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タントの荷室の良い点7つと悪い点2つ!荷物収納スペースが広くて充実?

ダイハツ タントは軽自動車のトールワゴンで、車内スペースの圧倒的な広さが特徴です。

今回はタントのラゲッジスペースについてご紹介します。

タントの荷室・トランクの容量・寸法

ダイハツ タント参考:www.daihatsu.co.jp

ダイハツ タントはダイハツの人気軽自動車の1車種で、全高が高いトールワゴンタイプの軽自動車となります。

現行モデルのタントは4代目となるのですが、箱型ボディとスペース効率に優れたデザインは代々受け継がれてきたタントのコンセプトです。

タントの特徴は全高の高さによる車内スペースの広さにあり、特に室内高が高いので頭上空間が圧倒的に広くて解放感があります。

またバリエーションとしてフロントマスクデザインなどが違うタントカスタムもありますが、車内の広さやラゲッジスペースの広さなどは同一なのであわせてご紹介します。

ではタントの大まかなサイズ感やラゲッジスペースのサイズなどについてご紹介します。

スペックタント
乗車定員4名
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,755mm
室内長2,180mm〜1,910mm
室内幅1,350mm
室内高1,370mm
ラゲッジルーム高さ1,060mm
1,000mm(タイヤハウス間)
1,200mm(サイドトリム間)
奥行きセカンドシート展開時:300mm〜500mm
セカンドシート収納時:1,400mm(フロントシート背面〜テールゲート)
フロントシート収納時:約2,000mm(フロントダッシュボード〜テールゲート)
ラゲッジ容量
運転席寸法高さ1,370mm
約675mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ1,370mm
約675mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ1,370mm
約1,200mm
奥行き約1,000mm

タントは軽自動車なので車のサイズは軽自動車規格で決められており、全長や全幅は軽自動車規格ギリギリのサイズ感となっています。

一方で全高は規格にゆとりがあるためかなり背の高い車になっており、1,755mmは軽自動車の乗用車の中ではトップクラスの高さになっています。

車内スペースに関しても全体的に居住性の良い広さがあり、シートの足下スペースや頭上空間にゆとりがあって軽自動車とは思えない快適な車になっています。

ポイント

そんなタントの標準的なラゲッジスペースはセカンドシートから後ろのスペースになり、テールゲートまでの間のサイズが300mm程度のサイズなのである程度狭めのラゲッジスペースとなります。

ですがタントにはセカンドシートの前後スライド機能があり、この機能によって標準ラゲッジスペースの奥行きを500mmぐらいまで広げることが可能となっています。

またスクエアボディでスペース効率に優れたデザインのため、ラゲッジスペース内の高さや横幅は最大限確保されていて広いサイズになっています。

ではこのタントのラゲッジスペースについて詳しくご紹介しましょう。

タントの荷室・トランク・荷物収納スペースの良い点

タントのラゲッジスペースには次のような良い点があり、使い勝手の良いスペースになっています。

スライド機能で使い勝手の良い標準ラゲッジスペース

タントの標準的なラゲッジスペースは使い方によってスライド機能でサイズの調整ができるので、利便性の良い仕様となっています。

タントの標準的なラゲッジスペースはセカンドシートの前後位置でサイズの変わる仕様であり、もっともセカンドシートが後ろにスライドされているとラゲッジスペースの奥行きは300mm程度です。

このサイズは見た目的にも結構狭めに映るサイズであり、前後方向に大きな荷物は載せられません。

しかし普段の買物の荷物ぐらいならば十分に積み込めますし、タントのラゲッジスペースは横幅が広いので横積みするなど工夫することでも対応が広がります。

なによりセカンドシートが後ろにスライドされていると後部座席の居住性がかなり良くなりますので、普段はこの位置でつかうことが多いでしょう。

MEMO

一方でセカンドシートを1番前にスライドすると、シートの足下空間が詰まってぎりぎり座れるぐらいのサイズとなります。

その代わりラゲッジスペースの奥行きが500mm程度となるため結構サイズが広くなり、スーツケースなどを横積みしたりする広さは確保できます。

またタントのラゲッジスペースは高さも広いので、ベビーカーや車いすなども立てたまま積込むことが出来、ファミリーカーとして便利に使える車となります。

さすがにゴルフバッグのようなかさばるものは横積みにしてもなかなか積み込みづらいですが、軽自動車の標準的なラゲッジスペースとしてはスライド機能のおかげでかなりフレキシブルに活躍できるものとなっているでしょう。

