨタのハイブリッドカーで燃費性能の高さが特徴です。

今回はそんなプリウスの中で3代目となる30プリウスの燃費についてご説明します。

30プリウスの燃費・実燃費

トヨタ プリウスはハイブリッドカーの代表的な車種の一つで、型式番号などから3代目プリウスは30プリウスと呼ばれています。

プリウスはトヨタが世界で初めて実用化した量産型ハイブリッドカーで、1997年に初代が登場したときには従来の車を大幅に更新するほどの燃費性能の高さが話題となりました。

プリウスはこの燃費性能で一気に世界的に大人気の車種となり、トヨタはハイブリッドカーで特に有名なメーカーにもなりました。

プリウスはその後も何度もフルモデルチェンジを重ねて現行モデルは4代目となっていますが、今回ご紹介するのはプリウスの人気がより高まることとなった3代目の30プリウスの燃費を調べました。

30プリウスは2009年に前型の20プリウスからフルモデルチェンジされ、2015年までの6年間生産されたモデルです。

30プリウスの燃費は車のスペックであるカタログ燃費が基本となりますが、カタログ燃費はあくまである走行モードでの燃費性能で実際の走行とは多少の乖離があります。

そのため実際の実燃費については実際に走った車の情報で見る必要があるので、口コミサイトなどから実燃費も調べました。

スペック30プリウス
カタログ燃費(JC08モード燃費)[G、Sグレード]2WD:30.4km/L [Lグレード]2WD:32.6km/L
※参考 カタログ燃費(10・15モード)38.0km/L
街乗り(実燃費)20.22 km/L
高速道路(実燃費)23.2km/L〜26.5km/L

 30プリウスのカタログ燃費

カタログ燃費について30プリウスでは初期型と後期型ではカタログスペックに表記された数値には変遷があり、カタログ燃費を測定する走行モードが途中で変更された経緯があります。

カタログ燃費は専用の計測ダイナモの上で車を走行させて計測するのですが、その走行は一定時間の間の加速時間や減速時間などが決められていてどの車種でも同じ走行モードでカタログ燃費を比較できるようになっています。

しかしその走行モードは昔から変わっていないわけではなく、実際の走行との乖離の大きさが以前から問題視されていて何度か変更されています。

そして30プリウスはそのモデル期間の真ん中にあたる2011年にこの走行モードが変更されるというタイミングになり、その前後ではカタログ燃費の数値が違います。

前期型でのカタログ燃費では10・15モードというモードで38.0km/Lという国内車でもトップの燃費性能を記録しており、前型の20プリウスを大幅に上回ってそれまで前人未到の40.0km/Lにあと一歩というところまで来たことで大きな話題になりました。

しかし2011年に導入されたJC08モードはより実際の走行に近いモードという触れ込みで導入され、その結果カタログ燃費は一般グレードであるG、Sグレードで30.4km/Lに変わりました。

また燃費性能に特化したLグレードにおいては32.6km/Lと多少は上回っているのですが、前期での38.0km/L数値には及ばないものとなっています。

ですがこの走行モードの変更はプリウスだけでなく国内のすべての新車に適用されるものでしたので、カタログ燃費上では30プリウスは一部の車を除いて当時トップクラスの性能があることは間違いありません。

30プリウスの実燃費

カタログ燃費に対して実際の走行時の実燃費はおおよそ2割〜4割程度悪化することがありますが、30プリウスの実燃費ではおおよそ20.0km/L〜26.0km/Lぐらいが実際の燃費の値と考えられます。

車の実燃費はカタログ燃費の走行モードと違ってさまざまな道路状況やドライバーの運転、加減速の状態で燃費はかなりの幅で上下するものです。

しかし口コミサイトなどでは各ユーザーからの燃費の情報をまとめておおよその平均値が出ており、街乗りの実燃費について30プリウスでは20.22km/Lという数値となっています。

これはカタログ燃費から考えるとおおよそ3割減といったところでありおおよそ想定された実燃費の範囲に入っていますが、一方で同時期の他の車と比較したときに実燃費で20km/Lを超える車はほとんどありませでしたので、かなり高い実燃費性能と言えます。

ポイント

また一般道ではなく主に高速道路の走行では燃費悪化の原因となる加減速が少ないため実燃費が向上する傾向があるのですが、30プリウスでの高速道路での実燃費も26.0km/Lまで向上しています。

