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プリウスのオイル交換方法!値段相場や時期・頻度まで全て解説!

プリウスはトヨタのハイブリッド乗用車で燃費の高さが特徴です。

今回はそんなプリウスのオイル交換についてご説明します。

プリウスのオイル交換の必要性

 

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トヨタ プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーとして世界的に有名な車で、その燃費性能は世界トップレベルです。

プリウスの特徴は2つの動力機関を搭載していることで、従来どおりの内燃機関のエンジンと電気自動車などで使われる電動モーターを両方搭載しています。

エンジンの苦手とする領域を電動モーターでカバーすることで燃料消費量を低減させ、その結果燃費性能がエンジンだけの車より大幅に上昇します。

また走行時には主に低速時に電動モーターだけでの走行を行い、その静かな走行音やトルクフルな走りなどはプリウスならではのものです。

そんなプリウスでも使われている電動モーターは従来のガソリンエンジンと比べて部品点数の少なさやメンテナンス性の良さもメリットとしてあり、小型コンパクトで収まるとともにエンジンのようにさまざまな部品交換もかなりの部分不要となっています。

エンジンでは「エンジンオイル」と呼ばれるオイルが内部で循環しており、このエンジンオイル交換を定期的に行うのが一番身近なメンテナンスです。

プリウスでは当然電動モーター部分にはこういったメンテナンスは不要なのですが、同時にガソリンエンジンも搭載しているのでエンジン側だけはエンジンオイル交換が必要となってきます。

このエンジンオイルはエンジン内部で非常に重要な役割を果たしており、エンジン内部の潤滑、冷却、洗浄、密封、防錆などの複数の役目があります。

エンジンオイルはエンジンが稼働している間に少しずつ劣化が起こって上記の役割が悪化していき、その影響は燃費の悪化や動力性能の低下、あまりにオイル交換をしないと最終的にはエンジンの破損までつながるものです。

そのためエンジンオイル交換はエンジンを正常に保つために必ず必要なメンテナンスで、電動モーターを持つプリウスであってもハイブリッドでエンジンがある以上は定期メンテナンス項目となります。

プリウスのオイル交換の時期・頻度

オイル交換

プリウスのエンジンオイル交換は定期的に行わなければなりませんが、目安としてメーカーであるトヨタがオイル交換の交換頻度を提示しています。

エンジンオイル交換インターバル

エンジンオイル交換は各自動車メーカーが自社の設計にあわせてその時期や頻度を設定している項目で、一般的な目安だと走行距離10,000kmごともしくは1年ごとで設定されています。

一方でエンジンによっては独自の頻度を設定していることもあり、例えばターボチャージャーを持つターボエンジンではオイルの劣化が早くなる傾向にあるため、走行距離5,000kmごともしくは半年ごとの交換となっていることもあります。

もちろんこの走行距離や交換時期より短い段階でエンジンオイル交換をしても特に問題はなく、自動車用品店などではメーカー設定の半分ぐらいのインターバルで交換を勧められることもあります。

ポイント

これに対してプリウスはトヨタが設定したエンジンオイルの交換インターバルとしては「走行距離15,000kmごと、もしくは1年ごと」として設定されており、一般的に言われているオイル交換インターバルよりも走行距離が長めに設定されています。

プリウスは通常の車より電動モーターで走行している分エンジンの使用頻度が減るのですが、モーターの走行距離などは考慮せず車としての走行距離で15,000kmごとの交換頻度となります。

なおハイブリッドカーということでオイル交換インターバルが長くなっているようにも思えますが、近年のトヨタの自然吸気エンジンを搭載した車種は同様のオイル交換インターバルとなっているのでハイブリッドカー特有の設定ではありません。

なおハイブリッドカーについてもオイル交換が短いインターバルで交換されていても問題はなく、むしろエンジンのスペックをキープできるのでエンジンに対しては良い影響となります。

エンジンオイルフィルターの交換も必要

エンジンオイル交換にはそれに伴ってエンジンオイルフィルターも交換する必要があり、その交換インターバルもオイル交換に合わせてあります。

エンジンオイルフィルターはエンジンオイル内の汚れや金属粉などを濾し取る役割をする部品で、エンジンの内部を循環してオイル滓やエンジン本体から削れた金属粉などもエンジンオイルに流してエンジン内部の洗浄する役割があります。

