インプレッサG4はスバルの中型セダンの1車種で、スポーティな車であるインプレッサの派生モデルです。
今回はそんなインプレッサG4のサイズ感や各種寸法についてご説明します。
インプレッサG4のサイズ・寸法と広さ・大きさ
インプレッサはスバルを代表する中型車で、以前よりスポーティなデザインと高い走行性能が人気の車種となっています。
インプレッサは1992年から現在までモデルが継続している長寿モデルで、現行モデルで5代目となっています。
インプレッサはもとからハッチバックとセダンの2つのボディ仕様が用意されているのですが、現行モデルはインプレッサG4がセダンタイプの車種となっています。
ハッチバックタイプはインプレッサスポーツとなっていますが、フロントマスクのデザインやプラットフォーム、エンジンなどは共用で、ボディサイズの違いもあまりありません。
そんなインプレッサG4ですが、ボディタイプはセダンではありますがファストバックセダンに近いボディデザインとなっており、リアウインドウがトランクになめらかにつながる形状となっています。
またトランクルームは車内ともつながっており、ハッチバックタイプの車と同じようなラゲッジスペースの特徴も持っています。デザインは全体的にスポーティなデザインとなっており、若者向けの1台となります。
そんなインプレッサG4ですが、まずは外観のサイズ感を見ていきましょう。
インプレッサG4の外観
まずはインプレッサG4の外観のサイズを見ていきますが、今回はインプレッサスポーツは別にしてインプレッサG4のみの紹介となります。
スペック | インプレッサG4 | |
全長 | 4,640mm | |
全幅 | 1,775mm | |
全高 | 1,455mm | |
ホイールベース | 2,670mm | |
トレッド(前/後) | 1,540/1,545mm | |
最低地上高 | 130mm | |
車両重量 | 1,300kg〜1,400kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 205/50R17、225/40R18 |
リアタイヤ | 205/50R17、225/40R18 | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,400mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約2,000mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕250mm | |
ミラー幅 | 約2,000mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
インプレッサG4の寸法
インプレッサG4は普通車の中型セダンに属する車ですが、普通車の外観サイズには大きく分けて2つの基準があります。
普通車のサイズには5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの2種類があり、エンジン排気量とボディサイズで決まっています。
以前はこの2つで税金額の差がありましたが現在では廃止されており、主にボディサイズの大きなくくりとなっています。
5ナンバーサイズは比較的コンパクトな車というイメージが強く、それに対して3ナンバーサイズは大きめの車というイメージです。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
このサイズ感に対してインプレッサG4の外観サイズは3ナンバーサイズとなるサイズ感で、全幅が1,775mmと5ナンバーサイズを超えているために3ナンバーサイズとなっています。
ですが全長は4,640mmと5ナンバーサイズに収まる全長となっており、車のサイズ感としてはワイドですがそこまで大きな車という印象にはならないでしょう。
また全高に関しては1,500mmを切るサイズ感となっており、車としては結構低めのプロポーションとなっています。
全幅は車内の広さなどを確保するために広めにとってあるのですが、多分に5ナンバーサイズを意識したサイズ感にはなっており中型セダンとしての使い勝手の良さがあります。
インプレッサG4は駐車場に収まるか?