これも高速道路での走り方によってはもっと低下することもあるのですが、燃費走行に気をつけて走ればこれだけの実燃費を出すことは可能です。

高速道路とはいえ実燃費でここまでの性能を出せるのは当時プリウス以外にはあまりなく、かなり高い燃費性能を誇っています。

30プリウスの燃費の口コミ

30プリウスの燃費性能についてはtwitterにも情報が投稿されており、それぞれのユーザーの実燃費情報もあるのでご紹介していきます。

こちらの方は30プリウスに実際に乗っていらっしゃる方ですが、その実燃費は24.0km/Lとなったそうです。

この方の走行状態がどのようなものだったかはわかりませんが、当時の車で実燃費でこれだけ出せる車は数えるしかありません。

こちらの方は30プリウスでの燃費について表示燃費と実燃費という書き方をされていますが、これはプリウスの機能の一つである燃費表示機能でのものでしょう。

30プリウスは走行中に運転席の前のディスプレイにリアルタイムで測定した燃費が表示されており、その情報も記録されています。

その情報はかなり確かな物ではあるのですが、一方で車の走行距離と満タン法で計算した実燃費とは多少違いもありその差がでていますね。

こちらの方は30プリウスでの実燃費が高速で25.0km/Lを超えたそうなのですが、高速で燃費に注目して走行すればこのぐらいの実燃費は達成可能です。

その際にはいろいろな要素で燃費が上下するのですが、タイヤの選定もかなり重要だったそうですね。

30プリウスの航続距離

次に30プリウスでの航続距離がどのぐらいなのかを見ていきますが、今回の航続距離は30プリウスの燃料タンク容量満タンでどのぐらい走行できるかを計算していきます。

30プリウスはガソリンエンジンでの走行のために燃料タンクを持っていますが、その容量は45.0Lとなっています。

このタンクにガソリンを満載した状態で前述のカタログ燃費及び実燃費を元に計算すると、30プリウスの航続距離は次のようになります。

スペック30プリウス航続距離:45.0L満タン時
カタログ燃費(JC08モード燃費)[G、Sグレード]2WD:30.4km/L [Lグレード]2WD:32.6km/L[G、Sグレード]1,368km [Lグレード]1,467km
街乗り(実燃費)20.22 km/L909.9km
高速道路(実燃費)23.2km/L〜26.5km/L1,044km〜1,192km

30プリウスの航続距離は当然カタログ燃費でのほうが長くなっており、その距離は燃費性能の高いLグレードでは1,500km弱にも及びます。

しかし実燃費となるとカタログ燃費との数値の差によって航続距離は少なくなり、街乗りでの航続距離では900km程度、高速道路での航続距離では1,000km超といったところです。

ですがこの航続距離は普通の乗用車としてはかなり破格の数値であり、それまでのガソリンエンジン車がおおよそ満タンでも500km〜700kmぐらいの航続距離が一般的立ったことを考えれば、30プリウスの1回の給油で走行できる距離はかなり多いことが分かるでしょう。

特に高速道であれば無給油で本州の7割ほどの長さを走行できることになり、遠くへの旅行ではかなり経済的な車といえます。

30プリウスの燃費の理由

30プリウスの燃費性能が高いのはハイブリッドカーが持つ構造のおかげであり、燃費性能に特化したハイブリッドカーでしかなかなか実現できないものです。

ハイブリッドカーの構造

プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーですが、その基本的なシステムは完成度が高く、改良を続けながら30プリウスにも搭載されています。

ハイブリッドカーは構造的な特徴として一番大きいものは2種類の原動機が搭載されていることで、ガソリンエンジンと一緒に走行用の電動モーターが搭載されています。

ガソリンエンジンも年々効率が高くなって燃費性能は良くなっているのですが、エンジンでの走行時にはどうしても燃費が悪化してしまう領域があり、特に車の加速時や減速時に大きく燃費性能が悪化する傾向にあります。

ハイブリッドカーではこの効率の悪い部分を電動モーターによる走行でカバーすることで燃費を向上させるシステムとなっており、モーター走行時にエンジンを停止させるので燃料消費がなくなり燃費が向上するのです。

