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プリウス標準モデルとツーリングセレクションの違い4つ!燃費・評価も比較!

プリウスはトヨタのハイブリッドカーでひじょうに人気の車ですが、そんなプリウスには「ツーリングセレクション」という仕様があります。

今回はそんなプリウス ツーリングセレクションについてご紹介します。

プリウスツーリングセレクションとは?

トヨタ プリウス参考:toyota.jp

プリウスの「ツーリングセレクション(TOURING SELECTION)」とはプリウスのグレードの一つであり、高級仕様の一つとなっています。

プリウスはエンジンとモーターを併用して走行するハイブリッドカーで、エンジンの苦手な領域をモーター走行で補うことで燃費性能を向上させる車となっています。

プリウスのメリットは何より燃費性能の高さにあって比較的おとなしい性格の車なのですが、走行性能も悪くなくなによりモーターの加速感というのはハイブリッドカーならではのものです。

プリウスは初代から現行モデルまで4代を数えているのですが、それぞれの世代でさまざまなグレードや仕様がありました。

「ツーリングセレクション」はそういったグレードの中の一つで、その名前の通りスポーティさを際立たせたり上質感のあるインテリアを採用する上級グレードです。

ツーリングセレクションは2代目プリウスから設定された仕様で、プリウスのいくつかある基本グレードの派生の形で設定されています。

ツーリングセレクションの仕様はそれぞれの世代で違うのですが、一貫してそれぞれのグレードの上級仕様という位置づけとなっています。

その中には本革シートや専用タイヤ&ホイール、外装パーツなどがあり、一般的なモデルとの差別化が図られています。

ツーリングセレクションは複数のグレードに設定されており、特別仕様車の「ツーリングセレクション Black Edition」を含めると次のようなラインナップになります。

50プリウス
ツーリングセレクションSツーリングセレクション
Aツーリングセレクション
Aプレミアム ツーリングセレクション
ツーリングセレクション Black EditionS“ツーリングセレクション・Black Edition”
A“ツーリングセレクション・Black Edition”

ここからはそんなプリウス ツーリングセレクションの仕様について標準モデルとの違いをご紹介していきますが、今回は現行モデルである4代目 50プリウスのツーリングセレクションについて解説します。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの外装(エクステリア)の違い

プリウス 外観参考:toyota.jp

50プリウスには大きく分けてグレードが3つあるのですが、そのうちツーリングセレクションが設定されているのは中間モデルである「S」と上級グレードである「A」です。

プリウスツーリングセレクションはいろいろな箇所に専用の装備が装着された仕様ですが、まず特徴的なのは次のような装備が装着されたエクステリアです。

エクステリアパーツの特徴

ツーリングセレクションのエクステリアパーツには次のような特別仕様の装備が揃っており、標準モデルとの大きな相違点となります。

まずツーリングセレクションで特徴的なのは主にフロント周りのランプ類で、ヘッドランプは標準仕様と同様のLED式ランプとなっていますが、その下側にツーリングセレクション専用の「LEDアクセサリーランプ[薄暮灯]」があります。

薄暮灯とはいわゆるデイライトランプで、昼間でもLED式のランプを点灯させることで他の車からの視認性を向上させる装備です。

このランプの装備箇所はフロントバンパーになりますが標準モデルではこの部分がブラックのカバーとなっており、フロントバンパーの形状は標準モデルと一緒でLEDアクセサリーランプが追加された形です。

またリアバンパーに関してもツーリングセレクション専用装備があり、リアバンパーの下部がブラック塗装のものとなっています。

標準モデルでは塗装なしの樹脂パーツそのままのブラックですが、ツーリングセレクションはその上に塗装が加わって艶のある上質感の高いブラック塗装となっています。リアバンパーの形状は標準モデルと一緒ですが、引き締まったカラーで特別感があります。

タイヤ&ホイールの特徴

ツーリングセレクションではタイヤとホイールにも専用のパーツが装着されており、標準仕様よりも大きな大径タイヤが装着されます。

ポイント

プリウスの標準仕様ではタイヤの仕様が「195/65R15タイヤ」となっておりプリウスクラスの車では標準的な仕様ですが、ツーリングセレクションでは「215/45R17タイヤ」が装着されます。

