トヨタ プリウスはトヨタのハイブリッドカーですが、プリウスには様々な楽しみ方がありエアロパーツもその一つです。
今回はそんなプリウスのエアロパーツについてご説明しましょう。
プリウスのエアロパーツの後付け
トヨタ プリウスは世界初のハイブリッドカーとして登場して現行モデルですでに4代目になります。
そんなプリウスにはエアロパーツを装着して楽しむことも一般化してきており、後付けでプリウスにエアロパーツを装着したりもするのです。
プリウスは環境性能に焦点を当てたハイブリッドカーであり、車の性能としてはおとなしい走りをベースとした乗用車です。
ハイブリッドカーは内燃機関のエンジンと電動モーターを併用して燃料消費の少ない走行が可能となっており、スポーツカーのように走りをメインとするよりは一定速度の走行でエコな運転で燃費を高める走り方です。
ですがプリウスはエクステリアデザインが世代を重ねるごとにシャープになってきており、現行モデルはかなりスポーティな印象のフォルムに仕上がっています。
そんなプリウスには以前からカスタマイズパーツとしてさまざまなエアロパーツが設定されているのですが、プリウスのおとなしめのフォルムをスポーティに際立たせるためにエアロパーツを装着する方は増えてきています。
エアロパーツにはトヨタ純正のエアロパーツのほかに社外品のエアロパーツがさまざまなメーカーから発売されていますが、メーカー純正のエアロパーツの場合は新車購入時に装着した状態で購入ができます。
しかしそれ以外の社外品エアロに関しては基本的には新車購入後の後付けという形になっており、一部のディーラーや民間自動車工場、自動車用品店などで購入と取り付けまでを行うことができます。
プリウスのエアロパーツの後付け方法
この投稿をInstagramで見る
エアロパーツの装着のタイミングは後付けがほとんどで、社外品であればさまざまなエアロパーツの中から探すことができます。そんなエアロパーツの後付けの方法をご紹介します。
エアロパーツの選択と購入
まず後付けエアロパーツを装着する際にすることはどのエアロパーツを装着するか決めることで、車種ごとに装着できるエアロパーツは沢山の選択肢があります。
今回はプリウスに限定してご紹介しますが、プリウスでも初代から現行車まで4代を数えておりそれぞれタイプの違うエアロパーツがあります。
初代プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーということでエアロパーツのようなカスタマイズパーツはほとんどなかったのですが、2代目から一気に人気が爆発して販売台数が国内トップになるなどプリウスブームが起こり、エアロパーツも一気に展開されていきました。
エアロパーツはそれぞれの世代のボディ形状に合わせた専用設計なので、まずエアロパーツをつけたいプリウスの世代を確認し違うモデルのエアロをつけないようにしましょう。
エアロパーツはそれぞれのカスタマイズパーツメーカーが適応するモデルや年式に関する情報を出しているので、車の車検証などを確認して確実にフィットするものを探しましょう。
エアロパーツ自体は自動車用品店などでカタログから探す方法の他に、最近ではネットで探すのが一般的になってきています。
ネットであれば数多くあるエアロパーツのメーカーを簡単に比較することができますし、完成予想図の画像などもあるのでエアロパーツを装着した状態が想像しやすいです。
そこから装着したいエアロパーツを探したら、装着を依頼する民間自動車工場や自動車用品店経由でパーツを注文したほうがあとの展開はスムーズです。
個人でエアロパーツをネット経由で購入することもできるのですが、そこから持ち込みで装着となると拒否される場合もありますので基本的にすべておまかせのほうが良いですね。
なおプリウスのエアロパーツにはモデリスタやTRDといったトヨタ関連の純正エアロパーツも設定されており、これらも後付けで装着することができます。
その際は同じように民間自動車工場に依頼する他、純正エアロパーツなのでトヨタディーラーでの施工も依頼できます。
エアロパーツの装着
装着したいエアロパーツを選んで購入したなら次は車に装着する段階となりますが、部品の納入から装着完了まで業者にお願いしたほうが良いです。
エアロパーツの装着は専門的な技術が必要なものであり、個人でも不可能ではないものの完成度を考えるとよほどのことがない限りプロに任せましょう。
詳しくは別の記事でご紹介していますが、エアロパーツ装着の簡単な工程をご紹介すると、
- エアロパーツの仮合わせと修正
- エアロパーツの塗装
