1分で車を60万円値引きする裏技

コミコミ支払総額20万円以下の15万、10万円の中古車は買っても大丈夫?

中古車を探していると一度は気になる激安中古車、値段は確かに魅力だけど買った後にいろいろ問題があるんじゃないかと気になって、買わないことがほとんどですよね。

今回はそんな激安中古車についてご説明します。

200,000円以下や100,000円くらいの中古車は大丈夫か

一般的に激安中古車の値段は100,000円や200,000円程度の安い値段で販売されていることが多く、とくに問題があるとは書いていないのが普通です。

しかし安いものには理由があるのが世の定め、激安中古車には次の様な特徴があります。

年式が古い

激安中古車の多くは年式の古い車がほとんどで、10年落ち以上の車であることがほとんどです。

一般的に車が古いと考えられる基準の一つが10年経過で、10年経過した中古車の買い取り価格はそれまでと違って大幅にさがります。

9年目までは中古車相場では新車価格の5割程度ですが、10年落ちになると5割を切り、4割かそれ以下になってしまうのです。

車自体に大きな問題がなくても、年式が古いだけで安くなりますので、激安中古車であっても車自体は大丈夫な場合もあります。

必要十分な車を安く買うためには激安中古車も選択肢の一つとなるでしょう。

しかし激安中古車は10年どころか15年、20年落ちのものまでありますので、後述するようないろいろなリスクもあります。

走行距離が多い

トリップメーター

年式とともに激安中古車に多いのが、走行距離の多さです。

10年落ちの年式と同じく古い車の基準の一つに、走行距離100,000km越えというものがあります。

車の走行距離は多ければ多くなるほど車自体が劣化していきますので、走行距離の多さはそのまま中古車価格に反映されます。

特に100,000kmを超えた車の部品はいろいろな部分で交換が必要になっており、それらの費用も考えると中古車価格はガクッと下がります。

たとえ年式が新しくても走行距離が100,000kmを超えた時点で中古車価格は新車の半額以下になります。

激安中古車はもっと値段が安いですので、走行距離も150,000km200,000kmというのも珍しくありません。

この走行距離の多さによるリスクものちほど後述します。

改造するためのベースにはもってこい

車を買う理由は人それぞれですが、世の中には車の改造をして楽しむ人たちがいて、そういった人たちはベースとなる安い車を探しています。

激安中古車はその目的にはピッタリの車で、後々手を入れる為多少の問題は気にしないのです。

改造と一口に言っても、車の外観の変更から、レース用車両への改造までさまざまで、元の値段が安くいろいろいじっても差しさわりのない激安中古車が便利なのです。

そういった用途で車を買う人たちは、自分たちで修理もできることが大半ですので、何か問題があっても自分たちで対処できます。

また自分で買った車を改造してもらうこともできますので、そういった用途には激安中古車は向いているでしょう。

初めての車にももってこい

運転免許を取って初めて車を買うときに、激安中古車を選ぶのは一つの手です。

初めて乗る車というのはどうしてもいろいろなところにぶつけたり、荒っぽい運転をしてしまったりと、運転に慣れるまでにいろいろ起きるものです。

最初から気合を入れてよい車を買うのもよいのですが、せっかくの良い車をぶつけて凹ましてしまうのはもったいないです。

ある程度車に慣れるまで、ぶつけたりこすったりしても気にならない激安中古車に乗るのもよいでしょう。

どんなリスクがあるのか

用途をきちんと考えて買えばコスパのよい激安中古車ですが、やはりそれなりのリスクやデメリットもあります。

激安中古車ならではのリスクもありますので、次のような点に注意しましょう。

年式の古さによるリスク

前述した年式の古さですが、そこからくるリスクがあります。

年式が古くなると、簡単に言えば車のあちらこちらが古くなり、部品の劣化、故障、トラブルが多発することがあります。

車の部品というのは耐久年数10年を目安として設計されている部品が多く、年式の古いげ激安中古車では部品の耐久値を超えてしまっている可能性があります。

可能性の最も高いのはエンジン、車体などに使われているゴム部品で、ゴム部品は10年経過後は硬化したりヒビ割れが発生したりして、本来の性能が発揮できていないかもしれません。

