1分で車を60万円値引きする裏技

ハイエースはかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

トヨタ ハイエースは商用バンのベストセラー車で、その使い勝手の良さはさまざまなシーンで定評があります。

今回はそんなハイエースのデザインについてご説明します。

ハイエースのデザイン

トヨタ ハイエース参考:toyota.jp

トヨタ ハイエースは国内でもっとも売れている商用バンで、商店や企業などで商用車として使われる他にプライベートユースとしても絶大な人気を誇ります。

ハイエースシリーズは1967年から現在までラインナップされている車種で、現行モデルで5代目を数えます。

5代目ハイエースといってもフルモデルチェンジされたのは2004年なのですが、それから現在まで変わらず高い人気です。

それほどまでに長年に渡って人気なのはなによりハイエースの使い勝手が良いからで、商用バンとして広々としたラゲッジスペースを持っています。

またハイエースはその積載性の高さから個人でも運用している人もおられ、アウトドアやレジャーなどで大きな荷物を積み込んで移動するような方にも非常に利便性が高い車となっています。

ハイエースはその魅力であるラゲッジスペースを最大限確保するための構造としてキャブオーバータイプのバンになっており、運転席や助手席が車の一番前でエンジンの上に配置されています。

MEMO

このタイプは商用車としてはよく見られるタイプでスペースが必要なエンジンをシートの下に置くことでその分車内スペースを広げることができ、車の全長をほぼキャビンとして活用できます。

一方でエンジンがキャビンの下にあることで騒音や振動などが伝わりやすく、近年人気のミニバンなどではキャブオーバーバンはほとんどなくなりましたが、商用車がメインのハイエースでは利便性からキャブオーバーバンがコンセプトになっています。

またハイエースには標準仕様の他にボディタイプとしてさまざまなバリエーションがあり、用途や価格などで適切なタイプを選べるのも魅力です。

まずはそのハイエースの最も標準的な仕様からデザインをご紹介しましょう。

ハイエース標準車のエクステリアデザイン

ハイエースはボディのサイズやルーフの高さなどで細かくしようが変わる車種なのですが、それらが全て標準仕様なのが次のモデルです。

ハイエース フロント参考:toyota.jp

ハイエースは運転席と助手席が車の一番前に位置しているため、車のボンネットはなくすぐにフロントウインドウが位置しています。

ハイエースは商用車ではありますが、実用性一辺倒のデザインではなく直線基調ながらスタイリッシュなヘッドライトとグリルのデザインを持っています。

ボディも直線で基本は構成されていますが、フロントマスクやバンパーの角、ルーフへのつながりに多少の曲線が盛り込まれているため、どこか柔らかな印象もあります。

ハイエースにはいろいろな仕様があるのですが、フロントマスクのデザインは基本的にこの標準モデルと同一で、バンパーやルーフの一部が延長される程度なのでどのモデルでもハイエースとしての雰囲気はかわりません。

ハイエース リア参考:toyota.jp

次にハイエースのリアのデザインをご紹介しますが、この仕様はハイエースのもっとも廉価なグレードとなります。

そのためサイドウインドウはなくパネル構成となっていますが、グレードによってはサイドウインドウは装備できます。

リアのデザインについてはシンプルにまとまっている印象で、広めのリアウインドウと後方確認用のミラーなどが特徴です。

またハイエースのリアはコンビランプが上下にまとまっているのですが、これはテールゲートの開口部を最大限確保するためのデザインで、さらにリアバンパーの上側がかなり低い位置になっているので積み込みも楽という実用性を重視したデザインとなっています。

ハイエースは商用車として必要十分なデザインでまとまっているのですが、乗用車としてもアクのないシンプルなデザインで愛好している人もいらっしゃいます。

アウトドアやキャンプ、レジャーなどではこの質実剛健なデザインが好まれているのでしょう。

ハイエース標準モデルのインテリアデザイン

次にハイエースの標準的なインテリアデザインをご紹介しましょう。

ハイエース インテリア参考:toyota.jp

ハイエースは商用車なので実用性が何より重視されているのですが、インパネのデザインについては意外と質感が高いものでまとまっています。

グレードによってはこのように各所にメッキパーツを配したようなおしゃれなインパネとなっており、カーナビの画面もシンプルながらまとまりよく収まっており、乗用車としても十分通用するデザインです。