- エアロパーツ取り付け
の3つの工程があります。後付けのエアロパーツはメーカーから届いた部品をただ装着すればよいのではなく、事前準備や修正作業など細かい後処理をしてさらに塗装も終えてからようやく装着となります。
これらの工程があるのでエアロパーツの装着完了までには数日から一週間程度はかかる作業であり、その間は車を業者に預ける形となります。
またそもそもエアロパーツ自体がほとんど受注生産品なので、注文から納入まで数週間から1ヶ月はかかるものとなっており、トータルで考えるとエアロパーツの装着を検討し始めてから完了まで1ヶ月〜2ヶ月ぐらいはかかります。
しかしもし取り付け費用を浮かすために自分で装着しようとすると間違いなくこれ以上の期間が必要となるので、時間的にもプロにお願いしたほうが間違いなく良いでしょう。
エアロパーツ装着後には完熟運転を
エアロパーツの購入から装着まで完了すれば晴れて後付けエアロがプリウスに付くのですが、装着後にはすぐに全開で走らず完熟運転をしたほうが良いです。
というのもエアロパーツの多くはノーマルのボディラインより車のボディが下部に伸びており、地面とボディとの距離が近くなっています。
いわゆるローダウンエアロと呼ばれるような地面スレスレになるエアロパーツもありますが、そこまで行かなくても一般的なエアロパーツでもノーマル車と比べると多少運転感覚が変わってきます。
そのため車で段差や凹凸を乗り越えるときや駐車場のスロープに乗り上げる際に、車のエアロパーツを擦ってしまったりぶつけて割ってしまうことがあるのです。
こういったトラブルはエアロパーツを装着した車であればありがちなのですが、特にエアロパーツを装着した直後で車の状態の変化に慣れていないときに起こりがちです。
そのため最初のうちはあまりスピードを出したり段差や凹凸の多い道路は避けるようにし、車の挙動やエアロパーツがぶつからない状況を把握するようにしましょう。
しかしいくら注意していても最初の頃はどうしてもエアロをこすりがちにはなりますが、なによりスピードを出さないようにすれば被害は少なくなるので注意深く運転しましょう。
プリウスのエアロパーツの後付け工賃
プリウスのエアロパーツを取付ける際には装着する各所に対して取付工賃が必要となります。
エアロパーツと一口に言っても車の各所に取付ける部位があり、車全体にエアロパーツを配するフルエアロは主に次のようなエアロパーツを装着した状態です。
プリウスでは様々なメーカーからエアロパーツとして発売されているのはフロントスポイラー、サイドスカート、リアアンダースポイラーの3点セットが基本となっており、それぞれ単独で装着もできますが車全体のデザインの統一感をを考えると3点セットで装着することをおすすめします。
なおリアスポイラーやリアウイングに関してはプリウスはハッチバックタイプの車なのであまり装着する人は少ないのですが、カスタマイズパーツとしては存在しています。
エアロパーツ | 部位 | 別名称 |
フロントスポイラー | フロントバンパー下部の延長 | フロントスカート、フロントハーフ、フロントアンダースポイラー |
サイドスカート | サイド下部の延長 | サイドステップ、サイドスポイラー |
リアアンダースポイラー | リアバンパー下部の延長 | リアハーフスポイラー、リアスカート、リアバンパースポイラー |
リアスポイラー | 車後部の小さな斜めのウイング状パーツ | トランクスポイラー、テールゲートスポイラー |
※リアウイング | 車後部の大型ウイング ※フルエアロに含めない場合も多い | – |
これらエアロパーツの取り付け費用としては1箇所あたりおおよそ8,000円〜10,000円ぐらいが相場となっており、もし前述の3点セットをフルに装着すると25,000円〜30,000円ぐらいになります。
更にこれに加えてエアロパーツはそれぞれ塗装をしなければならないので、塗装費用として1箇所あたり15,000円〜20,000円ぐらいが必要です。
なおサイドスカートに関しては車の左右それぞれに装着しなければならないので、取り付け費用や塗装費用は多少高めに設定されます。
これら取り付け費用と塗装費用をトータルで考えると、1箇所エアロパーツを装着すると23,000円〜30,000円ぐらい必要で、3点セットで装着するとなるとトータル100,000円弱が取り付け費用の総額となるでしょう。
なお個人でもしエアロパーツを取付けるのであればこの費用がまるごと節約できてコストパフォーマンスはありますが、その分装着にかかる時間やクオリティなどを考えればそこまで良い選択肢にはなりません。
