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レガシィB4は雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

スバルといえば、冬に強いイメージがありますよね?

とくにフォレスターやXVなど、SUVモデルは無骨でアクティブで、まさにTHE 4WDといった感じ。

こんなブランドイメージから「セダンのレガシィなんかも雪を走れるの?」なんて思う方もいるんじゃないでしょうか。

というわけで今回は、フラッグシップセダン「レガシィB4」について「雪道でもちゃんと走れるのか?」分析してみました。

ライバル車とも比較してみたので、購入について悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

レガシィB4は雪道での走行性能はトップクラス

スバル レガシィB4

雪道での走行性能を評価するには、いくつかのパートについて考えるとわかりやすいです。

というわけで、ざっくりと「走行性能」「コーナリング性能」「ブレーキ性能」の3項目にわけて、公称スペックを参考に評価したいと思います。

まずは、レガシィB4の諸元をご覧ください。

項目諸元
種類水平対向4気筒DOHC16バルブ
排気量2,498cc
最高出力175PS/5,800rpm
最大トルク24.0kgf・m/4,000rpm
車重1,540kg
全長×全幅×全高4,800×1,840×1,500mm
最低地上高150mm
駆動方式4WD

※水平対向4気筒、DOHCエンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

スバル 水平対向エンジン水平対向4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!エンジンDOHCエンジンとは?仕組み/構造は?ツインカムとの違いとは?!

走行性能の評価

雪道で困るシチュエーションといえば、「アイスバーンでスリップして、発進できない」ということ。雪国にお住まいの方なら、一度は経験がありますよね?

路面が凍結しているときは発進が困難ですし、轍(わだち)が酷いときは足をとられてしまいます。

積雪が多いときは、雪に埋もれて動けなくなることだって…。ただ走るだけでも、雪道にはさまざまな障害があるのです。

雪道でも安心して走れる車とは、どんな能力が求められるのでしょうか?チェックポイントとして、以下3点を挙げてみました。

  • 駆動方式
  • 最低地上高の高さ
  • トルクの大きさ

まず「駆動方式」ですが、雪道ではいうまでもなく4WDが有効です。

レガシィB4に搭載される「シンメトリカルAWD」は優れた機械的機構と電子制御により、前後のトルク配分を適切にコントロールします。これなら雪道でも安定感を失いません。

次に見るのは「最低地上高」です。一般的には150mm以上が、雪道でも楽に走れるラインといわれていますね。

レガシィならちょうど150mmの高さが確保されているので、雪にもしっかり対応できそう。

雪道では「トルク性能」も大事。これは氷上というよりも、雪が深い状況で求められますね。以前のモデルに比べると大人しいですが、それでも24.0kgfというトルクを発揮するので、雪道でもゴリゴリ進んでくれることでしょう。

まとめると、レガシィB4は雪道でも安心して走れるスペックということになります。発進はもちろん、ちょっとした凹凸なら難なくクリアできるでしょう。

スタックした車両を救出できるように、牽引ロープやスコップを積んでおくといいかもしれません。

なおスピードという意味での走行性能については、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はこちらも目を通してみてください。

スバル レガシィレガシィB4は速いのか?加速性能から0-100km/h加速タイムまで解説!

コーナリング性能の評価

走っているレガシィB4

当然「コーナリング性能」も大切です。冬の峠道なんかでは、路肩に突っ込んでいる事故現場をたびたび目にしますよね。1箇所のコーナーで、軽自動車が4、5台横転している状況も珍しくありません。

レガシィは安心して曲がれる車なんでしょうか?この2点を評価してみたいと思います。

  • 車重の軽さ
  • 重心の低さ

コーナリングでも4WDが有利な気がしますが、実際にはそう大差ありません。

このように感じるのは、強くて重いボディを持つ四駆車のほうが、路面を強くグリップできるため。

ようするに、車体がコーナリングフォース(遠心力)に負けないからなのです。コンパクトカーと大型SUVとでは、重量がぜんぜん違いますよね?