メーターの配置やシフトレバー、エアコンなどは標準的な配置ですが、ダッシュボードには各所に収納が数多く設けられいるので使い勝手は良好です。

なおエントリーモデルなどではメッキパーツを廃した廉価仕様もあり、商用車ということで飾り気なくコスト重視とすることもできます。

ハイエース シート参考:toyota.jp

ハイエースのインテリアは仕様によって様々に変化できる点ですが、最も標準的な仕様では前席に加えて2列目に3人掛けのベンチシートの配置となっています。

ポイント

その後部には広々としていてフラットで積み込みやすいラゲッジスペースがありますが、荷室が不足しているときには2列目シートを前に跳ね上げる形で折りたたむことでよりラゲッジスペースを拡大することもできます。

このシートの仕様についても乗り心地の良いクッション性のあるシートから、簡易的で薄めのシートでコスト重視にすることもできます。

また後席シートを廃したモデルや、逆にプライベートユースでは3列目シートを設けて乗車定員を増やした仕様なども好まれています。

ハイエースのインテリアはその用途や仕様によって様々に変化させることができるのも利点の一つです。

ハイエースのバリエーション

ハイエースにはいろいろなバリエーションがあってそれによってデザインも変わりますので、いくつか代表的な仕様もご紹介しましょう。

ハイエース フロント参考:toyota.jp

こちらのハイエースは「DX」というモデルなのですが、ハイエースのボディは全長の長いスーパーロングボディとなっています。

また幅も広げてあるワイドボディ、全高もルーフが高くなっているハイルーフで、ハイエースバンの中ではかなりサイズを拡大したモデルとなっています。

フロントマスクやリアのデザインは基本的に標準仕様と同じなのですが、実際にはボディの大型化に伴って各所が伸ばされています。

大きな荷物や背の高い荷物を載せながら、大人数を乗車させるなど多目的な用途にしっかり使えるハイエースになっています。

このロングボディやワイドボディ、ハイルーフ、などはハイエースの各モデルでさまざまな組み合わせが可能で、用途によってそれぞれ1箇所だけ拡大したようなモデルもあります。

ハイエース参考:toyota.jp

またさらに大きくなったハイエースのバリエーションがこのハイエースワゴンで、こちらは多人数乗車をメインとしたミニバスともいえるモデルです。

大きなボディのハイエースの車内に何列ものシートを装備して10人乗りなどが可能な仕様となっており、旅館や保育園の送迎、社用の連絡車などで活躍するモデルです。

こちらのハイエースワゴンもフロントマスクや各所のデザインは基本的に標準モデルのハイエースと同じデザインで、サイズの拡大とシート配置の変更などがされています。

この他にもハイエースはさまざまなカスタムが可能な車種で、トヨタ標準仕様をベースとして用途に応じて改造する場合も多いです。

ハイエースのインテリアのバリエーション

次にインテリアのデザインについてもバリエーションをご紹介します。

ハイエース インテリア参考:toyota.jp

こちらはハイエースの上級グレードのインパネ周りとなりますが、各所にかなり豪華な装飾が加えられており標準仕様とは高級感が大きく違っています。

目を引くのはカーナビ周りやハンドル、ドアハンドル回りにあしらわれた木目調パネルで、もともとメッキパーツだった部分が上質なものに変わることで商用車とは思えないクオリティとなります。

またシフトノブやエアコン周りも落ち着いたカッパーゴールドのような色になっており、質感は高いです。

ハイエース シート参考:toyota.jp

またこの仕様ではシートも質感の高いものに変更されており、ツートンカラーを持つシートは座り心地も良くなっています。

これらの仕様はおもにプライベートユース向けのハイエースのインテリアとなっており、コストパフォーマンス重視でシンプルになっていた商用モデルとの差別化が図られています。