標準仕様の15インチからいきなり17インチまで大型化されるのでエクステリアデザインに大きく影響しており、よりスポーティで力強い印象のデザインとなります。

車体のボディ形状などは同一なのですがタイヤハウスとタイヤの間の隙間が小さくなることで引き締まった印象となるのです。

またタイヤの大径化にあわせて専用のアルミホイールが装着されており、そのデザインもツーリングセレクション専用のものとなっています。

ホイールはブラック塗装となって足回りも引き締まった印象となり、スポーティな印象が際立ちます。またホイールには専用の樹脂の加飾パーツなどもついており、特別感の高い仕様となります。

ツーリングセレクションでの外装パーツの変更点はそこまで大きくないので、このタイヤとホイールの変更が外観上で最も特徴的な点となるでしょう。

ツーリングセレクション”ブラックエディション”の特徴

50プリウスは上級グレードの特別仕様としてツーリングセレクションが設定されているのですが、そのツーリングセレクションをベースとして「ブラックエディション」という特別仕様が追加されました。

このブラックエディションはプリウスのAツーリングセレクションおよびSツーリングセレクションをベースとして専用パーツを組み込んだモデルとなっており、エクステリアでは次の部分に専用パーツが装着されています。

特徴としてはその名前の通り全体的にブラック基調のパーツが装着され、車全体が引き締まった仕様となっています。

ブラックエディション エクステリア
ライト類Bi-Beam LEDヘッドランプ(ブラック加飾)
LEDクリアランスランプ(ブラック加飾)
LEDフロントフォグランプ(ブラック加飾)
LEDアクセサリーランプ[薄暮灯](ブラック加飾)
フロントまわりサイドポンツーン(ブラック塗装)
サイドまわりセンターピラーガーニッシュ(ブラック塗装)
リアまわりリアバンパー(ブラック塗装)
タイヤ&ホイール215/45R17タイヤ&アルミホイール(ブラック加飾)

まずライト類はその性能はツーリングセレクションと同仕様のものとなりますが、ヘッドランプやアクセサリーランプなどの各所にブラックの加飾が加えられブラックエディションを際立たせるものとなっています。

さらにフロント、サイド、リアにはそれぞれ専用のブラック塗装の外装パーツが装着されており、ボディカラーにかかわらずバンパーなどの一部にブラックが映えています。

またタイヤやホイールについてもツーリングセレクションと同仕様とはなりますが、アルミホイールには専用のブラック箇所が組み込まれて通常のツーリングセレクションとの差別点となっています。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの内装(インテリア)の違い

プリウス インテリア参考:toyota.jp

プリウスツーリングセレクションはエクステリアだけでなくインテリアにも変更点があり、主にシートにツーリングセレクションの専用装備があります。

ツーリングセレクションの内装の特徴

50プリウスのツーリングセレクションはSおよびAグレードに設定されていますが、これらのグレードはもともと上級仕様であるため内装が充実しています。

特にAの最上級仕様のAプレミアムには本革巻きステアリングや本革シート、シートベンチレーションなどが装備されており、これらの装備はAプレミアムのツーリングセレクションにも装備されています。

その中でツーリングセレクション専用の装備としてあるのはAツーリングセレクションおよびSツーリングセレクションのシート表皮です。

50プリウスのAグレード、Sグレードには多少仕様は違いますがどちらもファブリック生地のシート表皮なのですが、この2つのグレードのツーリングセレクションには合成皮革のシート表皮が採用されています。

元のグレードに対して高級感のあるシート表皮を採用することでツーリングセレクションとしての特別感が出ています。

Aグレードの上級グレードであるAプレミアムが本革シートなので、それに近い高級感のあるシートをAやSグレードでも味わえます。

ツーリングセレクション”ブラックエディション”の内装

ブラックエディションには通常のツーリングセレクションとは少し違う内装が装着されており、次のような仕様となっています。

ブラックエディション インテリア
シート合成皮革シート(ブラック)
パネル類センタークラスター
インパネオーナメント(ダークメッキ調モール)
センタークラスターパネル(ダークアルマイト調塗装+ヘアライン加工)
コンソール大型コンソールボックス(合成皮革巻き・ステッチ付)
ダッシュボード周りダークメッキ調加飾レジスターノブ(センター・サイド)&サイドレジスター(ダークメッキ調ベゼル)
エレクトロシフトマチック(ブラック加飾)
アルミペダル(アクセル・ブレーキ)
フロントコンソールトレイ(ピアノブラック加飾・カップホルダー2個付)