次にインプレッサG4の外観サイズで駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場のサイズには大きく分けて2種類あります。
まず1つ目は一般的な平置きの駐車場で、これは自宅の駐車場や有料駐車場、ショッピングセンターなどで見られるものでそのサイズ感はおおまかに幅が2.5m・奥行き5.0mとなっています。
これに対してインプレッサG4のサイズ感であれば十分駐車場のサイズに収まりますし、全長がそこまで長くないのでバックで駐車する際などにも大変なことは少ないでしょう。
もう一つは立体駐車場というビルのような施設の駐車場で、上下にエレベーターなどで重ねて駐車する関係で車のサイズに対して高さ制限があります。
昔からある立体駐車場は「高さ制限1.57m」という所が多いのですが、インプレッサG4の外観サイズは全高が1.5m以下なので十分駐車は可能です。
立体駐車場の1.57mという制限はセダンやコンパクトカーなどにマッチしたサイズ感で、ミニバンなど背の高い車種では駐車できないものです。
近年は立体駐車場の高さ制限も緩和されてきていますが、いずれにしてもインプレッサG4であれば問題なく駐車できるでしょう。
その他の外観のサイズ感
インプレッサG4の外観サイズで気になる点といえばその最低地上高の低さで、全高の低さと相まってとてもすらっとしたデザインをしています。
車の最低地上高は障害物の乗り越えなどである程度確保しなければならないのですが、一方で低いほうが車の走行時には安定感が増して走行性能が高くなる傾向にあります。
インプレッサシリーズは以前からスポーティな走行性能もメリットの一つとなっており、車の重心を低くして安定感を増すために最低地上高は低めとなっています。
他車のライバル車と比較しても低めに設定されており、インプレッサG4の安定した走行性能は特徴の一つです。
また外観のサイズではありませんが、搭載されているえんじんがスバル伝統の水平対向エンジンで、このエンジンはその形状から低重心にすることが出来ます。
エンジンは車の部品の中では最も重たいので、この水平対向エンジンのメリットと合わせてインプレッサG4の重心が低く安定性が高くなっています。
インプレッサG4の内装
次にインプレッサG4の内装のサイズについて見ていきましょう。
スペック | インプレッサG4 | |
室内長 | 2,085mm | |
室内幅 | 1,520mm | |
室内高 | 1,200mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 492mm |
幅 | 1,151mm | |
奥行き | 1,007mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約900mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約1,000mm |
インプレッサG4の車内の広さ
まずインプレッサG4の車内の居住性についてですが、インプレッサG4は2列シートで5人乗りの車となっています。
インプレッサG4の車内のサイズは2,085mmとなっているのですが、このサイズ感は中型セダンとしては一般的なものとなっています。
居住性を高めた大型ミニバンほど大きくはないものの、シートに座った際の足元空間などは一般的なサイズであり窮屈に感じることはないでしょう。
また室内幅は車の全幅が大きいことで室内も広く取られており、リアシートに3人掛けしても狭すぎることはありません。
室内高については1,200mm確保されているのですが、インプレッサG4は車高が低めになっている車なのにもかかわらず室内の高さは結構大きめに取られています。
これには最低地上高の低さなども関係しており、座席に座ったときの頭上空間も結構楽です。
インプレッサG4のラゲッジルームの広さ
次にインプレッサG4のラゲッジルームの広さを見てみますが、インプレッサG4はセダンなので独立したトランクルームがあります。
トランクルームは車のデザインからラゲッジの高さはあまり広く取れないもので、インプレッサG4でも500mm弱しかありません。
そのためあまり高さが必要な荷物は載せられないのですが、一方でラゲッジルームの幅や奥行きはかなり広々と確保されており、特に奥行きが1,000mm以上あるのはかなり長い荷物でも載せることができるでしょう。
また前述でも触れましたが、インプレッサG4のリアシートはシートアレンジで倒すことができるようになっており、後席シートを倒すとトランクルームとつながった形になります。
そうすればラゲッジルームの奥行きを一気に増加させることが可能で、より長い荷物でも載せることができるでしょう。
その他の内装のサイズ感
インプレッサG4の内装のサイズ感は前述で触れたとおり一般的な広さはありますが、シート特に後席のほうが広々としています。
インプレッサG4のリアシートは3人掛けのベンチシートになっていますが、そのシートの奥行きは前席より少し広めとなっています。
前席もセダン系の車種としては一般的な奥行きは確保されていますが、後席のほうがより快適性は高くなっています。
こういった特徴はセダン系の車種にはよくあるのですが、インプレッサG4はあくまでファミリーカーレベルのセダンなので後席が驚くほど広いというわけではありません。ですがそれでも後席は十分快適なので、家族は結構喜ぶサイズ感となっています。
インプレッサG4の運転
では次にインプレッサG4の運転性について見ていきましょう。
スペック | インプレッサG4 |
最小回転半径 | 5.3m |
ハンドルサイズ | 370mm |
インプレッサG4の旋回性