プリウスのエアロパーツのおすすめ種類
プリウスのエアロパーツはさまざまなカスタマイズパーツメーカーが独自のデザインで販売していますが、今回はその中からトヨタ純正系のブランドといくつかの代表的な社外品エアロメーカーをご紹介しましょう。
メーカー | エアロパーツブランド | エアロパーツ |
トヨタ | TRD | エアロパーツセット Aggressive Style、エアロパーツセット Aero Dynamics Style、リヤトランクスポイラー |
モデリスタ | MODELLISTA エアロキット(ICONIC STYLE)、MODELLISTA エアロキット(ELEGANT ICE STYLE) | |
AIMGAIN(エイムゲイン) | 純VIP、Generarion、CYGNUS、等 | HYBRID ZVW50 PRIUS MC、HYBRID TYPE S、TYPE L、TYPE M |
TOM’S(トムス) | TOM’S | Racing Version、Sport Version |
ROWEN(ローウェン) | WORLD PLATINUM、JAPAN PREMIUM、ROWEN SPORT | 日産 GT-R レクサス LC500 マツダ CX-5 |
KEN STYLE(ケンスタイル) | KEN STYLE | PRIUS KENSTYLE NEXT |
エアロパーツにはトヨタ純正系のエアロパーツブランドと社外メーカーのブランドとがありますが、一般的に言えば社外ブランドのほうが攻めたデザインができるので存在感があります。
しかしプリウスに関してはTRDやモデリスタのエアロパーツにはかなり完成度の高いデザインが与えられており、社外ブランドに負けない魅力を得ています。
またトヨタ純正系のメーカーならではの完成度の高さや装着性の良さなどはさすがの部分があり、万人におすすめするのであればトヨタ純正系のエアロパーツになるでしょう。
しかし社外ブランドのエアロパーツには特に特徴的なデザインがあるので、他には少ないプリウスに乗りたい方はこちらがよいでしょう。ではそれぞれのメーカーのエアロについて簡単にご説明していきます。
トヨタ系:TRDプリウス
まずはトヨタ系の純正エアロを手がけるメーカーをご紹介しますが、最初はトヨタのスポーツ系メーカーであるTRDから説明します。
TRD(Toyota Racing Development)はトヨタのレーシングカーを手がけるチューニングメーカーですが、トヨタやレクサスの量産車に対してもチューニングパーツやエアロパーツを展開しています。
そんなTRDのエアロパーツはプリウス用にも設定されており、TRDらしいスポーティなデザインのエアロパーツが特徴です。TRDのパーツはチューニングパーツのイメージが強いのですが、プリウスについてはあくまでデザイン重視のドレスアップパーツとなっています。
TRDのプリウスのエアロパーツには主に2種類のタイプがあり、「Aggressive Style」と「Aero Dynamics Style」があります。
Aggressive Styleではプリウスのもともとのデザインをより強調したようなラインが特徴となっており、非常に押し出し感の強いデザインコンセプトでエアロパーツの3点セットが設定されています。
これに対してAero Dynamics Styleは比較的もともとのラインを重視したエアロパーツとなっており、空力感の流れのあるエアロパーツになっています。
このほかにリアトランクスポイラーと呼ばれるウイングやフロントバンパーのカナード、エアロミラーなどスポーティな要素満載のエアロパーツが揃っており、スポーティなエアロであれば完成度の高いTRDにしておけば間違いはないでしょう。
トヨタ系: モデリスタプリウス
モデリスタもトヨタの特装車系メーカーですが、モデリスタのエアロパーツは高級感のあるラグジュアリーさが特徴です。
モデリスタのエアロパーツは近年さまざまなトヨタ車に展開されるエアロパーツとなっており、スポーティーなイメージよりはもともとのデザインをよりラグジュアリーにするためにメッキを多用したエアロパーツが特徴となっています。
またエアロパーツのデザインも上質感がありながら存在感のあるフェイスに仕上がっており、ひと目でモデリスタ仕様のプリウスということがわかります。
特に現行モデルのプリウスはベースデザインが複雑なラインを持つ車になっているので、モデリスタのエアロパーツはよく似合います。
モデリスタにもプリウス用のエアロパーツが2種類用意されており、「ICONIC STYLE」と「ELEGANT ICE STYLE」があります。