ツーリングセレクションのブラックエディションではエクステリアだけでなくインテリアの各所にもブラックのアクセントが加えられており、主に運転席や助手席周りのパネル類やエアコンダクト、シフトノブなどにブラック加飾が設定されています。

グレード的にはAなどの上級仕様に近いですが、その部品形状は同一でもブラック加飾によってかなりシックな印象のインテリアに変わっています。

またアルミペダルが装備されてスポーティさを際立たせており、ツーリングセレクションにより引き締まったインテリアを与えています。

またシートは合成皮革のシートですが色はブラックに統一されており、ブラックエディションのデザインに統一感を与えています。

シートヒーターなどの装備は通常のツーリングセレクションと同じなので、ブラックの内装にこだわる方はブラックエディションも検討してみると良いでしょう。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの走行性能(走破性・安全性)の違い

50プリウスの標準モデルとツーリングセレクションでは走行性能や安全性の面では違いがなく、走りの部分はツーリングセレクションのそれぞれのグレード準拠となります。

ツーリングセレクションではエンジンやモーター、足回りなどの走行面に関しては特別な変更はなく、車の出力やトルクなどのスペックも同一です。

またプリウスには多数の安全性装備が装着されていますが、それらも元のグレードと同一なので、ツーリングセレクションで安全性が低下することもありません。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの燃費の違い

50プリウスの標準のグレードとツーリングセレクションでは走行面でのスペックは同一なのですが、燃費性能に関しては次のように差が生まれています。

スペックツーリングセレクション通常グレード
WLTC基本モード燃費[A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:27.2km/L 4WD(E-FOUR):25.4km/L[A、Sグレード]2WD:30.8km/L 4WD(E-FOUR):28.3km/L [Eグレード]2WD:32.1km/L
WLTC市街地モード燃費[A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:25.5km/L 4WD(E-FOUR):23.2km/L[A、Sグレード]2WD:28.2km/L 4WD(E-FOUR):25.6km/L [Eグレード]2WD:29.9km/L
WLTC郊外モード燃費[A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:28.9km/L 4WD(E-FOUR):27.1km/L[A、Sグレード]2WD:33.2km/L 4WD(E-FOUR):29.5km/L [Eグレード]2WD:35.2km/L
WLTC高速道路モード燃費[A、Sグレード ツーリングセレクション]2WD:26.9km/L 4WD(E-FOUR):25.4km/L[A、Sグレード]2WD:30.4km/L 4WD(E-FOUR):28.8km/L [Eグレード]2WD:31.2km/L
実燃費23.78 km/L24.94 km/L
車両重量[Sツーリングセレクション]2WD:1,360kg 4WD(E-FOUR):1,460kg [Aツーリングセレクション]2WD:1,370kg 4WD(E-FOUR):1,460kg [Aプレミアムツーリングセレクション]2WD:1,380kg 4WD(E-FOUR):1,460kg[Sグレード]2WD:1,350kg 4WD(E-FOUR):1,450kg [Aグレード]2WD:1,360kg 4WD(E-FOUR):1,450kg [Aプレミアムグレード]2WD:1,370kg 4WD(E-FOUR):1,450kg

トヨタ プリウスはハイブリッドシステムによって非常に高い燃費性能を誇っており、カタログ燃費ではハイブリッドカーの中でもトップクラスの性能となっています。

MEMO

実燃費もしっかり良好な燃費を持っていて経済性がよく、燃料消費量は抑えられます。プリウスには電動式のe-4WDという仕様もあって重量増加によって多少燃費性能が悪化はしていますが、その分走行性能が高くなっています。

しかしこれに対してツーリングセレクションではカタログ燃費が悪化しており、およそ3.0km/L〜4.0km/Lぐらいの燃費悪化が見られます。

現在カタログ燃費は4つのモードによって計測されるようになっているのですが、その全てで悪化しているのでツーリングセレクションによる変化といえます。また実燃費もツーリングセレクションでは悪化しており、1.0km/Lぐらいの差が生まれています。

この燃費の悪化はツーリングセレクションによる車の重量増加が主に影響しており、ベースグレードに対して10kgの重量増加が起こっています。

そのため燃費を追求するのであればツーリングセレクションは微妙な選択であり、プリウスとして残念な面でもあります。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの乗り心地の違い