まず車の運転性について最初に気になるのは小回りがきくかどうかという点で、これには車の最小回転半径が関係してきます。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切り、その後に低速走行した際に車が360°旋回するときに要する半径を表しています。
このスペックが小さければ小さいほど車の小回りが効くのですが、おおよそのスペックでいうと軽自動車が4.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後、中型車で5.5m前後となっています。
これに対してインプレッサG4の最小回転半径は5.3mとなっているのですが、中型セダンとしては十分小回りが効くスペックといえるでしょう。
インプレッサG4は中型セダンの中でも全長が結構短めな車種なので車のホイールベースの短さなどもあって最小回転半径が小さくなっています。
そのため住宅街など狭い道でも扱いやすい車となっており、ファミリーカーとして便利な車となっています。
インプレッサG4の走行感覚
インプレッサG4の走行感覚はセダンとして一般的なものですが、走行感覚は良好です。
インプレッサG4は車のボンネットのサイズであるフロントオーバーハングは結構長めですが、車のデザインは比較的シンプルで車の前方感覚はつかみやすい形状となっています。
セダン系の車種としてはむしろオーバーハングは少なめとなっているので、ライバル車と比べても運転しやすいでしょう。
またフロントウインドウはサイズも大きめで前方視界は良好で、走行時の視界がとても広々としています。
デザイン的にAピラーが寝ている形状となっているので、ドライバーからの左右の視界の妨げになる点も少なく、左右の見通しも良いです。
セダン系の車種なので後方の運転感覚についてはつかみにくい点もありますが、全長が比較的短いので運転自体は難しくないでしょう。
インプレッサG4の車内の運転感覚
インプレッサG4の車内からの運転感覚は前述で述べたとおり前方感覚は良好ですが、後方の視界については少し狭い車です。
インプレッサG4のリアウインドウの広さはフロントウインドウに比べると大幅に狭くなっており、横幅も高さも100mm近く小さくなっています。
そのためインプレッサG4の後方視界はあまり良くはなく、トランクルームもあるので視界の妨げとなる箇所が多いです。
トランクの存在もあるので慣れないうちは後方の運転感覚がわからず、視界もあまりよくないのでバックの際には注意が必要です。
近年は後方にはバックカメラなどの補助装置があるのでリアウインドウの狭さもある程度はカバーできますが、肉眼での確認は死角が多くなっています。
なおハッチバックタイプのインプレッサスポーツのほうが後方視界はまだ良好といえるでしょう。
インプレッサG4のサイズの評判
インプレッサG4のサイズ感はtwitterにもさまざま評価が投稿されており、今回はその中からいくつかご紹介します。
国産セダンで地味に好きなのがインプレッサG4だったりする。大体国内で走ってるインプレッサはハッチバックのインプレッサスポーツばかりなんだけどね。あのちょうどいいサイズ感がいいなと思う。地味だけど。
— もっぴー (@moppppyqqqqom) August 23, 2019
インプレッサG4はインプレッサスポーツより街中で見ることが少ないのは確かですが、この方のようにそのちょうどいいサイズ感が好きという方もいらっしゃいます。
セダン系の車種は大きめの車が多い中で、インプレッサG4は扱いやすいサイズ感となっています。
#乗ってる車名と長所と短所書いてけ
インプレッサG4 (GK7)長所
・視界の良さ(前席の三角窓は神)
・パドルシフトでの変速フィーリング
・アイサイトで長距離も楽チン
・シャープなスタイル
・荷物もよく載る
・後席もかなり広い短所
・燃費悪い
・なかなか終わらない冬場の暖気
・柔らかいサス pic.twitter.com/mMuoGOmX9K— あんどぅー@AZALEA 1st LoveLive!待ってる🐬🌺💮 (@Kaz_0609) March 12, 2020
こちらの方はインプレッサG4のメリットデメリットを比較されていますが、デザインや前方視界の良さは高い評価を得ています。
その反面デメリットについてはサイズ感についてのものはあまりなく、使い勝手は良い車といえるでしょう。
インプレッサG4を他の車と比較
では最後にインプレッサG4と園ライバル車種のサイズ感を比較してみます。
スペック | スバル インプレッサ スポーツ/G4 | マツダ3 ファストバック/セダン | トヨタ カローラ スポーツ/カローラ | ホンダ シビック ハッチバック/セダン | |
価格 | インプレッサスポーツ:2,002,000円〜2,706,000円 インプレッサ G4:2,002,000円〜2,706,000円 | MAZDA3 FASTBACK:2,221,389円〜3,688,463円 MAZDA3 SEDAN:2,515,741円〜3,616,963円 | カローラ スポーツ:169,200円〜2,824,800円 カローラ:1,936,000円〜2,948,000円 | シビック ハッチバック:2,948,000円 シビック セダン:2,761,000円 | |
全長 | インプレッサスポーツ:4,475mm インプレッサ G4:4,640mm | MAZDA3 FASTBACK:4,460mm MAZDA3 SEDAN:4,660mm | カローラ スポーツ:4,375mm カローラ:4,495mm | シビック ハッチバック:4,520mm シビック セダン:4,560mm | |