エンジンオイルフィルターはろ紙などを含んだ金属製のボトルのような部品で、その内部に循環した最後のオイルを流してフィルターで濾し取ります。

しかし濾し取るほどフィルター自体が汚れていくので、最終的にはエンジンオイルフィルター自体を交換して性能を取り戻さなければなりません。

エンジンオイルフィルターの交換頻度は一般的にはオイル交換2回ごとに1度交換と言われていますが、プリウスに関してはエンジンオイルフィルターも15,000kmごとに交換とトヨタが説明書に記載しています。

15,000kmはエンジンオイルフィルターの寿命としては結構ギリギリとなるので、エンジンオイル交換と同タイミングでいいところでしょう。

エンジンオイルフィルターはエンジンルームの奥まったところにあるので交換は少し大変ですが、ディーラーや自動車工場ならば難なく作業してくれます。

プリウスのオイル交換の方法

オイル交換

プリウスのオイル交換は基本的には通常のエンジン車と同じ交換手順で可能となっており、ハイブリッドカーといっても特別なことはありません。

エンジンオイル交換は基本的にディーラーや自動車用品店などに依頼するのが基本なのですが、その他に個人でもオイル交換ぐらいなら十分に可能です。

エンジンオイル交換を依頼する

エンジンオイル交換はエンジンを扱うということでディーラーや民間自動車工場、自動車用品点などに依頼して交換してもらうのが基本となります。

プリウスのエンジンオイル交換にはフロントボンネットに収まっているエンジンを操作するのですが、あまり車に詳しくない人だとエンジンオイル交換もなかなかうまくできません。

そこで自動車修理やメンテナンスのプロであるディーラーや自動車修理工場、自動車用品店などにオイル交換を依頼するのが一般的で、エンジンオイル交換ぐらいならば作業時間自体は数時間程度と軽度なメンテナンスになります。

自動車用品店などであれば予約など基本的に不要で、店頭に出向いてその場でオイル交換を依頼することもできます。

ただディーラーや自動車修理工場で依頼する際には事前連絡はしておいたほうがよく、順番待ちで施工できないことや時間がかかってしまうことがあるので、電話連絡だけでも一つしておくと安心です。