プリウスのシステムではエンジン走行時の減速の際にその走行エネルギーを発電用モーターで回収する「回生ブレーキ」という機能があり、通常のガソリンエンジン車では熱として捨てていた減速エネルギーを電気として回収します。

そしてその電力を使って車の発進時や低速走行時にモーター走行することでエンジンを停止させる時間を増加させ、その分燃費が向上しています。

そして電力が減少したあとにはエンジン走行に自動的に切り替わるのですが、車のトータルとして普通のガソリンエンジン車で無駄にしていた減速エネルギーを走行エネルギーとして再利用することができているのです。

このシステムは現在のたくさんあるハイブリッドカーの基本的なシステムとなるものですが、プリウスの燃費性能はその中でもトップクラスです。

ボディの空力性能

プリウスの燃費性能が高いのは多くはハイブリッドシステムの効果によるものですが、その他にもプリウスは燃費を高めるための構造が各所に採用されており、特にボディの空力性能がキーとなります。

車のボディはデザインや居住性、積載性など様々な要件で形状が決まるのですが、その中の要素の一つとして空力性能があります。

空力性能は走行中に車の周りを流れる空気の影響を左右するものですが、走行中にあまりに空気抵抗が大きな形状のボディだと走行に要するエネルギーが増え、結果的に車の燃費を悪化させる大きな要因となります。

とはいえ乗用車ではある程度空力性能も考慮したデザインに最近はなってきているのですが、30プリウスではデザイン面から特に空力性能を重視して燃費を改善させる構造になっています。

プリウスは2代目からハッチバックタイプのファストバックセダンスタイルになったのですが、30プリウスでより空気抵抗の少ないデザインやボディ形状、車体構造などが取られています。

その結果30プリウスでは空気抵抗の大きさを表すCd値が0.26という値にまで下がっているのですが、この数値は普通の乗用車どころか特に空力性能の高いスポーツカー並みの性能まで高まっていることを証明しています。

スポーツカーでは車のスピードを出したり安定した高速走行をするために空力性能を高めるのですが、30プリウスでは燃費性能を高めるための構造として使っています。

空力性能を燃費性能のために高めるというのはプリウス以前にはあまり乗用車で見られなかったもので、特に燃費を高めるためのハイブリッドカーならではのアプローチといえるでしょう。

高速走行時はエンジンの燃費が良好

30プリウスでは一般の実燃費より高速道路での実燃費のほうが良好ですが、これはハイブリッドカーではなく自動車全般にいえる特徴です。

車のエンジンはさまざまな走行条件を回転数の変化やギアの変化など幅広い条件に対応できるものなのですが、その全域で効率が良いわけではなくある一定のエンジン回転数で走行するとより効率が良くなります。

また前述で触れた車の加減速によっても燃費が悪化するのですが、高速道路での走行時には信号がないので加減速がそもそも少なく一定速度で走行することができます。その結果車の燃費は一般道路でストップアンドゴーを繰り返すのに比べると向上傾向にあります。

ポイント

30プリウスはハイブリッドカーとして燃費を高めるためのシステムを搭載していますが、高速道路ではそのシステムはそこまで働くものではありません。

プリウスのシステムでは車の減速時にモーター充電をすることが重要なのですが、高速道路ではそのシーンがかなり少ないためあまりハイブリッドシステムでの燃費向上はできません。

それでも高速走行時の30プリウスの実燃費はかなり良好であり、エンジンだけでの走行もかなり高効率であることがわかるでしょう。

なお30プリウスの高速道路での走行に関しては後ほどご説明するように車の速度が特に重要で、運転の仕方でも燃費は大きく変わってくるものです。

30プリウスの燃費改善・向上方法

30プリウスの燃費はもともとの性能的に良好なものですが、次のような方法で更に燃費性能を向上させることができます。

回生ブレーキの積極的な使用

まずハイブリッドカーであるプリウスで実燃費を向上させるのであれば、ハイブリッドカーとしての回生ブレーキをしっかり使うことが第一です。

ハイブリッドカーの構造は前述でご説明したとおりエンジンとモーターを併用した形で走行するシステムなのですが、その中で燃費を改善させるシステムが回生ブレーキです。

回生ブレーキでは車が減速するときにそれまで捨てていた減速エネルギーを発電機で電気として回収するのですが、回生ブレーキでどれだけ電力を発電できるかどうかでプリウスでの電動走行が可能な距離が決まってきます。