全幅 | インプレッサスポーツ:1,775mm インプレッサG4:1,775mm | 1,795mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,790mm カローラ:1,745mm | シビック ハッチバック:1,800mm シビック セダン:1,800mm | |
全高 | インプレッサスポーツ:1,480mm インプレッサ G4:1,455mm | MAZDA3 FASTBACK:1,440mm MAZDA3 SEDAN:1,445mm | カローラ スポーツ:1,460mm カローラ:1,435mm | シビック ハッチバック:1,435mm シビック セダン:1,415mm | |
ホイールベース | インプレッサスポーツ:2,670mm インプレッサ G4:2,670mm | 2,725mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:2,640mm カローラ:2,640mm | シビック ハッチバック:2,700mm シビック セダン:2,700mm | |
トレッド(前/後) | インプレッサスポーツ:1,540/1,545mm インプレッサ G4:1,540/1,545mm | 1,570/1,580mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,530/1,530mm カローラ:1,510/1,520mm 1,530/1,540mm | シビック ハッチバック:1,535/1,555mm シビック セダン:1,545/1,565mm | |
最低地上高 | インプレッサスポーツ:130mm インプレッサ G4:130mm | 140mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:135mm カローラ:130mm | シビック ハッチバック:135mm シビック セダン:135mm | |
車両重量 | インプレッサスポーツ:1,300kg〜1,400kg インプレッサ G4:1,300kg〜1,400kg | 1,320kg〜1,470kg ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,300kg〜1,400kg カローラ:1,250kg〜1,440kg | シビック ハッチバック:1,320kg〜1,360kg シビック セダン:1300kg〜1,320kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | インプレッサスポーツ:205/50R17、225/40R18 インプレッサ G4:205/50R17、225/40R18 | MAZDA3 FASTBACK:215/45R18 MAZDA3 SEDAN:215/45R18 | カローラ スポーツ:195/65R15、205/55R16、225/40R18 カローラ:195/65R15、205/55R16、215/45R17 | シビック ハッチバック:235/40R18 シビック セダン:215/55R16 |
リアタイヤ | インプレッサスポーツ:205/50R17、225/40R18 インプレッサ G4:205/50R17、225/40R18 | MAZDA3 FASTBACK:215/45R18 MAZDA3 SEDAN:215/45R18 | カローラ スポーツ:195/65R15、205/55R16、225/40R18 カローラ:195/65R15、205/55R16、215/45R17 | シビック ハッチバック:235/40R18 シビック セダン:215/55R16 | |
室内長 | インプレッサスポーツ:2,085mm インプレッサ G4:2,085mm | 1,820mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,795mm カローラ:1,830mm | シビック ハッチバック:1,910mm シビック セダン:1,930mm | |
室内幅 | インプレッサスポーツ:1,520mm インプレッサ G4:1,520mm | 1,490mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,510mm カローラ:1,510mm | シビック ハッチバック:1,465mm シビック セダン:1,525mm | |
室内高 | インプレッサスポーツ:1,200mm インプレッサ G4:1,200mm | 1,160mm ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:1,155mm カローラ:1,160mm | シビック ハッチバック:1,160mm シビック セダン:1,160mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | インプレッサスポーツ:777mm インプレッサ G4:492mm | MAZDA3 FASTBACK:710mm MAZDA3 SEDAN:540mm | カローラ スポーツ:770mm カローラ:530mm | シビック ハッチバック:780mm シビック セダン:780mm |
幅 | インプレッサスポーツ:1,039mm インプレッサ G4:1,151mm | MAZDA3 FASTBACK:1,020mm MAZDA3 SEDAN:1,000mm | カローラ スポーツ:980mm カローラ:1,150mm | シビック ハッチバック:1,290mm シビック セダン:1,380mm | |