特にエンジンのホースでは内容物が漏れたり、車体のパッキンの劣化で雨漏りしたりと、液体に関係したゴム部品の劣化は大きなトラブルの元です。

その他にもプラスチック類も劣化や色あせが起きますし、車本体の塗装なども色あせが起きたりします。

激安でしかも古い車であれば仕方ないことではありますが、最低限重要なゴム部品だけは交換してある車でないと、安心して乗ることはできないでしょう。

走行距離の多さによるリスク

走行距離が多いことによるリスクも、やはり部品の劣化によるものです。

車の部品、特にエンジン部品は一定の走行距離までの保証で設計されている部品が多く、次の部品は走行距離が80,000km100,000kmあたりで交換が必要な部品です。

  • タイミングベルト
  • 補器ベルト
  • エアコンコンプレッサー
  • オルタネーター
これらの部品はエンジンとともに回転している部品で、走行距離が多くなればなるほど劣化が進んでいきます。

またエンジンの主要な部品も走行距離100,000kmで交換する部品も多く、100,000kmを目安として各所部品交換が必要となります。

激安中古車は値段が安いため、こういった部品の交換費用まで入っていない可能性があり、部品が古いままかもしれません。

走行距離が100,000kmを超えているからと言ってすぐ壊れるわけではありませんが、トラブルが多発する可能性は常に考えておかなくてはなりません。

激安中古車は購入時に安くても、アフターサービスやメンテナンスで費用が掛かってしまう可能性が大いにあるのです。

事故車である可能性

事故車

車が激安な理由は、年式や走行距離だけではありません。中には過去に事故にあって修理された車である場合があります。

事故車とは

一般的に「事故車」や「修復歴あり車」と呼ばれる車ですが、過去に車の主要部分に係る事故にあって、大幅な修理がされた車のことを呼びます。

一応修理はされたものの、車両の主要部分のダメージは取り切れてないこともあり、その影響が車両の安定性や操作性、安全性などに残っていることがあります。

そうすると車がまっすぐ進まなかったり、異常な音や振動があったりと、普通では考えられないトラブルに発展することもあります。

大抵の中古車屋さんでは事故車にはきちんと表示がされており、車が事故車かそうでないかはわかるようになっています。

修復されたと分かっていたとしても事故車はなんとなく乗りたくない人が多いので、値段は下げざるを得ず、100,000円以下であることもあります。

事故車はトラブルに注意

事故車にトラブルが出るかどうかは車次第ですので、良く確認の上問題なさそうであれば買うのも悪くはありません。

しかし買った後にトラブルが出ることはありますので、そこは注意しておきましょう。

また一部の悪徳業者が、事故車であるにもかかわらず普通の中古車として販売している例が少なからずあります。

その場合も不自然に値段が安い場合が多いので、事故車の表示のない激安中古車はその可能性も考えなくてはなりません。

そのほかのトラブル暦のある車

車の過去のトラブルで多いのはやはり事故ですが、それ以外にも水没や人の生死にかかわるトラブルなど、車を安くせざるを得ないトラブルがあります

水没によるトラブル

水没は例えば洪水にあったり、水に関係する事故にあったりして、車が水没したことを指します。

水没するとエンジンの内部にまで水が入ったり、車内のシートや内装などが水に濡れてしまったりするので、それに関係するトラブルが発生してきます。

具体的にはエンジン部品の故障が起こったり、シートの濡れた箇所でカビが生え車内がカビに汚染されたりと、割と見えない箇所に問題があったりします。

死亡事故にかかわった車

他に考えられるトラブルとして、人身事故や自殺などに関係した車の可能性が考えられます。

事故は事故でも人身の場合、車側には大きな破損がないことがあり、事故車扱いにはならないことがあります。

しかしそうは言っても人が死んだ車に乗るのは心情的に大きなマイナスですので、そういう過去がある車はどうしても値段が下がります。

また少ないケースですが自殺に使われた車なども大きなマイナス要因です。

こういった事情のある車は特に説明のないことも多く、価格の安さが唯一見分ける手段と言えるでしょう。

気になることがあれば、中古車屋さんに聞いてみるしか確認のすべはありません。(それでも事情を伏せられることもありますが)