しかし、雪道のコーナーでは単純に「重ければ有利」とはいえません。摩擦が極端に少ないため、コーナリングフォースがグリップを超えやすいんです。簡単にいえば、重いほどスリップしやすいということ。

「重心の高さ」もポイントで、コーナーにおいては低いほど有利です。重心が高いと、コーナー旋回中に踏ん張りが効かず、横転しやすくなりますからね。背が高くて足が弱いスペース系の軽自動車は、峠のコーナーは要注意ですよ。

さて、レガシィについてですが、重量はミドルクラスセダンとしては標準的なので、さほど問題はありません。

また、水平対向エンジンといえば低重心がウリですから、コーナーでは安定感があります。総合的に見て、レガシィはコーナーでも安心して走れる車といえるでしょう。(水平対向エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)

水平対向エンジン水平対向エンジン/ボクサーエンジンのメリット5つとデメリット5つ!音がいい?!

ブレーキ性能の評価

雪道において、最重要ポイントといえるのが「ブレーキ性能」です。北海道の冬に起こる事故は、スリップが原因のものがほとんどですからね。

ブレーキシステムの制動力や、タイヤの性能も重要ではありますが、他にもこんなものが関連しています。

  • 車重の軽さ
  • 駆動方式

通常、車重と制動距離の間には大きな差がありません。

なんとなく、重い車のほうが止まりにくい気がしますよね?たしかに重い物を静止させるには、大きなエネルギーを必要とします。

しかし、大きな荷重が加わる分、タイヤのグリップ力も増えるんです。重い車はタイヤサイズが大きいですし、そもそもブレーキシステムが強力だったりしますしね。

つまり、車重はブレーキの制動距離に対して、大きく影響していないということ。

これに関しては、国土交通省が実施した「ブレーキ性能試験」からも判断することができます。

参考 ブレーキ性能試験結果一覧自動車総合安全情報

しかし、これはあくまでもドライ路面における話。雪が積もった道路では適用されません…。

コーナリングの話と同じ理屈で、雪の上では推進力がグリップを超えやすいんです。


少し長い話になりましたが、ようするに「軽い車のほうが止まりやすい」ということ。

コーナリング性能の部分でも触れましたが、レガシィはミドルクラスのセダンとしては標準的な重量なので、ブレーキ時も問題ないでしょう。

このクラスのセダンは重量が重めですが、ブレーキ性能も強めなので、他クラスのモデルともそん色ないブレーキ性能を発揮できるかと思います。

MEMO

もしレガシィB4を買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

レガシィB4の雪道走行での評価

レガシィB4の雪道走行については、みなさんどう思っているのでしょうか?

Twitterから感想をいくつかピックアップしてみました。

有名な話ですが、レガシィやインプレッサは雪道でもトラックを牽引できるほどの駆動力なのです。(インプレッサの性能の詳細は以下の記事をご参照ください。)

スバル インプレッサG4インプレッサは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

これほどの芸当ができるんだから、雪道に弱いわけはありません。

実際、私も北海道でレガシィB4(BE5)に乗っていた時期がありますが、スタックした車を何台も引っ張り上げてきましたよ。

レガシィの長所をまとめたツイートですね。このすべてに納得できます。

シンメトリカルAWDは海外からも大絶賛される機構で、とくに北米なんかではスバル車が本当によく走っているんです。とにかく安定感が秀逸なんですよね。

それでいて、ハイパワーでスポーツ走行もできるんですから、まさに敵なしの一台。

レガシィといえば、実用性の高さでがウリです。その実用性の高さは、「レガシィ アウトバック」「フォレスター」「レヴォーグ」など、様々なモデルが派生していくほど。

※レガシィアウトバックの雪道性能は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。

スバル アウトバックアウトバックは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

セダンモデルのB4も実用性は非常に高いのです。室内が広く手荷物がよく入るので、冬シーズンのお出かけにも重宝しますよ。

NAモデルに絞ったことで、燃費も高水準に仕上がっているため、コスパも申し分ないです。

レガシィB4とほかの車の雪道性能を比較

ここで気になるのは、「ライバル車と比較すると、どうなのか?」ということ。

というわけで、同クラスのモデルと雪道性能を具体的に比べてみましょう。今回、比較対象に選んだのは日産「ティアナ」、トヨタ「マークX」、マツダ「アテンザ」です。

比較しやすいように価格も載せておきましたので、よかったら参考にしてみてください。ちなみに、レガシィの販売価格は302~324万円となっています。

日産 ティアナ

日産 ティアナ

日産から販売されるミドルクラスセダンといえば「ティアナ」ですね。

セダンとしては手ごろな価格ながら、高い質感が魅力的な一台。販売価格は290~351万円に設定されており、レガシィと同じくらいです。

雪道性能はどちらが優れているのでしょうか?