奥行き | インプレッサスポーツ:820mm インプレッサ G4:1,007mm | MAZDA3 FASTBACK:840mm MAZDA3 SEDAN:1,100mm | カローラ スポーツ:800mm カローラ:990mm | シビック ハッチバック:930mm シビック セダン:1,090mm | |
最小回転半径 | インプレッサスポーツ:5.3m インプレッサ G4:5.3m | 5.3m ※「MAZDA3 FASTBACK」と「MAZDA3 SEDAN」で共通寸法 | カローラ スポーツ:5.1m〜5.3m カローラ:5.0m〜5.3m | シビック ハッチバック:5.5m シビック セダン:5.3m |
ですがその前に、インプレッサG4とその兄弟車種であるインプレッサスポーツとのサイズ感を比較してみましょう。
この2車種はボディデザインの違いが最大の差とはなっていますが、外観サイズについてもインプレッサG4のほうが多少全長が長く、全高は低めとなっています。
一方で室内の寸法に関しては全く同一サイズなので、外観のサイズとデザインが変わっているのがわかるでしょう。
またラゲッジスペースに関してはハッチバックタイプであるインプレッサスポーツのほうが広めで、使い勝手は良好です。
この2タイプは全く同じ価格帯で販売されているので、外観サイズやデザインの違いで選ぶと良いでしょう。
では次はインプレッサG4と他メーカーのライバル車種との比較を見てみましょう。
インプレッサG4とマツダ マツダ3のサイズ感の比較
マツダ3はその車名のとおりマツダが販売している中型車種で、インプレッサシリーズと同様セダンとハッチバックの2タイプが設定されています。
セダン系の車種はマツダ3 セダンという車名となっているのですが、その外観サイズはインプレッサG4と非常に近いサイズとなっています。
全長はマツダ3のほうが僅かに長く、全幅に関してはインプレッサG4のほうが少し長めなので、全体的なサイズ感はほぼ同等といえます。また全高はインプレッサG4のほうが少し高めですが、こちらもほとんどかわりません。
また最低地上高はインプレッサG4のほうが低くなっているので、より安定性の高い走行ができます。
また車内の寸法については結構明確な差があり、マツダ3 セダンの室内寸法よりインプレッサG4の室内寸法のほうが全体的に大きめとなっています。
室内長は200mm以上短く、全幅も30mmほど短く、室内高もマツダ3 セダンのほうが低めです。
ラゲッジスペースに関してはマツダ3 セダンとインプレッサG4はほとんど変わらないので、室内の使い勝手に関してはインプレッサG4のほうが良好といえるでしょう。
インプレッサG4とトヨタ カローラのサイズ感の比較
トヨタ カローラは日本の中型セダンの中で圧倒的な人気を持つ車の一つで、インプレッサG4の強力なライバルです。
カローラ自体はインプレッサG4同様の中型セダンですが、カローラにも派生車種としてハッチバックタイプのカローラ スポーツがある点がインプレッサシリーズとの共通点です。
そんなカローラですが外観サイズについてはインプレッサG4よりも全長が短くなっており、全幅についても多少短めのコンパクトなサイズ感です。
全高についてもカローラのほうが低く、全体的なサイズ感はインプレッサG4のほうが大きいといえるでしょう。
そのため車内のサイズも室内長はカローラのほうが短いですが、室内幅に関してはそこまで大差はなく後席の居住性という面では左右のサイズ感は同じです。
またラゲッジスペースのサイズ感についてもインプレッサG4とカローラで大きな差はなく、全長が短いカローラでも車内の使い勝手はほとんど変わらないと言って良いでしょう。
加えてカローラはコストパフォーマンスという面でインプレッサシリーズをしのいでおり、より手に入れやすい車となっています。
インプレッサG4とホンダ シビックセダンのサイズ感の比較
ホンダ シビックは日本を代表する中型車の一つですが、現行シビックにはインプレッサ同様セダン系の車種とハッチバック系のバリエーションがあります。
シビックは以前はインプレッサやカローラと同じくらいの価格帯の車でしたが、現行モデルからはより走行性能を高めるためにワンサイズ大きなボディとなりました。
ですが外観寸法についてはインプレッサG4とシビック セダンでは全長はインプレッサG4のほうが多少長めです。
ですが全幅はシビック セダンのほうが非常にワイドになっており、全体的なサイズ感はシビック セダンのほうが大きくなっています。
車内のサイズに関しては全長の短いシビック セダンのほうが室内長が短く、室内幅もほぼかわらないので居住性の面ではインプレッサG4が優秀です。
またラゲッジスペースに関してもシビックセダンはファストバック式になっている為広くなっており、使い勝手は高い車になっています。
シビックセダンはその外観の押出の強さから大きい車というイメージが根強いですが、比較してみるとそこまで大差はないことがわかります。
なお価格帯についてはシビックのほうがかなり高めとなっていますが、シビックはそもそもセダンとハッチバックでそれぞれ1グレードずつしか設定されておらず安価なグレードはありません。
コストパフォーマンスとしてはインプレッサG4が断然高く、上級グレードでもまだシビックより安価です。
総評
インプレッサG4は国内の中型セダンの中ではスポーティなデザインが特徴ですが、その人気はハッチバックのインプレッサ スポーツには少し劣ります。
しかしセダンとしての使い勝手や車内の広さは十分なほど実用的で、価格も控えめなことから手に入れやすく扱いやすいセダンといえるでしょう。