プリウスの標準グレードとツーリングセレクションでは車の乗り心地に関しては大きな差はありませんが、1点 タイヤの大径化は影響があるポイントです。

大径タイヤの装着は近年のトレンドの一つであり、標準モデルより大きなタイヤを履くことでデザイン的に引き締まった印象を与えてくれます。

ポイント

ツーリングセレクションも17インチタイヤの装着によって標準グレードにはないスポーティな印象を与えているのですが、一方で大径タイヤは車の乗り心地を悪化させる要素にもなります。

ツーリングセレクションではサスペンションなどの足回りは変更なしですので、大径タイヤ化によって乗り心地は多少悪化すると考えたほうがよいでしょう。

大径タイヤでの影響はゴツゴツした乗り心地た振動の増加などがありますが、ツーリングセレクションでもこういった影響は出てきます。

一般道の走行ではそこまで影響はわからないのですが、高速道路などで走行するとその影響が表れてきます。実際には乗り換えて比較してみないとわからないぐらいの影響ですが、乗り心地を求めるのであれば標準グレードのほうがよいでしょう。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの広さ・居住性の違い

プリウスの標準グレードとツーリングセレクションでは車内の広さや居住性などは全く同一で、使い勝手も変わらないでしょう。

ツーリングセレクションで変更されたのはシート表皮やブラックエディションでのブラック加飾を追加したインテリアなどであり、各インテリアの部品形状などは同一です。そのため広くなったり狭くなったりすることはありません。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの実用性の違い

プリウス 外観参考:toyota.jp

50プリウスの標準モデルとツーリングセレクションでは実用性の面で多少の差があり、次のような違いがあります。

最小回転半径が大きくなる

50プリウスのツーリングセレクションでは車の最小回転半径が通常グレードよりも大きくなっており、小回りの面では少し不利です。

車の最小回転半径はどのぐらい小回りがきくかの指標で、ハンドルを左右どちらかに最大まで切ったときに360°旋回するのに要する半径です。

50プリウスの標準グレードであるSグレードやAグレードでは最小回転半径が5.1mとなっているのですが、これに対してツーリングセレクションでは5.4mに増加しており、半径で30cm 程度大回りとなります。

これにはツーリングセレクション専用の215/45R17タイヤが影響しており、標準グレードよりも大きなタイヤを装着したことでの影響です。

大径タイヤの装着によってタイヤの装着位置が多少標準グレードよりずれるのですが、トレッドというスペックがツーリングセレクションで変化したことで大回りとなっています。

そのため狭い道や駐車場での取り回しに関してはツーリングセレクションは多少不利であり、これはデザイン優先で大径タイヤを装着したことでの悪影響といえるでしょう。

Aプレミアムのサンルーフ設定

標準グレードのAプレミアムにはいわゆるサンルーフを装着することができるのですが、そのAプレミアムをベースとしたツーリングセレクションでは選択できないようになっています。

プリウスのサンルーフは「チルト&スライド電動ムーンルーフ(挟み込み防止機能付)」という装備で、最上級グレードであるAプレミアム専用の装備です。

全車標準装備ではなく追加費用を払って装着するオプション装備ですが、車内の明るさや快適さを獲得することができ開放感のあるプレミアムな装備となっています。

しかしAプレミアム ツーリングセレクションではオプション設定自体がありませんので、もしサンルーフを装着したい場合にはツーリングセレクションはおすすめしません。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの故障・メンテナンスの違い

プリウスの標準グレードとツーリングセレクションでは車の基本コンポーネントは全く共通であり、信頼性に関する点で故障の少なさやメンテナンス性に関しても全く同一です。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの価格・値段の違い

プリウス ツーリングセレクションは標準モデルのプリウスに対して価格の差があり、新車での価格と中古車価格がどのぐらいなのかを比較しました。なお中古車価格については有名な中古車情報サイトである