項目諸元
種類直列4気筒DOHC
排気量2,488cc
最高出力173PS/6,000rpm
最大トルク23.9kgf・m/4,000rpm
車重1,460-1,480kg
全長×全幅×全高4,880×1,830×1,470mm
最低地上高135mm
駆動方式 FF

※直列4気筒エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

BMW 直4エンジン直列4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!

以前までは4WDもラインナップされていたティアナですが、現在はFFのみが設定されています。

加えて、最低地上高が1.5cm高いことを考慮すると、雪道では圧倒的にレガシィが有利ということになりますね。

トヨタ マークX

トヨタ マークX

トヨタから販売される、やんちゃなミドルセダンといえば「マークX」です。販売価格は265~385万円ということで、レガシィとは同じくくらい。

北海道では覆面パトカーとしても活躍するモデルですが、雪道性能についてはどうでしょうか?

項目諸元
種類V型6気筒DOHC
排気量2,499cc
最高出力203PS/6,400rpm
最大トルク24.8kgf・m/4,800rpm
車重4,770×1,795×1,445mm
全長×全幅×全高1,510-1,570kg
最低地上高155/150mm
駆動方式FR/4WD

※V型6気筒エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

フェアレディZ V6 エンジンV6エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!

マークXにはFRと4WDの2種類が設定されています。

FRベースの構造ながら優秀な機構ではありますが、レガシィの「シンメトリカルAWD」には一歩及ばない印象ですね。

車重・最低地上高はほとんど互角なので、雪道ではレガシィのほうが強いでしょう。

マークXの雪道性能は以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細まで知りたい方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。

トヨタ マークXマークXは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!

マツダ アテンザ

マツダ アテンザ

最後に比較するのは、マツダのフラッグシップセダン「アテンザ」です。

販売価格は282~420万円となっております。ディーゼルターボによるハイパワーな走りが武器ですが、雪道性能についてはどうでしょうか?

項目諸元
種類水冷直列4気筒DOHC16バルブ ディーゼルターボ
排気量2,188cc
最高出力190PS/4,500rpm
最大トルク45.9kgf・m/2,000rpm
車重1,530-1,600kg
全長×全幅×全高4,865×1,840×1,450mm
最低地上高160mm
駆動方式FF/4WD

※水冷エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。

ポルシェ 水冷エンジン水冷エンジンのメリット5つ!バイクだけでなく車にも搭載されてる?!

駆動方式はFFと4WDの2種類を用意。車重はレガシィと互角、最低地上高は1cmアテンザの方が高いですね。

低速域から大きなトルクを発揮できることもあり、数値の上で見ればアテンザのほうが雪道には適していそう。

スタックしたときはトルクの大きいアテンザが、コーナーでは重心の低いレガシィが有利となるでしょう。とはいっても、どちらも雪に対して強く、優れた性能といえます。

レガシィB4は雪道走行する車としては買いの車

というわけで、レガシィB4の雪道走行についての解説は以上になります。

まとめると、『セダンのなかではトップクラスに雪を走れるモデル』といった感じですね。

オフロードのような荒れた路面を走行するパワーはありませんが、日常レベルの雪道ならかなりの安定感を体感できると思いますよ。

したがって、冬に乗る車としておすすめできる一台といえます。

レガシィについては以下の記事でも解説しているので、これから購入を考えている方はこちらも参考にしてみてください。

スバル レガシィ【画像】レガシィはかっこいいのか?デザインについて徹底分析!スバル レガシィレガシィB4は速いのか?加速性能から0-100km/h加速タイムまで解説!