回生ブレーキは基本的には車が自動的に切替えて充電を行うのですが、ドライバーの運転でも回生ブレーキの効果は変わってきます。

回生ブレーキが働くシーンは主に2つあり、走行中での交差点などでの減速時と車が下り坂を下っているときです。

おもに車のアクセルをオフにした際に回生ブレーキが効き始めるので、車の減速時にブレーキの使用頻度を多少減らして車の減速に任せるとそれだけ回生ブレーキがしっかり働きます。

また下り坂を下る際にもアクセルで加速をせずに惰性に任せるようにすれば、それだけ回生ブレーキがしっかり働いてその分車の燃費を改善する効果が高くなります。

さらにプリウスには回生ブレーキを通常より強力に働かせる機能としてシフトレバーに「B(ブレーキ)」モードが供えられており、これを減速時や下り坂で機能させれば車の減速をしっかり行いながら回生ブレーキが働きます。

こういった機能をしっかり働かせることで30プリウスの実燃費をより向上させることができるでしょう。

大径タイヤは装着しない

30プリウスにはオプション装備として17インチタイヤがあるのですが、このタイヤは燃費に対しては多少悪影響を与えるものです。

車のタイヤは燃費にも結構大きな影響を与えるもので、前述のツイートなどでもタイヤの差で実燃費が向上したというものがありました。

このときは標準タイヤとスタッドレスタイヤの違いによるものですが、タイヤの径でも燃費の影響があります。

30プリウスの標準装備のタイヤは15インチでありカタログ燃費などもこの15インチタイヤによる計測になります。

これに対して17インチタイヤはオプション装備ということで車の注文時に一緒に注文すれば装着することができます。

17インチタイヤは大型のタイヤで車の全体的なデザインに対してスポーティで力強い印象を与えてくれるので、一定の人気があるものです。

しかしタイヤ自体が重たくなり走行抵抗なども増加する傾向にあるため、車の燃費に対しては多少の悪影響を与えるものとなります。

その影響は全体から比べれば小さなものですが、燃費性能を重視するのであれば15インチタイヤの方が良いでしょう。

加減速をゆるやかに行う

30プリウスで燃費を向上させるために回生ブレーキが重要であることはご説明しましたが、これをしっかり活かすには車の加減速にも注意を払わなければなりません。

車の燃費を悪化する要素はいろいろあるのですがその中で大きな要素に車の加減速があります。車を加速すると燃料を大きく消費するのですが、加えてブレーキを使って積極的に減速するとその際の減速エネルギーの大きさからも燃費が悪化します。

普通の車でもこの影響は結構大きいのですが、ハイブリッドカーであるプリウスではよりその影響が大きくなるので、30プリウスの実燃費を伸ばすためには急加速や急減速をしないような運転を心がけましょう。

ポイント

プリウスではおもに車の発進時には電動モーターだけでの走行を行い、その間エンジンを停止させることで燃料消費を削減することで燃費を向上させています。

しかしそのときにアクセルを思いっきり踏んで急加速してしまうとモーターだけでなくエンジンがかかる制御になっているので、せっかく燃費を向上させたくても不可能になってしまいます。

またプリウスの回生ブレーキはアクセルオフの状態で機能するものなのですが、このとき車のブレーキを思いっきり踏んで減速すると減速エネルギーは無駄な熱として放出されてしまい、結果的に回生ブレーキで回収できる電力が減ってモーターでの走行距離が減ってしまいます。

こういった影響はすべて燃費を悪化させる要素であり、普通のエンジン車よりハイブリッドカーのほうが影響が大きいので特に中尉が必要です。

高速走行での回転数を控えめにする

30プリウスでの実燃費は一般道路走行よりも高速走行のほうが良いのですが、これには走行中にあまりエンジン回転数を挙げないことも非常に重要です。

高速走行ではハイブリッドカーでなくても実燃費は上昇傾向にあり、その際の走行速度は重要な要素です。

車のエンジンには効率的に走行できる限られた領域があるのですが、高速走行時にはその領域で走行すれば燃費をある程度向上させることができます。

ですがこの影響はハイブリッドカーである30プリウスのエンジンでは影響が顕著であり、回転数を控えめにして走行するのが何よりプリウスの高速燃費を向上させる方法です。

高速道路ではプリウスの燃費向上技術である回生ブレーキが活きる場面と言うのはあまり多くなく、減速回数や下り坂の少なさなどから一般道路ほど発電をすることができません。