シートアレンジによって広がるラゲッジスペースサイズ

タントのラゲッジスペースはシートアレンジでそのサイズを拡大でき、より大きな荷物も積み込めます。

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

タントのラゲッジスペースはセカンドシートの位置でサイズが変わりますが、さらにセカンドシートを収納することでラゲッジスペースの拡大ができます。

タントのセカンドシートは背もたれ部分を前に折りたたむことで収納することができ、セカンドシートのスペースもラゲッジスペースとして使えます。

このモードでは助手席の背面からテールゲートまでの間がラゲッジスペースになりますのでその奥行きは1,400mm程度あり、かなりの長物まで積込むことが出来ます。

このサイズがあればゴルフバッグなども満足に積込むことが可能であり、2つ〜3つぐらいは積載できるでしょう。

またタントのセカンドシートは左右分割式のシートになっており、左右どちらかの座席だけを収納することも出来ます。

セカンドシートをすべて倒してしまうと乗車人数が2名となってしまうので、片方の座席だけを残すことで乗車人数を3名としながらもう片方で奥行きのあるラゲッジスペースが使えます。

左右分割式シートと前後スライド機能によってフレキシブルにラゲッジスペースを調整できるので、普段使いから旅行やレジャーなどにもさまざま対応できる車となっています。

軽自動車でここまで対応できる車は珍しく、使い勝手の良い軽自動車になっています。

助手席シートのスライドによってかなりのサイズのものが積み込める

タントのラゲッジスペースではセカンドシートまでだけではなく、助手席についてもスライド機能によってラゲッジスペースの一部にすることができます。

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

タントは軽自動車にしてはかなり珍しく運転席や助手席にも長いスライド機能がそなわっており、運転席は540mm、助手席は380mmもの前後スライドができて色々な使い方ができます。

後ろにスライドさせれば乗降性を向上させたり足下空間を広げたり出来るのですが、逆に前側にスライドすればシートを収納したような形になります。

ポイント

助手席シートを1番前までスライドさせると座ることはできなくなりますが、その分奥行きがかなり広くなってセカンドシート以降のシートアレンジとつなげることができます。

助手席シートのスペースまで使うとラゲッジスペースの奥行きは2,000mmを超えるとても長いスペースを利用することができ、大型のサーフボードやゴルフバッグ、木材などを積み込めるスペースが確保できます。

助手席のある部分は一段低い位置が床面となりますので収納したセカンドシートの上面とは段差がありますので、積み込み方には多少工夫は要るでしょう。

ですがこの部分の隙間を活用すると自転車を積込むことが可能となり、うまく自転車の前輪をこの隙間部分に収めておけば安定して固定しながら軽自動車に満足に積載できるでしょう。

ラゲッジスペース上面がほぼフラットにでき積載性は良い

タントのラゲッジスペースはシートアレンジ後のスペースをフラットにでき、荷物の積載性は良い車です。

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

タント ラゲッジ参考:www.daihatsu.co.jp

まずタントのラゲッジスペースではセカンドシート後ろの標準ラゲッジスペースが完全にフルフラットになっており、専用のデッキボードで覆われているため凹凸もない形状です。

タイヤハウスで一部狭くなる部分はあるものの基本的なスペースはフラットなので荷物を安定感を持って積み込めます。

タントのセカンドシートは前後スライドできるのですが、スライド位置に応じてパネルが斜めに覆うようになっているので最も前側にスライドしたときには少し斜めの部分が表れます。