プリウス新車価格中古車本体価格相場
ツーリングセレクションSツーリングセレクション2WD:2,902,000円 4WD(E-FOUR):3,100,000円カーセンサー990,000円〜3,450,000円
goo-net930,000円〜3,530,000円
Aツーリングセレクション2WD:3,171,000円 4WD:3,369,000円カーセンサー1,080,000円〜3,580,000円
goo-net1,080,000円〜3,850,000円
Aプレミアム ツーリングセレクション2WD:3,442,000円 4WD(E-FOUR):3,640,000円カーセンサー1,230,000円〜3,790,000円
goo-net1,450,000円〜2,599,000円
ツーリングセレクション Black EditionS“ツーリングセレクション・Black Edition”2WD:2,947,000円 4WD(E-FOUR):3,145,000円カーセンサー2,580,000円〜2,710,000円
goo-net2,580,000円〜2,888,000円
A“ツーリングセレクション・Black Edition”2WD:3,216,000円 4WD(E-FOUR):3,414,000円カーセンサー該当なし
goo-net2,750,000円〜2,980,000円
標準グレードS2WD:2,731,000円 4WD(E-FOUR):2,929,000円カーセンサー798,000円〜3,134,000円
goo-net848,000円〜4,250,000円
A2WD:3,004,000円 4WD(E-FOUR):3,202,000円カーセンサー1,100,000円〜3,713,000円
goo-net958,000円〜4,000,000円
Aプレミアム2WD:3,331,000円 4WD(E-FOUR):3,529,000円カーセンサー1,060,000円〜2,930,000円
goo-net1,060,000円〜3,980,000円

ツーリングセレクションは標準グレードであるS、A、Aプレミアムそれぞれに設定されていますが、その新車価格は表のように標準グレードの100,000円〜200,000円ぐらいの価格上昇があります。

これはツーリングセレクション専用の装備などの影響であり、Aプレミアム ツーリングセレクションの4WD仕様が50プリウスでの最高価格となります。

また標準グレードには電動式4WDのE-FOUR仕様がありますが、こちらはツーリングセレクションになっても同一です。

さらにSおよびAツーリングセレクションにはBlack Editionが設定されており、通常のツーリングセレクションよりも数万円程度の価格差しかありません。

中古車市場でもこれらツーリングセレクションの50プリウスは数多く販売されており、価格帯は新車価格の3割程度からありますので結構手に入れやすい車種となっています。

中古車になると標準グレードとの価格差がそこまでありませんので、ツーリングセレクションはお得感があります。なおBlack Editionについてはまだ発売からそんなに時間が経っていないので中古車価格も高止まりしており、新車の標準グレードのプリウスがもう少しで手に入れられる中古車価格です。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの維持費・税金の違い

プリウス標準モデルとツーリングセレクションでは維持費や税金の面は変動はなく、標準モデルで得られていた減税措置などもそのまま受けられます。

ツーリングセレクションでは標準モデルより多少の重量増加はありましたが、自動車重量税などに影響のあるほどではないので税金は据え置きです。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションの口コミ・評判の違い

プリウスのツーリングセレクションについてはtwitterでもいろいろな評判があがっており、その中から3つご紹介します。

こちらの方は新車の乗り換えでプリウスのツーリングセレクションに変わったそうなのですが、その走りの良さにはかなり気に入られていますね。燃費性能については標準モデルより劣るものの車としての満足度は悪くないようです。

こちらの方はツーリングセレクションの装備を見ていらっしゃいますが、引き締まったデザインからかスポーツカーみたいとおっしゃっています。

車自体のスペックはほとんど変わらないものの外観が少し変わるだけでも印象が随分違います。

こちらの方も新車のプリウスへの乗り換えを検討していらっしゃいますが、自動車販売店の方がおっしゃるほど外観上の差が体感できなかったそうです。

ツーリングセレクションでは外観上の変更点が多いのですが、その変化は標準モデルと横並びで見るとわかりやすくなるでしょう。

プリウス標準モデルとツーリングセレクションは買うならどっち?

プリウスの標準モデルとツーリングセレクションではほとんどの部分は共通ですが、SグレードやAグレードでは高級感のある皮革シートが装備できるなどメリットは大きく、オプション装備を装着する感覚でツーリングセレクションにするのはありでしょう。

標準グレードとの価格差もそんなに大きくはないので、好みで選べるレベルのものとなっています。ただしツーリングセレクションでは燃費性能の悪化というプリウス最大のメリットが多少損なわれる部分もあるので、燃費を第一に考える方は標準グレードにしてオプション装備を追加する形で高級感のある仕様にしたほうがよいでしょう。