そうしておけばオイル交換作業はその日のうちに完了するので、非常にスムーズに終わるでしょう。

自分でオイル交換をする事前準備

エンジンオイル交換はエンジンのメンテナンスでも比較的簡単なものなので、準備をしておけば十分に作業可能です。

まず最初にエンジンオイル交換に必要なものを揃えるところからですが、それらは自動車用品店やホームセンターなどですべて揃えることができます。

エンジンオイル交換に必要なものにはこれらが最低でも必要で、さらにオイルがこぼれたりもするので汚れても良い服にしておきましょう。

  1. 交換用エンジンオイル
  2. 廃油処理箱
  3. オイル汚れを拭くボロ布

交換用のエンジンオイルは基本的にメーカー指定のオイル粘度のものが推奨されており、カタログやインターネットなどで自分の車種のオイルを調べておきましょう。

エンジンオイルはほかにもさまざまな粘土や別の性能を持つものもありますが、スポーツ性の高い車種や負荷の高い車種でなければメーカー推奨スペックのものが最適です。

あまり違う種類のエンジンオイルにしてしまうとエンジン保護性能が落ちたり燃費の悪化などを起こすので注意しましょう。

なおプリウス用のエンジンオイルとしてトヨタ純正オイルというものがありますが、粘度が同じであれば別メーカーのオイルでも基本的には大丈夫です。

プリウスの個人でのオイル交換手順

プリウスのエンジンオイル交換の手順は基本的に普通の車と同じで、特別な作業はありません。

エンジンオイル交換は簡単な手順としては古いオイルを抜き出したあとに新品のオイルを規定量まで入れるだけなのですが、古いオイルを抜き出すのが多少の手順が必要です。

ポイント

エンジンオイルを抜き出すのはエンジンの一番下部にあるエンジンオイルパンのドレンプラグを抜く必要があり、車のエンジンルームの下に潜り込むような形になります。

そしてドレンプラグの下に廃油処理箱を最初に置いてからドレンプラグのボルトを回せば、オイルが自然に流れてきます。

なおこの際にエンジンの上部にあるオイルフィラーキャップやオイルレベルゲージのキャップを外しておくと空気が入りやすくなり、オイルの抜けが早く確実になります。

またオイルを抜く直前にエンジンを多少アイドリングで回しておくとエンジンの温度が上がり、オイルの粘度が下がってオイルが抜けやすくなります。

古いエンジンオイルがドレンプラグから流れてこないようになればほぼほぼオイル抜きは大丈夫で、オイルドレンプラグのボルトをしっかり締めておきましょう。

外したドレンプラグが廃油処理箱の中に落ちてしまうことがよくあるので、もし見当たらないときにはその中を探しましょう。

MEMO

ドレンプラグをしっかり締めたあとはエンジンの上側から新しいオイルをオイルフィラーキャップから入れていき、エンジンオイルの規定量までしっかり入れます。

その際オイルの量は事前に測っておいてもよいのですが、基本的にはオイルレベルゲージで測りながら少しずつ入れておくほうが良いでしょう。

規定量以上にオイルが入ってしまったときにはもう一度ドレンプラグから抜けば良いので、そこまで心配することはありません。

なおエンジンオイルを抜く際やオイルを入れるときにはオイルがこぼれたりして汚れることが多いので、すぐに拭き取れるようにボロ布を用意しておきましょう。

プリウスのオイル交換の費用

プリウスのオイル交換については前述したように走行距離15,000kmもしくは年1回のオイル交換が推奨されますが、よほど長距離移動を頻繁にする人でもなければ年1回交換しておけば十分です。

プリウスのオイル交換にかかる費用としてはディーラーなどに依頼するときと自分で交換する場合で多少変わってきますが、交歓に使うエンジンオイルの購入自体はどちらも必要です。

MEMO

プリウスのエンジンオイル交換に必要な量はおおよそ4リッター前後であり、もしエンジンオイルフィルターを一緒に交換する際には多めのオイルが必要です。

エンジンオイルは小さな缶から大きな缶までさまざまなサイズで販売されていますが、プリウスに必要なものとしては4リッター缶がちょうどよいサイズです。

4リッターのエンジンオイルはトヨタ純正で3,000円〜4,000円となりますが、その他のブランドでは多少高いものもあります。

また自動車用品店などでは量り売りの標準オイルなどもありますので、そのほうが無駄がなく安価に購入できるでしょう。

ポイント

ディーラーや自動車用品店、自動車修理工場に依頼する際にはエンジンオイル自体に加えて作業費用も必要ですが、工賃自体は500円〜1,000円とかなり安価で済みます。

これとエンジンオイルを購入する費用をプラスすると、エンジンオイル交換トータルで5,000円前後と考えておくと良いでしょう。

これに対して自分で交換する際にはこの工賃は不要になりますが、その代わりに廃油処理箱の購入や作業に必要な工具の購入などがあるので、場合によっては依頼したほうが安価になることもあるでしょう。

なお一緒にオイルフィルターを交換する際にはオイルフィルターの部品代とオイルフィルター交換費用も追加され、おおよそ3,000円ぐらいの費用追加となります。

プリウスでおすすめのオイル

では最後にプリウスにおすすめのエンジンオイルをご紹介しますが、プリウス適合のオイルは世代によって粘度が多少違うので自分の車種に適合するものをしっかり確認しましょう。

TOYOTA 純正エンジンオイル

まず基本となるのはこのトヨタ純正のエンジンオイルで、まずこれを入れておけば間違いはないでしょう。

トヨタ純正のエンジンオイルにはスポーツ向けの性能のものもありますが、プリウスであれば標準的なもので十分です。

プリウスは世代によってオイル粘度が「0W-20」の車種と「0W-16」の車種があるので、どちらかに対応するものを選びましょう。

またエンジンオイルフィルターの交換を含んでオイル量が多めに必要なときはこの製品が2缶必要になりますが、この上のサイズは20リッターになるので4リッター缶でなんとかするほうが良いでしょう。

カストロール エンジンオイル MAGNATEC HYBRID

エンジンオイルは社外メーカーも様々な製品を販売しており、カストロールにはハイブリッド車用のエンジンオイルがあります。

カストロールはスポーツカー向けのオイルが有名ですが一般的な乗用車向けの製品も多数販売しており、ハイブリッドカーやアイドリングストップカー向けのエンジンオイルとしてこの製品があります。

価格が多少トヨタ純正仕様とは違うのですが、性能自体はしっかりしているので安心です。