ICONIC STYLEはまさにモデリスタという印象のエアロパーツで、特にフロントマスク周りがより複雑で押し出し感と高級感のある仕様に仕上がっています。
ICONIC STYLEには専用色のBLACK EDITIONも用意されており、より引き締まったデザインの豪華なプリウスになります。
もうひとつのELEGANT ICE STYLEについては逆にシンプルさのあるエアロパーツになっており、エアロパーツを装着しても上質感を失わないデザインは受け入れやすいものとなっています。
AIMGAINプリウス
AIMGAINはエアロパーツメーカーの中で人気が非常に高いメーカーで、プリウス用にもエアロパーツが何種類も展開されています。
AIMGAINのエアロパーツはいわゆるVIPスタイルという高級感と押し出し感のあるデザインが特徴で、メッキパーツを多用することで存在感があります。
プリウス用のエアロパーツはフロントアンダースポイラー + サイドアンダースポイラー + リアハーフスポイラーの3点セットが基本となっていますが、それに加えてボンネットスポイラーやトランクスポイラー、トランクスポイラーなどのエアロパーツも用意されています。
AIMGAINのプリウス用のエアロパーツは何種類も設定されているのですが、一番基本となるモデルでもしっかり車高を落としたローダウンスタイルが特徴のエアロパーツになっています。
さらにTYPE S、L、Mなどの派生モデルでは主にフロントグリルが特徴的になっており、大きな開口部のあるようなグリルデザインはレクサスなどの高級車を思わせます。
特に最新モデルのTYPE Sは高級感とスポーティさを両立したバランスの良いデザインになっておりおすすめです。
TOM’sプリウス
TOM’sはトヨタと関係の深いチューニングメーカーですが、経営的にはトヨタと別組織であり社外品エアロとなります。
TOM’sはチューニングパーツが有名なメーカーですが、独自のエアロパーツブランドも展開していてプリウス用のパーツも揃っています。
TOM’sのエアロパーツは比較的シンプルなデザインのエアロパーツが多く、前述のローダウンエアロのように地面すれすれのようなデザインではありません。
デザイン的なインパクトという点では少しおとなしいですが、その分運転はしやすいエアロで受け入れやすいデザインです。
TOM’sのプリウス用のエアロパーツは現在2種類展開されており、どちらもフロントスポイラー、サイドステップ、リアアンダースポイラー、トランクリッドスポイラーがセットになっています。
2種類のエアロパーツはRacing Version、Sport Versionとなっていますが、どちらのバージョンでもフロントマスクはアンダースポイラーの装着ぐらいでほぼベースデザインをキープしています。
一方でリアにはフィンのあるリアアンダースポイラーが非常に特徴的であり、スポーティな印象を与えてくれるエアロになっています。
ROWENプリウス
ROWENもエアロパーツメーカーとしては非常に人気の高いメーカーで、高級車向けのラグジュアリーなエアロパーツには定評があります。
ROWENが手がける車種は名だたる高級車が多くなっており、エアロパーツもメッキパーツを多用した豪華なラグジュアリースタイルが特徴になります。
しかしプリウスに関してはかなりスポーティなエアロパーツを展開しており、各世代のプリウスでも同様のコンセプトを持つロードスポーツスタイルのエアロパーツになります。
プリウスに関しては現行モデルの前期型、後期型それぞれでエアロパーツが展開されますが、いわゆる3点セットだけでなく大型ウイングやエアロミラーなど車トータルでエアロスタイルを作り出しています。
ROWENのプリウスは高級感がありながらシャープで精悍なフェイスに仕上がっており、LEDなどを組み込んだフロントスポイラーの存在感が実に良いアクセントになっています。
また全体のスタイルもローダウンスタイルではあるものの、地面との間のロードクリアランスが一般道走行には必要十分なほど確保されており、ドライブも楽しく行える仕様です。
さらにはROWENプリウスにはサイドに専用のデカールも用意されており、まるでレーシングカーのようなスタイルと流れるようなシャープなラインが楽しめる車に仕上がっています。
KEN STYLEプリウス
KEN STYLEのエアロパーツはスポーティなイメージの強いデザインで、シンプルながらシャープなデザインが特徴です。