この他各種装備にも乗用車向けのものが盛り込まれたりして実用性よりも普段使いを向上させたりしてあり、ハイエースの魅力を高めています。

これらのハイエースのバリエーションモデルは大きな車なのであまり一般ユース向けではありませんが、素性の良いハイエースをベースとしたモデルなので性能や使い勝手は折り紙付きです。

ハイエースのボディカラー

ハイエースは商用車メインのバンなのでボディカラーについては一般的な乗用車よりもシンプルなのですが、現行ハイエースでは次のようなラインナップとなっています。

ハイエース ボディカラーホワイト
ホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーマイカメタリック
ブラックマイカ
ライトイエロー
ダークブルーマイカメタリック
ハイエースワゴンホワイト
ホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーマイカメタリック
ブラックマイカ
ライトイエロー
ダークブルーマイカメタリック
ベージュメタリック
ラグジュアリーパールトーニング

まず基本的なモデルであるハイエースではボディカラーとしては6色が用意されていますが、商用車としてはベーシックなカラーであるホワイトやシルバーマイカメタリック、ブラックマイカなどが選ばれることが多いです。

これらのカラーは商用車として派手すぎなく商用バンとして十分なカラーですが、実際にはこれらのカラーをベースにして商店や企業のロゴや専用デザインをすることもあります。

その他には乗用車で採用されるホワイトパールクリスタルシャインやライトイエロー、ダークブルーマイカメタリックなどがありますが、これらのボディカラーはプライベートユース向けのカラーといえます。

また派生モデルであるハイエースワゴンにはハイエースに設定された6色に加えてベージュメタリックとラグジュアリーパールトーニングという2色が増えており、どちらもバス的な雰囲気をもたせるカラーとなっています。

特にラグジュアリーパールトーニングなどはツートンカラーになっており、ボディの上側がホワイトパール、下側がゴールド系のカラーになっており、高級感を感じるデザインとなっています。

なおハイエースのボディカラーは商用では基本カラーと言えるものなのですが、事業によってはもっと専用のボディカラーに塗り替えをしたり専用の改造を加えることも多い車なので、そういった用途にはホワイトやシルバーが選ばれがちです。

ハイエースは人気か?

ハイエースは商用メインのバンということで一般的な乗用車の人気とは違うところにあるのですが、商用バンとして見たときにはハイエースの人気は圧倒的です。

現在国内の商用車市場で中型のキャブオーバーバンというと実質的には2車種しか存在しておらず、今回ご紹介しているトヨタ ハイエースの他には日産 NV350キャラバンがあります。

その他に海外車種や少数生産の車を考慮すれば何車種かはあるのですが、オーソドックスで入手しやすい商用バンとしてみると上記の2車種です。

ポイント

ハイエースは現行モデルが2004年から現在まで販売されている長寿モデルであるのに対し、日産NV350キャラバンは2016年にモデルチェンジした車種となっています。

ですが年間の販売台数を見てみるとハイエースは年間50,000台規模であるのに対して日産NV350キャラバンは20,000台規模であり、その割合はハイエースのほうが倍以上を占めています。

実はこれでも割合はかなり均等になってきたもので、以前のキャラバンは10,000台規模でした。

この販売台数の差が商用バンとしての国内シェアにも大きく反映されており、ハイエースのシェアは全体的に見ると7割〜8割近くに登ります。

これにはハイエースの持つ使い勝手の良さや性能、バリエーションの多さなどもありますが、中型のキャブオーバーバンとしてシンプルさとカッコよさを備えたデザインも選ばれる理由の一つです。

ハイエースの評判

ハイエースは商用車ですがそのデザインについてはTwitterにいろいろな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介しましょう。

ハイエースはこの方のおっしゃるように質実剛健で素っ気ないデザインというのはひと目で見てもわかるのですが、それは商用バンとして完成されたデザインということでもあります。