車両価格は安くても諸経費が多い

激安中古車は価格の上では安く見えても、登録や車検などの諸経費を計算すると結局高くなってしまうことがあります。

例えば「車両価格100,000円、車検切れ、点検整備別途」となっている車の場合、車を買って走り出すまでに、次の様ないろいろな手続きが必要です。

それにはそれぞれ費用がかかりますので、最初は100,000円で買えると思っていた車がじつは200,000円~300,000円かかってしまうことも珍しくありません。

諸経費の一般的な費用は次の通りで、合計すると諸経費だけで100,000円~150,000円近くかかってしまいます。

車検費用70,000円~100,000
登録費用15,000円~30,000
点検整備費用15,000円~30,000

また部品交換などが発生した場合、これ以上費用がかかることがあります。激安中古車ではあとからトラブルが発見されることもあるので、その可能性は多いにあります。

安く買えると思っていた車が実は高かったということは珍しくないので、車の状況を確認し、見積書などもしっかり見るようにしましょう。

なお、正しいやり方で値引き交渉をすれば車体価格以外の値引きも望めます。

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どうしても欲しい場合

さまざまなトラブルやリスクの可能性のある激安中古車ですが、安さ以外は割り切って買おうとする場合には、次の様なポイントを抑えておくのが肝心です。

部品交換が行われている車を選ぶ

車のエンジン

激安中古車で危ないのは部品の劣化によるトラブルの発生です。それを防ぐには、定期交換が必要な部品が交換済みの中古車を選ぶことです。

前述したタイミングベルトやゴム部品など、10年、100,000kmで交換が必要な部品が交換されていれば、その後も最低限安心して乗ることができる車ということです。

いくら中古車屋さんが大丈夫と言っていても、部品はいつか壊れるのが当たり前ですので、事前に交換されていることほど安心なことはありません。

激安とは言っても部品交換がされているなら、多少値段が高くてもそちらを選ぶべきでしょう。

事故車、水没車などの過去のトラブルを確認する

事故車であれば普通は表示がされていますが、水没などではあまり表示されていないことも多く、激安中古車がなぜ安くなっているのか、理由をしっかり確認しましょう。

走行距離の多さや年式の古さであれば理由としてははっきりわかりますが、そうでない場合には必ず別の理由があるはずです。

販売している中古車屋さんに問いただせば理由は教えてくれると思いますし、もし歯切れの悪い回答であれば買わなければよいだけです。

理由のはっきりしない激安中古車はトラブルの元ですので、分からない以上は絶対買わないようにしましょう。

諸経費込みの総支払額を確認しておく

中古車を探しているときには、かならず見積書を取って諸経費込みの支払総額をかくにんして、予想以上に高くないかどうか見ておきましょう。

見積書は一時的なものではないので、有効期間中であれば中古車店は責任をもって見積書通りの費用で販売しています。

見積書をしっかり確認しないまま、流れで購入を決めてしまわないように気を付けましょう。

また見積書にも細かい項目がいろいろありますので、一つ一つ精査して余計な費用がないかどうかしっかり確認しましょう。

初期保証がある中古車店で買う

新車ほどではありませんが、中古車にも初期保証が付いていることがあります。

期間は購入後1か月~3カ月と短いものですが、購入前にわからなかったトラブルが発生した時の保険になります。

中古車の保証があるかどうかは中古車店さんによって違いますし、期間や保証内容もさまざまです。

保証がないのは論外ですが、購入後一週間とか主要部品のトラブルのみ保証、という内容では激安中古車に対してはあまり意味がありません。

せいぜいで1か月の保証期間で、保証内容もあまり制限のないものが望ましいです。

多少費用に保証費用が必要になるかもしれませんが、トラブルが多い激安中古車ですので、有料でも保証を付ける意味は大いにあるでしょう。