またセカンドシートをシートアレンジで収納した際にはシート全体が倒れるのでその上面がフラットになり、セカンドシートスペースはほぼフルフラットといって良いでしょう。

ただしセカンドシート部分と標準ラゲッジスペースの間にはシートの厚みの段差があり、標準的な仕様では全体がフラットにならずに段差があって荷物が引っかかったりします。

MEMO

そこで活用できるのが標準装備されているデッキボードで、デッキボードを一度取り外してから足を展開し、一段高い位置に標準ラゲッジスペースの床面位置を持ってこれます。

この仕様でラゲッジスペース全体がフルフラットになり、スムーズな荷物の積み込みが可能となります。

デッキボードの展開は少し面倒ではありますが、実際そこまでフルフラットな面が必要なシーンも少ないので必要なときだけ活用できれば十分です。

また足を展開したデッキボード部分は耐荷重が低めとなりますので、重たいものを積み込むときには注意が必要です。

大きめのサイズのアンダーラゲッジボックス

タントの標準ラゲッジスペースはデッキボードの取り外しが出来るのですが、取り外した場合には床下のアンダーラゲッジにアクセスできます。

アンダーラゲッジは床下に設けられた収納スペースで、最近の車デは小さい車でも標準装備されることが多くなってきた機能です。

アンダーラゲッジには普段使わないような小物類や目立ちたくない工具類を収めておくスペースとなっており、タントにも標準ラゲッジスペースの下にスペースが設けられています。

タントの場合にはアンダーラゲッジにアンダーラゲッジボックスが装着された状態となっており、防水性のあるボックスなので靴など汚れやすいものを収めておくのにもぴったりです。

また前述のデッキボードを立てた状態にしておくと車の後部から直接アンダーラゲッジに手を入れることの出来るスペースもでき、ラゲッジスペースを上下2段にして使い分けることができます。

これに加えてデッキボードを取り外したままにしておくと、アンダーラゲッジは標準ラゲッジスペースの高さを増やす使い方が出来ます。

タントのラゲッジスペースは上下スペースがそこそこ広いのですが、さらに背の高いものを積み込みたいときや横倒しできない植木などを積み込むときに便利に使えます。

デッキボードを取り外せばアンダーラゲッジの深さである100mm程度は高さを増加できるので、うまく使い分けることで荷物の積み込み易さが向上するでしょう。

ピラーレスドアによってサイドからも積み込み可能

タントの特徴的な構造として助手席とセカンドシートの間に「ピラー」という支柱がないことで、ピラーレスドアの採用によって荷物の積み込みもしやすくなっています。

一般的な車ではドアのある部分にはボディ補強のための支柱があり、これをピラーと呼んでいます。

タントのような5ドアの車ではフロントシートとセカンドシートの間のピラーをBピラーと呼んでいますが、Bピラーはボディ剛性の確保が出来る一方で乗員の乗り込むスペースをある程度制限しています。

ポイント

そこでタントではボディの設計から助手席とセカンドシートの間の左のBピラーのみなくした構造としており、このピラーレスドアによって車の左側から乗り込むときにとても大きな開口部を開けます。

タントは助手席やセカンドシートの前後スライドが出来るため、これと組み合わせればかなり乗り込みやすい車となっています。

このピラーレス構造は荷物を積み込む際にも有利で、セカンドシートを収納したシートアレンジ後のスペースに左ドア側から荷物を積み込むのが楽です。

Bピラーがあるとこれが障害となってあまり大きなものを積み込めないのですが、タントのようにピラーがなければ大きな物や長いものも楽に積み込めます。

助手席シートを1番前にスライドさせておけば最大限積み込みのためのスペースが作れますので、かなり実用的な機能といえるでしょう。

テールゲートの開けない狭い場所での積み込みや、道路に駐車しての積み込みなどの際にはドア側から積み込むと便利になるでしょう。

使い勝手の良いラゲッジ周りの装備

タントのラゲッジスペースにはいくつかの装備が揃っており、使い勝手の良い機能となっています。

まずタントのセカンドシートは前後スライドやシート収納ができますが、そのうちシート収納についてはラゲッジスペース側から操作できます。

シートの肩部分にレバーがあるのですぐに操作が出来、ラゲッジスペースを広げたいときにはスムーズに操作ができますし、左右どちらかのシートだけでも倒せます。

スライドに関しては現行モデルの初期型ではシート側からの操作のみとなるのでラゲッジスペース側から調整はできませんが、基本的にスペースが欲しいときにはシートを倒せばよいでしょう。

しかし2022年のマイナーチェンジでセカンドシート背面にスライド用のレバーが設定されたため、最新仕様ではより使いやすくラゲッジスペース側からのスライドが可能になったのはうれしい点です。