余計な飾り気や特徴的なデザインがない分、いつまでも便利に使える車になっていますね。

こちらの方は実際にハイエースに乗っていらっしゃるようですが、使う度に少しずつカッコよく見えてくるようですね。

ハイエースのデザインはスタイル的なカッコよさがあるわけではないのですが、働き者のカッコよさというようなものを感じられますよね。

このハイエースはプライベートのキャンプ仕様として各所がカスタムされているハイエースですが、標準モデルで飾り気のないデザインのハイエースでもここまでかっこいい車に仕上がるのは面白いですね。

ハイエースはもとが飾り気のないデザインなのでカスタマイズのベースとしては最適であり、実際にキャンプやアウトドア向けのハイエース用のカスタムパーツも多数発売されています。

こういったカスタマイズを楽しめるのもハイエースの面白さです。

ハイエースの欠点

ハイエースのデザインは商用車として必要十分なシンプルなデザインを持っており商用バンとして過不足のない車なのですが、プライベートユースとして考えるとそのスタイルから気になる点もあります。

まずハイエースのようなキャブオーバーバンは運転席や助手席の下にエンジンがあるのですが、エンジンが発生させる騒音や振動は上に伝わってそのまま車内でノイズを発生させます。

そのためハイエースを乗用車として運用していると最新のミニバンやSUVと比べたときに騒音が大きくなってしまい、特に高速道路などではロードノイズもすべて入ってきてしまうので騒音がかなり気になります。

元々がコスト重視の商用車なので吸音材などは最低限に留められており、乗用車メインではないので我慢しなければならない点でしょう。

また車のボディ剛性なども乗用車のバンに比べると低めであり、ドライブをする車ではないので最新の車と比べるときになる点はあるでしょう。

ハイエースの最大の魅力は車内スペースの広さにあって長方形のシンプルなスクエアボディとなっているのですが、車体剛性については快適性を確保するほど上げる必要がないためある程度に留まっています。

特にボディが箱型のキャブオーバーバンは車体剛性を高めるのが難しいこともあり、あまり激しい運転は避けたほうが良いでしょう。

これらの欠点はキャブオーバーバンという今は少し珍しいスタイルのハイエースだから起こっている点であり、商用車としては全く欠点にならないのでプライベートユースでのみ欠点として挙げられるでしょう。

ハイエースの値段

では最後にハイエースバンとハイエースワゴンそれぞれの新車価格と現在の中古車価格をご紹介しましょう。

なお中古車価格については大手中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netで調べています。

ハイエース新車価格中古車本体価格相場
ハイエースバン2,172,500円〜4,118,000円カーセンサー480,000円〜9,490,000円
goo-net398,000円〜9,490,000円
ハイエースワゴン2,875,000円〜4,010,500円カーセンサー630,000円〜9,250,000円
goo-net690,000円〜8,998,000円

まずハイエースバンですが、ハイエースバンと一口にいっても標準的なボディからロングボディやハイルーフ、ワイドボディなどさまざまな仕様が用意されており、それによって価格は2,000,000ENぐらいの開きがあります。

特にプライベート向けの仕様はそのデザインやインテリアなどでコストをかけてあるので比較的価格帯が上になっており、高級仕様などもあります。

ポイント

中古車に関してはハイエースが2004年から販売されているので中古車市場にも台数が非常に多く、安価なものから大幅なカスタマイズ済みでカスタマイズコストが上乗せされた10,000,000円近いものまでよりどりみどりです。

また大きなボディを持って多人数乗りの可能なハイエースワゴンについては標準仕様でもハイエースバンより700,000円プラスですが、最高額についてはそこまで変わりません。

これはハイエースワゴンが最大サイズのボディを持っていたり車内に多数のシートを持つなどの特殊な仕様であるためで、プライベートユースはあまりない車種なので最高額はそこまで高くなっていません。

ハイエースワゴンについても中古車は豊富に存在しており、価格帯も安価なものからキャンピングカーに改造された大型のものまでさまざまです。

ハイエースシリーズはカッコよさを売りにしている車ではないのですが、実用性の高さや積載量の多さでかなり便利な車でもあります。

またカスタマイズカーではカッコよさを前面に押し出したエアロパーツなどもあり、カッコいいハイエースも作り出すことができます。