そのためプリウスといっても高速走行時にはエンジン走行がメインとなりますが、プリウスのガソリンエンジンはとくに燃費に焦点を当てたセッティングがなされているため、せいぜい走行速度を80km/h〜100km/h以内に収めると効率的に走行できて燃費も改善します。

また回生ブレーキの機能自体は高速走行時でも生きていますので、ちょっとした減速時や高速道路でも下り坂の区間のときにはアクセルオフを積極的に行えばそれだけ回生ブレーキが働いて燃費向上に寄与できます。

30プリウスの燃費を他の車と比較

では次に30プリウスと同世代で価格帯も近い車種と燃費性能を比較してみましょう。

今回候補に上げるのは30プリウスの他に、同クラスのハイブリッドカーである「スバル レヴォーグ(初代)」および「ホンダ インサイト(2代目)」 になります。

この2車種はどちらもプリウスと同クラスでなおかつ同時期に販売されていたハッチバックカーという点で共通点があります。

またインサイトなどはプリウスと同じくハイブリッドカーであり、まさに直接的なライバル車といえる車です。

スペック30プリウススバル レヴォーグ(初代モデル)ホンダ インサイト(2代目)
価格帯2,170,000円〜3,340,000円2,668,000円〜3,564,000円(2014年当時)1,980,000円〜2,682,000円
カタログ燃費(JC08モード燃費)[G、Sグレード]2WD:30.4km/L [Lグレード]2WD:32.6km/L16.0km/L~17.6 km/L24.0km/L〜28.0km/L
街乗り(実燃費)20.22 km/L10.31km/L19.03km/L
高速道路(実燃費)23.2km/L〜26.5km/L16.0km/L〜18.3km/L20.0km/L〜23.2km/L

レヴォーグやインサイトは車のサイズ感や使い勝手などの面で非常にプリウスに近い車種で、ハッチバックカーということで30プリウスの検討の際に比較対象となることも多いでしょう。

それぞれ独自のメリットデメリットを持っているのですが、燃費性能に焦点を当てて見てみると30プリウスの燃費性能が非常に高いことがわかります。

通常のガソリン車であるレヴォーグの燃費が低いのは当然ですが、それでもカタログ燃費で30プリウスが倍近く燃費が良いというのはハイブリッドシステムの寄与がかなり大きいことの証明です。

またインサイトについてはプリウスと同じハイブリッドカーですが、ハイブリッドシステムが大きく違うためこのぐらいのカタログ燃費の低下が見られます。

実燃費についても街乗りでの燃費および高速燃費では30プリウスが非常に良い性能を持っており、おおよそカタログ燃費の差の割合と同じぐらいと見て良いでしょう。

レヴォーグではとくに高速燃費は向上傾向にありますが、ハイブリッドシステムがないことでエンジンの効率的な領域で走行できる高速燃費はガソリン車のほうが改善効果は高いです。

しかし絶対的な燃費性能では実燃費でもやはりプリウスが圧倒的であり、世界でもトップクラスの燃費性能は健在です。

30プリウスの燃費はどうなのか?

30プリウスは2009年のフルモデルチェンジの際にその圧倒的な燃費性能が注目を集め、モデル期間を通して何度も国内の販売台数のトップを獲得しているほどの車です。

その目玉はぼのトップクラスの燃費性能の高さにあり、現在でも現行プリウスなど一部車種を除いた状態でまだまだ十分すぎるほど高い燃費性能を維持しています。

ポイント

その性能は他社の最新ハイブリッドカーでもなかなか達成できないほどのスペックであり、こと燃費に注目するのであれば30プリウスかなり優秀な車といえるでしょう。

また現在では現行の50プリウスやプリウスの派生車種であるプリウスPHVなども登場していますが、さすがにそれらより燃費性能は下がるものの30プリウスは前型モデルということで中古車として手に入れやすい価格帯なのも魅力の一つと言えます。

30プリウスの燃費性能を引き出すにはドライバーの運転スキルが何より重要なので、プリウスを運転するのであればさまざまな運転を試してみてその都度プリウスのディスプレイに表示される実燃費で効果を見てみると良いでしょう。