KEN STYLEのプリウス用のエアロパーツは1種類の展開になっていますが、それだけに気合の入った複雑なスポーティデザインのエアロとなっています。
KEN STYLEのプリウス用エアロパーツはフロントハーフスポイラー、サイドスカート、リアハーフスポイラーなどが基本で、さらにバンパースポイラー、リアウイングなどで完成度の高いスポーティなフォルムを生み出しています。
それでいてフロントマスクの印象はベース車をうまく活かしており、プリウスの雰囲気を壊さないデザインです。
しかしエアロパーツだけに注目するとところどころに特徴的なラインが入っており、フロントハーフスポイラーはなにより埋め込まれたLEDが目を引きます。
またリアハーフスポイラーが空力性のあるデザインとなっていることでよりスポーティさを引き出しており、もともとのプリウスが持っているシャープなデザインが強調されています。
プリウスのエアロパーツの価格
プリウスのエアロパーツの価格についてはそれぞれのカスタムパーツメーカーによってまちまちですが、おおよその相場というのはあります。
プリウスに限らずエアロパーツは3点セットが基本となっており、車全体のデザインの統一感を考えるならばフロントスポイラー、サイドスカート、リアアンダースポイラーの3点は導入したいところです。
この3点を一般的にフルエアロと呼びますが、プリウスのフルエアロキットはTRDやモデリスタなどのトヨタ純正系のメーカーではおおよそ200,000円前後が相場となっています。
この価格は塗装済みのエアロパーツキットの相場となっていますが、塗装なしのものでも180,000円前後なのでそこまで価格は変わりません。塗装なしはその後に塗装費用が別途発生するので、トータルで見ると塗装済みのほうが安くなるでしょう。
また社外ブランドのプリウスのエアロパーツに関してはメーカーによって価格がバラバラなのですが、その相場の幅としてはフルエアロで100,000円〜300,000円ぐらいとなっています。
更にここに別のエアロパーツであるウイングやエアロミラーなどを導入すると、プラスで100,000円〜200,000円ぐらいはかかるでしょう。
そのため車全体でトータルでエアロパーツを構成すると、200,000円〜500,000円ぐらいはかかるでしょう。
なおエアロパーツは中古部品としても様々なパーツが市場に並んでいるのですが、その価格は新品価格の3割〜5割以下の価格ぐらいが相場となっているので、トータルで見ると大幅に費用を抑えることができるでしょう。
プリウスのエアロパーツ後付けの総額
では最後にエアロパーツを後付けする際の費用の総額を計算しますが、総額としてはエアロパーツの部品費用とその塗装費用、さらに取り付け費用がそれぞれかかります。
プリウスのエアロパーツの価格については前述したとおり3点セットのエアロパーツでトヨタ純正系で200,000円前後、社外ブランドになると100,000円〜300,000円となりますが、その3点のエアロパーツにそれぞれ塗装費用がまずかかります。
塗装費用のトータルとしては3点セットで50,000円〜70,000円ぐらいがかかりますので、パーツ費用とのトータルでは150,000円〜370,000円ぐらいはかかることになるでしょう。
さらにここに3点セットの取り付け費用が25,000円〜30,000円ぐらいが乗っかってきますので、すべてトータルすると175,000円〜400,000円ということになります。
加えてエアロパーツ1箇所あたりとして考えると1箇所で塗装費用と取り付け費用で25,000円ぐらいはかかるので、3点セットの他にエアロパーツを装着するたびにそれぞれこのぐらいの費用が追加でかかることとなります。
もし社外ブランドなどで車全体にフルでエアロパーツを装着するとなると、塗装費用と取り付け費用で何十万円かかることも考えておかなければなりません。
なおエアロパーツはあらかじめフルで装着した状態の「コンプリートカー」という仕様の車が販売されていますが、これは社外メーカーが新車価格+エアロパーツ価格を追加した形で価格設定しているので基本的には別々に装着するときと費用はそこまで変わりません。
しかしコンプリートカーには多くのメーカーで値引きが設定されていることが多いので、トータル費用から何万円も値引きできる可能性があり場合によってはコンプリートカーのほうがコストメリットがあるでしょう。
またトヨタ純正系のエアロパーツはプリウスの新車購入時にオプションパーツとして設定できるので、エアロパーツ分の費用はかかりますがディーラーでオプション値引きなどが適用されこちらも結構コストを抑えることができるでしょう。