その他の装備としてはまず照明が車内にあり、セカンドシートの上にあるので直接ラゲッジスペースを照らすものではありません。

それでも夜間にはラゲッジスペースを含めた後ろ部分を照らしてくれるので使い勝手は悪くなく、ある程度の見通しはできるでしょう。

さらにラゲッジスペースの左右には合計4箇所のユーティリティフックがあり、荷物の固定のためにここにロープやネットをひっかけて利用できます。

タントの荷室・トランク・荷物収納スペースの悪い点

タントのラゲッジスペースでは次のような点が気になる部分であり、場合によっては使い勝手が悪いところです。

シートアレンジ後の上面に凹凸や隙間が多い

タントのラゲッジスペースではシートアレンジによって広いスペースを活用できるのですが、荷物を載せるスペースとしては段差や隙間が気になります。

まずなんといってもタントはセカンドシートを収納した際に段差が生まれてしまう構造であり、最近の車種にしては段差が大きめで気になる部分です。

段差部分には前述したデッキボードを立てる機能でフラットにすることはできるものの、デッキボードの耐荷重が20kgなので重量のあるものを積み込むときには利用できません。

その際はデッキボードを立てずに段差のある部分に重たいものを積み込まなければならないので、フラットなスペースが欲しいシーンで必ずしも活用できないのが残念な部分です。

またタントでは助手席シートを前にスライドすることでもラゲッジスペースの奥行きを広げられるのですが、その際にはセカンドシートから前の部分は隙間のある部分となるので荷物を直接載せられるわけではありません。

またセカンドシートの前後スライド位置によってもシートの前に隙間が生まれますので、実質的に荷物を載せられるのはセカンドシートの部分までとなります。

そのため荷物によっては前側の隙間部分に落ち込んでしまうことがあり、荷物の積み込みや積み下ろしの際に結構苦労することでしょう。

ラゲッジスペースに防水性がなく汚れには弱い

タントのラゲッジスペースには全体的に防水性はなく、汚れに対してはあまり強くありません。

タントのラゲッジスペースは標準ラゲッジスペースの上面やシート上面が柔らかめの素材で覆われており、乗用車のラゲッジスペースとしては標準的な装備です。

柔らかい素材であれば荷物および車体への傷つきを防ぐ効果があって便利ですし、荷物を前後にスライドさせても傷が付かないので普段使いでは十分使い勝手は良いです。

注意

ですが水で濡れたものや泥が付いたものを積み込むとシミになってしまうことがあり、シミになったあとの掃除も大変です。

タントのラゲッジスペースは基本的に普段使いなのでそこまで汚れたものを積み込むシーンは少ないですが、キャンプやアウトドアでの帰りの荷物の積み込みのときには気をつけなくてはなりません。

またタントでは最大限シートアレンジを行えば自転車も積み込めるほどのスペースが作れるのですが、自転車を積み込むときにも汚れに対しては気をつけなくてはならないでしょう。

もし汚れたものを積込むことがある際にはあらかじめ防水シートなどを敷いておくとよく、汚れが付いても対処しやすいようにしたほうが良いです。

タントの荷室・トランク・荷物収納スペースの口コミ・評判

タントのラゲッジスペースについてtwitterでもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方はタントのラゲッジスペースについて少し狭いと感じていらっしゃるようで、ファミリーカーとして厳しいという評価ですね。

タントのラゲッジスペースの使い方は家族家族で違うものとなるので一概には言えませんが、少し大きなものを積込むシーンが多かったり大人数乗りをするときには気になることはあるでしょう。

こちらの方はタントのラゲッジスペースにベビーカーと積み込んでおられ、その際にセカンドシートのスライド機能を活用していらっしゃいます。

ベビーカーは満足に積み込めるものの、その反動としてセカンドシートからシートベルトまでの距離が長くなり装着しづらいというデメリットもあるようですね。

総評

ダイハツ タントは軽自動車のトールワゴンの人気車種で、動力性能や車内スペースの広さなど小さい車ながら利便性が高い車種となっています。

ラゲッジスペースに関しては普段使いには十分なサイズですし、いろいろなシーンに対応するためのシートアレンジ機能なども充実しています。

軽自動車なので多少気になる部分はあるものの実用性は十分ですので、幅広い年齢層の方におすすめできる1台です。